ガンランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/21 05:35 UTC 版)
「モンスターハンターの武器」の記事における「ガンランス」の解説
MH2、MHP2、MHF、MHP2G、MHP3、MH3G、MH4、MH4G、MHX、MHXX、MHWに登場。 ランスから派生する武器で、初期作品における銃剣型のランスが独自に発展したもの。巨大な盾と、槍と銃を一つにした特殊な武器を持つ。ほとんどがリボルバー式で、収納時には中折れ式の形態を取る。中折れ式の場合、再装填の際にも砲身が二つに折れ、作動音とともに空薬莢が排出されるモーションが行われる。 ランスと違い斬撃属性のみを持つ。抜槍時の回避移動がステップになっているが、連続使用ができず突進もできないため、機動力はランスに劣る。最大の特徴として、火薬を使用した砲撃が可能となっている(この砲撃は火薬による爆炎を放つもので、弾丸は発射しない)。相手の防御力に左右されない攻撃力を持ち、射程も通常攻撃より長い。砲撃を行うたびに斬れ味が低下していき、斬れ味が最低の時は砲撃が出来ない。砲撃の威力は武器自体の「砲撃レベル」として表される。砲撃には3タイプが存在し、直線的に爆風が伸びる『放射型』、近距離広範囲に広がる『拡散型』、その中間の『通常型』に分類される。タイプにより装弾数が異なり、通常型が5発、放射型は3発、拡散型は2発となる。 通常砲撃のほかに、飛竜のブレスの原理を応用した大規模な爆発を伴う砲撃「竜撃砲」を発射することができ、威力はおよそ大タル爆弾一つ分(MHP2では約大タル爆弾G一つ分)に相当する。ただし、撃った後の反動はより大きく、一発あたりの斬れ味の消費量も多いうえ、発射後には一定時間の放熱を行う必要がある。放熱時間はシリーズによって異なる。MHP2G・MHP3・MH4では、スキルにより放熱時間の短縮や装弾数の増加が可能になっている。 MH2ではダメージを与えづらく龍属性が無かったが、以降のシリーズでは龍属性武器も登場した。 砲撃レベルはMH2、MHP2は3までだったのに対し、MHP2Gでは5まで、MHFも基本的に5までであるが、武器レベルが一定に達すると6になる。 MHP3では、ガンランスそのものを敵に向かって叩きつける「叩きつけ」、砲撃後に弾薬を1発だけリロードする「クイックリロード」、砲撃を溜め撃ちする「溜め砲撃」、「叩きつけ」から派生し弾薬をまとめて発射する「フルバースト」が追加された。また、ガンランスの砲撃タイプに応じて竜撃砲や砲撃の威力に補正がかかるようになった。『拡散型』では「溜め砲撃」、『通常型』は「フルバースト」、『放射型』は「竜撃砲」の威力が少しだけ上昇するが、『拡散型』のみ「フルバースト」の威力が下がる。クイックリロードの導入により連続で砲撃することはできなくなったが、「叩きつけ」「溜め砲撃」「竜撃砲」へとコンボを繋げることが可能である。また、通常攻撃を連続で行うと、最後は「叩きつけ」に派生する。 MHFのガンランス MHF固有の現象として「砲撃中の特定のタイミングにおいて、モンスターの攻撃を無効化する」という現象が古くから確認されていた。不具合に近い現象であったがこれを修正しようとしたフォワード.5当初問い合わせが殺到し、その後G1において発動条件が調整された。 シーズン10では抜刀からの「横薙ぎ」が追加されている。そこからつながる「連撃砲」もシーズン10時点で追加されていたが、当時は攻撃内容は武器の砲撃タイプに依存していなかった(どの武器でも現在の放射型のモーション)。 G1ではランスと同様の「強ガード」が追加されたほか、「連撃砲」の攻撃内容も武器の砲撃タイプによって変化するようになった。通常型 - 槍を振り下ろしてから一点集中で全弾爆発させる 拡散型 - 振り下ろしながら同時に砲撃する 放射型 - 右から左に武器を振り回しながら同時に砲撃する またステップ後さらに同コマンドを入力することで排熱の反動を利用して2段目のステップを行う「排熱ステップ」や、砲撃後に威力を増した弾薬を一発だけ装填する「クイックリロード」、突きからの派生技としての竜撃砲が追加され、竜撃砲は派生元のモーションによっては(左右方向ではなく)上下方向への角度変更が可能になった。また竜撃砲の発射前に砲撃ボタンを追加入力することで装填中の弾薬を追加の火薬として竜撃砲に挿入し、凄まじい爆風と炎で対象を吹き飛ばす「爆竜轟砲」も繰り出せるようになった。 G7以降、竜撃砲などのモーション中正面にガードポイントの判定が追加されている。 秘伝スキル「銃槍技【砲皇】」では「竜撃砲及びヒートブレードの冷却時間緩和」「ヒートブレードの展開時間短縮」「装填数増加」といった効果がある。天ノ型 「竜撃砲」が使用不可能になり、代わりに「ヒートブレード」が使用可能。 ヒートブレードは銃口からの爆炎を砲撃ではなくバーナー溶断のような炎の刃として形成するもので、ヒートブレードが持続する2分間(フォワード.5までは1分間)は、斬れ味が落ちない・会心率100%・弾かれない・砲撃の火属性が3倍・近接攻撃が砲撃レベルに応じた火属性付加・斬れ味が白未満の場合ワンランク上の斬れ味でダメージ計算、といった多大な効果を得ることが出来る。その反面、効果が切れた瞬間に斬れ味が落ち(当初は最低レベルまで落ちていたが、後のアップデートで斬れ味の消費量は緩和されている)、「竜撃砲」を発射したのと同じく放熱を要し一定時間使用できなくなる。 ヒートブレード発動中は突きコンボのフィニッシュとして身をひねりながらガンランスを叩き付ける「回転叩き付け」が使用可能。 嵐ノ型 ヒートブレード発動中の砲撃が、武器の持つ属性によって決まる「属性砲」となる。無属性武器の場合は打撃ダメージになる。 極ノ型 竜撃砲が使える地ノ型を拡張したスタイル。 抜刀ダッシュ中もしくはガード中に武器を後方に構えて砲撃の反動で前進する「砲撃ブースト」、抜刀ダッシュ中に走りながらリロードする「ダッシュリロード」、爆竜轟砲にさらに上乗せした「極竜滅砲」などの追加技を持つ。
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