ヴィンデル・マウザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 04:41 UTC 版)
「シャドウミラー」の記事における「ヴィンデル・マウザー」の解説
Vindell / Vindel Mauser 声:梅津秀行 初出は『スーパーロボット大戦A』。パラレルワールドの連邦軍特殊部隊、「シャドウミラー」部隊長。階級は大佐。「向こう側」の世界で異星人らとの戦争後、平和の名の下に世界がゆっくりと腐敗していく様を憂い、「戦い続けることで人類は進化する(腐敗しない)」という「闘争の世界」を目指して戦争を引き起こした張本人。世界の壁を越える次元転移装置を開発、その完成を機にあらゆる世界に戦争の火種を撒き、闘争によってのみ支配される世界を作ろうと目論む。各組織にスパイを送り込み、暗殺や情報の操作で様々な戦争を起こすに至った。「向こう側」にて敗北の原因となった部隊(に対応する)ロンド・ベル隊に主人公を潜入させ、降伏寸前に追い込んだり、次元転移装置を爆弾化した次元転移弾などで危機に陥れるも、主人公が裏切り失敗に終わる。この後の戦争の操作も阻まれ、組織も追い詰められるが、完成に至った次元転移装置で小惑星基地アクシズを地球の目前に転移させ、アクシズ落としで地球を壊滅の危機に陥れる。しかし戦いの中、主人公に転移装置を組み込んだ乗機・ツヴァイザーゲインを次元転移弾として使われ、アクシズを消滅させるために自らの機体を自爆させられて最期を迎えた。 ヴィンデルの提唱する「闘争の世界」とは、それによって失われる生命、資源、文化の被害について一切考慮しないという机上の空論ではあったが、「戦争によって文明は進化した」といった点や、平和によって戦いの場を失った者たちにとっては彼の思想は救いだったのか、部下たちからの信望は篤かった模様。ただしヴィンデル自身が信念以前に戦いそのものを楽しんでいる節があり、その点をレモンからは「闘争を望んでいるのは我々シャドウミラーではなくヴィンデル自身」と指摘されている。しかし転移後の世界では、『A』ではギガノス帝国やマリーメイア軍、ベガ星連合軍などと手を結んだが、それらの組織とは「利用し、されるだけの関係」に留まった。『OG2』でも彼の思想に理解を示して協力関係を結べたのは、イーグレット・フェフとリー・リンジュンの二人のみだった。ただしリーについては不甲斐ない地球連邦軍を抜けたかった矢先の出来事で、リーの意向を有耶無耶に受け入れた側面もある。 『OG2』では次元転移装置はシステムXNのコアと設定されている。完全な制御にはギリアム・イェーガー(ヘリオス・オリンパス)を必要としていたため、彼を付け狙っていた。最後はギリアムとラミアによって因果地平の彼方へ飛ばされた。 ヴィンデルはWナンバーをあまり信用していなかったが、アクセルに対しては強い信頼を寄せていた。『A』でアクセルを主人公にした場合、彼の裏切りに対して相当怒りを感じていたようで、終盤の戦いをアクセルに対する「復讐」と語っていた。 搭乗機はツヴァイザーゲイン。専用BGMは「CHAOS」(『A』ではシャドウミラー幹部全員がこの曲)、「CHAOS(Ver.A-PORTABLE)」(『AP』ではシャドウミラー全員がこの曲)。
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