アクシズ落とし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 09:25 UTC 版)
「第二次ネオ・ジオン抗争」の記事における「アクシズ落とし」の解説
3月12日、ネオ・ジオンは艦隊を二手に分け、一方はダミーバルーンで艦艇数を偽装した上で、武装解除地点である連邦軍宇宙基地ルナツーへ向かい、和平成立と思い込み油断していた連邦軍を少数戦力による騙し討ちで壊滅させ、ルナツーを占領した。ネオ・ジオン軍の武装解除に立ち会うためにルナツーに来ていた連邦側の代表アデナウアー・パラヤ参謀次官もロンド・ベル隊の艦艇に乗艦していた為この戦闘で死亡する。一方、シャアに率いられた残りの艦隊はアクシズを占領した。 ロンデニオンでの和平交渉に立ち会っていた地球連邦政府監査局のカムラン・ブルームは、旧知のブライト・ノア大佐にシャアのロンデニオン潜入をリークする。また、アムロは武装解除に向かうネオ・ジオン艦隊の中継画像から、艦隊にダミーが混じっていることを見抜く。ブライトたちはシャアがアクシズを地球に落下させると判断し、カムランの協力を得てルナツー以外に保管されていた核兵器15基を調達し、アクシズ落下を阻止するため向かった。 ルナツーとアクシズを占拠したネオ・ジオンは、ルナツーに貯蔵されていた核兵器をアクシズに移送し、アクシズの核パルスエンジンに点火し地球への落下コースに乗せるが、ロンド・ベル隊の活躍によってアクシズは二つに大きく分断された。しかし、爆発の威力が強すぎた為に分断されたアクシズの後部がもはや阻止不可能と見えるほどに地球に接近しており、その巨大な影が地表から目視できるほどであった。それにもアムロは「νガンダムの能力は伊達じゃないぞ。こんな石ころ一つ如き」とνガンダムでアクシズを押し戻そうとした。その上、命令が出たわけでもないにも関わらず、周辺空域を警戒していた連邦軍の艦隊が引きつけられるようにアクシズに集結する。多数の連邦軍兵のみならず、アクシズを地球に落とすために戦っていたネオ・ジオン兵までがアムロの行動に同調し、「ロンド・ベル隊にだけいいカッコはさせないぞ」「地球が駄目になるかどうかの瀬戸際だ、やってみる価値はあるさ」と敵同士のはずの双方が死を覚悟しながらアクシズ落下阻止に尽力するという奇跡的な事態となった。そしてνガンダムの機体から突如として発せられた“虹色の光”はアクシズのみならず地球全体を覆うほどのオーロラへと拡大し、その超常的な力でアクシズは地球への軌道を離れていった。
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