マダとは? わかりやすく解説

マダ【Madha】


まだ【未だ】

読み方:まだ

【一】形動[文]ナリ

その時点までに実現していないさま。「食事の—な人は早く済ませなさい」

ましなさま。

磊落母親に物をいったりするは—な事」〈二葉亭・浮雲

いまだに未熟であるさま。また、物わかりの悪いさま。

「ほんに年に似合はぬ—な事をいはしゃるわいの」〈浄・嫩軍記

【二】[副]《「いまだ」の音変化

打消しの語を伴って)ある事柄その時点までに実現していないさま。「—帰らない」「—できていない

期待されるべき状態になっていないさま。「独立には—早過ぎる」「今は五月だ」

前からの状態がその時まで続いているさま。「—降っている」「—寝ている」

残りがあるさま。また、余地のあるさま。さらに。「—言いたいことがある」「期日まで—日数がある」

時間日数が少ししかたっていないさま。たった。「父が死んで一年だ」

十分ではないが、他にくらべればいほうだという気持ちを表す。どちらかといえばまだしも。「寒いのは—我慢できる」「退くよりは進むほうが—ましだ」


マダ

名前 Mada

馬田

読み方:マダ(mada

所在 福岡県朝倉市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

馬田

読み方:マダ(mada

所在 福岡県(西日本鉄道甘木線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

マダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/30 04:17 UTC 版)

マダ (Mada) は、インド神話に登場する巨大なアスラ阿修羅)である。その名前は「酩酊」という意味[1]聖仙チヤヴァナ[注釈 1]インドラ神を屈服させるために創造した怪物で、大きな歯と4本の牙を持ち、その口を開けば上顎が天まで届いたという[2]

神話

マダの創造は叙事詩マハーバーラタ』において語られている。あるとき、医療神のアシュヴィン双神は老いたチヤヴァナ仙の若き妻スカニヤーに横恋慕した。双神はスカニヤーの愛を得ようとしてチヤヴァナに若返りの術を施したが、スカニヤーは再びチヤヴァナを選んだ[3]。大喜びしたチヤヴァナは双神にお礼として不死の霊薬ソーマを捧げようとすると、これに猛反対したインドラ神の妨害を受けた。インドラはアシュヴィン双神が人間界に長くとどまり、労働者のように働いているために、ソーマ供儀に相応しくないと主張したのである。そこでチヤヴァナはマダを創造してインドラに対抗した[2]。これに恐れをなしたインドラは双神にソーマを飲む事を許した。その後、チヤヴァナはマダを「博打」、「女(姦淫)」、「狩猟(殺生)」、「酒(酒乱)」の4つの悪徳に分けたとされる[4]

解釈

比較神話学者ジョルジュ・デュメジルは、神話におけるマダの役割を北欧神話クヴァシルアース神族ヴァン神族の和解の際に創造された賢者)と比較し[5]、またアシュヴィン双神をゾロアスター教の神霊ハルワタートアムルタートと比較している[6]

マダの神話ではアシュヴィン双神を優れた神と考えるチヤヴァナと、逆に低級な神と考えるインドラ神との間に対立が生じる。一方の北欧神話ではアース神族とヴァン神族の対立があり、両者が戦争をやめて和睦した際に、その証としてクヴァシルが創造される。インド神話でも北欧神話でも、神々の世界の対立が背景にあり、インドでは対立を解消する手段としてマダが創造され、北欧神話では対立が解消された証としてクヴァシルが創造される。

そしてマダの名前が「酩酊」すなわち「酔い」を意味するのに対して、クヴァシルは唾液による発酵という手段で創造され、その名前は東欧の伝統的なアルコール飲料であるクワスと同じ語源を有している。また、マダは目的が達成されたのちに人を酔わせるのに相応しい4つの要素に分解されるが、クヴァシルは小人によって殺され、血液を大小3つの容器に分けられて詩の蜜酒を醸される。

このように2つの神話は細部に違いはあるが物語の構造が一致している。デュメジルによれば、印欧語族は3つの集団から成る社会階層(祭司・戦士・農耕者)ないし社会概念を持っており、神々の対立およびマダとクヴァシルの創造は祭司・戦士の2つの集団に、アシュヴィン双神・ヴァン神族によって象徴される裕福な農耕者の集団が加わわることで社会が形成されるという神話的歴史を物語ったものであるとしている[5]

脚注

注釈

  1. ^ 創造主プラジャーパティの1人、聖仙ブリグの子。

脚注

  1. ^ ジョルジュ・デュメジル『ゲルマン人の神々』p.46。
  2. ^ a b 『マハーバーラタ』3巻124章。
  3. ^ 『マハーバーラタ』3巻122章-123章。
  4. ^ 『マハーバーラタ』3巻125章。
  5. ^ a b ジョルジュ・デュメジル『ゲルマン人の神々』p.44-49。
  6. ^ 『大天使の誕生』(『デュメジル・コレクション3』収録)p.430-436。

参考文献

関連項目


マダ(魔術師)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:43 UTC 版)

ペルソナ4」の記事における「マダ(魔術師)」の解説

『ザ・ゴールデン』7話足立戦で登場

※この「マダ(魔術師)」の解説は、「ペルソナ4」の解説の一部です。
「マダ(魔術師)」を含む「ペルソナ4」の記事については、「ペルソナ4」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「マダ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「マダ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マダ」の関連用語

マダのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マダのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマダ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのペルソナ4 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS