M6迫撃砲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > M6迫撃砲の意味・解説 

M6迫撃砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 20:09 UTC 版)

イタリア陸軍M6H-895

M6迫撃砲は、オーストリアのヒルテンベルガー社(Hirtenberger)が設計した軽迫撃砲コマンド迫撃砲)。

この迫撃砲はトリガー発射式の曲射弾道、直接照準迫撃砲であり、1人で射撃が可能で、迅速な展開を要する火力要求を満たすことを目的に開発された。高機動運用されるこの砲は、一般的な60mm迫撃砲弾の全種類を発射することができる。

バリエーション

  • M6C-210

陸上自衛隊水陸機動団偵察戦闘大隊普通科教導連隊が60mm迫撃砲(B)として使用する。

  • M6(H)-640

640の砲身での射撃は、最大作動ガス圧が550barに制限されているため、使用は装薬5までに制限されている。イギリス陸軍の機械化小隊は現在、武器の一部としてM6-640を使用している。

  • M6(H)-895

M6-895は、イギリス陸軍の緊急運用要件 (UOR) として調達された。1分間に1~12発の速度で直射および間接射撃で発射できる。L9A151mm軽迫撃砲の代替として採用された。 2016年には、アフガニスタンでの作戦の後、イギリス海兵隊のコマンド部隊とパラシュート連隊部隊だけがこれらの迫撃砲を使用することが発表された。

  • M6(H)-1000

諸元・性能

オランダ海兵隊 M6-895 IR照明弾
  • M6C-210
重量
5.1kg[1]
砲身
81.5cm[1]
口径
60mm[1]
発射速度
15発/分[1]
有効射程
1,600m[1]
最大圧力
250bar[1]
使用可能弾種
榴弾(HE)、照明弾発煙弾

M6C-640T

全長
825mm
重量
6.2kg
総重量
11.2 kg(バックパック (2.2 kg) と補機用バッグ (2.8 kg) )
装薬2の最大射距離
1,384 m
装薬3の最大射距離
1,921 m
使用可能弾種
榴弾(HE)、IR照明弾、発煙弾

M6(H)-640

バイポッド重量
9.3kg(H:12.5kg)
ベースプレート重量
4.8kg(H:4.7kg)
砲身重量
4.5kg(H:4.6kg)
総重量
18.6kg(全高:21.8kg)
砲身長
722mm(H:729mm)
装薬1での最大射距離
464m
装薬2の最大射距離
1,384 m
装薬3の最大射距離
1,921 m
装薬5の最大射距離
2,872 m

M6(H)-895

バイポッド重量
9.3kg(H:12.5kg)
ベースプレート重量
4.8kg(H:4.7kg)
砲身重量
5.4kg(H:5.5kg)
総重量
19.5kg(全高:22.7kg)
砲身長
977mm(H:984mm)
装薬0の最大射距離
561 m
装薬2の最大射距離
1,524 m
装薬3の最大射距離
2,100 m
装薬5の最大射距離
3,154 m
装薬6の最大射距離
3,610 m
最大作動ガス圧
650 bar

M6(H)-1000

バイポッド重量
9.3kg(H:12.5kg)
ベースプレート重量
4.8kg(H:4.7kg)
砲身重量
5.8kg(H:5.9kg)
総重量
19.9kg(全高:23.1kg)
砲身長
1082mm(H:1089mm)
装薬0の最大射距離
579 m
装薬2の最大射距離
1,710 m
装薬3の最大射距離
2,401 m
装薬5の最大射距離
3,365 m
装薬6の最大射距離
3,933 m
最大作動ガス圧
650 bar

採用国

脚注

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  M6迫撃砲のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M6迫撃砲」の関連用語

M6迫撃砲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M6迫撃砲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM6迫撃砲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS