タケル一行の協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 09:23 UTC 版)
「ビックリマン2000」の記事における「タケル一行の協力者」の解説
星悪魔アズール(せいあくまアズール) 声 - 木村亜希子 突如タケル達の前に現れた「魂壷」の欠片を持つ悪魔の少年。戦使の遺伝子を持つ「悪魔の戦使」。 創造主となって天下を取る事を目指しており、それを叶えるために「魂壷の欠片」を盗み出した。それを剣に加工しており、追っ手の悪魔属達を吸収して成長させ、「闇王核」を完成させようとしている。カリスマデビルXに反逆したため、多額の賞金がかけられたお尋ね者となっている。当初は大きなサングラスで目元を隠していたが、次界卵編後半でそれは壊され、その下にあったオッドアイが露になった。 その正体はW仏KINGが己の目的を叶えるために生み出した存在「破壊の王」だった。そのため、タケルと出会う前の過去は一切無く、持っていた記憶や志も、全てはW仏KINGに与えられた偽物であった。また実際は悪魔ではなくW属であり、星悪魔アズールとはW属の悪魔属時の姿であった。天使属時の姿は愛助コーラルであり、鏡に自分の姿を映す事が切っ掛けとなり、アズールはコーラルへ、コーラルはアズールへと姿を変える。 福陽気妃(ふくようきひ) 声 - 岩坪理江 常に満面の笑みと朗らかな笑い声を放つ女性天使。 非常に楽観的な性格で、一人称は「福ちゃん」。体が複葉機になっており、自由に空を飛ぶことができる。多くのゾーンが「混沌」に呑み込まれる中自在にゾーンを行き来し、突然タケルたちの前に現れてはその場を引っ掻き回す謎の存在。なおシールでは腕が4本あり、全て複葉機の主翼と一体になっているが、アニメでは腕は2本、主翼は背中に付く様に変更された。 その正体は「超聖神」と対話し、その意を叶えるために世界を奔走する「超聖神の使者」。「五造大神」と同等以上の存在であり、また「聖魔和合界の照星魂(ブライトソウル)」(「光」の照星魂)を持つのも福陽気妃だった。そして凶悪魔編の最後にはその身を「大福太陽」に変じさせ、「虹天銀河」を照らす底抜けに明るい太陽となる。「大福太陽」となった後も喋ったり笑ったりすることはできる。 御神籤仙人(おみくじせんにん) 声 - 田村連 「六手の里」の「ポリフェノール山」頂上付近に浮かぶ「月」の中の神社に住む天使の老人。 語尾に「ぞよ」とつける口癖がある。タケルたちが訪れるまで200年間眠り続けていたらしい。スーパーゼウスの友人であり、かなり長生きしているらしく博学で、「時の糸」についてもいくらかの知識を持っている。「ラックゲート」の所有者であり、「次界卵」を探すためにそれを求めたタケルたちに貸し与えた。「巨大ゼウス船」がタケルたちの元に訪れ、「ラックゲート」が使われなくなっている間に、指定次第で必ず「月」に移動できるように「ラックゲート」を改造した。中吉中吉を聖守としており、その後「赤い糸」で結ばれた不運試子も聖守として迎えている。『集中豪無編』終結後は隠居したスーパーゼウスと共に「月」で暮らしているらしい。 クリア受神(クリアじゅしん) 声 - 岩男潤子 「クリスタルゾーン」を守る天使の美女で、クリア送神の姉。 どんなに離れていても天使属の声を受信する能力を持っており、クリア送神と連携して「混沌」によって途絶した天使属の通信手段となっていた。また「クリスタルゾーン」の施設を用いて「混沌」を退けることが可能で、オゾン僧侶と同じく「混沌」に対抗できる重要人物である。首にはストラップで携帯電話をかけていたが、それはスーパーゼウスがZ化して取り憑いたため、ポーチに贈られた。クリア送神が復活した後はそれをタケルたちとの連絡手段として、天使属から聞き集めた情報をタケルたちに教える。 唯一の弱点はオヤジギャグなどのいわゆる「寒いギャグ」で、言われると白目をむいてフリーズ(気絶)する上に、そこからの復帰に時間がかかる。肝心な情報を伝える時に限ってスーパーゼウスがオヤジギャグによる余計な横槍を入れてフリーズさせてしまうため、毎回タケルたち一行に怒られていた。 クリア送神(クリアそうしん) 声 - 徳光由香(現:徳光由禾) 「クリスタルゾーン」を守る天使の美女で、クリア受神の妹。 自分やクリア受神の声を聖魔和合界中の天使属に届ける能力を持っていて、クリア受神と共に天使属の連絡手段となっていた。しかしタケル達が「クリスタルゾーン」に訪れた時には行方不明となっており、そのせいでクリア受神により大きな負担をかけていた。 実は「クリスタルゾーン」を荒らすイタDENを懲らしめるために彼に近づいたのだが、その際に「魂壷」の呪いによって、なん婆ディスプ霊へと強制的に「転換」されていた。その後はイタDENを倒すことでクリア送神に戻り、クリア受神の元に帰ることができ、タケルたちや天使属の支援に勤めた。しかしジェノサイドデビルの復活によって活性化した「混沌」に呑まれ、再びなん婆ディスプ霊に変じてしまう。そしてクリア受神に襲いかかるが間一髪で間に合ったデジ亀天帝で写真に封じられ、ジェノサイドデビルが倒された後に解放、「混沌」が消えたのでクリア送神に戻ることができた。 湯あみ天女(ゆあみてんにょ) 声 - 藤枝成子 「ヘルスゾーン」を管理する妖艶な天使の女性で、その姿は裸身に湯煙のみという大胆なもの。 その湯煙は「混沌」を退ける効果があり、その能力を活かして「混沌」から「ヘルスゾーン」を守り、天使属も悪魔属も厭わない憩いの場所として開放している。また彼女の感情は「ヘルスゾーン」の温泉の温度と直結しており、湯浴み天女のテンションによって温度が上下する。実はバカラに一目惚れしており、それは彼がトラブルで股間を全開にしてしまった後も絶えていなかったようである。しかし次界卵編の終わりで、生還したバカラと抱き合うダンディーラーの姿を見て、その恋は諦めた様子。ジェノサイドデビル復活によって「混沌」が活性化した際も湯煙で辛くも「ヘルスゾーン」を守っており、天使属の最終避難所とした。ダンディーラーとは共に同じ男性を好きになった女性として、何か通じ合うものがあるらしい。 ケーシー 声 - 長浜満里子 カンジーの親友。カオス拡散以前は「天城京」でカンジーと同じ学校に通っていた。将来の夢は「天使も悪魔も公平に診てあげられる医者」になること。カオス拡散が発生し「天城京」を脱出する途中で絶メッ鬼に遭遇。カンジーを庇って絶メッ鬼の攻撃の直撃を受けて「魂壷」に落ちる。 次界卵編の終盤でカリスマデビルが倒されたことで「魂壷」から解放され、次界卵編最終回のエンディングでカンジーと話しているシーンがある。 凶悪魔編では夢を実現させて医者になり、「天城京」の病院に勤めている。 オゾン僧侶(オゾンそうりょ) 声 - 外波山文明 「混沌」を退ける光「オゾンシャワー」をはげ頭から放つ天使(いわく上級の天使らしい)の老人。 元々は「グリーンゾーン」の田園地帯を守っていたが、「混沌」の到来によってそれを防ぐために旅に出た。そして「オゾンシールド」を開発、それに聖守で弟子でもある小坊主ヤマダくん軍団を乗せて「オゾンシャワー」を反射・拡散し、「オゾンシールド」が待機しているゾーンを「混沌」から守っている。しかしそのために絶えず頭を光らせており、手入れは欠かせない。ジェノサイドデビル復活によって「混沌」が活性化した際はそのあまりのパワーに押され、「オゾンシールド」を避難船代わりにして天使属を乗せて後退、「ヘルスゾーン」に生き残りの天使属を運び込んだ。 デジ亀天帝(デジかめてんてい) 声 - 内藤玲 「混沌」に呑まれた後も「天城京」に留まり続けていた、その身を半機械化した亀型の天使。 語尾に「だば」と付ける口癖がある。多くの天使属が悪魔属によって蹂躙される様を目の当たりにし、「悪魔属は全て根絶されるべきで、世界は天使属によって支配されるべき」という思想に取り憑かれ、その身を特殊なカメラに改造し、被写体(悪魔属)を写真に閉じ込める能力を手に入れた。それによって視界に入った悪魔属を片っ端から封印して回っていたが、一切の攻撃意欲も罪も持たない悪魔属すら襲うデジ亀天帝の所業は、正に彼自身が憎んでいた悪魔属の所業と全く同じであった。そのことをタケルやスーパーゼウスたちに諭され、紆余曲折の果てに改心し、その後は天使属を襲う凶悪な悪魔属に限定して封印する旅に出たようだ。「混沌」に呑まれてなん婆ディスプ霊となってクリア受神を襲うクリア送神を、クリア受神を守るために間一髪で封じており、それは「混沌」が消え去った後に今まで封印した悪魔属と共に解放した様子。 タフ鎧(タフがい) 声 - 金子はりい トーサンダーと縁の深い聖守の男。 トーサンダーと「タケルを第一級の天使に鍛え上げる」と約束しており、「六手の里」でタケルの師匠兼父代わりとしてタケルを育てていた。しかしカンジーとスーパーゼウスを追って現れた悪運ゴールを止めるために立ち向かい、全力の攻撃も空しく悪運ゴールを通じて「魂壷」に吸収された。そして次界卵編の最後で、カリスマデビルが倒されたことによって「魂壷」からトーサンダーと共に解放され、タケルの元に帰ってくる。 シャーマンカーン 声 - 宮澤正 賢人と謳われる天使の老人で、スーパーゼウスの師匠。 頭脳明晰で幅広い知識を持ち、カンジーの憧れの存在でもある。しかし「混沌」によって肉体を奪われ、Z化してテレビに憑依していた。それもバカラによって誘拐され、Z化していたその魂すらも「魂壷」に吸収された。カリスマデビルが倒された後は「魂壷」から生還してスーパーゼウスの補佐となっていたが、『集中豪無編』ではカンジーにその役を譲った様子。次界卵編、凶悪魔編では今一影が薄かったが、『集中豪無編』では70年前の世界で活躍し、隠され続けたその正体が明らかになる。 ヘッドロココ 声 - 近藤孝行 初代『ビックリマン』の中心人物である天使で、かつて天使属を率いて悪魔属と戦い、聖魔和合を達成した後に次界創造主として神に至ったとされている。 しかし「アラクネの里」で翼の片方を失った満身創痍として現れる。合流後は傷つきながらもタケル達に助力し、「聖神パシー」で星天使タケルに「星戦使」としての力を授けた。その羽根はタケルのブーメランと「天源核」と融合して「コアブーメラン」とした。戦いの後は傷を癒し、ゾーンの復興に努める。凶悪魔編では天使属輝(キラ)ヘッドに就任していた。 タケルたちの前に姿を見せる前はカリスマデビルを復活させようとする時の密航者・老齢Xと戦っており、彼の時間に干渉した攻撃によってパワーアップの歴史を破壊、ヘッドロココにランクダウンされ、そして重傷を負って撤退を余儀なくさせられていたことが凶悪魔編のグリニッジ神官の口から明らかになっている。『集中豪無編』には、パワーダウン前のアンドロココとして登場。最終パワーアップ形態であるラファエロココに戻れない理由が別にあるという。 マルコネオン 声 - 西村仁 幻次界王でダーツの父。息子にアズールから剣術を習うように進言した。壊滅状態に陥った幻次界でタケルたちと出会った際には老人(ピア・マルコをそのまま老人にしたような姿)に変装していたが、誰も気付かないためにすぐに正体を現さなかったなど茶目っ気のある一面もある。 『新ビックリマン』の主人公、ピア・マルコ(後のアレキサンマルコ)の子孫であり、劇中でイメージのみ登場したアレキサンマルコは「初代マルコ」と説明している。先述の茶目っ気のある性格まで遺伝されていた。
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