千葉マリナーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:49 UTC 版)
パ・リーグ所属。高見・ブルックリン・トマスを中心とした打撃力が特徴で、昨年まで4年連続リーグ優勝、3年連続日本一という常勝チーム。 物語後半、渡久地がオーナーとなったリカオンズを潰すため、シーズン途中で田辺の思惑により、大幅な戦力増加が図られる。最終盤までペナントレース優勝争いをリカオンズと演ずる。 高見 樹(たかみ いつき) 声 - 松風雅也 背番号4。三塁手。右投右打。マリナーズの5番バッター。大卒で入団し、今年で3年目。 金髪と鼻につけたピアスが特徴の青年。本塁打記録などは、ブルックリンや天海に及ばないものの、並外れたバッティングセンスと驚異的な動体視力から天才と呼ばれ「影の主砲」の異名を持つ。思考も明敏。作中では渡久地のストレートの回転数の変化を最初に見抜いた人物であり、物語後半では対渡久地の打法を完成させるなど、物語全体を通して渡久地を苦しめ、最大の障害となる。 物語初期の最初の渡久地との勝負では、第一打席で、その動体視力から渡久地の投球の秘密を解明し、重いブルックリンのバット交換などの策を打つ。後半においても自費で渡久地の球種を再現するピッチングマシーンを作成し、自力で最初に渡久地からホームランを打った打者となる。天海らの加入後に起こった渡久地の仕掛けたチーム不和も、それが彼の策謀だと理解した上でその改善に奔走する。 「疑惑のオールスター戦編」では三塁手部門でファン投票1位を獲得。渡久地を除けば児島に次ぐ投票数を獲得している。 ブルックリン 声 - 大友龍三郎 背番号30。DH。右投左打。マリナーズの4番バッター。 大柄な体格の助っ人外国人。自信家でビッグマウスかつ短気で粗暴。多少のボール球でも160mのホームランにし、芯を外しても安打にする怪力を持ち、通常より重い1.1キログラムのバットを使用している。感情が昂るとすぐに自分のバットをへし折るため、毎試合30本のバットを用意している。 思考が単純であるがために、渡久地を大の苦手としており、高見が考案した作戦もブルックリンでは使えないなど、物語前半においては渡久地から一本もヒットを打てなかった(反則合戦を除く)。物語後半のマリナーズが強化された直後も、天海へのライバル心を利用されて、渡久地の仕掛けたチーム不和の一因となってしまう。しかし、高見が渡久地攻略とチーム不和改善の一石二鳥を狙った訓練において、他の選手が脱落する中でやり遂げ、ついに渡久地からホームランを打って高見の狙い通りにチーム不和の改善と強化を果たす。 アニメ初登場時は流暢な日本語を使っていたが、次の回からは片言の日本語を使うようになった。 「疑惑のオールスター戦編」ではDH部門でファン投票2位を獲得。 トマス 声 - 関智一 背番号57。左翼手。右投右打。マリナーズの3番バッター。 長打力のあるアベレージヒッターで、足も速く昨年は25盗塁を記録している。球種を読んで打つタイプ。 高見に次ぐ優秀な頭脳と、新聞を普通に読めるほど日本語に堪能な人物。前述のブルックリンのなだめ・突っ込み役としても活躍。 「疑惑のオールスター戦編」では外野手部門でファン投票2位を獲得。 吉良 信光(きら のぶみつ) 声 - 鳥海浩輔 背番号17。投手。右投げ。31歳。身長190cm。 マリナーズ投手陣で一番の長身で、寡黙で声が小さいことから「静かな巨人(サイレントジャイアント)」と呼ばれる。フォークボールを得意とし、制球力も高い。投手としての能力は問題なく、シーズン二桁勝利を記録しているにも関わらず、打撃篇重のチームあって不当な扱いを受けている。そのため、物語前半の反則合戦においてはあえて渡久地の策に乗ったり、後半の渡久地によるチーム不和の策謀では天海派に付いたりする。 田代 浩二(たしろ こうじ) 声 - 徳本恭敏 背番号19。投手。右投げ。 主に中継ぎで登場するサイドスロー投手。カーブを得意とする。出っ歯が特徴。 「疑惑のオールスター戦編」では序盤まで中継ぎ投手部門でファン投票2位を獲得していたが、最終的に3位圏外になった。 山川(やまかわ) 声 - 加瀬康之 背番号11。二塁手および遊撃手。右投左打。 マリナーズの一番打者。戦力強化後は北大路にその座を奪われるが、場合によっては上位打線を打つこともある。 野添 修一(のぞえ) 声 - 園部好徳 背番号5。外野手。両打ち。 マリナーズの二番打者。渡久地に嘗めてかかるが翻弄される。二塁手として守ることもあった。 「疑惑のオールスター戦編」では外野手部門でファン投票3位を獲得。 忌野 喜郎(いまわの よしろう) 声 - 亀井三郎 マリナーズ監督。 常勝チームを率いるベテラン。良くも悪くも平凡・常識的な思考の監督であり、物語では終始、渡久地の策に翻弄され、また高見が対渡久地を考案するため、無能面が目立つ。特に最初の戦い(反則合戦)においては肉を切らせて骨を断つと威勢の良いことを主張したが、その実、それが吉良・田代などの投手陣を犠牲にするだけだと気づかず、渡久地の狙い通りなってしまう(最終的に渡久地に指摘され、自分の責任を認めて試合放棄を選択する)。後半においてもチーム不和の策謀を渡久地の策謀だと気づきつつ、外様の河中を信用しきれないなどの言動を行い、高見が効果的な策を思いつくまで、監督として無為無策で問題を長引かせてしまう。 「疑惑のオールスター戦編」ではパ・リーグの監督としてチームを率いる。
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