大リーグボール2号とは? わかりやすく解説

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大リーグボール2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 07:56 UTC 版)

大リーグボール」の記事における「大リーグボール2号」の解説

バッターボックス手前投げたボール姿を消すという「消える魔球」。一徹魔送球応用したのである魔送球飛雄馬入団テスト最後に封印するはずだったが改良して復活させた。魔送球の最も進化した形とされ、ボール消え瞬間地面スレスレまで移動し再び見える頃に浮き上がってキャッチャーミットに届くという軌道を描くため、ストレート軌道描いているバットには当たらないという梶原独自の理論説明されている。反則投球ではないのかという指摘は、作中では慎重に退けられている。 「消える魔球」の原理は、右足蹴られマウンドの土が頭上まで跳ね上がりボール離した直後にその土が縫い目巻き込まれ、球が本塁近く地面すれすれに下降および上昇して下の土を巻き上げ同時に縫い目の土が球を包みマウンドの土と本塁附近の土の保護色消えるというもの。一徹は「星投手右足高く上がると青い飛び、青い止まる」と表現した弱点土煙利用するために風や弱く強風雨天での試合では使えないことである。 さまざまな攻略法試みられ魔球であり、「あらかじめホームベース上に何度も倒れこみグラウンドならしておく」「三塁ランナー強引な本盗をしかけ、両手土煙をふせぐ」「ユニフォーム中にふくませておいてスイングとともにバッターボックス周辺撒き散らす」「ホームベース先にヘルメットを落とす」などといった方法がとられた。 ヒント 『いきなり最終回』(宝島社)で川崎のぼる語ったことによると梶原一騎川崎の描く「飛雄馬投球フォーム」を見て思いついたらしい劇中では飛雄馬の住むマンション屋上で、片足跳ね上げながら鞠をつく少女美奈の姿を目撃した飛雄馬が、自分で鞠つきをしながら思いついた。このいきさつ明子の口から一徹オズマ知られたが、花形も「少女片足跳ね上げながら鞠をついていた」ということまで知っていた。 開発特訓 飛雄馬一貫して投球練習をしていた。原作では一ヶ月完成したが、半分2週間ほどでボール消えていた。2号練習の際、捕手打者努めた伴は両目痛め包帯目隠しとなり、これを秘密にするよう医者頼んだが、彼の目の負傷オズマ花形知られ左門弟・妹たちにも目撃されている。両眼包帯をした伴宙太練習や生活をしていれば周りに目の負傷がばれるのは当然として、オズマ花形医者が不思議がったことまで知っていた。これにより一徹花形消える魔球初対面段階秘密の80%まで見抜くことになる。 花形の魔球打倒策と特訓 花形は「消える魔球正体魔送球だ」と気づいた直後左門からの電話でそれが100%正体ではないことを知ると、自信をなくし、打倒策を封印して交代魔球打倒は年が変わった次のシーズン延びた左門採用した打倒策はスイング「風」だった。左門九十九里浜たくさんの蝋燭の火や波を相手素振り強化し土煙なぎはらう特訓をした。次の問題本塁近く土煙押さえたあと、マウンドの土をかぶってふくれたように見える球をどう打つかであった花形は冬の六甲山雪球仕込んだボールを打つ練習をし、伴はサッカーボールを打つ特訓をした。 なお、野村克也花形帽子落とし作戦真似て打ちジョージ・アルトマン撒いて打った元チームメイト・伴との対決 伴に見えないスイングは無理な代わりに体重があり、また柔道経験があるため受身お手の物である。星との対決で伴はこれを利用した地固め行い、大リーグボール2号への対策とした。 この対決は星と伴のライバルとしての対決として注目されてしまったが、試合の流れからいえば、併殺討ち取ってチェンジにするのが星登板目的であった巨人ベンチ大リーグボール1号での併殺考え、それは中日側に見抜かれ封じられたものの、星は川上監督提案の「外角外した2号」で代打・伴を投飛併殺討ち取り救援役目果たした最終的な打倒策 花形走者協力ヘルメット落としといった本塁近く土煙80%の秘密による)を封じる策を経て最終的にそれまで見せなかった一本足打法のかまえで星を動揺させて投球モーション中途半端なものにし、ボールを包むマウンドの土(20%秘密による)のほうを封じて打った花形消える魔球との初対面では80%だけの上変化魔送球だけを見てボール見えることに驚いたが、最後には同じ「上下変化魔送球」を打ったことになる。花形左門言った100-8020」でなく、「1002080」のほうを採用したことになる。 つまり、「消える魔球を打つ」というのは「消えず見えようになった魔送球を打つ」ことであった短命だった「消える魔球」 星飛雄馬1箇月充電期間半ばボール消えていたが、残り2週間ほど、飛雄馬調整続けていた。 この魔球は「巨人の星」の魔球の代表のように扱われているが、公式戦初披露されたのが1969年シーズン終盤さしかかった秋の対中日戦、オズマとの対戦で、左門消える魔球初対戦したのは、そのシーズン大洋×巨人最終戦花形阪神×巨人戦1969年最終戦で初対決となった結局消える魔球1969年後期登場直後巨人V5貢献しただけで、その後ライバルとの駆け引きオズマ帰国、伴トレード挟んだオフシーズン中にすんでしまった。 左門の再挑戦1970年キャンプ前の非公式対戦(「きのうの英雄きょうの敗者」)。1970年シーズン開幕当時はすでに消える魔球打たれる寸前過去のもの、のちの飛雄馬の言にしたがえば「タネ割れた手品となっていた。中日の伴、阪神花形消える魔球打ったのも、それぞれ開幕し最初の対巨人戦であった

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大リーグボール2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:15 UTC 版)

巨人の星」の記事における「大リーグボール2号」の解説

消える魔球

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大リーグボール2号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:26 UTC 版)

星飛雄馬」の記事における「大リーグボール2号」の解説

その後一時的に自暴自棄日々を送るが、自宅マンション屋上でまりを突く少女の姿にヒント得て大リーグボール2号を編み出し第2次絶頂期迎える。その翌年1970年)、長年公私渡って女房役”を務め上げていた盟友・伴がトレード中日移籍する。伴は一徹による大特訓の後、飛雄馬への刺客変貌遂げ飛雄馬開幕戦対決する2号すんでのところで打たれるところだったが、一徹コーチのサインミスでピッチャーフライに終わった。しかし、結局2号阪神戦花形打たれる。ただし正確には「完全大リーグボール2号」が打たれわけではない。その打席で、花形施策一本足打法格好をした花形に対して、星が勝手に「何かの奇策では?」と思い込んで、足が上がらず消えない大リーグボール2号を投げた為、容易に打たれた。その後、「ヘルメットを落とす」「バットスイング」「をまく」と言った方法消えない工夫打者凝らし打ち込まれている。が、完全に消えている大リーグボール2号を打った打者その後もいない。

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