マダ【Madha】
まだ【▽未だ】
読み方:まだ
1 その時点までに実現していないさま。「食事の—な人は早く済ませなさい」
2 ましなさま。
「ほんに年に似合はぬ—な事をいはしゃるわいの」〈浄・嫩軍記〉
[副]《「いまだ」の音変化》
1 (打消しの語を伴って)ある事柄がその時点までに実現していないさま。「—帰らない」「—できていない」
2 期待されるべき状態になっていないさま。「独立には—早過ぎる」「今は—五月だ」
3 前からの状態がその時まで続いているさま。「—雨が降っている」「—寝ている」
4 残りがあるさま。また、余地のあるさま。さらに。「—言いたいことがある」「期日まで—日数がある」
5 時間・日数が少ししかたっていないさま。たった。「父が死んで—一年だ」
6 十分ではないが、他にくらべればよいほうだという気持ちを表す。どちらかといえば。まだしも。「寒いのは—我慢できる」「退くよりは進むほうが—ましだ」
マダ
マダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/30 04:17 UTC 版)
マダ (Mada) は、インド神話に登場する巨大なアスラ(阿修羅)である。その名前は「酩酊」という意味[1]。聖仙チヤヴァナ[注釈 1]がインドラ神を屈服させるために創造した怪物で、大きな歯と4本の牙を持ち、その口を開けば上顎が天まで届いたという[2]。
神話
マダの創造は叙事詩『マハーバーラタ』において語られている。あるとき、医療神のアシュヴィン双神は老いたチヤヴァナ仙の若き妻スカニヤーに横恋慕した。双神はスカニヤーの愛を得ようとしてチヤヴァナに若返りの術を施したが、スカニヤーは再びチヤヴァナを選んだ[3]。大喜びしたチヤヴァナは双神にお礼として不死の霊薬ソーマを捧げようとすると、これに猛反対したインドラ神の妨害を受けた。インドラはアシュヴィン双神が人間界に長くとどまり、労働者のように働いているために、ソーマ供儀に相応しくないと主張したのである。そこでチヤヴァナはマダを創造してインドラに対抗した[2]。これに恐れをなしたインドラは双神にソーマを飲む事を許した。その後、チヤヴァナはマダを「博打」、「女(姦淫)」、「狩猟(殺生)」、「酒(酒乱)」の4つの悪徳に分けたとされる[4]。
解釈
比較神話学者ジョルジュ・デュメジルは、神話におけるマダの役割を北欧神話のクヴァシル(アース神族とヴァン神族の和解の際に創造された賢者)と比較し[5]、またアシュヴィン双神をゾロアスター教の神霊ハルワタート=アムルタートと比較している[6]。
マダの神話ではアシュヴィン双神を優れた神と考えるチヤヴァナと、逆に低級な神と考えるインドラ神との間に対立が生じる。一方の北欧神話ではアース神族とヴァン神族の対立があり、両者が戦争をやめて和睦した際に、その証としてクヴァシルが創造される。インド神話でも北欧神話でも、神々の世界の対立が背景にあり、インドでは対立を解消する手段としてマダが創造され、北欧神話では対立が解消された証としてクヴァシルが創造される。
そしてマダの名前が「酩酊」すなわち「酔い」を意味するのに対して、クヴァシルは唾液による発酵という手段で創造され、その名前は東欧の伝統的なアルコール飲料であるクワスと同じ語源を有している。また、マダは目的が達成されたのちに人を酔わせるのに相応しい4つの要素に分解されるが、クヴァシルは小人によって殺され、血液を大小3つの容器に分けられて詩の蜜酒を醸される。
このように2つの神話は細部に違いはあるが物語の構造が一致している。デュメジルによれば、印欧語族は3つの集団から成る社会階層(祭司・戦士・農耕者)ないし社会概念を持っており、神々の対立およびマダとクヴァシルの創造は祭司・戦士の2つの集団に、アシュヴィン双神・ヴァン神族によって象徴される裕福な農耕者の集団が加わわることで社会が形成されるという神話的歴史を物語ったものであるとしている[5]。
脚注
注釈
脚注
参考文献
- 『原典訳マハーバーラタ 3』上村勝彦訳、ちくま学芸文庫(2002年)
- 上村勝彦『インド神話 マハーバーラタの神々』、ちくま学芸文庫(2003年)
- ジョルジュ・デュメジル『ゲルマン人の神々』松村一男訳、国文社(1993年)
- ジョルジュ・デュメジル『大天使の誕生』田中昌司、前田龍彦訳(『デュメジル・コレクション 3』収録)、ちくま学芸文庫(2001年)
関連項目
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マダ(魔術師)
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「マダ」の例文・使い方・用例・文例
- パーティーでマダガスカル人に紹介された。
- マダガスカルの公用語はマダガスカル語とフランス語だ。
- 彼はマダガスカルの有名な歌手だ。
- マダム・タッソーのビートルズの蝋人形
- ヤマダさんは明日飛行機でパリに行きます。
- 私は今年もマダガスカルを訪問します。
- ラマダン明けに到着するよう送ります。
- 食事会の日取りはラマダンの期間を考慮しました
- 彼はだいぶマダムにご執心のようだね.
- マダガスカル島のアイアイは非常に変わっているので分類学者はこれを独立した科とした.
- フランスが植民地として1896年にマダガスカルを併合したこと
- ラマダンの間、イスラム教徒は、タバコを1日吸わない
- ラマダンのイスラム教月間に実行される断食(日の出から日暮れまで行われる)
- 腐食性の節足動物の中で生き、脊椎動物宿主の疾患を引き起こす非常に小さい桿菌(マダニ類やダニ)のグループの総称
- (9フィートの大きさの)絶滅した巨大な飛べないマダガスカル産の鳥
- 新世界・マダカスカル・太平洋諸島産のトカゲ類
- 体色変化が可能な、飛び出す舌を持つアフリカ・マダカスカル産のトカゲ
- ダニ類とマダニ類
- ダニやマダニ
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