64式81mm迫撃砲とは? わかりやすく解説

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64式81mm迫撃砲

64式81mm迫撃砲 緒元性能
口径

81mm

砲身

1.294mm

重量 約52.0kg
発射方式 固定銃針(落下発射
砲架 二脚
装填方式 砲口装填
俯仰 40~85度
発射速度 持続18発/分
  最大30~35発/分
最大射程 約3.500m(HE)(M43A1 8号装薬
製作 豊和工業
備考  
米国ではM1の性能を向上させたM29をすでに開発装備しているが、わが国でもこれをもとに国産した。運用性能的に大差はないとされているが、同砲の特徴としては、M1に比較して全備重量大幅に軽量化し、全周射界をもつなど機動性向上がはかられている。

64式81mm迫撃砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/15 15:13 UTC 版)

64式81mm迫撃砲(ろくよんしき81ミリはくげきほう)は、陸上自衛隊迫撃砲[1]

概要

アメリカ製のM29 81mm 迫撃砲を元に国産化されたもので、製造は豊和工業が行った[1]

64式81mm迫撃砲
原型となったアメリカ製M29迫撃砲

主に普通科中隊の迫撃砲小隊に配備されており、中隊に対して間接照準による直掩火力を提供する。従来は警察予備隊創設時にアメリカ軍から供与されたM1 81mm 迫撃砲が使用されてきたが、本砲はこれと比べて大幅に軽量化されており、底板を円形とするなど全周囲射界も備えていた。

砲身部外側には放熱のための溝が切られており、これにより砲身の空冷却が促進されて継続的な射撃が迅速に可能であったと言われていた。

より軽量化されるとともに射程も延伸されたL16 81mm 迫撃砲による更新が進められ、現在では退役した。

諸元・性能

出典: 防衛庁 (1960年11月21日). “仮制式要綱 64式81mm迫撃砲 XB 2003”. 2003年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月22日閲覧。

諸元

性能

  • 俯仰角: 40度-85度
  • 最大射程: 約3,000m(弾薬M43A1,6号装薬) / 約3,550m(弾薬M43A1,8号装薬)
  • 発射速度: 18発/分(持続),30-35発/分(最大)

砲弾・装薬


脚注

出典

  1. ^ a b 『自衛隊装備年鑑1990』朝雲新聞社、1990年6月25日、18頁。ISBN 4-7509-1011-2 

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