梅毒とは? わかりやすく解説

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ばい‐どく【梅毒/×黴毒】

読み方:ばいどく

代表的な性病病原体はトレポネマ‐パリズムで、主に性行為により感染し母親から胎児感染することもある。約3週間潜伏期経て発病し陰部にしこり潰瘍(かいよう)ができる(第1期)。3か月ほどたつと全身皮膚紅斑膿疱(のうほう)が出たり消えたりし(第2期)、3年目ごろになる臓器筋肉・骨などに結節ゴム腫生じ崩れて瘢痕(はんこん)となる(第3期)。10年目ごろには脳などの神経系心臓・血管系も冒され進行麻痺脊髄癆(せきずいろう)がみられる第4期)シフィリス瘡毒(そうどく)。


梅毒

英訳・(英)同義/類義語:syphilis, Treponema pollidum

心臓血管系血液送り出すポンプ役割をする。そのために、心臓内には逆流を防ぐための弁がある。肺動脈半月弁は、右心室肺動脈の間にあり、肺動脈から右心室への血液逆流を防ぐ。

梅毒 ( syphilis )


梅毒 (ばいどく)

梅毒(ばいどく)は梅毒トレポネーマという原因になる性感染症一つです。「昔の病気」と思われる方も多いかもしれませんが、現在でも多く報告ありますし、妊婦さんが梅毒に感染していたため赤ちゃん先天梅毒となるケース決しゼロではありません。このため妊婦健診検査をします。検査のひとつは、血液中に梅毒に対抗して自分産生し抗体自己抗体)があるか、つまり感染しているかをチェックする方法STS法)です。しかしこの自己抗体は他の病気や、妊娠そのものでも産生され、「陽性」と出てしまうことがあります。 この場合は、確定診断として、やはり血液中の抗体——今度は梅毒のそのもの反応する抗体があるかどうか調べますTP抗原法)。最終的に感染有無はこの2つ検査結果組み合わせて判断していきます治療は、妊娠時期応じたペニシリン使用です。きちんと治せ病気ですから、よく医師説明を受けましょう
link_out.png参考:妊娠期に知っておきたい感染症と予防接種情報

梅毒

Syphilis, lues

【概要】 性感染のHIV感染者では初診時に評価を行うことが大切。梅毒トレポネーマという原虫の感染症感染症予防法では第5類全数報告となっている。1955年前後患者発生激減その後増加1990年代はエイズパニックで減少その後再々上昇している。輸血検査導入以後感染例はない。母子感染が数件あり、年間800程度感染性行為よる。2001年度献血での陽性頻度は約0.2であった性感染で発見されるHIV感染者での陽性率数十%とかなり高い。 

症状潜伏期間ほぼ3週間第1期大豆大までの硬結潰瘍男性では亀頭包皮陰茎(ペニス)に、女性では陰唇、膣入口にできる。痛みはない。第2期感染3ケ月以降バラ疹、丘疹膿疱扁平コンジローム梅毒性脱毛粘膜疹ができる。第1期第2期早期梅毒という。晩期梅毒結節ゴム腫血管系梅毒、神経梅毒(進行麻痺脊髄癆)など。症状があるのを顕性梅毒、無症状な状態を潜伏梅毒と言う。 

【診断】 トレポネーマの証明血液抗体検査。 

【治療】 症状血液検査結果決める。ペニシリン中心。最低1ケ月はかける。 

【URL】http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_49/k01_49.html

《参照》 性感染症神経梅毒


梅毒


疫学
梅毒は世界中広く分布している疾患である。1943 年マホニーらがペニシリンによる治療成功して以来、本汎用によって発生激減したが、その後各国幾度か再流行見られている。1960 年代半ばには日本含め世界的な再流行見られた。最近では、日本では1987年米国では1990 年ピークとする流行見られたが、その後再び報告減少している。しかしながら今後とも楽観できないものと思われる
最近の状況については、感染症法の下での感染症発生動向調査によると、1999 年4~12 月には735 例、2000年1~12月には749例の報告なされている。

病原体  

病原体梅毒トレポネ-マ学名
Treponema pallidum subsp. pallidum)で、直径0.10.2 μ、長さ6~20 μの屈曲した6~14施転の螺旋状である(図1)。通常の明視光学顕微鏡では視認できず、暗視野顕微鏡観察される。青い色彩放つことからpallidum(英語のpale)の種名与えられている。

梅毒

1.梅毒トレポネーマ電子顕微鏡像(ネガティブ染色

現在、試験管内培養不可能で、維持その他には、ウサギ睾丸内で培養する以外に現実的方法はない。培養困難さもあって病原性機構は殆ど解明されていないが、哺乳類培養細胞への接着侵入能が確認されており、病原性との関連議論されている。1998 年に全ゲノムDNA 配列決定公開され、この接着能を担うと予想される遺伝子群が見つかっている。また、多く病原因子として働くヘモリジンの遺伝子が5 コピー発見されたが、実際に病原性関与する証拠はない。
低酸素状態でしか長く生存できないため、現実には感染形態経路限定される大部分は、排出している感染者後述第1 期、第2 期患者)との粘膜接触を伴う性行為疑似性行為よるものである。極めてまれには、傷のある手指多量排出汚染され物品接触して伝播されたとする報告もある。輸血による感染劇的に減少し近年ではほとんど報告がないが、これは保存血中での本生存期間についての研究が行われ、血液スクリーニング進んだ結果である。しかし、第一潜伏期感染者では臨床症状はなく、血清反応陰性であり、新鮮血用いた緊急輸血などがそれらのドナーら行われる場合には、感染可能性はある。これら以外に、感染した妊婦胎盤通じて胎児感染する経路があり、先天梅毒後述)の原因となる。


臨床症状
感染後3週間程度潜伏期第一潜伏期)を経て経時的様々な臨床症状逐次出現する
第1 期梅毒;(~3週)[感染部位病変初期硬結赤色)、硬性下疳局所リンパ腺症(非常に硬性)。
第2 期梅毒;(3~12 週)[血行性に全身移行梅毒性バラ疹(体肢対称性)、発熱倦怠感リンパ腺症、粘膜疹、扁平コンジローマ梅毒性脱毛髄膜炎頭痛など。この時期皮膚病変は梅毒に極めて特徴的なものであり、確定診断が最も容易である。
前期潜伏梅毒(1 年以内)、後期潜伏梅毒(1 年以降);無症状潜伏梅毒は時に第2 期症状再発起こすが、その殆どが1 年以内であるため、その時期を特に前期潜伏梅毒として区別することが多い。

第3 期梅毒;

1 )心臓血管梅毒;[心血管への移行](1030 年アフリカ人種以外では稀)大動脈瘤大動脈弁逆流冠状動脈狭窄

2 )神経梅毒変性梅毒);[中枢神経への移行

   

A)無症状期:(~2 年脳脊髄液中の白血球数、タンパクレベル上昇などのCSF異常のみの時期
B)急性梅毒髄膜炎:(~2 年頭痛錯乱
C)上部神経麻痺:(~2 年顔面聴覚神経麻痺
D )進行麻痺:(5~7年男性症例有意に多い)頭痛、めまい、人格障害血管障害など
E )脊髄癆:(1020年男性症例有意に多いが、ペニシリン治療の普及で現在では稀)進行性痴呆疲労感運動失調脊髄根部疼痛、無反射症、アーガイルロバートソン瞳孔反射性瞳孔硬直)など。
*D), E)の時期を特に「第4 期梅毒」として区別する研究者も多い。
F )ゴム腫:(~15 年ゴム腫結節性梅毒疹、などの肉芽腫単球浸潤

先天梅毒

1)早期先天梅毒出産後2 年)骨軟骨症、貧血肝脾腫神経梅毒症状
2)晩期先天梅毒2年以降角膜実質炎リンパ腺症、肝脾腫コンジローマ貧血ハッチンソン歯、聴覚神経障害内耳難聴)、回帰性関節症神経梅毒症状

病原診断
確定診断基本病原体分離検出であるが、第1期皮膚病変のある第2期場合除き、かなり困難である。臨床現場では、臨床症状血清反応組み合わせによって診断することが多い。ただし、第1 期症状現れても血清反応陽性化まで1週間程度の期間があるので、この時期には下疳などの病巣部から病原体検出積極的に試みる必要があり、実際検出されることも多い。具体的には、病巣部の浸出漿液をパーカーインキで染色して顕微鏡観察を行う。
血清抗体感染後初めに脂質であるカルジオリピンに対す抗体価上昇し次いでTreponema に対す特異的抗体価が上昇する抗カルジオリピン抗体感染治癒に応じて比較良く上昇下降するため、治療効果の判定にも利用される。しかし、抗原特異的なものではないため、生物学的偽陽性反応ありうる一方、抗Treponema 抗体特異性は高いが、治癒漸減はしても完全な陰性化は困難なため、過去の梅毒感染との区別がつきにくい。そこで、スクリーニングとして抗カルジオリピン抗体測定し陽性であった場合には(場合により期間をおき)、抗Treponema 抗体測定し、それでも陽性場合血清学確定診断とするのが現実的方法である。

治療・予防
基本的にペニシリンG大量投与であり、日本ではベンジルペニシリンベンザチン120 単位を2 ~4 週間にわたり内服する方法がよく行われるまた、アンピシリン使われることもある。
米国では筋注基本であり、神経梅毒場合には髄液中の濃度高めるため、さらに5倍量程度ペニシリン静注、さらに適宜ペニシリン排泄阻害剤併用している。ペニシリンアレルギーがある場合にはテトラサイクリンエリスロマイシン使用するが、これらの薬剤髄液への移行が悪い。したがって神経梅毒場合ペニシリン脱感作行ってペニシリン投与するのが勧められる妊婦に対して基本的に同様に行うが、胎児への副作用のためにテトラサイクリン使用しない妊婦ペニシリン治療行った場合新生児同時に治療できたと考えてもよいが、アレルギーのためにエリスロマイシン使用した場合には、本胎盤通過できないので、新生児出産後改め治療する必要がある。かつて使用されクロラムフェニコールは、副作用として重篤血液疾患ひき起こす場合があり、現在は使用されていない現在のところ、本対す薬剤耐性菌報告はない。
治療効果の判定には、抗カルジオリピン抗体減少臨床所見経時的追跡する抗カルジオリピン抗体の完全な陰性化は起こらないか、仮に起こるとしても長期間要するので、抗体価絶対値ではなく減少傾向があるかどうかをみることが重要である。
予防としては、感染者、特に感染力の強い第1 期及び第2 期感染者との性行為疑似性行為避けることが基本である。コンドーム使用効果が高いが、疫学データからすると淋菌感染症場合ほどには完全でないことが示唆されている。

感染症法における取り扱い2003年11月施行感染症法改正に伴い更新
梅毒は5類感染症全数把握疾患定められており、診断した医師7日以内最寄り保健所届け出る届け出基準以下の通りとなっている。
診断した医師の判断により、症状所見から当該疾患疑われ、かつ、以下のいずれか方法によって検査所見による診断なされたもの。
病原体検出
 発しんからパーカーインクなどでT. pallidum が認められ場合
血清抗体検出(以下の(1)(2)両方該当する場合
 (1)カルジオリピンを抗原とする以下のいずれか検査陽性のもの
R P R カードテスト
凝集法
ガラス板
(2)T. pallidum を抗原とする以下のいずれか検査陽性のもの
TPHA 法
FTAABS
○無症候梅毒では、カルジオリピンを抗原とする検査16 倍以上陽性かつT. pallidum を抗原とする検査陽性のもの
先天梅毒は、下記5つのうち、いずれか要件をみたすもの
(1)母体血清抗体価比して、児の血清抗体価著しく高い場合
(2)血清抗体価移行抗体推移から予想される値を高く越えて持続する場合
(3)TPHAIgM 抗体陽性
(4)早期先天梅毒症状呈する場合
(5)晩期先天梅毒症状呈する場合
○以下の4 つ分類して報告する
1 .早期顕症梅毒
  ア.I 期梅毒
  イ.II 期梅毒
2 .晩期顕症梅毒
3 .無症候梅毒
4 .先天梅毒



国立感染症研究所細菌部 中山周一)


梅毒

作者吉村昭

収載図書天に遊ぶ
出版社新潮社
刊行年月1999.5

収載図書天に遊ぶ
出版社新潮社
刊行年月2003.5
シリーズ名新潮文庫


梅毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 19:01 UTC 版)

梅毒(ばいどく、Syphilis。黴毒瘡毒(そうどく)とも)は、スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマTreponema pallidum)によって発生する感染症[1]性感染症の一種[1][2]in vitroでの培養は不可能であり(現在はウサギ精巣(睾丸)内で培養されている)、病原性の機構は殆ど解明されていない。1998年には全ゲノムDNA配列が決定[1]、公開されている。


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「梅毒」の続きの解説一覧

梅毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:42 UTC 版)

感染症の歴史」の記事における「梅毒」の解説

詳細は「梅毒の歴史」を参照 梅毒は、元来ハイチ風土病だったのではないか考えられコロンブス一行現地女性との性交渉によりヨーロッパにもち帰ったとされる。梅毒は、ヨーロッパ諸国介入した16世紀イタリア戦争通じてヨーロッパ各地広がったため「ナポリ病」と称することも多い。 アジアへはヴァスコ・ダ・ガマ一行1498年インドもたらし日本には永正9年1512年)に中国より倭寇通じて伝わったとされ、江戸時代初期には徳川家康次男結城秀康も梅毒に罹患している。日本流行する前に琉球王国、とくにその花柳界大流行し古くから花柳界にいる人の罹患率高かったので、梅毒は「古血」と称されまた、沖縄では梅毒患者のことを「ふるっちゅ」(古い人)と呼ぶようになった。 梅毒の治療薬としては、化学療法唱えたドイツパウル・エールリヒエールリヒ研究所薬学実験担当していた日本医学者秦佐八郎1910年発見したサルバルサンという有機ヒ素化合物が有名であり、これは合成物質による世界最初化学療法剤であったまた、サルバルサン発見は、のちのペニシリン1929年)等抗生物質や、サルファ剤1935年)等の化学療法剤発見うながしたのである

※この「梅毒」の解説は、「感染症の歴史」の解説の一部です。
「梅毒」を含む「感染症の歴史」の記事については、「感染症の歴史」の概要を参照ください。


梅毒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 06:05 UTC 版)

ペニシリン」の記事における「梅毒」の解説

梅毒は100%ペニシリン感受性であるので、第一期第二期に対してアモキシシリンなどが用いられる

※この「梅毒」の解説は、「ペニシリン」の解説の一部です。
「梅毒」を含む「ペニシリン」の記事については、「ペニシリン」の概要を参照ください。

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梅毒

出典:『Wiktionary』 (2021/09/25 03:04 UTC 版)

名詞

(ばいどく)

  1. (病気) 梅毒トレポネーマ (Treponema pallidum) によって発生する感染症

異表記・別形


「 梅毒」の例文・使い方・用例・文例

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