渦状腕とは? わかりやすく解説

渦巻銀河

(渦状腕 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/27 15:46 UTC 版)

渦巻銀河[1](うずまきぎんが、spiral galaxy[1])は、銀河ハッブル分類における種類の一つ。


  1. ^ a b 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、38頁頁。ISBN 4-254-15017-2 
  2. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説 - 渦状構造密度波理論


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渦状腕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 14:43 UTC 版)

銀河系」の記事における「渦状腕」の解説

銀河系の各渦状腕は(他の全ての渦巻銀河同様に対数螺旋描いており、その角度は約12度である。銀河系には銀河中心から伸びた4本の渦状腕が存在する考えられていて、それぞれ下の名称が付けられている。 3kpc腕 (3kpc Arm)・ペルセウス腕 (Perseus Arm) じょうぎ腕 (Norma Arm)・はくちょう腕 (Cygnus Arm,Outer Arm) みなみじゅうじ腕 (Crux Arm)・たて腕 (Scutum Arm) りゅうこつ腕 (Carina Arm)・いて腕 (Sagittarius Arm) また、これ以外に二つ小さな腕や弧が存在する代表的なものは以下の腕である。 オリオン腕Orion Arm 太陽系属する腕) 銀河系ディスク銀河円盤)は古い恒星球状星団からなる回転楕円体銀河ハロー取り囲まれている。銀河ハロー直径は約25 - 40万光年である。ディスク銀河円盤)にはガスや塵が含まれいくつかの波長では見通すことができないが、銀河ハローにはそのような物質ほとんどないディスク銀河円盤)のうち、特に物質密度の高い渦状腕の内部では活発な星形成が行なわれているが、銀河ハローでは星形成はほとんど見られない散開星団も主にディスク銀河円盤)に存在している。 銀河系質量のほとんどは暗黒物質で、ダークハローを形成している。ダークハローは銀河中心向かって密度高くなっている。 21世紀初頭発見によって、銀河系の構造についての知識広がりつつあると共に誤った知識から正し知識へと変わりつつある。2005年アンドロメダ銀河 (M31) のディスクそれまで考えられていたよりもずっと大きく広がっていることが発見され銀河系ディスクそれまで推定より大きい可能性高まっている。このことは、はくちょう腕がさらに外側続いていることが発見されたことからも裏付けられている。また、いて座矮小楕円銀河発見同時に銀河の「破片からなる帯がいて座中心として極軌道描いて取り巻いていることが発見され、これはこの伴銀河銀河系との相互作用によって分裂しつつある姿であることが明らかになっている。同様におおいぬ座矮小銀河発見伴って、この銀河銀河系との相互作用生じた銀河小片リングとなって銀河系ディスク取り巻いているのも見つかっている。 2006年1月9日プリンストン大学Mario Juric他はスローン・デジタル・スカイサーベイ北天データから、天の川中に現在考えられている銀河系モデル合わない巨大な満月の約5000倍の面積広がっている)淡い構造発見した発表している。この構造恒星集団で、銀河系の渦状腕の面に対してほぼ垂直に広がっている。彼らはこの構造について可能性の高い解釈として、矮小銀河銀河系合体しつつある姿ではないかとしている。この銀河暫定的にVirgo Stellar Stream名付けられ地球から見ておとめ座方向に約3万光離れた位置存在している。 2006年5月9日にはDaniel ZuckerとVasily Belokurovが、同様にスローン・デジタル・スカイサーベイ観測データらりょうけん座とうしかい座の位置に2個の矮小銀河発見した発表している。

※この「渦状腕」の解説は、「銀河系」の解説の一部です。
「渦状腕」を含む「銀河系」の記事については、「銀河系」の概要を参照ください。

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