次界卵編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:23 UTC 版)
「ビックリマン2000」の記事における「次界卵編」の解説
天使対悪魔の戦争が遥か昔の出来事となった世界。数々の「ゾーン」が点在する聖魔和合界と呼ばれるその世界では、天使属と悪魔属が共に暮らす平和な時代となっていた。
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次界卵編
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「ビックリマン2000」の記事における「次界卵編」の解説
悪運ゴール(おうんゴール) 声 - 斉藤信行 カンジーとスーパーゼウスを追って「六手の里」に現れたサッカーゴール型の悪魔。語尾に「ゴール」とつける。タケルを守るために立ち向かってきたタフ鎧の攻撃を受けるが、飲み込んで「魂壷」に送り込んだ。第1話の敵であり、タケルの「聖源核」に吸収された最初の悪魔。 聖ハットトリック(せいハットトリック) 声 - 岩永哲哉 「グリーンゾーン」でサッカーの試合を行い続ける美青年の天使。いわくサッカーの天才で、そのシュートは強烈無比。気障な言い回しが目立つが頭が悪く、また字も下手である。試合での聖守はアシス徒のようだが、彼を応援する天使属の女性たちは皆聖ハットトリックの聖守として登録しているらしい(半ばファンクラブのようなもの)。タケルたちと出会った際、悪運ゴールを倒してくれたことに感謝していた。 アシス徒(アシスと) 声 - 山崎樹範 サッカーシューズの姿をした聖守。聖ハットトリックの同じサッカーチームで、彼の補佐を勤める。 小坊主ヤマダくん(こぼうずヤマダくん) 声 - 小林由美子 オゾン僧侶の弟子で、丸坊主の少年聖守。基本的に「どーも!」としか喋らない。全く同じ外見をしたヤマダくんが大量に存在し、彼らの多くは「オゾンシールド」に乗って「オゾンシャワー」の広域拡散を務めている。物語のあちらこちらでモブとして登場する。 聖浄樹(せいじょうき) 声 - 森訓久 「グリーンゾーン」に住む、小坊主ヤマダくんとは別のオゾン僧侶の聖守。大樹の姿をしている。汚れた空気やゴミを吸い込んで浄化する能力を持っているが、フィルターが詰まってしまうと倒れ、フィルターの木の実の中に入っているフィルターと交換する必要がある。 負論ガス(ふろんガス) 声 - 冨田昌則 「グリーンゾーン」に居座り、ふほう倒樹たちを引き連れて森林を汚染する悪魔。一人称は「我輩」。「誰からも愛される素直な悪魔」がモットーで、誰かに命令されない限り、素直な性格であるようだ。過去にシャーマンカーンと対決し、その結果は負論ガスが言うには「我輩(負論ガス)の大勝利!」だったらしい。 ふほう倒樹(ふほうとうき) 声 - 内藤丈禎 負論ガスの魔守で、大量に存在する。元々は「混沌」か負論ガスの力によって魔守に「転換」された聖守だったようだ。腐敗してへし折れた倒木の姿をしている。鳴き声は「ふーほーう」だが、元の樹木に戻った際には「ふほっ」だった。 エリア角鯛(エリアかくだい) 声 - 西松和彦 「クリスタルゾーン」の警備員を勤める聖守。語尾に「たい」とつける口癖がある。つまらない駄洒落を言うスーパーゼウスや一緒にいたタケルたちを逮捕してクリア受神の前まで連行した。同じ姿をした聖守が多数存在し、物語のあちらこちらでその姿を見せる。 イタDEN(イタでん) 声 - 内藤玲 「クリスタルゾーン」の地下に潜み、クリア受神たちの妨害をしていた機械の魔守。他者の声を模倣する能力を持っている。自分を捕まえようとしたクリア送神をなん婆ディスプ霊に「転換」し、操っていた。とても素早く、スーパーゼウスが機転をきかせなければ誰も捕らえることはできなかった。タケルによって「天源核」に吸収されたが、弟のイタDEN2号がその後を引き継いでいた。 なん婆ディスプ霊(なんばあディスプれい) 声 - 竹内順子 「クリスタルゾーン」の地下でイタDENと共にクリア受神達の妨害をしていた悪魔。老婆のような姿で、額にディスプレイを備えている。他の携帯電話から送信された番号によってその行動を操れる。それによってイタDENに操られていたが、完全に操ることはできないようで、クリア送神の意思としてケータイに憑依したスーパーゼウスにSOSを送った。本来の姿はクリア送神であり、「混沌」の呪いによって悪魔であるなん婆ディスプ霊に「転換」されていた。イタDENが「天源核」に封印された後は元のクリア送神の姿に戻った。 ドライ矢(ドライや) 声 - 増本庄一郎 「クリスタルゾーン」の曖昧模湖に住む撥水王の聖守。撥水王を「師匠」と呼ぶ。ドライヤー型の体をしていて、ドライアローという相手を乾燥させる力を放つ能力を持つ。趣味は長話をする事。凶悪魔編ではドライ矢と似た「怒鳴り矢」が登城している。 撥水王(はっすいおう) 声 - 金子幸伸 「クリスタルゾーン」の曖昧模湖に住む天使。ドライ矢が持つ蓄音機で白鳥の湖の音楽を奏でるとどこからともなく現れ、周囲の水を竜巻で上空に巻き上げ、撥水させる。元々吸水鬼との仲は良いらしく、給水鬼が元に戻ることを望んでいた。 給水鬼(きゅうすいき) 声 - 永野善一 「クリスタルゾーン」の曖昧模湖に住む悪魔。その恐ろしげな外見とは裏腹に温厚な性格らしく、「混沌」が溢れ出すまでは撥水王とも仲が良く、平和に暮らしていた。しかし「混沌」が溢れ出した後にバカラたちにより水を吐き出す装置を取り付けられ、曖昧模湖を溢れさせて「クリスタルゾーン」に洪水を起こす計画に加担させられていた。 防水下降(ぼうすいかこう) 声 - 平野貴裕 曖昧模湖で給水鬼と行動を共にする魔守。薄っぺらいスルメのような姿をしていて、「ま、いっか〜」が口癖のいい加減な性格をしている。シールの裏書きによれば、元々は聖守だったが生来の怠け者な性格が災いしてどんどんと堕落し、最後には魔守に「転換」したが、それすらも「ま、いっか〜」で済ましてしまったらしい。同じ姿の魔守が大量に存在し、物語のあちらこちらでその姿を見せる。 バグYヤー(バグわいヤー) 声 - 楠大典 「ストライクゾーン」で試合を続ける天使チームに所属する聖守。バット自体をうねらせてボールの命中率を上げるY字打法を持ち、強靭な筋力も相まって強打者として君臨していた。しかしタケルたちが「ストライクゾーン」を訪れた時には、「混沌」で凶暴化した悪魔チームのラフプレーによって野球ボール恐怖症となっていた。 ホームランO(ホームランおう) 声 - 小村哲生 「ストライクゾーン」で試合を続ける天使チームの監督をしている天使。語尾に「だホー」とつける口癖がある。悪魔チームの暴行によって天使チームのバッターが全てノックアウトされてしまい頭を抱えていた。そこでタケルのブーメランのコントロール力に感心し、急遽代打手に抜擢した。 ミスッタK(ミスッタけい) 声 - 村上佳之 「ストライクゾーン」で試合を続ける悪魔チームのピッチャーを務める悪魔。語尾に「だけー」とつける口癖がある。元々は天使チームと同じくフェアプレー精神を有していたらしいが、「混沌」の影響によって凶暴化し、豪速Qと共に天使チームをラフプレーで倒し続けた。7魔性球という七つの得意技で、その中の1つが豪速Qを用いたものである。後に復活したバグYヤーによって豪速Qと共にゾーンの外まで吹っ飛ばされ、その後牢獄に収容された。 豪速Q(ごうそっきゅう) 声 - 竹内順子 グローブをつけた腕を持つ野球ボールの姿をした魔守で、ミスッタKが投げるボール。ミスッタKと同じく「混沌」によって凶暴化し、その豪腕で天使チームの選手を次々とノックアウトしていた。しかしタケルの奮闘によって復活したバグYヤーによって打ち返され、ミスッタKと共にゾーンの外まで吹っ飛ばされた。 満点才如(まんてんさいにょ) 声 - 本多知恵子 「スクールゾーン」に建つ学校の先生で、数多くの天使属を育てた女性天使。チョーク投げは的確にして強烈であり、巻忍具を撃退することに使用していた。「九分九鈴」というハンドベルを持っていて、その音を聞いた者は願いが叶うというが、本人いわく「叶うのは1%で、99%は本人の努力」とのこと。その後「スクールゾーン」を覆う「混沌」を退けるために「カオスバスター」を予習太助と共に起動させた。しかし2号機は原動力にした「九分九鈴」ごと零天狗に破壊され、オゾン僧侶を原動力とした1号で「混沌」を撃ち抜いた。後に3号機が開発され、最終避難所となった「ヘルスゾーン」を守るために出動している。 予習太助(よしゅうたすけ) 声 - 家富ヨウジ 「スクールゾーン」の学校に通う機械の聖守。学校始まって以来の優等生らしい。「次界卵」について調べたことがあり、タケルたちと初めて会った時はそのデータを入れたCD-ROMを無くしていた。その後「スクールゾーン」に「混沌」が押し寄せた時には「カオスバスター」を起動させ、「混沌」を撃ち抜こうとしたが、2号機では失敗して零天狗に行動不能にされた。その後に完成した3号機では操縦者となって最終避難所となった「ヘルスゾーン」を守るために出動した。 巻忍具(かんにんぐ) 声 - 矢尾一樹 「スクールゾーン」の学校に潜み、こそこそと悪戯する巻物の姿をした魔守。姿を消したりまきびしを撒いたりと忍者のような能力を持っている。バカラの命令で予習太助の「次界卵」の情報が入ったCD-ROMを奪おうとした。いまいち信用を欠く所があり、バカラに正確な情報を提供した時もまるで信じてもらえなかった。満点才如に追い詰められた際には大人しく降参し、「もう来ない」ことを誓う。 来兎・弟(らいと・おとうと) 声 - 植木誠 福陽気妃が開催した空中レースに参加していた飛行機乗りの聖守。「混沌」の調査に出かけて行方不明になった兄、来兎・兄を探しており、空中レースの優勝商品であった「次界卵」を手に入れて見つけようとした(実際は「次界蘭」だったが)。次界卵編最終回のエンディングでは「混沌」から解放された来兎・兄と共に空を飛んでいた。 戦闘鬼(せんとうき) 声 - 金子幸伸 福陽気妃の空中レースに参加していた悪魔。凄まじく自己顕示欲の強い性格で、誰も自分の前にいることを許さない。多数の捨てるッスたちを引き連れ、空中レースを先行する相手は撃ち落とす。 捨てるッス(すてるッス) 声 - 下崎紘史 背中にステルス機の翼を持つ魔守。両手にはミサイル型の爆弾を持っており、それを正に捨てるようにして相手にぶつける。同じ姿をした魔守が多数存在し、それらは戦闘鬼の取り巻きであったり、悪魔軍の兵隊であったりする。 不運試子(ふうんだめし) 声 - 永野善一 「骨折りゾーン」に住む魔守。語尾に「だめし」とつける。本人は気弱でいたって無害だが、彼の息は周囲の運気や「パッション指数」を下げ、使いようによっては「混沌」を広めるのにとても役立つ。後に中吉中吉と「赤い糸」によって結ばれ、御神籤仙人の聖守となった。ヘビが苦手で、意外と足が速かった。かつては大凶魔1/100の魔守だったが袂を分かっており、彼が「ダイキョウゾーン」を創って「混沌」を広めようとした時は中吉中吉と共にそれを止めようとする。そして大凶魔1/100を倒すために彼と同化し、不運の道連れにして彼の弱点を引き出した。その際に大凶魔1/100を通じて「魂壷」に吸収されるが、カリスマデビルが倒された後に復活している。 中吉中吉(なかよしちゅうきち) 声 - 尾小平志津香 「骨折りゾーン」でタケルたちと出会った御神籤仙人の聖守。とても温厚な性格で、喧嘩があると「中をとって〜」の言葉と共に仲裁しようと現れる。結び合わせた者たちの仲を親密にする効果がある「赤い糸」を持っている。ポーチに「赤い糸」で不運試子と共に縛られてとても仲が良くなり、結ばれた。その後に大凶魔1/100の「混沌」拡大を止めるために「ダイキョウゾーン」に訪れている。その後は御神籤仙人の使者として争いを好まない悪魔属を集め、「月」に避難させていたようだ。 スター天帝(スターてんてい) 声 - 松崎しげる 天使属に大人気の歌手の天使。聞く者の心を歌によって操れるほどの歌唱力を持つスーパースターとして活躍していた。しかし悪トレスにたぶらかされ、聞く者に悪を薦め、「混沌」を呼び寄せる歌「アイアム悪の戦士」を歌いそうになった。だがスタイリス徒の真摯な態度で眼を覚まし、聞く者を正義に目覚めさせ、悪魔属を弱体化させる歌「アイアム愛の戦士」を歌い、最後にはタケルたちを助けた。その後に自分を一途に想うスタイリス徒と婚約する。 なお、松崎の歌った「アイアム悪の戦士」「アイアム愛の戦士」は実際にCD化されている。 スタイリス徒(スタイリスと) 声 - 笠原弘子 スター天帝のスタッフで、聖守の女性。眼鏡をかけ地味めだが美貌を持ち、下半身は魚に似ていて人魚の形態となっている。スター天帝を一途に想っており、悪トレスにたぶらかされた彼を心配していたが、迷帽子アーティス徒にクビにされる。その後「アイアム悪の戦士」を歌うスター天帝を懸命に説得して止めている。その後、秘めていた想いが伝わり、スター天帝から婚約を求められ、それを受けた。 悪トレス(あくトレス) 声 - 並木のり子 またの名を「アクトレシーヌ」。絶世の美貌を持つ女優悪魔。普段は猫をかぶっており、その本性は自分のためならいかなる手段も厭わない悪女で、スター天帝をたぶらかして「アイアム悪の戦士」を歌わせて自分の功績を築こうとした。影を異形に変えて戦う能力を持っているが、実際は影の方が本体であった。 迷帽子アーチス徒(めいきゃっぷアーチスと) 声 - 斉藤レイ 悪トレスのスタッフで、魔守の女性。悪トレスの手下として企みに加担しており、悪トレスがスター天帝をたぶらかす間は、スター天帝のスタッフも務めたようだ。悪トレスの企みを成就させるために止めようとしたタケルたちを止めようとしたが、目を覚めたスター天帝の「アイアム愛の戦士」によって動きが止まり、「天源核」に吸収された。 大トロ(おおトロ) 声 - 森訓久 「骨折りゾーン」の海岸に建つ寿司屋に住む天使。「あ〜トロトロ、お〜トロトロ」が口癖。高速で美味い寿司を握る「時間いらんの寿司」で知られる名板前だが、普段は眠りこけてトロトロとしている。だがかじりマグロに噛まれると途端に眼を覚まし、烈火の勢いで寿司を握り始める。 回転スッチー(かいてんスッチー) 声 - 岡本麻弥 大トロの聖守で、腰回りに回転寿司のレールを浮かばせたスッチー姿の女性。「アテンションプリーズ」が口癖。普段は眠りこけている大トロに代わり、彼を訪ねてきた客の対応を務める。また、大トロが握った寿司は彼女のレールに乗せられる。亜種が存在しているようで、レストランではウェイトレス仕様が登場する。 消防子爵(しょうぼうししゃく) 声 - 横山智佐 「火炎ゾーン」で消火活動を続ける天使。しかし当初タケルたちが出会った消防子爵は、「混沌」から「火炎ゾーン」を守るために町の水全てを費やす「ウォーターバリア」を敢行する「火炎城」の殿様に反発し、彼の名を借りて消火活動を行う「火炎城」の姫、めぐみ姫だった。消防子爵本人は「火炎城」が炎に包まれた際にその頂上に現れ、水が詰まっていた樽を壊して水を溢れさせて城の火を一気に消火させた。 レスQ天女3世(レスきゅーてんにょさんせい) 声 - 堀江ゆき 「火炎ゾーン」にいる消防子爵の聖守で、タケルたちが「火炎ゾーン」に訪れた時は城を抜け出して消防子爵を演じるめぐみ姫と共に消火活動を行っていた。初代ビックリマンに登場した魯神フッドのアーチ天使、レスQ天女の子孫で、元々は聖守ではなく天使だった。彼女が聖守にランクダウンした理由は凶悪魔編で明かされる。 ハッカマン 声 - 内藤丈禎 「火炎ゾーン」に住むライター型の魔守。元々は温和な性格で天使属とも仲が良く、かまどや蝋燭に火を灯す商売をしていた。「カッカッカー」と笑いながら火を吐く。火を吐くには燃料がいるらしく、いつも燃料を持ち歩き、しばしば飲んで燃料補給をする。バカラたちに操られて「火炎ゾーン」を焼き尽くそうとした。 愛野千代子(あいのちよこ) 声 - 薛宏美 「火炎ゾーン」に住む天使の美女。年に一度のバレンタインデーに、女性たちの要望に沿ったチョコレートを作ってくれる。女性たちの間ではとても人気で、その時期になると愛野千代子の元に並ぶ女性の大行列ができる。ただし1年間では1人につき1個しか作ることができず、それを破ると「混沌」に呑まれ、愛野千代子自身が悪魔と化してしまう。 ラッ品宮(ラッぴんぐう) 声 - 荒木香恵 「火炎ゾーン」で愛野千代子の聖守を勤める女性。愛野千代子が授けるチョコレートをラッピングすることを仕事にしており、またラッピングにも用いるリボンを自在に操り、相手を縛ったりなどと様々な事ができる。 義理義理ッス(ぎりぎりッス) 声 - 井上瑤 「火炎ゾーン」で愛野千代子の妨害を続けるキリギリスのような姿をした女悪魔で、ラッ品宮いわく「ワサビやからし入りの義理チョコをばらまくにっくき奴」。語尾に「ギリ」とつける。ダンディーラーの命令でバカラ宛のチョコレートを愛野千代子から貰おうとしたが正体がバレ、それでもチョコレートを手に入れるために他の客たちのチョコレートを強奪するも、最終的には失敗に終わる。 悪戯こそしたものの、生殺与奪に関わる争いは好まないようで、終盤近くで他の争いを好まない悪魔属と月に逃げており、次界卵編エピローグではフラレジョーズ、スタイリス徒と共にスター天帝を応援している姿が見られた。 絶メッ鬼(ぜつメッき) 声 - 岩崎征実 悪魔軍に所属するがその裏ではW仏KINGとも通じ、その命令で「天源核」を奪うために「天上京」に現れた悪魔。何かと死語を連発する。濃縮された「混沌」を放つ「闇乞い」の他に、火を吐いたり首が伸びたりと多彩で強力な戦闘能力を持つ。本当の顔は髑髏を銜えている獣の顔。W仏KINGから「天源核」を封じる「封印シールド」を授かっている。バカラとは幼馴染みで、互いに「バカの字」「絶の字」と呼び合う仲。 その正体は天使属性を殺して悪魔属となったW属であり、W仏KINGの命令で悪魔軍の同行を探るスパイとして潜入していたことが凶悪魔編で明らかになった。『集中豪無編』にも登場。 減画素魔(げんがそま) 声 - 斉藤信行 「天上京」に今も住み続ける悪魔。モザイクを発生させて包んだ者を転移させたり、デジ亀天帝の写真に封じられた者を解放する能力を持っている。臆病ながらも誰かのために身を賭して行動する心優しい性格で、悪魔属を片っ端から封印するデジ亀天帝から悪魔属を守り続けていた。争いを好まない気質ゆえに悪魔軍に従軍せず、後に御神籤仙人の「月」に逃げた。また、「アラクネの里」でシネス皇帝と相討ちになったバカラを転移の能力で助け出す。 直郭公爵(ちょっかっこうしゃく) 声 - 深貝大輔 鳥型の天使で、カッコウに似た姿。「ホワイトゾーン」にあるゲレンデの領主で、「ホワイトゾーン」の平和を守る「「す」の棒」の持ち主でもある。「ちょっかこう〜」や「かっこう」が口癖。直滑降と直角ターンを使いこなすベテランスキーヤー。効能鳥皇子やカラースキャナ黄帝と同じく「天使三羽カラス」の一人で、「サンバホイッスル」を吹けばサンバの音に合わせてどこからともなく駆けつけてくれる。 結晶坊ーダー(けっしょうぼーダー) 声 - 長浜満里子 「ホワイトゾーン」でスノーボードの練習に勤しむ聖守の少年。そのスノーボードにスーパーゼウスが取り憑いたため、一時行動を共にした。自分の力量を上げたいがために、持つ者のスノーボードやスキーの腕を上げる「「す」の棒」を直郭公爵の元から持ち出してしまう。その結果「「す」の棒」を狙うバカラ達に追われるが、その間に「「す」の棒」の力で実力が上がり、またバカラ達に「「す」の棒」が奪われた時は自責の念から必死で後を追い掛けた。事件解決後はその実力と心意気を買われて直郭公爵の聖守に抜擢された。 効能鳥皇子(こうのうとりおうじ) 声 - 喜山雅之 「天使三羽カラス」の一人で、コウノトリに似た姿の天使。直郭公爵の「サンバホイッスル」を聞きつけ、サンバを引き連れてカラースキャナ黄帝と共にどこからともなく現れた。 カラースキャナ黄帝(カラースキャナこうてい) 声 - 二村兆富 「天使三羽カラス」の一人で、カラスに似た姿の天使。直郭公爵の「サンバホイッスル」を聞きつけ、サンバを引き連れて効能鳥皇子と共にどこからともなく現れた。 滑降悪役レーサー(だうんひーるレーサー) 声 - 横山友和 「ホワイトゾーン」を暴走するスキーヤーの悪魔。「エーコラ!」としか喋らないため、唯一意思疎通ができるハ組の暴剣の通訳が必要不可欠。「ホワイトゾーン」ではハ組の暴剣と共に結晶坊ーダーが持ち出した「「す」の棒」を奪った。数多くの同種がいる他に、滑降悪役レスラー(だうんひーるレスラー)と呼ばれる亜種も存在する。 ハ組の暴剣(ハぐみのぼうけん) 声 - 岸祐二 「ホワイトゾーン」を暴走する滑降悪役レーサーの魔守。語尾に「おんどりゃー!」とつける。ボーゲンでスピードが出ないため、両手に持った箒を目にもとまらぬ早さで動かすことによってそれを補っている。「ホワイトゾーン」では滑降悪役レーサーと共に結晶坊ーダーが持ち出した「「す」の棒」を奪った。数多くの同種が存在する。 文豪ゲー帝(ぶんごうゲーてい) 声 - 鶴岡聡 書いた小説を現実に起こす能力を持つ、今をときめく大人気小説家天使。新作を書くために「ホワイトゾーン」のホテルでカンヅメにされていた。 ゲンコ酔牛(ゲンコようし) 声 - 高橋広司 文豪ゲー帝の聖守で、小説天聖界の編集者。言葉の頭や語尾に「モー!」とつける口癖がある。文豪ゲー帝を「先生」と呼び、新作小説の催促を続けていた。 フラレジョーズ 声 - 石橋美佳 「ホワイトゾーン」に現れたサメの姿をした女悪魔。バカラの幼馴染みで、彼を「バカちゃん」と呼ぶ。バカラを情熱的に愛しており、その求愛は一種の暴力にも思えるほど強烈。しかし「またフラれちゃった」と泣き叫びながら慰めてもらおうとバカラの前に現れたこともあり、バカラ一筋というわけではない様子。次界卵編エピローグでは、義理義理ッス、スタイリス徒と共にスター天帝を応援している姿が見られた。 熟水天(じゅくすいてん) 声 - 木村亜希子 夢の世界で眠り続ける天使の美女。誰かが悪夢を見ていると「ドリームパワー」なる力でそれを感知し、「ドリームファイター」に変身して助けるべく出動する。ただし眠り癖があり油断するとすぐに寝てしまう。『集中豪無編』では「戦使の遺伝子」を持つ一人だと明かされる。 カイミン獏ラ(カイミンばくラ) 声 - 又村奈緒美 熟水天の聖守で、貘を模した三日月型枕の姿をしている。その名前とは裏腹に熟水天の目覚まし係で、彼女が眠りこけると「眠ってどうする!」「寝るなっつーの!」と画面の外からツッコミを入れる。 金縛大魔王(かなしばりだいまおう) 声 - 泉尚摯(現:いずみ尚) 夢の世界に住む謎の少年マオマオ(声 - 鮭延未可)が怒り、悪魔として覚醒した姿。マオマオ自身は幼稚で語尾に「でしゅ」とつく甘えん坊な性格だが、この姿に変ずると姿と共に豹変し、容赦のない凶悪な性格となる。凶悪魔編ではスーパーゼウスに悪魔属輝(キラ)ヘッドに任命された。 レムスイ民(レムスイみん) 声 - 福麻むつ美 マオマオが金縛大魔王に変じた際に生じる「怒りのいかづち」を感知して現れ、その暴走を助長させる魔守。アイテム「夢見る振り子」を用いた催眠術で相手を眠らせて悪夢を見せ、その肉体を石化させる能力を持つ。瞼に洗濯ばさみを挟んで無理やり目を開けており、金縛大魔王の怒りが静まると共に外し、眠りにつく。 霊天狗(れいてんぐ) 声 - 清水宏 相手を無気力にする「零点呪法」で「スクールゾーン」に「混沌」を侵攻させた悪魔。「ばってん」と喋る口癖がある。その凶悪な所業とは裏腹に、礼を欠かさない礼儀正しい性格。タケルとの戦いで零点呪法を浴びせるも、元々勉強嫌いだったタケルには効き目が無かった。 保護観音(ほごかんのん) 声 - 寺田はるひ 「サファリゾーン」でカン視カンたちを引き連れ、希少種の動物たちを守る天使の女性。悪質犯ターに狩られて残り一羽となった「ゴールデンフェニックス」を守ろうとしている。 カン視カン(カンしカン) 声 - 長浜満里子 / 内藤丈禎 「サファリゾーン」で保護観音の下、希少種の動物達を守るパンダに似た聖守。同種が多数存在している。 悪質犯ター(あくしつはんター) 声 - 前田剛 「サファリゾーン」で密猟を横行する魔守。「ゴールデンフェニックス」もそのほとんどが彼に狩られた。語尾に「ター」とつける口癖がある。最終的には保護観音に捕縛される。 着流し三助(きながしみすけ) 声 - 横幕玲王奈 「ヘルスゾーン」で湯浴み天女の下、大露天風呂で働く聖守。本人いわく、「聖魔和合界で背中を流させたら、一番なのさ」とのこと。湯浴み天女が湯煙を操る時に使う扇子を預かっている。 邪愚爺(じゃぐじい) 「ヘルスゾーン」を「混沌」で満たすためにバカラたちが送り込んだ悪魔。その大きさは今までに出た悪魔より最大のものであり、タケルたちを驚かせた。手にあるブラシで「混沌」を集め、頭にある蛇口で「混沌」の湯を出す。 弱点は下半身を覆っている風呂桶である。 大凶魔1/100(だいきょうまひゃくぶんのいち) 声 - 大谷亮介 「最強悪魔」とも呼ばれる強大な力を持つ悪魔で、その力は百番目のゾーン、「ダイキョウゾーン」を創造したほど。語尾に「だーい」とつける口癖がある。口のスロットを回し、出た数字で攻撃が決まる技「大凶魔殺99」を持つ。 カッパ魔鬼(カッパまき) 声 - 下崎紘史 カリスマデビルの命令でアズールから「魂壷の欠片」を取り戻そうとした悪魔軍遊撃隊隊長を勤める悪魔。キュウリを食べると信じられないほどパワーアップする。同種が数多く存在し、頭に乗せている皿の数によって階級が決まっている。 放火魔人(ほうかまじん) 声 - 斉藤信行 ポーカードが「悪魔召喚の儀式」で呼び出した悪魔。その間抜けな外見とは裏腹に、火炎をまき散らして周囲を焼き払う高い戦闘力を持つ。弱点は腰回りに付けている4つのオイル缶だが、これを破壊すると「膨大なエネルギーによって広範囲の爆風で結果的に共倒れになる」と本人が弁明していた。しかし、アズールによって爆風は吸収されて倒される。 アパ帯刀天(アパたいとうてん) 声 - 中尾友紀 「エナメルゾーン」で歯科医を営む天使の女性。天聖界一の歯医者で、秘技「矢車十文字ドリル」は痛む間もなく患者の虫歯を治療する。タケルいわく、体重は重いらしい。物語のラストで、視聴者に向けて歯を大事にするように諭すところで締めくくった稀有なキャラクターでもある。 騎士狸徹(きしりとおる) 声 - 又村奈緒美 アパ帯刀天の歯科医院で助手を勤める狸の姿をした聖守。いつも肝心な所でドジを踏んでしまうため、自信を持てずにいたが、歯科医に変装したアズールに「先生(アパ帯刀天)の真似をすれば怖くない」と諭されて自信を持つようになる。その結果、ポーチの治療および歯垢帝・刺客花瓶を倒すきっかけを作ることに成功する。 歯垢帝(しこうてい) 声 - 岩崎征実 刺客花瓶と共に「エナメルゾーン」で虫歯拡大による「混沌」の招来を目論んでいた悪魔。極小化して口の中に忍び込み、虫歯になった歯の上で四股を踏み、患者に激痛を与える。刺客花瓶と連携すると、相手を虫歯にする光線「究極奥義・虫歯ビーム」を放てる。最終的には勇気を振り絞った騎士狸徹によってタケルたちの勝利を許してしまう。 刺客花瓶(しかくかびん) 声 - 石原慎一 歯垢帝の魔守で、共に虫歯拡大による「混沌」の招来を目論む。歯垢帝と同じく極小化して口の中に忍び込み、ドリルとなっている手で歯に穴を空け、「必殺・過敏性強酸液」で歯を溶かす。最終的には歯垢帝共々タケルたちに完敗。 バニーラ 声 - 齊藤真紀 「サマーゾーン」でアイス屋とツアーコンダクターを勤める聖守の美女。一見すると明るく朗らかで健康的な美女だが、土地柄的に迫ってくる男の扱いに慣れ、下心で近付いてくる男はアッパーで吹っ飛ばす(ゼウスにも容赦がない)。復活した夏鬼ゴーリラを当初は倒そうとしたが、元の小猿の姿になった夏鬼ゴーリラに同情し助ける。 抹茶金トキ(まっちゃきんトキ) 声 - 溝口規世 「サマーゾーン」で夏鬼ゴーリラの復活を目論む魔守。占い師の振りをしてタケルたちに近づき、夏鬼ゴーリラの封印を解くように唆した。大変な長寿で、『集中豪無編』にも若い頃の姿を見せ、また「赤い目の獣」の所業を知る当事者でもある。 夏鬼ゴーリラ(かきゴーリラ) 声 - 鶴岡聡 かつて「サマーゾーン」が「ウィンターゾーン」と呼ばれていた頃に住んでいた悪魔。強烈な冷風で周囲を雪と氷で閉ざすその能力を危険視され、封印されていた。しかし本来の性格は争いを好まない温和なもので、姿もゴリラではなく小猿のものだった。 リサイクル瓶ラ(リサイクルかめラ) / ツカイステ瓶ラ(ツカイステかめラ) 声 - 新島貞美 中に入った廃棄物をリサイクルして吐き出す能力を持つ、瓶の形をした魔守。基本的に「かめ」としか喋らない。リサイクル以上の早さで廃棄物が詰め込まれると暴走し、巨大化して暴れ回る。その昔に暴走して周囲の村を破壊して回ったが、当時訪れたトーサンダーによって鎮められ、元の姿に戻ったという過去がある。 バックミイラ かつて天使属と悪魔属が戦争をしていた頃、その強大な力で天使属を追い詰めた魔守。「レッドゾーン」に封印されていたがポーカードの手によって復活した。最後にはタケルたちに全滅させられたが、復活した際にはその戦闘力を大いに奮い、「レッドゾーン」の町並みを破壊して廃墟に変えた。 1発IN王(いっぱつインわん) 声 - 西村仁 「OBゾーン」を統治する犬の姿をした天使。優れたゴルファーであり、爆弾の機能を持ったゴルフボールで「OBゾーン」に侵攻する蛮蚊ー!達と戦っていた。タケルやクリア受神達に、「アラクネの谷」とは「OBゾーン」の禁足地、「霧深き谷」でないか、という情報を教えた。 チャーリー・チップイン 声 - 紙谷礼治 1発IN王の聖守で、彼の攻撃手段である爆弾ゴルフボールの供給役。語尾に「だプリン」とつける口癖がある。1発IN王と共に迫る蛮蚊ー!達の侵略を防いでいたがやがて押され、怪我を負って「OBゾーン」を「混沌」に呑み込まれてしまった。 悪餓り(あがり) 声 - 森訓久 悪魔軍軍事法廷の門前で番をしている痩せっぽっちの魔守。異常に気弱で恥ずかしがりな性格をしている。 複写鬼(こぴーき) 声 - 下崎紘史 ポーカードが「悪魔召喚の儀式」で呼び出した機械の魔守。「コピーとってこ〜い!」が口癖。コピー機の体をしていて、「悪魔軍特製コピー用紙」に様々な画像を印刷し、印刷のモデルと同じ能力を持った紙を印刷出来る。 素手ア輪宮(すでアりんぐう) 声 - 笠原竜司 「リングゾーン」で七つのベルトを保持する格闘王の天使。彼がベルトを保持することは「リングゾーン」を「混沌」から守ることに繋がっており、それが悪魔属に奪われると「リングゾーン」は「混沌」に呑み込まれる。娘の半ドールをアル・カッポレに誘拐され、脅迫されて滑降悪役レスラー達を勝たせる八百長試合をさせられていた。 半ドール(はんドール) 声 - 鈴木裕美子 素手ア輪宮の娘。アル・カッポレに誘拐され、素手ア輪宮脅迫するネタにされていた。シールは存在せず、素手ア輪宮の裏書きに名前だけが載っているアニメオリジナルのキャラクター。 童シー徒(ちゃいるどシーと) 声 - 松本美和 赤子の姿をした半ドールの聖守。語尾に「でちゅ」がつく。その泣き声は衝撃波の域に達しており、一度泣き出すと周囲をその大音量で破壊する。アル・カッポレに誘拐された半ドールを取り戻そうとしていた。 アル・カッポレ 声 - 清水宏 「リングゾーン」で悪逆非道を尽くす悪魔(?)。語尾に「ある」とつける口癖がある。半ドールを誘拐して素手ア輪宮を脅迫し、自分が用意した滑降悪役レスラー達に負ける八百長試合をさせた。シール化はされていないアニメオリジナルのキャラクターである。 ヌル魔UFO(ヌルまユーフォー) 声 - 内藤玲 ポーカードが「悪魔召喚の儀式」で召喚した魔守。口癖は「ぬる〜ん」。触れた相手のやる気を奪うぬるま湯を吐き出す湯船型のUFOに乗っており、性格もいい加減でだらけ切っている。しかし一度怒るとUFOが熱湯UFOに変わりぬるま湯が熱湯になり、自身も真っ赤になって凶暴化する。その際は口癖が「アチー!」に変わる。 ガングローブ 声 - 並木のり子 「熱帯ゾーン」に住む、両手にグローブを填めたガングロのコギャル姿の魔守。元々は天使属だったが、「熱帯ゾーン」の大量の規則に嫌気がさし、破り続ける内にいつの間にか魔守となっていた。密林ジムと交際しており、「いつか木の上に家を建ててもらう」という約束をしていた。しかし自分の現状や彼との音信不通も相まって再会を悩んでいたが紆余曲折の果てに、約束を守って見事家を建てていた密林ジムと再会、二人でその家に住むこととなった。 密林ジム(じゃんぐるジム) 声 - 岡崎雅紘 「熱帯ゾーン」に住む、ガングローブに恋する青年聖守。かつてガングローブと約束した「木の上に家を建ててあげる」という約束を守り、不格好ながら黄色い家を造り上げた。その時にはターザン姿になっていた。 ミニ鳩ポリス(ミニぱとポリス) 声 - そのざきみえ(現:園崎未恵) 「熱帯ゾーン」で規律に違反した者を捕らえ、刑務所に入れる事を任務とする女性警察官風の聖守。「ポッポー」が口癖。同種が大量に存在しており、「熱帯ゾーン」以外でも、法律を取り締まる存在として様々なゾーンで働いている(ただし先述の口癖は無い)。 黒子ダイル団D(くろこダイルだんでぃ) 声 - 上別府仁資 「熱帯ゾーン」に住むワニの姿をした悪魔で、裏社会を牛耳る組織「黒子ダイル団」のボス。悪魔軍香具師商工会議所全国連絡評議会組合長らしい。語尾に「だワニ」とつける口癖がある。その仕事柄顔が広く、多くの情報に通じている。「熱帯ゾーン」に「混沌」を呼ぼうとしているが、毎回ガングローブの妨害にあって中々成功しない。次界卵編エピローグでは、アパ帯刀天に歯の治療を受けている姿が見られる。 三文文四(さんもんぶんし) 声 - 斉藤信行 「熱帯ゾーン」で「黒子ダイル団」の力を借りてたこ焼きの出店を営む魔守。同種が多く存在しているらしい。 シャーペン銀(シャーペンぎん) ペンギンとシャーペンを合わせたような姿をした聖守。次界卵を食料とする、疑うことを知らない純朴な一族。登場するだけでも長老ペン銀(ちょうろうペンぎん)(声 - 森訓久)、ボールペン銀(ボールペンぎん)(声 - 斉藤信行)、フェルトペン銀(フェルトペンぎん)(声 - 下崎紘史)、羽根ペン銀(はねペンぎん)(声 - 長浜満里子)など多種が現れている。 魂魄徒(こんぱくと) 声 - 藤井欣(現:藤井裕之) 福陽気妃主催のダンスコンテストのプロデューサー兼司会として雇われていたとても小さな体の聖魔守。ダンスコンテストを盛り上げるためにポーチやダンディーラーを囃し立てたが、二人の争いがあまりにも激化し過ぎて逆にダンスコンテストを台無しにしてしまった。 鵜飼予坊(うがいよぼう) 声 - 真島啓 解寝2斎の師匠で、鵜達を従えた和尚姿の天使。鵜は鵜飼予坊が育てたもので、ウィルスを飲み込むとそれを治療する事ができる薬「鵜飼ワクチン」を作る能力を持っている。だがその能力ゆえに流感マダムに警戒され、タケル達が訪れた時は鵜を誘拐されていた。 解寝2斎(げねツーさい) 声 - 堀田勝 鵜飼予坊の弟子で忍者の姿をした聖守。語尾に「でござる」とつく。鵜飼予坊と共に流感マダムの「デビルウィルス」に対抗する為、彼女に奪われた鵜飼予坊の鵜を取り戻そうとしていた。 流感マダム(りゅうかんマダム) 声 - 井上瑤 肩に「デビルウィルス」が詰まった大袋を担いだ有閑マダム然とした悪魔。ペットとして野性のインフルエンザを常に従えている。「デビルウィルス」を蔓延させて周囲のゾーンに「混沌」を呼び込んでいた。バカラとは知り合いらしく、お互いに「マダの字」「おバカラ様」と呼び合う仲。 野生のインフルエンザ(やせいのインフルエンザ) 声 - 下崎紘史 痩せこけた野獣の姿をした流感マダムのペット兼魔守。流感マダムの前では大人しいが、それ以外の前では本来の凶暴性を発揮して襲いかかる。 W墓戯(ダブルぼぎ) 声 - 矢尾一樹(悪魔時の声)/ 徳光由香(天使時の声) W仏KINGの命令でアズールを「破壊の王」として覚醒させようとしたW属。悪魔属性が強まっているらしく天使属性の顔が悪魔属性の口の中にあり、普段は悪魔属性の状態でいる。覚醒したアズールに天使属と悪魔属の掃討を命じたが無視され、アズールの攻撃を受けて両属性が切り裂かれる。悪魔属性は「天源核」に、天使属性は「魂壷」に吸収された。 朱烈男爵(しゅれつだんしゃく) 声 - 中尾友紀 ポーカードが「悪魔召喚の儀式」で呼び出した悪魔。当初は小さな毛玉のような愛くるしいものだが、周囲の紙を喰らって巨大化・強大化する能力を持っており、「オフィスシティ」の大量の紙を喰らい、さながら怪獣のような姿となって暴走した。 ワク珍(ワクちん) 声 - 平野貴裕 天聖界一のワクチン研究家として知られる老人聖守。語尾に「チン」とつける口癖がある。「混沌」に沈みかけた町で、悪玉コレ捨テロールの「脂ボール」に対抗するワクチンの研究をしていた。その中で偶然作れた悪玉コレ捨テロールを撃退しうるワクチン「珍ボール」を開発している。 悪玉コレ捨テロール(あくだまコレすテロール) 声 - 杉野博臣 バカラが「混沌」拡散計画の一環として派遣した悪魔軍所属の魔守。語尾に「ロール」とつける口癖がある。凄まじく太っているので肉体労働は苦手だが、引き換えに両肩のファンから触れる者を太らせる「脂ボール」を放つ能力を持っている。その能力で天使属たちを太らせ、その重量で「混沌」に沈みかけた町をさらに沈めようとしていた。 寒乱射(かんらんしゃ) 声 - 竹本英史 観覧車と同等の巨体を持つ絶叫魔神の魔守。語尾に「だビョ〜!」とつける。常に凄まじくサムい駄洒落を連発し、頭についている観覧車から放つ冷気の詰まった缶と合わせて、周囲に吹雪を吹き起こす能力を持っている。 ロケットランナー 声 - 郷田ほづみ 天聖界一の俊足を誇り、天使属のメッセンジャーを勤める聖守。1発IN王からの伝言でタケルたちに「アラクネの谷」の情報を伝えたが、その帰りに動ピングラマーの襲撃を受けた。遠くにあったり動き続けている物を捕捉するゴーグルをかけ、足には俊足を助けるロケットが装備されている。 フラットN爺(フラットえぬじい) 声 - 下崎紘史 動ピングラマーを幼少の頃から世話し続ける執事然とした老人魔守。趣味は誰かのNG(失敗)を録画して集める事。動ピングラマーとは「爺」「お嬢様」と呼び合い、慕い合っている。動ピングラマーを守る為に危険なドーピングを行い、その果てにタケルの「聖天核」に吸収された。70年前に動ピングラマーと共に「赤い目の獣」の暴走を目の当たりにしている。 蛮蚊ー!(ばんかー!) 声 - 山崎樹範 悪魔軍東部方面「混沌」拡散部隊第2025中隊に所属する蚊の姿をした魔守。語尾に「バン」とつける口癖がある。同種が大量に存在しており、軍勢を率いて「OBゾーン」に侵略し、1発IN王と戦い続けていた。そして物量戦で1発IN王を倒し、「OBゾーン」を「混沌」に呑み込んだ。 遅延僧(ちえんそう) 声 - 楠大典 悪魔軍に所属する悪魔。通称「悪魔属のレザーフェイス」。その名前とは裏腹に、「混沌」にほとんどのゾーンが呑み込まれて最終避難所となった「ヘルスゾーン」を殲滅しようとジェノサイドデビルに進言したタカ派。また向上心も強く、ポーカードを押しのけて悪魔軍No.2となるべく、ジェノサイドデビルの制止があったにも拘らず独断で「ヘルスゾーン」を襲撃した。
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