千葉パイレーツの選手とは? わかりやすく解説

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千葉パイレーツの選手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 23:53 UTC 版)

千葉パイレーツ」の記事における「千葉パイレーツの選手」の解説

主人公は、連載当初犬井だったが、連載第3回一平入団してからは完全に移ってしまった。この事は犬井自身に「主役取られた」というセリフがあるので作者納得した事実である。 富士 一平(ふじ いっぺい):背番号16投手、左投げ左打ち 登場以降主人公経済的な理由柏高校中退パイレーツ入団することになり、それならば最下位球団を自らの実力一流にしてみせようと誓う熱血少年基本的には、生真面目熱血漢だが、野球関連していると何でも許してしまう傾向がある(新幹線車内打撃練習始めた犬井に「野球のためなら良いですと言った事も)。背番号16番と、高校中退入団含めて尊敬する星飛雄馬と同じである。作中では「尊敬する星飛雄馬さんと一緒」と喜ぶが、単に入団時の年齢即決した快速球左腕投手である。入団当初は140キロ前半だったが、ファーム鍛え直したおかけか、140キロ後半にまで球速上げた。ただし変化球は全く使えないままだった。両親はなかなか人には言えないような奇病病名言ってしまうと大爆笑を呼ぶのだという)を患っており、幼い弟妹らを含め一家大黒柱として家族支えている。犬井曰く、「速球一本槍」「決め球が無い」「軽くてクセ無く一本調子」が弱点反面スタミナ驚異的で、先発中継ぎ抑えフル回転し、完投も多い。また、ブルペンからでなく、ベンチからいきなりリリーフ出て(つまり、肩をつくることなく抑えてしまう事も多い。1978年1979年オールスターゲーム出場している(1978年農協組織票1979年広岡達朗監督推薦)。身長172cm・体重60kg。昭和36年3月29日生まれ犬井 太郎(いぬい けんたろう):背番号10捕手コーチ兼任、右投げ右打ち 本作初期主人公流山産業大学架空大学通称流産大は千葉県流山市流産ひっかけている)畜産学部卒。幼年時代神童だったが、現代タイムスリップした際、現代犬井殴られアホになってしまう。日上とは幼少の頃からの友人同士で、大学同期だが、態度圧倒的に監督日上よりでかい。 コーチ兼任ながら、作中指導者らしい場面見せることは少なかったが、二田コーチ登場の回、二田登場の報を聞くと、慌てて積極的に若手に激を飛ばすシーン代行監督時代には不調江原叱責する指導者らしい一面見せ場面僅かに見られるかつては流産大のホームランマシン、ホームランチャンピオン、ホームランキングなどの異名を持つ強打者だったが、連載中まともなバッティング見せたのは、第1話最終回直前の2回だけである。しかもそのうち1回目公式戦ではなく始球式打席で、しかもライナーホームラン放っている。ホームランを打たなくなった理由について尋ねられ犬井は、大学在籍中ホームラン打った時の衝撃波惑星流れ星になるとの警告宇宙人から受けたため、と説明したが、その後ですぐに「ぜんぶうそです」「本気になれば打てる。いままで一度も本になった事がないだけ」と述べている。 連載当初自称50歳なので、40歳前後入団したことになる。今では球界一の恥さらしとして存在あまりにもふざけた行為退場させられることも多数一時ピッチャーへの転向を図るが「長年習慣」により断念連載後半では後頭部によく「らくがきするな」と落書きされていたり、描画の際に鼻が省略されていたりすることもあった。また野球以外でも悪ふざけが過ぎる事が多い。そのため、ファンからもあまり好かれてはいないらしく、農協組織票パイレーツ面々オールスターゲーム選ばれる中、ただ一人投票され落選している。いじけると、猿山鉄腕アトムに、犬井鉄人28号変装する描写後半僅かながら見られた。 身長165cm・体重80kgという設定だが、作中で「体重90キロ」と表現されていたこともある。 ヒゲのようにみえる毛は実は残った髪の毛で、左右髪の毛中央で結び、パーマをかけたものである。 1978年シーズン初期には一時オーナー命令日上代わり監督代行つとめたが、その結果あまりに酷かったために(スポーツ新聞勝敗表でパイレーツ欄外扱いされたほど)、わずか2週間監督代行解任させられた。 コーチ兼任ながらスタメンで出続けている。本人レギュラーの座を譲る気はなく、ありとあらゆる手で潰し、正捕手の座を守り続けている。最終話引退し専任コーチになった猿山セリフによると作中自身スタメンの時はまともな試合になった描写少なくエラーをした描写ないようで、連載後半沢村が「完全試合達成するつもりでいる」と発言した試合前、「エラーって、何?」と言い放ち沢村バット袋叩きにされている。しかも、最終的に記録達成瞬間までマスク被っていたが、表情だけは描かれなかったが、沢村完全試合達成直前には極度緊張で突然体が分解したかと思うと、直後に泡を吹いて倒れ慌てて医者飛んでくる描写がある。 性格は、豊田理香分析によればなにごとにもすぐ首をつっこみ そのくせ責任 のりやすくさめやすく 化せずにはいられない性分いつまでも しぶとくいられる一番の理由は恥をしらないこと」。 劇画調になったときの声イメージ藤岡重慶劇画調になったときの容貌は、一平猿山に「妖怪かんばり入道」と評されている。 江口名物キャラクターとして後の作品にも何度登場、『ひのまる劇場』では銭湯番頭として登場。『キャラ者』では満次、九十九里との3人組でしばしば登場する。 「8時半決闘」では創立時大阪タイガース(現・阪神タイガース)に10日間だけ、在籍していたという設定になっており(読み切り1話限り設定なので、当然、実績不明)、下記猿山との決闘では猿山巨人の、自身創立当時ユニフォーム姿で相対している。 猿山 さるぞう(さるやま さるぞう):背番号20三塁手投手、右投げ右打ち 流山産業大学農学部卒。小柄すばしっこい選手だが、犬井と共に人をからかったりするのが好きで、比喩的な意味でなく試合を壊すことが多い。ただし、犬井よりはマシファンからは思われているらしく、農協組織票パイレーツ面々オールスターゲーム選ばれたさい、その中のメンバー入っている(犬井落選している)。一平からも「猿山さんのほうが(犬井よりも)信用できると言われている。中盤以降犬井一平三人中核とした展開になる事が多い。千葉、満太郎と共に山武天津小湊松戸農林高校千葉県地名デタラメ並べた架空高校野球部から流山産業大学経て入団するも、練習嫌いながら、女子生徒前にすると強打放つ千葉とは対照的に練習中、満太郎隠れて喫煙するなど、学生時代ポジションは「エース4番」と千葉、満太郎中央自分美化した姿が描かれていた状態で話していたが、実際不明だが、地区予選ではベンチ入りしていた。一平入団するまではエース格だったが、とある事件きっかけで、「どうせ投手としてはたいしたことないし」との監督判断サードコンバートされる。しかし、その後投手続けている。コンバート原因となった病気(眼癌。球が止まって見えるためホームラン簡単に打てるが、最後には目が飛び出して破裂するという架空の病気過去に同じ病気かかったことがある川上哲治から警告され医者診察受けて発覚した)は快癒したが、犬井暗示本塁打量産するなど、打者としてセンスは高い。身長160cm・体重65kg。昭和29年4月1日生まれ千葉 修作(ちば しゅうさく):背番号7外野手(主に左翼手)、左投げ左打ち 高校時代当時新入生だった深松久美子一目惚れし執拗に交際を迫る。しつこさ呆れた久美子に「試合の全打席ホームラン打てばつき合うと言われ当初久美子実現不可能だろう思っていた)、猛練習重ねて実現交際始め久美子卒業待って結婚した高校時代は、女生徒前にすると快打放つなど、練習嫌いスケベと満太郎猿山当時副将証言する一方主将務めるなど、ある程度人望はあった模様一見するとパイレーツで最もまともな選手で、打撃10傑常連チーム一のスラッガー見えるが、異常なほどの愛妻家で、守備時にはバックネット裏にいる奥さん双眼鏡注視し守備行わないファウルボール奥さん近く落ちたり審判グラウンドボーイボール要求するために振り返ったのを、バックネット裏にいる久美子色目使っただろうと激昂して暴行するため、一平曰くパイレーツ最多退場回数を誇るが、連載中チームでほぼ、毎回のように退場シーン描かれる犬井とは対照的に退場処分を受けるシーンは主に、連載初期夫人妊娠判明する直前までである。息子(修介)が生まれると「オレ以外の男を抱くとは」と嫉妬し生後間もない修介に「ドス取れ」と投げ渡して本気で決闘しようとするほどだが、息子他人に父親似」と指摘される噛みつくなど、次第対抗意識を持つようになる連載後半では口ヒゲ生やすと共に、妻離れ出来たのか、守備普通に行うようになっている身長180cm・体重78kg。昭和28年5月1日生まれ。名前のモデル北辰一刀流創始者千葉周作。 粳寅 満太郎うるとら まんたろう):背番号59外野手(主に右翼手)、左投げ左打ち 暴力団粳寅組の跡継ぎで、高校時代リーゼントだったが、角刈りサングラス風貌父親である粳寅満次(後述)似の強面。しかし、サングラスの下だけは母の遺伝による少女漫画風のキラキラお目々で、本人はこれにコンプレックス持っている高校時代の話では3分以上サングラス外していると心まで少女漫画チックになると言われていた。実際にサングラスを外すと、女言葉になって乙女チック発言をし、掛ける男らしい発言をするので、満次がオモチャにしていることもある。予備サングラス大量に持ち歩いてもいるほどだが、奈々との結婚式の時は、外して人格普通だった猿山、馬留丹とは中学からの、千葉とは高校の同級生キャンディーズランちゃんファンで、『LaLa』の愛読者デビュー戦審判股間蹴り重傷を負わせ、2年間の服役後パイレーツ復帰当初五番務めていたが、チーム屈指の俊足買われ一番打者になる。打者としてライト方向への長打多く本塁打も多いプルヒッター長距離タイプ一度だけマウンドに登った事もある。名前のモデルウルトラマンタロウで、姓名続けて呼ばれることを極端に嫌う。服役中に満次が解散させてしまった粳寅組を復活させよう画策中。高校時代は、超中学級の逸材と言われていた。背番号59極道(ゴクドーを数字変換して5910)から。 稲刈 真青いねかり まさお):背番号14一塁手、右投げ右打ち右手ファーストミットをはめて守備についていたこともある) 肺結核入院していて、もうすぐ自分は死ぬんだと思い込んでいる。草刈正雄似ていること、草刈正雄が、テレビドラマ新選組始末記」で、肺結核倒れた新撰組沖田総司演じたことから、自らを昭和沖田総司称し和装だんだら模様羽織といういでたち現れることもある。また、沖田総司死の直前黒猫切ろうとしたのを真似ようとして逆に黒ネコクロと呼ぶ)に弄ばれ、それを契機に「縛り」なる怪しい技を会得しいつの間に化け猫化してしまった。「結核、うつるんですよね」といって咳き込み相手選手逃げ出すようにし向けたりするなど、やや姑息な技を使う。美形なこと、ケチャップ吐血しフリをしたり芸達者なことなどで女性ファン多くパイレーツ唯一のファンクラブ親衛隊抱えるほどの人気誇ったが、医者から「結核現代医学では簡単に完治すると言われファン激減バレンタインデーにパラソルチョコ二本しか届かないほど人気落ちた高校までは剣道をしており、百年一度天才と言われていた彼が、野球転じた理由不明1979年当時23歳独身身長180cm、体重75kg。 粳寅 満次(うるとら まんじ):背番号89代打専門右打ち 粳寅組の元親分で満太郎の父若い頃は「粳寅の満」とよばれ、同業ヤクザから恐れられていたという。満太郎からは「尿毒スピロヘータ正しく梅毒スピロヘータ)」「尿毒おやじ」と呼ばれている。満太郎服役中ヤクザからは足を洗いそのこと対立している。白髪角刈りにした強面で、こちらは目付きも鋭い。しかし人を食ったような性格をしていて、組(建設関係会社として)の若い衆をよく混乱させる。満太郎変装をした時に試合に連れて行かれホームラン連発したことから代打専門になるが、試合の流れに関係なく午後8時半になると代打強引に立ち、「8時半代打男」という肩書き無理やり得るが、野球経験はない模様で、作中打撃シーンは父満王が登場する回だけで、球場入り準備をする満太郎背後から殴打して気絶させ、髭を剃り落し頭髪黒く染めるなど、満太郎変装し犬井に連れられ、右打席に立ち、ホームランを打つも、三塁方向走り出し、ダイヤモンド一周するベース一つ踏まずアウト宣告を受け、観衆の前で素顔見せる。全身変態犬井対し小手先芸が得意。口癖は、健康器具「スタイリー」のCM使われていた「ワタシニ、電話シテクダサーイ、ドゾヨロシク」(通販売られていた)。使いやすいキャラなのか、後半一人主役をはる程出番増える亡くなった妻、満子(みつこ)の事を思い出涙もろい一面もある。松戸在住後年ストップ!! ひばりくん!』には「粳寅組の伝説の大親分」という役で、車田正美集英社当時担当編集長と共に、数コマではあるが登場している。背番号ヤクザ893から。 ジェロニモ背番号4、外野手(主に中堅手)、左投げ左打ち 戦力強化のために吾作呼び寄せた外国人助っ人で、大リーグからも声がかかったことがあるナバホ族末裔千葉県民だけでプレイするという、千葉パイレーツ伝統捨ててまで、アメリカから呼び寄せたモヒカン刈りサングラスという風貌で、守備のときに時折モヒカン刈り部分ウルトラセブンアイスラッガーのように飛ばして打球打ち落としてキャッチするというモヒカンスラッガーを得意技とする(違反行為だが)。迫害され先祖恨みにより白人大嫌いで、白人選手登場すると必ず乱闘騒ぎになる。白人選手がいない時でも、色白選手がいるだけで同様に暴れ事がある。同じサングラスをかけた愛馬トント乗っていて、一平入寮した時には、寮内で愛馬乗ったまま、外出するシーンがある。メジャー級の力量ながら白人が多いメジャーでの契約蹴って来日した、という設定のとおり、連載開始当初主要キャラクター1人だったが、中盤以降は「出番少ない」「忘れ去られキャラクター」であることが存在意義となっていった(作中では、対戦相手白人選手がいると暴れるので出場させられない、というのが出番少な理由とされている)。挙句連載後半の「農協の日」の演芸選手たち演じた刑事ドラマでは殺人事件の被害者一人として板に顔が描かれているが、犬井にへし折られる悲惨な扱い受けている。身長190cm・体重85kg。 獅子丸(ししまる):背番号3、遊撃手、右投げ右打ち 人呼んで『赤い夕日ライオン丸』。守備能力高くノッカー務めた犬井空振りした球でさえ捕球するほど。マントにつばの広い帽子日活渡り鳥風のいでたちで、全てのポジション超一流にこなし、草野球チーム助っ人として報酬稼いでいた。相手チーム助っ人としてパイレーツ対戦したおり、スカウトされるが、パイレーツ草野球チーム勘違いしたため1試合10万円(130試合フル出場だと年俸1300万円。ただし作中では「相場は一試合10万円」「たった10万円?今時契約金10万円で良いとは」となっている)で契約してしまう。パイレーツ契約後も、シーズンオフになるとどこへともなく消えて開幕時季になるとまた帰ってくるが、連載中入団した経緯背景にあるのか、退団する旨を日上伝えたが、犬井ナイン打った芝居で、最終的に踏み止まったこともある。また、スカウト的な役割担っているらしく、実際に彼が地方発掘してきた選手ドラフト会議指名しようとする描写もあった。無口であまり感情激発させることは無い。助っ人選手だけに走攻守いずれもチームトップレベル。マントの下に野球道一式と「りぼん」を装備して持ち歩いている。身長189cm・体重75kg。ジャンプコミックス版単行本第3巻の「選手メモ」では身長180cm・体重48kgと表記されているが、常識的にこれは設定ミスプロスポーツ選手でこの体格痩せ過ぎどころの騒ぎではない)。生年月日本名不詳江原 卓徳(えはら すぐのり):背番号18投手、右投げ右打ち 法経大学法政大学包茎のもじり)野球部エースで、大学球界沸かせ大物新人注目されない実力発揮できない性格なのを自覚しており、マスコミ依怙贔屓してくれる読売ジャイアンツ希望していたが、ドラフト指名得たのがクラウンライターライオンズ現在の埼玉西武ライオンズ)で苦悩している間に、吾作国家陰謀によりパイレーツ入団する羽目になる。パイレーツ入団後しばらくは「僕はなんでこんな球団にいるんでしょーね?」とかなり引き摺っていたが、乱闘騒ぎスポーツ紙一面を取るなどして「パイレーツも目立つ」となってからは、吹っ切った模様。ただし、目立ちたがり屋割りに、勝負弱くガラス心臓”の持ち主で、良く江川見習え」と犬井言われている。酒癖が悪い。風貌クラウンドラフト指名された頃の江川卓、名前は江川原辰徳掛け合わせたもの(いずれも入団拒否したが、実際江川クラウンから指名されている)。身長186cm・体重85kg。昭和30年8月10日生まれパイレーツでは、エースナンバー18」を背負っているが、巨人ユニフォームに身を包み勝手に堀内から「18」の背番号奪いインタビューを受けるカット本人妄想として描かれている。また、連載後半の「農協の日」の演芸選手たち演じた刑事ドラマでは獅子丸養老の滝無銭飲食をする容疑者役とそれを探し出し連行する制服警官役を江原演じている。 沢村 真さわむら まこと):背番号1、投手、右投げ右打ち 入団テストに突然現れパイレーツ入団した美少年(じつは美少女投手当初一平上回る速球派として描かれていたが、後半七色変化球を持つ技巧派になった二卵性双生児だったが、生後すぐに兄の真は死亡去りかけた真の魂を妹の真子(まこ)が呼び寄せて肉体共有する形となる。真の野球センスは非常に高いが、いかせん肉体女性であるため(ただし、真になっているときは筋力運動能力男性並みになっている)、スタミナ不足が指摘され、リリーフメインとなる。真子20歳になる直前志願した先発で、読売ジャイアンツ相手完全試合の大記録打ち立て真子肉体から去った背番号1はパイレーツ初の永久欠番となった身長165cm・体重48kg。昭和35年7月7日生まれ。 昆 比雄馬(こん ぴゅうま):背番号5、二塁手、右投げ右打ち 流産大大学院在籍する電子・情報スペシャリストで、変な機械多数作っている、ビンメガネ犬井後輩連載開始当初からパイレーツは、セカンド無しプレイしていた事に気がつき、半ば無理やりパイレーツに、しかも年俸なしで入団させられる学部後輩なのか、部活後輩なのかは不明だが、入団快諾しているあたり、犬井への信頼は高い。運動の出来なさそう外見反して守備力問われるセカンドそつなくこなしている。打撃シーンは無いため、打力の方は不明だが、満次が「8時半代打男」の異名強引にキャッチコピーにする回、代打送られるシーンがあるが、指名された満次本人が8時半になるまで拒否していた。身長160cm・体重70kg。年齢不詳初登場回のネタ筒井康隆小説パチンコ必勝原理そのままである。 野 望都(かじの もと):背番号19投手、右投げ右打ち 名門梶野家一人娘で、頭脳明晰スポーツ万能料理も得意、しかも容姿端麗非の打ち所が無い美少女天才少女孤独犬井見抜かれて、心酔し弟子入りする形でパイレーツ入団犬井心酔しているので、犬井提案なら何でも受け入れてしまう。テニスでは全国に名を轟かせていたが野球未経験。しかし、簡単に教えてもらったオーバースローでなんと時速165kmを記録し打撃でも一平の球をバックスクリーン時計台当ててしまう。名前の由来作中でもパロディとして随所描かれている漫画家萩尾望都(「火事の元」とかけている)。 鬼頭(きとう):背番号11右打ち パイレーツきっての強打者として知られていたが、突如起きた極度打撃スランプ原因で海に身を投げて自殺する。しかし選手として未練があり、たびたび幽霊として現れる頭を下げただけで、眼球や耳、頭頂骨、腕なども外れてしまうなど、ビジュアル的には少々ホラー寄り選手寮で使っていたロッカーが死の直後どうやっても開かなくなり、“開かずのロッカー”と呼ばれる連載後半最後に登場した回、選手黄泉の国案内するが、力道山沢村栄治故人になった実在スポーツ選手加え沢村真登場している。 木常(きつね) 稲刈登場までファースト務めていた。その後連載開始当初選手不足の頃に代打等で登場したが、中盤以降存在自体がほとんど消えてしまい二軍に。作中最後に姿が確認できるのは、中盤、満次が「8時半代打男」を無理矢理名乗る回で、「まだ、時間じゃない」と昆の代打拒否した次の代わりに代打出ている。「8時半決闘」にもアナウンサー役で出演していた。名前の通りキツネ顔。 愛一郎(あいいちろう):背番号66 不振パイレーツを救うため、清澄山中からやってきた少年15歳一度決めたら後にはひかない性格驚異的な身体能力持ち主であり、また消える魔球投げることができる(パイレーツ面々大リーグボール2号攻略法試みたが、全く通用しなかった)。その正体ろくろ首で、人間からの迫害避けるため、両親隠れ棲んでいた。天才少年として一時もてはやされるが、ライト守備中、王貞治800ホームラン阻止しようとして正体現してしまい、パイレーツを去る。 恥 可苦馬(はじ かくま):背番号15パイレーツ在籍時)→16巨人移籍後)、左投げ パイレーツしつこく入団懇願し挙句父親プロ野球連盟職員であることを利用ドラフト1位パイレーツ指名させる(指名される、ではない)。ボール分身して文字打者悪口)を描く魔球スパークボール使い手であるが、その事かぎつけた長嶋により、いつの間にジャイアンツ奪われてしまう。だが、犬井人文字による逆襲を受け評価急落し、ほとんど登場しなくなる。また、アマチュア時代実績不明らしく、入団後日上は「あいつが野球、やったのを見たことない」と発言しナイン困惑させ、慌ててバッティングピッチャーをさせている。外見星飛雄馬を2頭身デフォルメした感じで、名前の由来星飛雄馬をもじったもので、それを意識してか、巨人では背番号16」、パイレーツでは「15」付けているが「富士尊敬している」と言いつつ、勝手に一平の「16」のユニフォームを着こんでいコマがある。 流星 五郎りゅうせい ごろう):背番号29、右投げ右打ち劇画それからのパイレーツ』に登場千葉県には「安来節を踊ると大物出現する」という言い伝えがあり、オーナー二度目にそれを見た時に出現一度目は長島だった)。野球実力さることながら変態犬井にも勝ち、歌やTV出演含めたアイドル選手として旋風巻き起こしたジャンプ掲載時と単行本収録時でその正体異なりジャンプ掲載版は練習場遊び来ていたパイレーツファンの子供の妄想で(夢オチ)あったが、単行本収録版は、現実存在したが、ある日突然姿を消し、その存在は、皆が願った希望産物であったのかとチーム面々考えるというシュールな内容になっている松山まつやま): 開幕戦より田植え選んだパイレーツサード以降、全く言及されていない。 壁(かべ): 背番号名前不詳昭和40年入団捕手将来有望だったが、犬井陰謀により、13年間一試合も出れずブルペン捕手となっていた。捕球返球繰り返すのみで、身体がキャッチングスタイルで固定された上、文字通り、壁のように薄くなってしまった。犬井入団時期からして犬井入団前、もしくは同期パイレーツ入りした事になる。一平デビュー戦など、作中犬井退場になるシーン何度かあるが、他に控え捕手がいた描写もなく、以後捕手入団してないようなので、犬井ドラフト指名含め徹底して捕手外していた。犬井現役引退後、正捕手になれたかは不明だが、連載後半、恥可苦馬が入団直後キャンプ主力打者相手に、バッティングピッチャー務める回で久々に登場する君津 兵吉(きみつ へいきち) 10年前1970年)にパイレーツ入団した選手自分前にとんできた球はどんな球でもホームランにしてしまうという天才であったが、そのうちに、目の前で動く物体なら何でも全てホームランするようになってしまい、バット持っていないときでも自分身体バットとして機能するようになってしまった。そのため、自ら千葉球場地下室10年閉じこもっていた。1980年シーズン巨人との初戦パイレーツ秘密兵器として呼び出されるが、うっかり自分の足を見てしまったため、自分自身ホームランしてしまう。

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