S‐116
分子式: | C18H19F2N3O3 |
その他の名称: | キノロン【制がん薬】、S-116、Quinolone【antitumor】、7-(3-Aminomethylpyrrolidin-1-yl)-1-cyclopropyl-6,8-difluoro-1,4-dihydro-4-oxoquinoline-3-carboxylic acid、PD-117579、1-Cyclopropyl-6,8-difluoro-7-[3-(aminomethyl)pyrrolizino]-1,4-dihydro-4-oxoquinoline-3-carboxylic acid、1-Cyclopropyl-1,4-dihydro-4-oxo-6,8-difluoro-7-[3-(aminomethyl)pyrrolizino]quinoline-3-carboxylic acid、7-[3-(Aminomethyl)-1-pyrrolidinyl]-1-cyclopropyl-6,8-difluoro-4-oxo-1,4-dihydroquinoline-3-carboxylic acid |
体系名: | 1-シクロプロピル-6-フルオロ-1,4-ジヒドロ-7-[3-(アミノメチル)ピロリジノ]-8-フルオロ-4-オキソキノリン-3-カルボン酸、7-(3-アミノメチルピロリジン-1-イル)-1-シクロプロピル-6,8-ジフルオロ-1,4-ジヒドロ-4-オキソキノリン-3-カルボン酸、1-シクロプロピル-6,8-ジフルオロ-7-[3-(アミノメチル)ピロリジノ]-1,4-ジヒドロ-4-オキソキノリン-3-カルボン酸、1-シクロプロピル-1,4-ジヒドロ-4-オキソ-6,8-ジフルオロ-7-[3-(アミノメチル)ピロリジノ]キノリン-3-カルボン酸、7-[3-(アミノメチル)-1-ピロリジニル]-1-シクロプロピル-6,8-ジフルオロ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 |
フルメキン
キノロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 01:28 UTC 版)
キノロン(Quinolone)とは、キノリン骨格の1ヶ所をカルボニル基で置き換えた構造を持つ化合物の総称である。ただし医療分野で単に「キノロン」と言った場合には、4-キノロン骨格を持った合成抗菌薬の系列の一つを指す場合がほとんどである。キノロン系抗菌剤ともいわれる。
キノロン系抗菌剤は、DNAジャイレースの働きを阻害することによって細菌の増殖を妨げる。[1] ナリジクス酸は、第I世代のキノロンであり、ここに様々な置換基を付与することによって、様々な抗菌スペクトルを持った化合物が生み出された。
主なキノロン系抗菌薬
オールドキノロン
初期に開発されたキノロン系抗菌薬はオールドキノロンと呼ばれ、いずれも適応症はほぼ尿路感染症に限定される。
オールドキノロンの代表的なものとしてナリジクス酸、ピペミド酸、シノキサシンなどがある。[2]
ニューキノロン
1980年代に日本で開発されたノルフロキサシンは、それまでのキノロン系抗菌薬と比べ、グラム陽性菌に対する抗菌作用が強かった。それ以降に開発されたキノロン系抗菌薬は、それまでのものと区別されニューキノロンと呼ばれる。[2]
ニューキノロンの代表例としてオフロキサシン、ロメフロキサシン、シプロフロキサシンなどがあげられる。
参考文献
- 高久史麿,矢崎義雄『治療薬マニュアル 2010』医学書院、2010年。ISBN 978-4-260-00930-0。
出典
- ^ 『新しい疾患薬理学』Katsunori Iwasaki, Shōgo Tokuyama, 岩崎克典., 徳山尚吾.、南江堂、Tōkyō、2018年、505頁。 ISBN 978-4-524-40335-6。 OCLC 1030482447 。
- ^ a b 『図解 薬理学』Toshitaka Nabeshima, Kazuhide Inōe, 鍋島俊隆., 井上和秀.、南山堂、Tōkyō、2015年、773-776頁。 ISBN 978-4-525-72061-2。 OCLC 922307421 。
固有名詞の分類
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