ブランデンブルクのおうしゃく座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/26 15:39 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ブランデンブルクのおうしゃく座(ブランデンブルクのおうしゃくざ、ブランデンブルクの王笏(王杓)座、Sceptrum Brandenburgicum)[1]は、1688年にドイツの天文学者ゴットフリート・キルヒが作った星座の1つ。現在のエリダヌス座の一部にあたる[2]。国際天文学連合が選定した現在の88星座には選ばれていない。
1688年にブランデンブルク選帝侯となったフリードリヒ3世(のちの初代プロイセン王フリードリヒ1世)を記念して、同年に刊行された科学誌 Acta Eruditorum の中の星図で初めて発表された。しかし、その存在は1782年にヨハン・ボーデが星図に描くまでほとんど忘れ去られていた[2]。ボーデはウラノグラフィアにもこの星座を描いている。
現在のエリダヌス座53番星は、この星座に含まれていた星の中で最も明るいことから、ラテン語で「王笏(おうしゃく)」を意味する Sceptrum という名でも呼ばれる。
脚注
- ^ 原恵 『星座の神話 - 星座史と星名の意味』 (新装改訂版) 恒星社厚生閣、1996年6月30日、268頁。ISBN 4-7699-0825-3。
- ^ a b Ian Ridpath. “Star Tales - Sceptrum Brandenburgicum”. 2014年4月29日閲覧。
|
ブランデンブルクのおうしゃく座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 05:48 UTC 版)
「現存しない星座」の記事における「ブランデンブルクのおうしゃく座」の解説
エリダヌス座53番星は、かつて所属していたブランデンブルクのおうしゃく座 (Sceptrum Brandenburgicum) から、王笏を意味するSceptrumの別名で呼ばれている。
※この「ブランデンブルクのおうしゃく座」の解説は、「現存しない星座」の解説の一部です。
「ブランデンブルクのおうしゃく座」を含む「現存しない星座」の記事については、「現存しない星座」の概要を参照ください。
- ブランデンブルクのおうしゃく座のページへのリンク