夕日小学校4年3組
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「三丁目の夕日の登場人物」の記事における「夕日小学校4年3組」の解説
全児童47人のクラス。担任は女性の山村先生。座敷わらしが出没したのか、出席を取ると48人の日があった(後述)。 鈴木一平・古行淳之介は上記を参照。 北島三郎(きたじま さぶろう) 男の子。通称「サブちゃん」。一平の一番の親友であるが、年末に一度大喧嘩をしたことがある(除夜の鐘が鳴る直前に仲直りした)。髪型は坊主でよく帽子をかぶる。車に酔いやすい。体育は得意だが勉強は得意でない。運動会では裸足で参加し、毎年いろいろな種目に出場し賞品を取ることに燃えていた。野球の投球も得意。おねしょが直っていない。飛び出しナイフをひそませていて大怪我をしたことがある。北島家は男の子が一人なのに「三郎」なのは、長男の一郎が戦争中に空襲で死亡し、次郎は戦後栄養不足で病死してしまったから。ハム公というハムスターやコケ公というニワトリを飼っていた。第11集「お年玉・大作戦」では名前が原田三郎と表記されていた。妹がいる。将来の夢は野球選手。 三浦雄一郎(みうら ゆういちろう) 男の子。通称「ユウちゃん」。一平とサブちゃんと仲が良く、いつも一緒に遊んでいる。榎本美佐子に「一平の金魚のフン」と呼ばれた時に、一度だけ一平に反発したことがある。その後一人で遊んでいるところを誘拐され、一平に暗号の手紙を送り事件は解決した(この時の名前は雄二郎だった)。本人は知らないが、実は雄一郎は養子で、三浦家には以前に新一郎という子供がいて、小学2年のときに病気で亡くしていたという経緯がある。後に本当の母親が訪ねて来るが養父母に門前払いをされた。その後母親は病に倒れ入院したが、病床の元で最後に雄一郎と再会。自分が本当の母親だと雄一郎に告げぬまま息を引き取る。苦学生の細野に家庭教師をしてもらったことがある。三浦家は礼儀作法に厳しく、行儀が悪いと納戸に入れられるというおしおきがある。尊敬している人物はコロンブスで、将来の夢は電車の運転手。 矢沢健一(やざわ けんいち) 男の子。通称「ケンちゃん」。髪型は坊主で、左目尻の下に泣きぼくろがある。夕日町で1番のベーゴマの達人で、子供たちの間では「ベーゴマ仮面」の異名を取る。必殺技はイナズマ斬りと真空斬り。第20集「はらっぱ・ひろっぱ」では遊び場の原っぱを巡って他のグループとベーゴマ勝負し、見事勝利。第49集の「三丁目 スタンド・バイ・ミー」では、遠方の追萩町にいるベーゴマ番長とベーゴマ勝負をする為、一平たちと一緒に遠征に出向いたこともある。第34集「黄金の腕」では長江喜太郎とベーゴマ勝負に勝利し、喜太郎の妹の由美子を一時的に妹にしたことがある。かつて怪人Xにオモチャの自動車をプレゼントされたことから、怪人Xの「サンタクロース説」を支持している。「谷沢健一」との表記をされている話もある。体重は27.6kg。 大木戸ミチコ(おおきど ミチコ) 女の子。通称「ミッちゃん」。第3集「ミッちゃんと凧」で初登場。父親は建具屋を経営。2歳の頃に母親の春代が亡くなった為に現在は父親と2人暮らし。小学4年生ながら自分で家庭内の家事をこなしつつ父親の面倒も見ている。その為、多少大人びた所もあるが、時折子供らしい面も見せることもある。大の父想い。母の日がくると不機嫌になる。母親にそっくりな秋子さん(伊藤秋子と容姿も似ているが別人)という叔母がいる。家が貧しいこともあって、デパートに行った事がなく、デパートでお子様ランチを食べるのが憧れだったが、父の見合いの場に同席して達成した。初恋の相手は六さん。 北川美加(きたがわ みか) 女の子。お嬢様風の容姿で、ポニーテールの髪型をしている。第6集「パパはお金持ち」で初登場。元は豪邸に住み、毎日の目覚ましはお手伝いさんがするほどで、欲しい物は何でも買って貰える本当のお嬢様であった。が、父親の事業失敗により三丁目に移り住む。当初はわがままだったが、ミッちゃんと知り合って以来変わり始めた。「光太郎」という弟が生まれたときはやきもちをやいている。極度の偏食だったが、大学に入って飲酒の習慣ができて改善。虫嫌いで理科の成績も悪いが、フランケン先生に憧れ、理科クラブに入ったことで、蚕の大切さに気づく。映画版では一平のはとこという設定になっている(姓は鈴木)。特技はピアノ演奏(豪邸の時に家にピアノがあり、先生にも習っていた)で、ショパンのポロネーズが弾ける。学芸会の演技が苦手。ジュウシマツを飼っている。尊敬している人物はフローレンス・ナイチンゲールで、将来の夢はお嫁さん。鎌倉ものがたりでは、「大西美加(おおにし みか)」「御馬背美加(おませ みか)」としても登場している。 大杉勝男(おおすぎ かつお) 男の子。通称「勝ちゃん」。初期にはゴンちゃん、勝彦(かつひこ)と呼ばれたこともあった(アニメでは勝彦としてのみ登場)。第3集「スカスカ人生」で初登場。4人兄弟であったが、父親が亡くなったため2人の弟は親戚に養子として出され、現在は母と妹・しげ子との3人暮らし。母想いの優しい少年で、新聞配達をして家にお金を入れて家計を助けている。弟たちと別れて以降も小さい頃は周辺の少年たちからはガキ大将として慕われていたものの、次第にやることなすことが裏目に出て、周りからは不良やいじめっ子と呼ばれ荒れていた時期もあったが、第11集の「君こそスターだ」で、学芸会の「レ・ミゼラブル(ああ無情)」で、主役のジャン・バルジャンを見事に演じてからは、皆に見直され一躍クラスの人気者になり更生した。第19集の「狼少年」では、矢沢健一と一緒にいじめっ子として登場したが、これが学芸会での主役を演じた後かどうか時期は不明。第39集「種まき」ではしげ子とたくさんの花を育てて母へプレゼントした。第46集「ガスタンクの秘密」では、しげ子の病気がガスタンクの動きと関係していると思い込む。座高は76cm。尊敬している人物は二宮金次郎。 松田よし子(まつだ よしこ) 女の子。第3集「ミッちゃんと凧」で初登場。父親は公務員、母親は弁護士。誰とでもすぐ友達になるが、思い込みでよく喧嘩やトラブルを起こす。ままごとで自分中心の行動をとることが嫌われることもある。最初期には「みどりちゃん」と呼ばれていたこともある。父親が21歳ホステスと浮気し、離婚話にまでなったことがある。おこづかいは毎月300円(ノートや鉛筆代含む)。尊敬している人物はキュリー夫人で、将来の夢はお医者さん。 坂上やすこ(さかうえ やすこ) 女の子。第21集「おままごと」で初登場。おしゃべりで秘密の話までも喋ってしまう事から当初は「放送局」というあだ名だった。きよこという妹がおり、時折いじわるすることもあるが基本的には妹想いの優しい姉である。姉妹なのに2人とも雛人形を買ってもらえないことが不満であったが、ある日、地蔵のお堂に置いてあったお内裏様の人形を拾う。母に見つかり持ち主の野々宮トミに返されるが、母は翌年雛人形を買ってくれた。書道教室に通っている。おやつのカステラを楽しみにしながらの下校中、車にはねられ竹矢部総合病院に運ばれ生死の境をさまよっていたが、「カステラ…」と言いながら意識を取り戻すほどの食いしん坊。すき焼きを作ってもらえないことが不満だったが、豚肉と野菜の多いすき焼きを作ってもらって満足。雨蛙に好かれた事がある。一平達に騙されサブちゃんを殺したと思い込んでしまい、蛇苺を食べて死んで償おうとしたことがある(蛇苺は無毒)。可愛がっていたぬいぐるみのうさちゃんに飽き、きよこにあげるも気が変わってまた取り返したりしたことがある(最終的にきよこにあげた)。ミーちゃんという猫を飼っている。 榎本美佐子(えのもと みさこ) 女の子。第22集「植物標本」で初登場。メガネと三つ編みが特徴の委員長タイプで、現在は一平とともに学級委員をつとめる。普段は至って真面目な性格だが、時折多少こすっからい面も見せることもある。山口考太郎と仲がいい。作文が得意。実はメガネを外すと美人。母と一緒に植物採集に出かけて立派な植物標本を作ったことがある。父親は交通事故で他界しており、美佐子の偏平足は父親似らしい。 加藤ひろし(かとう ひろし) 男の子。第16集「一番星みつけた」で初登場。加藤ひろ子とは(表向きは)双子の姉弟。頭は悪いが基本的に普通の男の子で、サンタクロースの存在を頑なに信じたり、祖母から聞いた湯たんぽが歩き回るという話を信じるなど純粋な面もある。ひろ子とは毎日喧嘩ばかりしていたが、ある時、ひろ子は母・スミエの妹の死んだフミ子の娘であることを叔母から聞かされ、以来、ひろ子のことを思いやるようになり仲良くなった。ひろしはこの秘密を誰にも話さず心の奥底でずっと守り続ける。 加藤ひろ子(かとう ひろこ) 目の大きい女の子。第16集「一番星みつけた」で初登場。加藤ひろしとは(表向きは)双子の姉弟。気が強く頭も良いが、多少ずるがしこい所もある。赤ん坊の頃に事故で両親を亡くし、母・フミ子の姉のスミエに引き取られたという経緯がある。その際、息子のひろしと誕生日が同じであることから、2人は二卵性双生児ということにされて育てられた。おままごとが好き。小学生時代以外にも、第27集の「星に願いを」や第29集の「合格祈願」などで中学→高校と成長した話もある(成長したひろしは後姿でのみ登場)。中学時代には遠山君という同じ夕日高校を受験したボーイフレンドがいる。将来の夢はバスガイド。 倉田まり子(くらた まりこ) 女の子。第14集「お母さんのミシン」で初登場。一時期父が体の不調で入院したため、母が洋裁で家計を支えている。家庭が貧しいことや母親が洋裁が得意という理由で、子供の頃はつぎはぎの手製の洋服を着せられることが悩みである。しかし、いつも糸と針を持ち歩いており、裁縫は得意。一平が企画した4年3組の美人コンテストで、勝手にノミネートされたにも関わらず審査員の一平たちとの利害関係が無かったことでメンバーで唯一落選し、泣いてしまった。箱庭好きの祖父・兵吉がいた。中学(夕陽中学校)→高校→朝日信用金庫に就職→大友さんと結婚→娘を出産の話という人生を描く話もある。 菊地マリ子(きくち マリこ) 女の子。第18集「白いエプロン」で初登場。母親を亡くした後に父が再婚するも、新しい母親のユミ子と中々馴染めずにいたが後に和解。料理が得意で、病気で入院して母親が不在だった長江喜太郎の家に、毎日晩ご飯を作りに行くなど優しい面もある。クラスの会計委員でもある。ヒロユキとトシという2人の弟がいる(ヒロユキが一平たちと野球をしているシーンがあり同級生のようにも見えるが、マリ子が一平たちと同級生)。足が速いらしく、運動会では800メートル競走の代表選手に選ばれたこともある。初出の時の名字は岡田。「菊池」の表記の時もあり。『鎌倉ものがたり』では、「倉井闇子(ヤミー)」という容姿が全く同じ魔物のキャラクターが登場しているが、性格は三丁目の夕日とは正反対である。 湯川進(ゆかわ すすむ) トーマス・エジソンを尊敬している男の子。第14集「発明王エジソン」で初登場。実家は和菓子屋。母の親戚の江地さんは金物屋を営む発明家。中学では科学クラブのキャプテンになり、江地さんの発明の特許から入るお金で行かせてくれた大学で科学者の卵となる。 森戸いずみ(もりと いずみ) 女の子。第35集「猫達の午後」で初登場。モモちゃんという猫を飼っているが、実はやすこちゃんが飼っているミーちゃんと同じ猫。互いの家を行ったり来たりしている(後述)。 岡部めぐみ(おかべ めぐみ) 女の子。第23集「優曇華の花」で初登場。お金持ちで裕福な家庭に育っており、新築の大きな一軒家に住んでいる。1学期の終わりに引っ越してきた。クリスチャンらしく、家では食前にお祈りをする習慣がある。以前北川家で差し押さえられた美加のピアノはこの家に買い取られており、美加がこの家に誕生会で呼ばれた時に再会した。同じクラスのチエ子とは相互の家にお泊りをするほど仲が良い。自分では歌が上手いと思い込んでいたが、後にテープに録音された自分の歌声を聴いて音痴だと気づく。歌手の夢を諦めたあとは看護師を夢見る。一平の事が好き。ペスというスピッツ犬を飼っている。後に野良猫を拾い、ペコと名づける。 阿部マリア(あべ マリア) 美少女。歳をとっててツギハギの服を着ている両親と貧乏な家を恥ずかしく思う。その後スカウトされ子役でデビューし大人気女優となって両親を贅沢させている。 大原れい子(おおはら れいこ) 女の子。第10集「いたずら教室」で初登場。級長(クラス委員)をしている。風紀のチェックが厳しくおせっかいだが、級長の選挙では皆大原に票を入れるらしい。生真面目でがり勉なところから「ガリレオ」がニックネーム。強度の眼鏡をかけていて、眼鏡を取られると何も見えない。突然結核を患い療養することになり、ラストは死を連想させるような終わり方で、原作では1話限りの登場だったが、アニメ版ではその後のエピソードにもちゃんと顔を出している。 山岸陽太郎(やまぎし ようたろう) 男の子。第26集「節分」で初登場。父は病気で借金をしていてある夜一家心中を考えていたが、その父と母が鬼の姿に見え逃げ出した。その後両親は優しいいつもの姿に戻っていたが、父は半年後に他界。母から一家心中の話を聞いたのは大人になってからだった、 堀チエミ(ほり チエミ) 女の子。第21集「夕日小学校」で初登場。父親が大酒飲みでロクに働かない為に母親が次男を連れて家出しており、給食費も払えないという非常に貧しい生活を強いられている女の子。物覚えも悪く話すことも苦手だが実は頭は良く、作文では花丸を取ったり、図工でセンスの良い花瓶を作ったりと、時折隠れた才能を見せることもある。弟が二人いる。人間とは話すことが難しいが、鳥や動物と話せる能力がある。 松本聖子(まつもと せいこ) 第14集「潮干狩り」で初登場。クラス一の美少女。足のやけどの痕を気にしていつもズボンを履いていたが、クラスメイトの男の子の近藤俊彦に励まされカミングアウト。近藤俊彦のことが好きになる。比較的裕福な家に住む。4年3組のクリスマス会のプレゼント交換では高いシャープペンシルを出してみんなにお金持ちと冷やかされ泣いてしまうも、俊彦の手作りの糸巻きヨーヨーが自分に回ってきて喜ぶ(さらに俊彦にも自分のシャープペンシルが回る)。後に妹、伊代子(いよこ)が生まれる。縁日でヒヨコのオスを買ってもらい、ピー子ちゃんと名付けて可愛がっている。父は耕太郎、母は由美子。耕太郎の母も一緒に住んでいる。飼猫もいる。耕太郎のいとこの拓蔵は三浦市で農業をやっており、松本家によくスイカを持ってくる。また、たんぽぽさんの詩にも同姓同名で出演している。 近藤俊彦(こんどう としひこ) 男の子。第14集「潮干狩り」で初登場。家は貧乏。最初は他の男子と一緒に松本聖子のことをいじめていたが、後に彼女をかばうようになり友達になった。彼女と一緒に潮干狩りにも行った。 古賀鉄也(こが てつや) 男の子。第11集「十三夜」で初登場。家は貧乏。父はフルート奏者。鈴木オートの隣に住み、色んな家に貰い物をしに行かされる。父の就職先の楽団が決まり、遠い町に家族で夜逃げした。 犬山(いぬやま) 女の子。第43集「近道」で登場はしないが存在が明らかになる。一平がよく庭に忍び込んで近道をする家の妊婦が産気づいた時、この家の産婆を連れてきた。 河野隼人(こうの はやと) カッパに似た男の子。二学期のはじめに転校してきた。明るい性格で水泳が得意。三丁目のはずれの河童沼が埋められた跡地に家がある。 ゆり子(ゆりこ) 女の子。苗字は不明。大きくなったら芝生のある家に住むのが夢。前の小学校で仲良しだったテッちゃん(ゆり子が呼ぶ松山徹男の愛称)と再会し、大人になって結婚する。二人の夢を叶えた小さな庭のある家に住む。 松山徹男(まつやま てつお) ゆり子が前にいた小学校の生徒。大きくなったら庭に池を作って魚を飼うのが夢。夕日小学校4年3組に転校しユリっぺ(徹男が呼ぶゆり子の愛称)と再会し、大人になって結婚する。二人の夢を叶えた小さな庭のある家に住む。 チエ子(チエこ) 女の子。苗字は不明。第28集「家においでよ」で初登場。4畳半2間の家に、父、母、祖母、叔父(失業中でいそうろう)、姉、弟2人、飼い猫の大所帯。岡部めぐみと仲が良く、互いの家に泊まったこともある。祖母の臨終間際の誤解から、宅間先生を「人殺し」と勘違いしていた。姉の洋子(初登場時は和子)の大切な羽子板を勝手に持ち出して折ってしまい、洋子に殺されかけた。山椒大夫に似ているからということで、行商に来る富山の薬売りを怖がっていた。 井上洋太郎(いのうえ ようたろう) 男の子。第27集「迷信」で初登場。母は他界している。姓名判断や風水などの迷信好きの祖母がおり、父と近所に住むトヨ子の再婚をなかなか許さなかったが、祖母はだんだん心を開いてトヨ子は洋太郎の新しい母となった。 長江喜太郎(ながえ きたろう) 男の子。縁日や駄菓子屋のクジが大好きな勝負師。抜群のウデでよく1等や2等を引き当てるが、ハズレが続いてドツボにハマることもある。実力で茶川商店のクジで当たりを引いた数少ない人物。由美子という可愛い妹がいる。ベーゴマ仮面のケンちゃんに勝負を挑んだことあるが、善戦むなしく破れベーゴマを全部取られる。最後の大勝負に妹の由美子を賭けて勝負したがこれにも敗れてしまい、ケンちゃんに由美子を取られてしまった(後に由美子はちゃんと返してもらった)。一時期母親が入院しており、菊池マリ子が夕食を作りに通っていた。祖母(姓は大沢)の家が歩いて2〜30分のところにあり、よく兄妹で遊びに行く。坂上やす子の家がすぐ近所で、夜中にトイレで怖がっている声が聞こえ合う。 北野新一(きたの しんいち) 男の子。厚子という妹が1人いる。彼自身は比較的おとなしい性格だが、妹の厚子は正反対な性格。しかしクラスメイトは兄に似て妹の厚子もそうだと思っているので、人に紹介する手前、彼女にはおとなしい性格になってほしいと思っている。家は貧乏。小学生時代は病弱で、自宅で長期療養をしていたことがある。その際クリスマスプレゼントに鉱石ラジオを買ってもらった。厚子が間違えて古い油で作ったオムライスを食べて腹を壊して以降、オムライスは見るのも嫌いになった。社会人になってからは「中学社」という出版社に勤務。子供〜大人時代の話が何度も描かれ登場する珍しい例。 山口太郎(やまぐち たろう) 男の子。第24集「雪合戦」で初登場。腕白で、がき大将や女の子と喧嘩になることもしばしば。しかし自分に原因がないのに親や先生に叱られてしまう。「男は泣くものでない」との考えから、弟・次郎の弱虫ぶりが気に入らず、いじめることもある。しかし、弟が他人にいじめられていると助けることも多い。自分の弟と違い頼もしい父の弟(叔父)の裕二郎を尊敬している。 山口考太郎(やまぐち こうたろう) 榎本美佐子と仲がいい男の子。一緒に歩いているのを一平たちに見られた。山口太郎と同一人物の可能性があるが、顔が微妙に違う。 雪村ユカ(ゆきむら ゆか) おでこに傷がある女の子。第37集「出航」で初登場。歌手である伯母さんのマリコが本当の母親なのだが、ユカは知らずにマリコの姉に育てられている。 植木太郎(うえき たろう) 男の子。植木の長男。5年生として描かれた時もある。4年1組の西郷一郎とそっくりだと周りから言われ、会ってみると本人同士もビックリするほどのそっくりだった。しかし実は彼らは双子で、別れた父・ひさしが太郎を、母が一郎を引き取ったのだ。本人達はその事を知らず友達として付き合っている。父をリンカーンや野口英世より尊敬している。 日辺美子(にっぺん みこ) 女の子。第32集「文通」で初登場。大井文男と幼馴染みであり、2年の時、結婚の約束をした。彼の転校後も文通を続けていたが、文を書くのが苦手なため程なくやめる。 大井文男(おおい ふみお) 男の子。第32集「文通」で初登場。文章上手。転校後もどこかで聞いた話のように幼馴染みの日辺美子に文通を提案し、それは小学生のうちになくなるが、S大学で再会し恋人同士となる。 松沼ひろし(まつぬま ひろし) 男の子。第14集「おもちゃの行進曲(マーチ)」で初登場。松沼おもちゃ店の息子。弟と妹とともに友達に店を宣伝しまくり、経営を助ける。 大蔵省太(おおくら しょうた) 男の子。第38集「省ちゃんと本」で初登場。クラスでも屈指の裕福な家庭に育ち、皆からも信頼されていた。 尾花勇(おばな いさむ) 男の子。第26集「おっぱい物語」で初登場。当時には珍しい横分けヘアーでおしゃれな服装と、外国文学が好きなインテリ風な面から女子には人気があるも、男子からはいじめられていた。母・房子のおっぱいを触りながらでないと眠れない。母は後に重い病にかかり帰らぬ人となってしまう。理科クラブに入っている。 酒井陽子(さかい ようこ) 女の子。第38集「省ちゃんと本」で初登場。酒井酒店の酒井美佐子の娘。弟がいる。大蔵省太と仲が良かった。 三沢大助(みさわ だいすけ) 男の子。第18集「雨やどり」で初登場。大工の父を持つ。 雨宮由美(あまみや ゆみ) 女の子。第18集「雨やどり」で初登場。家は雨宮カサ店で、お店を手伝っている。 木下清一(きのしたせいいち) 男の子。水商売をしている母、木下捨子から虐待を受けていた。寝小便をする、運動から勉強に至るまで冴えないが、ハーモニカの腕前だけは認められていた。その才能を認められて弁当勉先生と一緒にイタリアに渡り、母と別れた。 江口英和(えぐち ひでかず) 松葉荘に母と住む男の子。第40集「お父さんの顔」で初登場。図画の宿題で父親の似顔絵を描くことになったが、生まれる前に戦死した父の顔がわからず困っていると、女子高の美術部だった母が酔っ払いながら父の顔を描いてくれて、翌日母がそのことを覚えていないのをいいことに、自分が描いたことにして提出した。すると花丸を取って教室に飾られ、さらに区のコンクールでも金賞を取ってしまい、罪悪感がわいてくる。 南野洋子(みなみの ようこ) 女の子。第28集「切手」で初登場。父・竜一が船乗りだったが、沈没して行方不明になり、保存してあったエアメールの使用済み切手を手紙に貼って風船につけて飛ばす。 亀田修平(かめだ しゅうへい) 内気ないじめられっこの男の子。一平の影響でカメラに興味を持ち、母の里子は以前の夫・佐竹がカメラマンだったのが引っかかるも、父の鶴の一言でカメラを買ってもらう。一平からもカメラの腕前を認められ、一緒に学級新聞を作る。 石橋ワタル(いしばし ワタル) 男の子。刈上げ頭の少年。小学生時代はケンカが弱く運動も苦手で、チャンバラに強くなり千葉周作に勝ちたいいう思いから剣道を習ったり、いじめっ子に対抗するために、通販で忍術や超能力の本を買い込んだりもした。しかし中学生以降は背も伸び運動部のキャプテンを務めるまでになった。ストレス性による胃炎の持病持ち。大人になると英会話やパソコンの勉強をする。実という息子と茜という娘を持つ。キツネの親子の化身に騙されそうになるが、昔飼っていたハチ公という犬の霊魂に助けられた。 吉田シゲル(よしだ シゲル) 男の子。第15集「行楽シーズン」で初登場。最初は失業していた父親があちこちを転々としており母子家庭だったが、捨て猫のラッキーを拾ってから、父親の仕事が見つかり、母親の質屋通いもなくなり円満な家庭となっている。赤ん坊の頃から8歳までは父の姉の家に家族で居候していて、叔父のことをみおやげをよく買ってきてくれることから「みやのおじちゃん」と呼んでいた。一時ラッキーが知人に誘拐され不在となり不運が続いたが、数日後にラッキーが戻るのと共に持ち直した。飛行機模型の作成が得意であり、後にUコンの大会で優勝する。大人になってからは模型店を経営。後に妹が生まれるが、原作で主軸となっている時期には登場しない。 木下慎太郎(きのした しんたろう) 里子の息子の一人で長男。家の食事が貧しいからか、給食好き。特に鯨カツが大好物。非常に弟想い。お正月に弟の裕次郎と各家庭を回ってお年玉を940円稼いだ。お菓子屋(茶川の経営する駄菓子屋とは別のうさぎ屋)限定で超能力を使えると思い込んでいる(実際は店主のおばあさんを介抱したお礼から、おまけしてもらっているだけ)。流れ星に「餅が食べたい」と祈ったら、本当に家に鏡餅が飛び込んできた(お金持ちの家から転がってきた)。 秋山恵子(あきやま けいこ) 女の子。第26集「24色のクレヨン」にて初登場。海野俊作と仲が良く、お互い図画が得意。写生の時間に大切なクレヨンがなくなり、俊作を疑ったが自分の勘違いで、謝ってもわだかまりが取れないまま俊作は転校してしまった。将来一児の母となり、画家になった俊作と再会し、一枚の絵をもらう。 海野俊作(うみの しゅんさく) 男の子。第26集「24色のクレヨン」にて初登場。図画が得意。転校する歳に秋山恵子からもらった24色のクレヨンで描いた絵で学童絵画コンクールで賞を取り、その後画家となる。 結城令子(ゆうき れいこ) 女の子。生まれつき心臓が弱く、体育の時間も常に欠席し、色白なところから「ユーレイ」がニックネーム。隣の席のサブちゃんは思いやりに欠けていたが、野良犬を退治したことから思いやりができるといった効果をもたらした。 亀尾春子(かめお はるこ) 女の子。第39集「心の色」にて初登場。頭が悪くて運動神経が悪い上に暗いという理由で男子からいじめられ、女子からも無視されていた。ふとしたきっかけから大杉勝男と仲良くなる。心優しくしっかりした美人の姉がいる。 亀山陽介(かめやま ようすけ) 男の子。第40集「算数」にて初登場。他の科目はそこそこだが算数だけが非常に成績が悪く、名門の女子高出でクラス委員をしていた母の鶴子を悩ませる。 北霧鈴恵(きたきり すずえ) 女の子。第42集「着たきりすずめ」にて初登場。貧しい家庭に住んでいるために何時も同じ服を着てくる(着たきりすずめである)為に周囲からからかわれていた。。着せ替え人形の服を作るのが趣味。やがて転校する。 大杉戸ピー子(おおすぎと ピーこ) 女の子。北霧鈴恵の親友。周囲からからかわれる鈴恵を常にかばい、本当はルックス、スタイルが良いことを評価している。後に大人となった姿が描かれており、そのときの姓は泉で、娘が三人いる。弟もいる。 桑原繭子(くわはら まゆこ) 女の子。夏休み前は男の子と変わらない格好をして一平や三郎たちと一緒に遊んだ仲だったが、夏休みが終わったあとは女の子らしい格好をし、立ち居振る舞いも女の子らしくなった。それ以降、一平たちとは遊ばなくなってしまった。 早慶(そうけい) 男の子。名前は不明。第40集「算数」にて初登場。頭はいいが非常にわがまま。 関口(せきぐち) 男の子。名前は不明。第36集「幻影の町」にて初登場。イガグリ頭で「3」の目をしている。 浅野(あさの) 男の子。名前は不明。第18集「夏の終わり」にて夏休みに溺死したことが確認されているが、第38集「省ちゃんと本」の夏休み明けでは出席を呼ばれている。ゴン太と容姿が酷似している。 早見ゆう(はやみ ゆう) 女の子。第18集「夏の終わり」にて教室に貼られている「夏のうみ」という絵の作者。「4年3組」という記述はないので他のクラスの可能性もある。 江本(えもと) 女の子。第38集「省ちゃんと本」で出席を呼ばれている。おかっぱ頭。 ゴン太(ゴンた) 典型的ないじめっ子。大柄な体格で、子分らしき少年と二人で弱いものいじめを行うことが多い。そのため、五年のクラス替えでは別のクラスに飛ばされてしまった。しかし、以降はほとんど背が伸びず、中学生になった頃にはクラス一小柄で気弱な人間になってしまった。かわいい妹がいる。 トモちゃん 男の子。勝男と一緒に知らぬ町に迷子になったが、勝男が持っていた百円札で三丁目に帰ることができた。母は優しいが、この件で勝男を叱った。
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