64式対戦車誘導弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 17:21 UTC 版)
64式対戦車誘導弾(ろくよんしきたいせんしゃゆうどうだん)、型式名ATM-1は、第二次世界大戦後に日本が初めて開発した第1世代の対戦車ミサイルである。主に陸上自衛隊で使用されていた。通称「MAT(まっと)」[注 1]、「64MAT」[2][3][4]。
注釈
- ^ 本来なら、Anti Tank Missile(対戦車ミサイル)」の略称「ATM」になるべきだが、1960年代当時の安保闘争やそれに対する自衛隊の治安出動といった社会不安の中、「ATM」が「アトム=原子ミサイル=核兵器」に誤解されるのを避ける目的で通称がMATとなった。後継機種の87式対戦車誘導弾以降も、対戦車誘導弾はMATと通称されている。ただし、画像を見ても分かるとおり、運搬用コンテナには「ATM」と刻印されている。
- ^ 同時期に導入された国産装備には61式戦車や60式装甲車、60式自走106mm無反動砲、62式7.62mm機関銃、64式7.62mm小銃などがある。
出典
- ^ 床井雅美『現代サポート・ウェポン図鑑』徳間書店 2008年 ISBN 978-4-19-892836-0
- ^ 元戦車中隊長. “元戦車中隊長の模型部屋” (HTML). 自衛隊新潟地方協力本部. 防衛省・自衛隊. 2023年9月24日閲覧。 “60式装甲車 (64MAT搭載)”
- ^ 高田援護室長. “高田援護室長の模型部屋(第23回)” (PDF). 模型部屋 - 自衛隊新潟地方協力本部. 防衛省・自衛隊. 2023年9月24日閲覧。
- ^ 高田援護室長. “高田援護室長の模型部屋(第24回)” (PDF). 模型部屋 - 自衛隊新潟地方協力本部. 防衛省・自衛隊. 2023年9月24日閲覧。
- ^ 「国内ニュース」 『航空情報』1960年9月号
「国内ニュース 陸自ヘリコプタ武装化を研究」 『航空情報』1967年3月号
- 1 64式対戦車誘導弾とは
- 2 64式対戦車誘導弾の概要
- 3 開発
- 4 脚注
固有名詞の分類
- 64式対戦車誘導弾のページへのリンク