アーケードゲーム (AC) 版
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「pop'n music」の記事における「アーケードゲーム (AC) 版」の解説
pop'n music - ポップンミュージック(1998年9月28日稼動) 「初代」「ポップン1」等と称される。現在まで至る、『beatmania』とは違ったポップなコンセプトを確立させた作品。収録曲は隠し曲を含めても14曲だけであった。自分のキャラクターを選択できる隠しシステムや、楽曲の担当キャラクターと対決するような画面形式、さらにNORMALモードとHARDモードでは相手キャラクターからのオジャマ攻撃が発生するなど、キャラクターを重点に据えた要素もこの作品で既に確立されていた。開発は『beatmania』と同じく当時のコナミのGM事業部が担当。メダルゲームを主とした部署だったため、それをモチーフにした「ギャンブラーZ」というロボットアニメのパロディも登場した。 pop'n music 2 - ポップンミュージック2(1999年3月26日稼動) プレイオプションとしてHIDDEN・RANDOM・MIRRORが追加。さらに、イベントポップくんが出現する多人数向けのPARTYモードが新たに追加された。容量の都合上、AC1の楽曲の担当キャラクターは新キャラクター(代理として担当)や新たな衣装へと変更されている。前作の楽曲のアレンジ版が登場したり、水木一郎がオリジナル楽曲で参加しているなど、当時としては豪華なものだった。 pop'n music 3 - ポップンミュージック3(1999年9月16日稼動) AC1の曲が一部のHYPER譜面追加曲を除いて削除され、前作と同様にAC2のキャラクターも新衣装や新キャラクターへと変更された。以後AC5から8まで続く「前作よりも前の曲は削除」の慣例が始まった作品。GREATを連続で出すとコンボが繋がる要素や、現在のEXPERTモードの原型であるHYPERモードが登場し、それに伴いCS版では既に盛り込まれていたHYPER譜面も導入された。「ポップス系がかなり充実」というキャッチコピーの通り、真心ブラザーズやパッパラー河合など実際のミュージックシーンで活躍するアーティストが参加するようになった(これらを含む本作の一部楽曲は、以降のシリーズはおろか家庭用にも一切収録されていないため、幻の曲となっている)。 pop'n music 4 - ポップンミュージック4(2000年3月16日稼動) システム基板交代に伴うコンプリートミックス的な位置付けで製作され、所謂「アニメロ筐体」と呼ばれる新筐体版のリリースも開始した。AC1から3までの収録曲、キャラもほぼ全て復活収録。収録曲は80以上に達し、HYPER譜面は標準で選べるようになった。譜面のレベルも微調整され、前作までは最高23だったレベル表記(目盛り)の最高値が24に上がった。曲が増えた事により、シリーズ別のカテゴリ選択が初搭載された。Hi-SPEED(×2)のオプション選択や、選曲画面での曲のBPM表示、店舗内の筐体を2台繋げての通信対戦モードが追加。また、前作までは3ステージで固定だった1プレイでの最大ステージ数を筐体設定で変更できるようになった。ナンバリング作品ではこの作品のみレーンが半透明で背景が透けて見えるレイアウトとなり、明るい独特の雰囲気を出していたが、背景が複数の曲で使いまわされていたり、画面が見づらいという不評の声も多かったために後のシリーズでは採用されていない。隠し曲として過去曲のリミックスが4曲収録され好評を得たため、以降の作品でもリミックス楽曲が何度か収録されている。研ナオコ、所ジョージ(作詞のみ)、馬場一嘉らも参加している。またこの作品からタイトルロゴの「pop'n music」の下に「ポップンミュージック」と表記されなくなった。 pop'n music 5 - ポップンミュージック5(2000年11月17日稼動) 「前作よりも前の曲は削除」の慣例が復活したためAC3以前の曲は削除、カテゴリも廃止された。EXCITEモードに代わり「○○コンボ以上」「○万点以上」などのノルマを設定してプレイするCHALLENGEモードが初登場。これに伴ってHYPER譜面よりも難度が高いEX譜面が登場し、譜面レベルの最高値も32に上昇した。本作ではシリーズで唯一EXTRA STAGE専用曲(パワーフォーク3、フレンチポップJ)が存在したが、これらの曲は通常の曲の別バージョンという位置付けでさほど難度は高くなく、AC6以降はそれぞれNORMAL譜面の通常曲として収録された。この他に5LINE(中央の5つのボタンのみでプレイ)、FREE2(クリアの是非に関係なく必ず2曲遊べる)モードが追加。前作までは1プレイ中ずっと固定であったオプションを1曲ごとに変更する事が可能になった。なお、ナンバリング作品ではこの作品からインターネットランキングがスタートした。 pop'n music 6 - ポップンミュージック6(2001年5月11日稼動) このシリーズから「シリーズテーマ」が付けられる。テーマは「ロック」。全体的な雰囲気が前作までと比べて大幅に変わり、アニメやドラマの主題歌などの「版権曲」が初めて導入された。新キャラクターのアニメ方式も変更され、より滑らかな動きになった。モードはNORMAL、CHALLENGE、BATTLE、EXPERTの4種類になり、以降もしばらく続いた。NORMALモード・CHALLENGEモードの開始時にボタン数(5KEYS・9KEYS)を選択可能になり、NORMALモードは1曲目がクリアミスでも2曲目に進めるように、CHALLENGEモードはノルマが2つ選択できるよう変更された。また、この作品以降の新曲には全曲HYPER譜面が用意される様になった。選曲時のBPM表示と演奏中のジャンル表示が削除された代わりに曲の残り時間を示すメーターが導入された。曲前のオプションの設定方法が変更され、Hi-SPEEDにも×3と×4が追加。ゲームスタート時のゲージは約3分の1たまった状態、EXTRA STAGEはケージが満タンの状態からと変更された。コンボ数のカウントもGOOD判定でも継続されるように変更された。この作品より店舗対抗インターネットランキングがスタート。なお、本作は他の作品と難易度数値の設定が大幅に異なる(数値による難易度を参照)。「HELLコース」が初登場した作品である。店舗対抗インターネットランキング「ステップアップチャレンジ」 プレイするごとに画面に表示される16枚のパネルを開いていき、GREEN→BLUE→REDの順に筐体をステップアップさせていく。それに伴い、いわゆる「色譜面」と呼ばれる、より難度の高い譜面が選べるようになっていく(特殊な上級譜面を参照)。この譜面は以降の作品ではプレイすることができず、家庭用作品にも移植されていない。 pop'n music 7 - ポップンミュージック7(2001年11月22日稼動) テーマは「レインボー」。稼動前に公式HPで新キャラクターの名前を募集し、ユーザーからの投票結果を基にした人気楽曲のリミックス版を収録するなど、ファンと一体化した企画を打ち出した。また、この時期にCS版ポップンシリーズが復活したため、再びCS版オリジナルの曲が新たに移植され始めた。AC6には実質存在しなかった数値によるレベル表記が旧曲も含めて改めて設定し直され、最高41までに調整された。曲の残り時間表示が前作のメーター形式から、より細かい数値表示へと変更された。また、本作のみグルーブゲージの表示が非常に細かくなっている。選曲画面でのBPM表示が復活し、AC5のFREE2モードにあった演奏中でのGREAT数やBAD数などのリアルタイムカウントがBATTLE以外の全モードに搭載された。継続中のコンボも判定表示と同じ箇所に表示されるようになり、曲中にもBPMがリアルタイムに表示されるなど、本作から導入されたシステムのいくつかは以降のシリーズでも引き継がれていく事になる。店舗対抗インターネットランキング「BINGO de 7」 画面に表示されるビンゴカードのマス一つ一つにノルマが設定されており、プレイ中にそのノルマを達成できればマスが一つオープンする。縦横斜めいずれかに一列揃えば移植曲やコースなどの隠し要素が解禁される。 pop'n music 8 - ポップンミュージック8(2002年5月30日稼動) テーマは「TV」と「蜜蜂」。CHALLENGEモードのノルマ設定が曲選択後に変更され、BEAT POP・SUDDEN・HID+SUDのオプションが追加された。選曲画面でのBPM表記がなくなり、代わりに曲開始直前の画面でBPMが表示されるようになったため、それを見ながらオプションの調整を行うことができるようになった。この作品のみ、特定の条件を満たすとボーナスステージが出現することがある。選曲画面では、曲自体は一列に並んでいるものの、白ボタンでシリーズ別の選曲早送りができるようになった。隠し曲として、他のBEMANIシリーズの曲が多数収録されたり(AC7に収録されたKMの「Pink Rose」は旧曲扱いのため未収録)、本作の稼動前に開催されたライブでの音源も収録された。筋肉少女帯の曲も収録され、そのうちの1つ「トラウマパンク(釈迦)」のEX譜面は初のレベル42となった。店舗対抗インターネットランキング「すごろく de 8」 日本全国をすごろくで巡回する。プレイ開始前にノルマが表示され、それをプレイ中に達成できればすごろくで進むことができる。主要都市に止まる、あるいは通過することで何らかの隠し要素が解禁される。 pop'n music 9 - ポップンミュージック9(2002年12月26日稼動) テーマは「カフェ」で、この作品からミミやニャミの衣装へ明確にテーマに沿ったデザインが反映されるようになる。2度目の基板交代(新筐体リリース)とカードリーダーの設置により、AC1から8までのほぼ全楽曲・全キャラクター再収録、カードを利用したプレイによるe-AMUSEMENT対応、エントリーカードによるプレイデータの記録、『ee'MALL』との連動など様々な要素が導入され、シリーズの一つの転機となった作品。この作品以降、ほとんど全ての収録楽曲(外部版権曲など一部例外あり)が次回作以降に引き継がれていくようになった。楽曲やキャラクターが大量増加したため、それぞれがシリーズ別のカテゴリへ整理され、選択時のボタン操作も一部変更された。OSUSUMEモードが新たに追加され、稼動後期からはHITASURAモードも登場(このモードはAC9のみ)。また、既存曲のロングバージョン(約3、4分前後に調整されている)やリミックスバージョンが追加されている。また、カード使用時にキャラクターが隠し要素を持ってプレイヤーの元へ訪れる「ポップンフレンド」システムが初登場。曲の残り時間表示が再びメーター形式に戻り、BEAT-POPが『アニメロ2号』と同じように白と青に変更、Hi-SPEED×6・8、SUPER RANDOMのオプションも追加された。エントリーカード導入により、それぞれの曲でクリアメダル(クリアマーク)が付くようになり、この作品のみクリアメダルを集めた数により隠し曲を解禁させる事ができた。追加譜面やオプションなど、カードの絵柄によって異なる特典も搭載。店舗対抗インターネットランキング「戦え! ギャンブラーZ」 プレイ終了後に神風トオルが決められた歩数ずつワルドックのアジト内を進んでいく。途中の宝箱を開けたり、ボスを倒す事で隠し要素が解禁。ボス戦では難度の高い曲をプレイし、その成績によりダメージを与えてゆく。 pop'n music 10 - ポップンミュージック10(2003年8月6日稼動) テーマは「夢と魔法」。新たなエントリーカードも発売されたが、AC9のプレイデータを引き継ぐ場合には、前作のエントリーカードをそのまま継続使用する必要があった。選曲時にレベル順ソートができるようになり、腕に見合った曲を選びやすくなった。NORMALモードにはFIRSTカテゴリが追加され、初心者向けの易しい譜面を選びやすく配慮されている。また、5ボタンを選択した場合でも曲選択中に9ボタンのNORMAL譜面に切り替えることができるようになった。前作のHi-SPEED×8が廃止された代わりに、この作品のみ譜面進行が遅くなるLow-SPEEDオプションが登場。前作では上位譜面をクリアすると下位譜面のクリアメダルは曲選択画面で表示されなくなったが、この作品から各譜面レベルごとにクリアメダルを確認できるようになり、前作では1種類だったメダルの形状がNO BADやPERFECTクリアで変化するようになった。ただし、EXTRA STAGEで曲をプレイした場合、AC9では1目盛りでもゲージが残っていればクリアメダルを獲得できたが、AC10からはNO BADかPERFECTでなければクリアメダルが獲得できなくなった。その代わりOSUSUMEモードでもクリアメダルが獲得できるようになり、まれに隠し曲も出現するようになっていたため、AC10ではOSUSUMEモードを選ぶプレイヤーが増加した。また、曲のプレイ中に一定時間何も操作せず放置することでRETIREが可能となった。店舗対抗インターネットランキング「お星様にお願い!」 AC9の時期にユーザーから募った要望を基にしたイベント。ゲーム開始時に選択するノルマを達成するとノルマの色に対応したバケツに星が落ち、少しずつ溜まっていく。満杯になると曲やキャラ等の隠し要素が解禁。「Pop'n music GB」収録曲のアレンジ楽曲や、人気コンポーザーがコラボレーションした楽曲などが登場した。 pop'n music 11 - ポップンミュージック11(2004年3月24日稼動) テーマは「トラベル」。プレイするごとにカードに「マイレージ」が貯まっていき、桁の末尾が特定の数値になると、「ウラ譜面」(一部既存曲の完全別譜面)をプレイできるチケットを入手できたが、これらの譜面は正式に解禁されることは無かった。AC11のe-AMUSEMENTサービスが終了した現在ではCS11でのみプレイ可能である。選曲時にジャンル名の五十音順ソートと、自分のプレイ回数ランキングTOP20の曲を集めたカテゴリが追加され、携帯電話のアプリケーション「ポップンパスポート」でEXPERTモードのオリジナルコースを作れるようになった。これに伴い、MY BESTコースとHISTORYコースは廃止された。また、CHALLENGEモードの選曲画面では曲レベルの星印表記がなくなり、代わりに以前のシリーズでは選択するまで分からなかったアーティスト名が表示されるように変更された。この作品からHi-SPEED×5が追加され、オプション設定時に左側のボタンを押すと逆送りができるようになった。同時期に「beatmania IIDX 10th style」との制作が重なったせいか、dj TAKA、NAOKIなどの楽曲は収録されていない。店舗対抗インターネットランキング「ポップンツーリスト」 プレイ終了後に出現するスロットで出た数値分だけ、ミミとニャミが歩いて進む。ステージを一つゴールするごとに隠し要素が解禁。また、途中にあるシンボルに止まると携帯サイトにてスペシャル画像がダウンロード可能だったが、現在は既にサービス終了となっている。 pop'n music 12 いろは - ポップンミュージック12 いろは(2004年12月8日稼動) この作品からサブタイトルがつくようになり、再びタイトルの「pop'n music」の下に「ポップンミュージック」とカタカナが表記されている。テーマは「日本」「和」「四季」。NORMALモードがCHALLENGEモードへ吸収統合され、1曲目がクリアできなくても2曲目に進めるようになった。新たに初心者用のENJOYモードが追加された。OSUSUMEモードとポップンフレンドシステムが廃止となり、稼動後期からはシリーズ初のNET対戦モードが解禁。また、楽曲選択時に『DDR』のように楽曲の試聴が可能となり、CS版では既に導入されていた曲・譜面別のハイスコア記録機能が追加された。前作からの引継ぎだけではなく、古くなった使用済みカードから同作のプレイデータをそのまま新規カードへ引継ぐ機能も新たに搭載。2004年当時のクリスマス前後には、同時期に発売されたCS10との共同企画としてクリスマス曲メドレーが1週間の期間限定曲として登場、後に店舗対抗IRで通常解禁された。店舗対抗インターネットランキング「ポップン秘伝忍法帖」 プレイ終了後のルーレットで、春・夏・秋・冬の巻物に手裏剣を命中させて少しずつめくっていく。イラストが1枚ずつ完全に表示されるごとに隠し要素が解禁。 pop'n music 13 カーニバル - ポップンミュージック13 カーニバル(2005年9月7日稼動) テーマは「お祭り」「トランプ」「ゲーム音楽」。超CHALLENGEモードが追加され、これに伴いCOOL判定のハイスコアが別に保存されるようになった。NO BADやPERFECTで曲をクリアした場合は特殊なクリアエフェクトが出るようになり、曲をクリアできなかった場合は灰色のNO CLEARマークが付くようになった。またNET対戦モードへの配慮で、レベル表記の大規模な調整が行われた。このシリーズから旧NORMALモードやCHALLENGEモードでクリア後に表示されていたスタッフロールとオリジナルコース設定が廃止され、コンティニューが初期設定ではOFFになった。『beatmania IIDX12 HAPPY SKY』や『GuitarFreaksV2』『DrumManiaV2』と共同で行われたクイズイベント「BEMANI EXPO」の楽曲も後に登場した。また、店舗対抗イベントが初めて2回に分けて行われ、『クイズマジックアカデミー』『麻雀格闘倶楽部』『ランブルローズ』のBGMや、下村陽子・伊藤賢治など現在フリーのゲーム音楽作曲家による曲が収録された。また、初めて他社ゲームからの楽曲として『Train Simulator 京成・都営浅草・京急線』のテーマソングも収録されている。超CHALLENGEモードでとある厳しい条件を満たすと、今までのEXTRA STAGEに変わってSUPER EXTRA STAGEが遊べるようになった。店舗対抗インターネットランキング1「わくわくポップンランド」 プレイ終了後に出現するトランプをめくり、出た数のポイント分だけアトラクションの建設を進めていく。アトラクションが完成すると隠し要素が解禁。 店舗対抗インターネットランキング2「わくわくポップンワールド」 完成したポップンランドをさらに拡張していく。ルールはポップンランドと同じ。 pop'n music 14 FEVER! - ポップンミュージック14 フィーバー! (2006年5月17日稼動) テーマは「ディスコ」「ダンス」。ALI PROJECTやアルファ&スチャダラパー、Plus-Tech Squeeze Boxなどの外部アーティスト楽曲や他社ゲームの楽曲である『スーパーマリオブラザーズ』のBGMメドレーを収録。前作までは同じ曲の連続選曲の可否が筐体設定に依存していたが、本作からは標準で連続選曲ができるようになった。ゲーム事業がコナミからコナミデジタルエンタテインメントへと受け継がれたため、社名表記も変更されている。 この作品からカードがe-AMUSEMENT PASSへ変更となり、以後の同作品シリーズへのデータ引継ぎが容易になった。『ee'MALL』および『ee'MALL 2nd avenue』のサービス終了を受け、購入していた楽曲は本作の稼動に伴い一旦プレイ不可能となったが、2006年9月20日より初代『ee'MALL』で配信されていた47曲のみが解禁され、過去に楽曲を入手していたかどうかに関係なくプレイ可能となった。店舗対抗インターネットランキング「フィーバー戦士 ポップン14」 ヒーロー物を意識した設定(サブタイトルの「フィーバー!」から『バトルフィーバーJ』→戦隊という発想と思われる)で、イベント自体が数話に分割されている。1話ごとにそれぞれ決められたノルマを達成し、一定の数値をクリアすると隠し要素が解禁されていく。イベントを細かく区切ることで、2話遅れであるものの、ノルマを達成できずとも解禁が行われる仕様となり、プレイ人口の少ない店舗でもイベント隠し要素を楽しみやすくなった。店舗対抗インターネットランキングは現時点で最後となっている。 pop'n music 15 ADVENTURE - ポップンミュージック15 アドベンチャー(2007年4月25日稼動) テーマは「冒険」。3度目のシステム基板交換が実施された。新筐体の画面はフラット管モニターへ変更。Hi-SPEEDオプションが0.5刻みとなり、細かい調整が可能となった。2007年9月26日より『ee'MALL 2nd avenue』の楽曲40曲が前作と同様に解禁され、プレイ可能となった。超CHALLENGEモードでEXTRAステージ出現ポイントを満たすと必ずSUPER EXTRAステージが出るようになった。また今作のみ、プレイ画面を「1」やbeatmaniaⅡDXのような仕様に変更できるスキンチェンジを搭載。個人やりこみイベント「わくわくミミニャミ探検隊」 本作のイベントは今までのような店舗対抗インターネットランキングではなく、それぞれのプレイヤーのe-AMUSEMENT PASS毎に個人で隠し要素を解禁していく、CS版の解禁イベントに近い仕様となっている。プレイ終了後のルーレットで得られるポイントを消費してミミかニャミを移動させ、マップを探索して隠し要素を発見していく。 pop'n music 16 PARTY♪ - ポップンミュージック16 パーティー♪(2008年3月24日稼動) テーマは「パーティー」。ポップンミュージック10周年記念となる作品。AC15の公式サイトでユーザーから募ったアンケート内容を基に、他BEMANI機種からの移植曲や旧作キャラクターの新バージョン、リミックス曲が登場。ランダムキャラクターセレクトが追加、ENJOYモードでハード譜面(通常のNORMAL譜面と同じ)が選択可能になった。また、シリーズでは初めて、SECRETカテゴリ曲出現条件が週区切りの時限解禁制となった他、全国のプレイヤーのIDを登録し、プレイ中にスコアを比較できる「ポプとも」システムが初搭載された。ゲーム中のボイスは甲斐田ゆきが担当している。個人やりこみイベント「あつまれ! ポップンパーティー♪」 前作と同じく個人解禁イベント。プレイ終了後にポップンキャラクター達へ招待状を送り、テーブルに必要人数を集めると隠し要素が解禁される。1週間で解禁できる数には上限があり、週ごとに新たな隠し曲が追加されて解禁可能になる。その週を全てクリアした場合は、次回の隠し曲を一度だけプレイできるお試しチケットのゲージを溜められるようになる。 pop'n music 17 THE MOVIE - ポップンミュージック17 ザ・ムービー(2009年3月4日稼動) テーマは「映画」。当初の稼動予定日は2009年2月26日とされていたが、稼動直前の2月25日にクレジットが減らない不具合が発表され、稼働日が一週間延期となった。また旧曲のほぼ全収録を達成したAC9以降、基本的に削除されることの少なかったオリジナル楽曲が60曲以上の一斉削除となり、稼動前に公式サイトにて収録曲リストが公開された。この作品から「フルコンボ=総ノート数」となっている。選曲画面のジャンル名表示を、曲名表示へと切り替える機能が搭載。ゲーム中のボイスは諏訪部順一が担当している。新曲のEX譜面の常駐条件が緩和され、該当EX譜面を(SUPER)EXTRAステージでクリアするのみで解禁となった。個人やりこみイベント「第1回ポップン映画祭」 プレイ終了後に映画のシナリオを選び、スロットのように流れる言葉を3つ揃える。台詞をうまく揃えるほど多くのゲージが溜まり、その量に応じて製作スケジュールのカレンダーが進んでいく。映画製作が完了すれば隠し曲が完成され、使用したキャラクターや選曲に応じて内容の変わるポスターが同時に出来上がる。また、前作と同じく週ごとに解禁できる数に上限があり、その週を全てクリアした場合、新たな隠し曲を一度だけプレイできる試写会チケットが入手可能になる。 pop'n music 18 せんごく列伝 - ポップンミュージック18 せんごくれつでん(2010年1月20日稼働) テーマは「戦国時代」。シリーズで初めてe-AMUSEMENT PASSメンバーズサイトが開設され、プレーヤーデータなどがPC上で閲覧可能になったほか、PSP版『pop'n music portable』との連動機能も実装された。CHALLENGEモードのみだった2曲保証が超CHALLENGEモードでも実装された。 EXPERTモードが廃止され、インターネットランキングは超チャレンジに統合、時限配信式で登場する譜面を専用カテゴリから選んでプレイすることで登録される、個別曲(譜面)で競う方式に変更になった。従来作品の”稼働初期の条件式隠し曲”に相当する曲もここで配信された。 ネット大戦終了後に発生し、3人で高難度譜面をプレイしてボスを倒す(「9」のイベント「戦え!ギャンブラーZ」に近い)「ボスバトル」や、指定された曲(譜面)を指定された条件でクリアする「ポップン検定」が登場。個人やりこみイベント「めざせ天下統一! ポップン風雲録」 プレイ終了後に流鏑馬を行い、その本数に応じた「兵力ゲージ」を使って都道府県を移動し制圧していく。初回はプレイを行った筐体に設定された実際の都道府県からスタートし(国外や未設定の場合は東京都)、隣接した都道府県に移動することができる。特定の都道府県には隠し曲を持った武将が設定されており、兵力ゲージを消費してその武将と対決し撃破すると隠し曲が解禁される。過去作と同じく週ごとに解禁できる数に上限があり、その週を全てクリアした場合、新たな隠し曲を一度だけプレイできる謀反鎮圧イベントが発生する。イベントは2段階に分かれており、1段階目の隠し曲を全て解禁すると、制圧状況が一旦リセットされて隠し曲の異なる2周目が始まる。 pop'n music 19 TUNE STREET - ポップンミュージック19 チューンストリート(2010年12月9日稼動、最新作として稼働中) テーマは「音楽があふれる街」。新型筐体が導入され、PASELI対応、液晶モニタのワイド化、e-AMUSEMENT PASSの認証非接触化、トレーディングカードの排出など、従来の筐体から仕様が大幅に変更された。また、旧筐体もe-AMUSEMENT PASSの認証非接触化方式に変更されている。 2011年2月23日のシステムアップデートで、新たにTOWNモードが追加された。
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アーケードゲーム (AC) 版
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「pop'n music」の記事における「アーケードゲーム (AC) 版」の解説
pop'n music - ポップンミュージック(1998年(平成10年)9月28日稼動) BEMANIシリーズ第2弾「初代」「ポップン1」等と称される。現在まで至る『beatmania』とは違ったポップなコンセプトを確立させた作品。収録曲は隠し曲を含めて14曲。自分のキャラクターを選択できる隠しシステムや、楽曲の担当キャラクターと対決するような画面形式、さらにNORMALモードとHARDモードでは相手キャラクターからのオジャマ攻撃が発生するなど、キャラクターを重点に据えた要素もこの作品で既に確立されていた。開発は『beatmania』と同じく当時のコナミのGM事業部が担当。メダルゲームを主とした部署だったため、それをモチーフにした「ギャンブラーZ」というロボットアニメのパロディも登場した。 pop'n music 2 - ポップンミュージック2(1999年(平成11年)3月26日稼動) プレイオプションとしてHIDDEN・RANDOM・MIRRORが追加。さらに、イベントポップくんが出現する多人数向けのPARTYモードが新たに追加された。収録曲は新曲14曲に加え、前作の全14曲・CS1の新曲5曲の全33曲を収録。しかし、容量の都合上によりAC1の楽曲の担当キャラクターは、新キャラクター(代理として担当)や新デザインへと変更されている。前作の楽曲「what i want」のリミックス版が登場し、新曲「はばたけ、ザ・グレートギャンブラー」では水木一郎が歌唱を担当した。 pop'n music 3 - ポップンミュージック3(1999年(平成11年)9月16日稼動) AC1の曲が一部のHYPER譜面追加曲を除いて削除され、前作と同様にAC2のキャラクターも新デザイン・新キャラクターへと変更された。GREATを連続で出すとコンボが繋がる要素や、現在のEXPERTモードの原型であるHYPERモードが登場し、それに伴いCS版では既に盛り込まれていたHYPER譜面も導入された。「ポップス系がかなり充実」というキャッチコピーの通り、真心ブラザーズやパッパラー河合など実際のミュージックシーンで活躍するアーティストが参加するようになった。 pop'n music 4 - ポップンミュージック4(2000年(平成12年)3月16日稼動) システム基板交代に伴うコンプリートミックス的な位置付けで製作され、所謂「アニメロ筐体」と呼ばれる新筐体版のリリースも開始した。AC1から3までの収録曲、キャラもほぼ全て復活収録。但し、CS3から移植されたのは1曲のみであり、他の楽曲は一部を除いて後のシリーズで移植された。収録曲は80以上に達し、HYPER譜面は標準で選べるようになった。譜面のレベルも微調整され、前作までは最高23だったレベル表記(目盛り)の最高値が24に上昇。曲が増えた事により、シリーズ別のカテゴリ選択が初めて搭載された。Hi-SPEED(×2)のオプション選択や、選曲画面での曲のBPM表示、店舗内の筐体を2台繋げての通信対戦モードが追加。また、前作までは3ステージで固定だった1プレイでの最大ステージ数を筐体設定で変更できるようになった。ナンバリング作品ではこの作品のみレーンが半透明で背景が透けて見えるレイアウトとなっていたが、背景が複数の曲で使いまわされていたり、画面が見づらくなっており、後のシリーズでは採用されていない。隠し曲として過去曲のリミックスが4曲収録されており、以降の作品でもリミックス楽曲が定期的に収録されている。新曲の1つである「Nanja-Nai」は研ナオコが歌唱し、所ジョージ(作詞のみ)が作詞を担当。この作品からタイトルロゴの「pop'n music」の下に「ポップンミュージック」と表記されなくなった。 pop'n music 5 - ポップンミュージック5(2000年(平成12年)11月17日稼動) 本作の稼働期間中の2001年(平成13年)1月1日に21世紀を迎えたため、本作が「20世紀最後に稼働開始したpop'n musicのバージョン」ならびに「20世紀と21世紀を跨いだpop'n musicのバージョン」となった。 AC3以前の曲は削除、カテゴリも廃止された。EXCITEモードに代わり「○○コンボ以上」「○万点以上」などのノルマを設定してプレイするCHALLENGEモードが初登場。これに伴ってHYPER譜面よりも難度が高いEX譜面が登場し、譜面レベルの最高値も32に上昇した。本作ではシリーズで唯一EXTRA STAGE専用曲(パワーフォーク3、フレンチポップJ)が設定された。これらの曲は通常の曲の別バージョンという位置付けで、AC6以降はそれぞれNORMAL譜面の通常曲として収録された。この他に5LINE(中央の5つのボタンのみでプレイ)、FREE2(クリアの是非に関係なく必ず2曲遊べる)モードが追加。前作までは1プレイ中ずっと固定だったオプションを1曲ごとに変更する事が可能となった。前作にあった通信対戦モードも搭載されているが、次作以降では削除されている。ナンバリング作品では、この作品からインターネットランキングが開始される。 pop'n music 6 - ポップンミュージック6(2001年(平成13年)5月11日稼動) 本作が「21世紀で最初に稼働したpop'n musicのバージョン」となった。 このシリーズから「シリーズテーマ」が付けられる。テーマは「ロック」。全体的な雰囲気が前作までと比べて大幅に変わり、アニメやドラマの主題歌などの「版権曲」が初めて導入された。新キャラクターのアニメ方式も変更され、より滑らかな動きになった。BATTLEモードとEXPERTモードが初登場。NORMALモードとCHALLENGEモード開始時にボタン数(5KEYS・9KEYS)を選択可能になり、NORMALモードは1曲目がクリアミスでも2曲目に進めるように、CHALLENGEモードはノルマが2つ選択できるよう変更された。また、この作品以降の新曲には全曲HYPER譜面が用意される様になった。選曲時のBPM表示と演奏中のジャンル表示が削除された代わりに曲の残り時間を示すメーターが導入された。曲前のオプションの設定方法が変更され、Hi-SPEEDにも×3と×4が追加。ゲームスタート時のゲージは約3分の1たまった状態、EXTRA STAGEはゲージが満タンの状態からと変更された。コンボ数のカウントもGOOD判定でも継続されるように変更された。この作品より店舗対抗インターネットランキングが開始。本作は他の作品と難易度数値の設定が大幅に異なる(数値による難易度を参照)。店舗対抗インターネットランキング「ステップアップチャレンジ」 プレイするごとに画面に表示される16枚のパネルを開いていき、GREEN→BLUE→REDの順に筐体をステップアップさせていく。それに伴い、いわゆる「色譜面」と呼ばれる、より難度の高い譜面が選べるようになっていく(特殊な上級譜面を参照)。この譜面は以降の作品ではプレイすることができず、家庭用作品にも移植されていない。 pop'n music 7 - ポップンミュージック7(2001年(平成13年)11月22日稼動) テーマは「レインボー」。稼動前に公式HPで新キャラクターの名前を募集し、ユーザーからの投票結果を基にした人気楽曲のリミックス版を収録するなど、ファンと一体化した企画を打ち出した。また、この時期にCS版ポップンシリーズが再開したため、再びCS版オリジナルの曲が新たに移植され始めた。AC6にはなかった「数値によるレベル表記」が旧曲も含めて改めて設定し直され、最高41までに調整された。曲の残り時間表示が前作のメーター形式から、より細かい数値表示へと変更された。また、本作のみグルーブゲージの表示が非常に細かくなっている。選曲画面でのBPM表示が復活し、AC5のFREE2モードにあった演奏中でのGREAT数やBAD数などのリアルタイムカウントがBATTLE以外の全モードに搭載された。継続中のコンボも判定表示と同じ箇所に表示されるようになり、曲中にもBPMがリアルタイムに表示されるなど、本作から導入されたシステムのいくつかは以降のシリーズでも引き継がれていく事になる。店舗対抗インターネットランキング「BINGO de 7」 画面に表示されるビンゴカードのマス一つ一つにノルマが設定されており、プレイ中にそのノルマを達成できればマスが一つオープンする。縦横斜めいずれかに一列揃えば移植曲やコースなどの隠し要素が解禁される。 pop'n music 8 - ポップンミュージック8(2002年(平成14年)5月30日稼動) テーマは「TV」と「蜜蜂」。CHALLENGEモードのノルマ設定が曲選択後に変更され、BEAT POP・SUDDEN・HID+SUDのオプションが追加された。選曲画面でのBPM表記がなくなり、代わりに曲開始直前の画面でBPMが表示されるようになったった。この作品のみ、特定の条件を満たすとボーナスステージが出現することがある。選曲画面では曲自体は一列に並んでいるものの、白ボタンでシリーズ別の選曲早送りができるようになった。隠し曲として、他のBEMANIシリーズの曲が多数収録されたり、本作の稼動前に開催されたライブでの音源も収録された。筋肉少女帯の曲も収録され、そのうちの1つ「トラウマパンク(釈迦)」のEX譜面は初のレベル42となった。店舗対抗インターネットランキング「すごろく de 8」 日本全国をすごろくで巡回する。プレイ開始前にノルマが表示され、それをプレイ中に達成できればすごろくで進むことができる。主要都市に止まる、あるいは通過することで何らかの隠し要素が解禁される。 pop'n music 9 - ポップンミュージック9(2002年(平成14年)12月26日稼動) テーマは「カフェ」で、この作品からミミやニャミの衣装へ明確にテーマに沿ったデザインが反映されるようになる。2度目の基板交代(新筐体リリース)とカードリーダーの設置により、AC1から8までのほぼ全楽曲・全キャラクター再収録、カードを利用したプレイによるe-AMUSEMENT対応、エントリーカードによるプレイデータの記録(クリアメダル、ハイスコア情報は最新作まで引き継ぎをし続ける限り削除されることなくずっと記録される)、『ee'MALL』との連動など様々な要素が導入され、シリーズの一つの転機となった作品。この作品以降、ほとんど全ての収録楽曲(外部版権曲など一部例外あり)が次回作以降に引き継がれていくようになった。楽曲やキャラクターが大量増加したため、それぞれがシリーズ別のカテゴリへ整理され、選択時のボタン操作も一部変更された。OSUSUMEモードが新たに追加され、稼動後期からはHITASURAモードも登場(このモードはAC9のみ)。また、既存曲のロングバージョン(約3、4分前後に調整されている)やリミックスバージョンが追加されている。また、カード使用時にキャラクターが隠し要素を持ってプレイヤーの元へ訪れる「ポップンフレンド」システムが初登場。曲の残り時間表示が再びメーター形式に戻り、BEAT-POPが『アニメロ2号』と同じように白と青に変更、Hi-SPEED×6・8、SUPER RANDOMのオプションも追加された。エントリーカード導入により、それぞれの曲でクリアメダル(クリアマーク)が付くようになり、この作品のみクリアメダルを集めた数により隠し曲を解禁させる事ができた。追加譜面やオプションなど、カードの絵柄によって異なる特典も搭載。店舗対抗インターネットランキング「戦え! ギャンブラーZ」 プレイ終了後に神風トオルが決められた歩数ずつワルドックのアジト内を進んでいく。途中の宝箱を開けたり、ボスを倒す事で隠し要素が解禁。ボス戦では難度の高い曲をプレイし、その成績によりダメージを与えてゆく。 pop'n music 10 - ポップンミュージック10(2003年(平成15年)8月6日稼動) テーマは「夢と魔法」。新たなエントリーカードも発売されたが、AC9のプレイデータを引き継ぐ場合には、前作のエントリーカードをそのまま継続使用する必要があった。選曲時にレベル順ソートができるようになり、腕に見合った曲を選びやすくなった。NORMALモードにはFIRSTカテゴリが追加され、初心者向けの易しい譜面を選びやすく配慮されている。また、5ボタンを選択した場合でも曲選択中に9ボタンのNORMAL譜面に切り替えることができるようになった。前作のHi-SPEED×8が一旦廃止された代わりに、この作品のみ譜面進行が遅くなるLow-SPEEDオプションが登場。前作では上位譜面をクリアすると下位譜面のクリアメダルは曲選択画面で表示されなくなったが、この作品から各譜面レベルごとにクリアメダルを確認できるようになり、前作では1種類だったメダルの形状がNO BADやPERFECTクリアで変化するようになった。ただし、EXTRA STAGEで曲をプレイした場合、AC9では1目盛りでもゲージが残っていればクリアメダルを獲得できたが、AC10からはNO BADかPERFECTでなければクリアメダルが獲得できなくなった。その代わりOSUSUMEモードでもクリアメダルが獲得できるようになり、まれに隠し曲も出現するようになった。また、曲のプレイ中に一定時間何も操作せず放置することでRETIREが可能となった。店舗対抗インターネットランキング「お星様にお願い!」 AC9の時期にユーザーから募った要望を基にしたイベント。ゲーム開始時に選択するノルマを達成するとノルマの色に対応したバケツに星が落ち、少しずつ溜まっていく。満杯になると曲やキャラ等の隠し要素が解禁。「Pop'n music GB」収録曲のアレンジ楽曲や、人気コンポーザーがコラボレーションした楽曲などが登場した。 pop'n music 11 - ポップンミュージック11(2004年(平成16年)3月24日稼動) テーマは「トラベル」。プレイするごとにカードに「マイレージ」が貯まっていき、桁の末尾が特定の数値になると、「ウラ譜面」(一部既存曲の完全別譜面)をプレイできるチケットを入手できた(詳細は上記参照)。選曲時にジャンル名の五十音順ソートと、自分のプレイ回数ランキングTOP20の曲を集めたカテゴリが追加され、携帯電話のアプリケーション「ポップンパスポート」でEXPERTモードのオリジナルコースを作れるようになった。これに伴い、MY BESTコースとHISTORYコースは廃止された。また、CHALLENGEモードの選曲画面では曲レベルの星印表記がなくなり、代わりに以前のシリーズでは選択するまで分からなかったアーティスト名が表示されるように変更。過去作からの継続収録曲のEX譜面は、今作からどのタイミングでもプレイできるようになった。Hi-SPEED×5が追加され、オプション設定時に左側のボタンを押すと逆送りができるようになった。店舗対抗インターネットランキング「ポップンツーリスト」 プレイ終了後に出現するスロットで出た数値分だけ、ミミとニャミが歩いて進む。ステージを一つゴールするごとに隠し要素が解禁。また、途中にあるシンボルに止まると携帯サイトにてスペシャル画像がダウンロード可能だったが、現在は既にサービス終了となっている。 pop'n music 12 いろは - ポップンミュージック12 いろは(2004年(平成16年)12月8日稼動) この作品からサブタイトルがつくようになり、再びタイトルの「pop'n music」の下に「ポップンミュージック」とカタカナが表記されている。テーマは「日本」「和」「四季」。NORMALモードがCHALLENGEモードへ吸収統合され、1曲目がクリアできなくても2曲目に進めるようになった。新たに初心者用のENJOYモードが追加された。OSUSUMEモードとポップンフレンドシステムが廃止となり、稼動後期からはシリーズ初のNET対戦モードが解禁。また、楽曲選択時に『DDR』のように楽曲の試聴が可能となり、CS版では既に導入されていた曲・譜面別のハイスコア記録機能が追加された。前作からの引継ぎだけではなく、古くなった使用済みカードから同作のプレイデータをそのまま新規カードへ引継ぐ機能も新たに搭載。2004年当時のクリスマス前後には、同時期に発売されたCS10との共同企画としてクリスマス曲メドレーが1週間の期間限定曲として登場、後に店舗対抗IRで通常解禁された。店舗対抗インターネットランキング「ポップン秘伝忍法帖」 プレイ終了後のルーレットで、春・夏・秋・冬の巻物に手裏剣を命中させて少しずつめくっていく。イラストが1枚ずつ完全に表示されるごとに隠し要素が解禁。 pop'n music 13 カーニバル - ポップンミュージック13 カーニバル(2005年(平成17年)9月7日稼動) テーマは「お祭り」「トランプ」「ゲーム音楽」。超CHALLENGEモードが追加され、これに伴いCOOL判定のハイスコアが別に保存されるようになった。NO BADやPERFECTで曲をクリアした場合は特殊なクリアエフェクトが出るようになり、曲をクリアできなかった場合は灰色のNO CLEARマークが付くようになった(NO CLEARマークに限り次作への引き継ぎは行われない)。またNET対戦モードへの配慮で、レベル表記の大規模な調整が行われた。このシリーズから旧NORMALモードやCHALLENGEモードでクリア後に表示されていたスタッフロールとオリジナルコース設定が廃止され、コンティニューが初期設定ではOFFになった。『beatmania IIDX12 HAPPY SKY』や『GuitarFreaksV2』『DrumManiaV2』と共同で行われたクイズイベント「BEMANI EXPO」の楽曲も後に登場した。また、店舗対抗イベントが初めて2回に分けて行われ、『クイズマジックアカデミー』『麻雀格闘倶楽部』『ランブルローズ』のBGMや、下村陽子・伊藤賢治など現在フリーのゲーム音楽作曲家による曲が収録された。また、初めて他社ゲームからの楽曲として『Train Simulator 京成・都営浅草・京急線』のテーマソングも収録されている。超CHALLENGEモードでとある厳しい条件を満たすと、今までのEXTRA STAGEに変わってSUPER EXTRA STAGEが遊べるようになった。このステージでは通常の(超)CHALLENGEモードと同じゲージ方式でプレイでき、NO BADやPERFECTでなくてもゲージがクリアゾーンに達していればクリアメダルが付く仕様だった。店舗対抗インターネットランキング1「わくわくポップンランド」 プレイ終了後に出現するトランプをめくり、出た数のポイント分だけアトラクションの建設を進めていく。アトラクションが完成すると隠し要素が解禁。 店舗対抗インターネットランキング2「わくわくポップンワールド」 完成したポップンランドをさらに拡張していく。ルールはポップンランドと同じ。 pop'n music 14 FEVER! - ポップンミュージック14 フィーバー! (2006年(平成18年)5月17日稼動) テーマは「ディスコ」「ダンス」。ALI PROJECTやアルファ&スチャダラパー、Plus-Tech Squeeze Boxなどの外部アーティスト楽曲や他社ゲームの楽曲である『スーパーマリオブラザーズ』のBGMメドレーを収録。前作までは同じ曲の連続選曲の可否が筐体設定に依存していたが、本作からは標準で連続選曲ができるようになった。ゲーム事業がコナミからコナミデジタルエンタテインメントへと受け継がれたため、社名表記も変更されている。 この作品からカードがe-AMUSEMENT PASSへ変更となり、以後の同作品シリーズへのデータ引継ぎが容易になった。『ee'MALL』および『ee'MALL 2nd avenue』のサービス終了を受け、購入していた楽曲は本作の稼動に伴い一旦プレイ不可能となったが、2006年9月20日より初代『ee'MALL』で配信されていた47曲のみが解禁され、過去に楽曲を入手していたかどうかに関係なくプレイ可能となった。店舗対抗インターネットランキング「フィーバー戦士 ポップン14」 ヒーロー物を意識した設定で、イベント自体が数話に分割されている。1話ごとにそれぞれ決められたノルマを達成し、一定の数値をクリアすると隠し要素が解禁されていく。イベントを細かく区切ることで、2話遅れであるものの、ノルマを達成できずとも解禁が行われる仕様となり、プレイ人口の少ない店舗でもイベント隠し要素を楽しみやすくなった。店舗対抗インターネットランキングは現時点で最後となっている。 pop'n music 15 ADVENTURE - ポップンミュージック15 アドベンチャー(2007年(平成19年)4月25日稼動) テーマは「冒険」。3度目のシステム基板交換が実施された。新筐体の画面はフラット管モニターへ変更。Hi-SPEEDオプションが0.5刻みとなり、細かい調整が可能となった。2007年9月26日より『ee'MALL 2nd avenue』の楽曲40曲が前作と同様に解禁され、プレイ可能となった。超CHALLENGEモードでEXTRAステージ出現ポイントを満たすと必ずSUPER EXTRAステージが出るようになった。また今作のみ、プレイ画面を「1」やbeatmania II DXのような仕様に変更できるスキンチェンジを搭載。個人やりこみイベント「わくわくミミニャミ探検隊」 本作のイベントは今までのような店舗対抗インターネットランキングではなく、それぞれのプレイヤーのe-AMUSEMENT PASS毎に個人で隠し要素を解禁していく、CS版の解禁イベントに近い仕様となっている。プレイ終了後のルーレットで得られるポイントを消費してミミかニャミを移動させ、マップを探索して隠し要素を発見していく。 pop'n music 16 PARTY♪ - ポップンミュージック16 パーティー♪(2008年(平成20年)3月24日稼動) テーマは「パーティー」。ポップンミュージック10周年記念となる作品。AC15の公式サイトでユーザーから募ったアンケート内容を基に、他BEMANI機種からの移植曲や旧作キャラクターの新バージョン、リミックス曲が登場。ランダムキャラクターセレクトが追加、ENJOYモードでハード譜面(通常のNORMAL譜面と同じ)が選択可能になった。また、シリーズでは初めて、SECRETカテゴリ曲出現条件が週区切りの時限解禁制となった他、全国のプレイヤーのIDを登録し、プレイ中にスコアを比較できる「ポプとも」システムが初搭載された。ゲーム中のボイスは甲斐田ゆきが担当している。個人やりこみイベント「あつまれ! ポップンパーティー♪」 前作と同じく個人解禁イベント。プレイ終了後にポップンキャラクター達へ招待状を送り、テーブルに必要人数を集めると隠し要素が解禁される。1週間で解禁できる数には上限があり、週ごとに新たな隠し曲が追加されて解禁可能になる。その週を全てクリアした場合は、次回の隠し曲を一度だけプレイできるお試しチケットのゲージを溜められるようになる。 この中の隠し曲「トイコンテンポラリー(シュレーディンガーの猫)」のEX譜面が非常に難しく、「Sunny Park」でレベル50に指定された。 pop'n music 17 THE MOVIE - ポップンミュージック17 ザ・ムービー(2009年(平成21年)3月4日稼動) テーマは「映画」。当初の稼動予定日は2009年2月26日とされていたが、稼動直前の2月25日にクレジットが減らない不具合が発表され、稼働日が1週間延期となった。また旧曲のほぼ全収録を達成したAC9以降、基本的に削除されることの少なかったオリジナル楽曲が60曲以上の一斉削除となり、稼動前に公式サイトにて収録曲リストが公開された。この作品から「フルコンボ=総ノート数」となっている。選曲画面のジャンル名表示を、曲名表示へと切り替える機能が搭載。ゲーム中のボイスは諏訪部順一が担当している。新曲のEX譜面の常駐条件が緩和され、該当EX譜面を(SUPER)EXTRAステージでクリアするのみで解禁となった。個人やりこみイベント「第1回ポップン映画祭」 プレイ終了後に映画のシナリオを選び、スロットのように流れる言葉を3つ揃える。台詞をうまく揃えるほど多くのゲージが溜まり、その量に応じて製作スケジュールのカレンダーが進んでいく。映画製作が完了すれば隠し曲が完成され、使用したキャラクターや選曲に応じて内容の変わるポスターが同時に出来上がる。また、前作と同じく週ごとに解禁できる数に上限があり、その週を全てクリアした場合、新たな隠し曲を一度だけプレイできる試写会チケットが入手可能になる。 pop'n music 18 せんごく列伝 - ポップンミュージック18 せんごくれつでん(2010年(平成22年)1月20日稼働) テーマは「戦国時代」。シリーズで初めてe-AMUSEMENT PASSメンバーズサイトが開設され、プレーヤーデータなどがPC上で閲覧可能になったほか、PSP版『pop'n music portable』との連動機能も設定された。CHALLENGEモードのみだった2曲保証が超CHALLENGEモードでも設定された。 EXPERTモードが廃止され、インターネットランキングは超チャレンジに統合、時限配信式で登場する譜面を専用カテゴリから選んでプレイすることで登録される、個別曲(譜面)で競う方式に変更になった。従来作品の“稼働初期の条件式隠し曲”に相当する曲もここで配信された。 ネット対戦終了後に発生し、3人で高難度譜面をプレイしてボスを倒す(「9」のイベント「戦え!ギャンブラーZ」に近い)「ボスバトル」や、指定された曲(譜面)を指定された条件でクリアする「ポップン検定」が登場。個人やりこみイベント「めざせ天下統一! ポップン風雲録」 プレイ終了後に流鏑馬を行い、その本数に応じた「兵力ゲージ」を使って都道府県を移動し制圧していく。初回はプレイを行った筐体に設定された実際の都道府県からスタートし(国外や未設定の場合は東京都)、隣接した都道府県に移動することができる。特定の都道府県には隠し曲を持った武将が設定されており、兵力ゲージを消費してその武将と対決し撃破すると隠し曲が解禁される。過去作と同じく週ごとに解禁できる数に上限があり、その週を全てクリアした場合、新たな隠し曲を一度だけプレイできる謀反鎮圧イベントが発生する。イベントは2段階に分かれており、1段階目の隠し曲を全て解禁すると、制圧状況が一旦リセットされて隠し曲の異なる2周目が始まる。 pop'n music 19 TUNE STREET - ポップンミュージック19 チューンストリート(2010年(平成22年)12月9日稼動) テーマは「音楽があふれる街」。新型筐体が導入され、PASELI対応、液晶モニタのワイド化、e-AMUSEMENT PASSの認証非接触化、トレーディングカードの排出など、従来の筐体から仕様が大幅に変更された。また、旧筐体もe-AMUSEMENT PASSの認証非接触化方式に変更されている。追加プレイモード「TOWNモード」 2011年(平成23年)2月23日のシステムアップデートで新たに追加された。これは過去シリーズの解禁イベントに相当するものだが、本作では独立した1つのモードとなった。施設などを建てて自分だけの町を作り、町を訪れたキャラクターとのバトルにより隠し曲やスキンなどの要素が現れる。プレイ状況に応じて貯まる「TP」を消費して、町を発展させるための施設や出現させた隠し要素をショップで購入する形式となっている。 最終的に「トワイライトチャイム」を解禁すればコンプリート。 pop'n music 20 fantasia - ポップンミュージック20 ファンタジア(2011年(平成23年)12月7日稼動) テーマは「ファンタジー」。2011年7月よりロケテストを実施。12月7日は新規導入店舗など一部の店舗での先行稼働になり、その他の店舗では12月14日に稼働開始。 稼働に先駆け「BEMANI Fan Site」にて、「WE LOVE ポップンミュージック みんなでつくって20(トゥエンティ)〜アーティストはキミだっ!〜」キャンペーンを展開。 プレイモードが刷新され、従来の「ENJOYモード」が「EASYモード」に名称変更、「(超)CHALLENGEモード」が廃止され「NORMALモード」が新設され、名称が従来通りの「BATTLEモード」の計3つのモードで構成される。「NET対戦モード」は「NORMAL」に統合され1曲ごとにオンライン対戦が出来るようになった。スコア方式は従来の超CHALLENGEモードやEXPERTのCOOL判定ありのものだけになった。 PERFECT以外のクリアメダルがクリア時のGOOD数もしくはBAD数あるいはゲージ量などのクリア状況に応じて細分化されるようになり、全10種類に分けられた(毎回判定されるが更新記録されるのは好成績達成時のみ)。個人やりこみイベント「それゆけ! ポップンクエスト」 2012年4月11日から追加された。大きく分けて3種類のクエストをこなしていき、名声を上げたり隠し曲前提クエストをクリアすることによって、隠し曲やファンタジアパスポートのパーツを入手していく。2012年9月30日に終了し、翌日に隠し曲は無条件解禁された。 追加プレイモード「ナビゲートモード」2012年(平成24年)7月11日から追加された。新規コースの設定(「最高レベル」「ジャンル・アーティスト」「雰囲気」「オジャマ」「曲数」)を行うとそれに応じた曲を順番にプレイしていくコースが作られる。ナビゲートモードは1クレジット設定曲数+1曲がプレイ可能、全曲プレイ保障、など通常モードよりも優遇されている。 pop'n music Sunny Park - ポップンミュージック サニーパーク(2012年(平成24年)12月5日稼働) テーマは「陽の当たる公園」。メインタイトルでは21作目にあたるが、今作よりタイトルからナンバリングが外された。前作同様新規導入店舗にて12月5日に先行稼働が開始され、その他の店舗は12月12日に稼働開始された。 この作品以降から、オフラインの稼働が不可能となった。 楽曲選択のユーザーインタフェースが従来から変更され、beatmania IIDXのフォルダ選択に近い形式に改められた。今作より本人歌唱の版権楽曲はハリアイ絵の代わりに楽曲のジャケット画像を表示するようになっている。 プレイモードは前作で新設された「NORMALモード」(「EASYモード」と統合)と前作と同じ「BATTLEモード」の2つのみになり、また5ボタン譜面が無くなり新たにEASY譜面が新設された。 難易度表示が最大50段階に変更され、レベル43までの旧難易度からはおおむね+6された表記となる。 今作のみ、「ポップル」と呼ばれるプレイヤーのアバターキャラクターが新たに採用されている(次作以降は廃止)。プレイに応じてbeatmania IIDXのクプロ同様にカスタマイズパーツが追加される。 ポップン20に引き続いてキャンペーン第2弾として一般公募楽曲が採用された。 キャラクターごとに誕生日が設定され(カード、キャラブックなどで公式設定済みのものを含む)、誕生日期間中にそのキャラクターを使用することでお祝い画像を獲得することが可能となっている。個人やりこみイベント1「ポップンウォーカー」 2013年(平成25年)3月14日から追加された。15のイベントに近いイメージでプレイ終了後に得られるポイントを消費して自分のポップルを移動させ、マップを探索して隠し要素を発見していく。2013年7月2日を以って終了し、解禁できなかった隠し曲は「わいわいポップン動物園」へと持ち越された。 個人やりこみイベント2「わいわいポップン動物園」 「ポップンウォーカー」に代わるやりこみイベント。2013年7月3日から追加された。プレイ終了後に得られる動物を対応する楽曲のボタンを押して動物を送り込む。動物園がいっぱいになれば楽曲が解禁される。 左下は旧曲枠になっており、解禁までに送る動物の数が低い。終了した一部の連動イベントの未解禁曲もこちらで継続解禁する形となる。 「インボルク」「エンジェリオン」以外の全曲を解禁すると、いよいよ佳境。まず、「THANK YOU!!」の文字を作って「インボルク」を解禁し、そして「21」の文字を作れば「エンジェリオン」が解禁され、コンプリート。エンディングとなる。 pop'n music ラピストリア - ポップンミュージック ラピストリア(2014年(平成26年)6月25日稼働) テーマは「宝石」。メインタイトルでは22作目にあたる。本作からDJ YOSHITAKAがプロデューサーに就任。サブタイトルである『ラピストリア』とは、宝石や石を意味する「ラピス (lapis)」と、歴史や物語を意味する「ヒストリア (historia)」という2つの単語を組み合わせた造語。 本作は従来の「ポップンワールド」と、新たな世界である「ラピストリア」という2つの世界を舞台にしており、「ラピス」という宝石で2つの世界を行き来するという設定になっている。このため、本作のメインの舞台となる異世界「ラピストリア」の世界に属するキャラクターは、従来のものから絵柄が大幅に変更されているが、ラピストリア側のキャラクターもポップンバトルの際には「ラピス」を使ってポップンワールドに戻り対決するという設定のため、プレイ画面のアニメーションでは従来通りの絵柄になる。 Hi-SPEED調整が×10.0まで拡大し、0.1刻みで調整ができるようになった他、ゲージの減り具合の変更など、細分化されたオプションが追加された。スコア配分方式が変更され、「COOL:GREAT:GOOD:BAD」の配点比率が前作までは「10:5:1:0」だったものが、本作より『jubeat』シリーズや『ポップン リズミン』と同様の「10:7:4:0」に変更された。新曲については、これまで搭載されていたジャンル名が廃止された(旧曲のジャンル名は残存)。前作までの曲も含めて曲別の専用背景が撤廃され、画面全体を使ってアニメーションする汎用背景となった。背景自体は1種類だが、キャラクターの属性に応じてエフェクトが変化し、ゲージがGOODゾーンに達すると全体の配色が青→オレンジに変化する。 前作のポップルが廃止された代わりに、今作では「キャラデコ」が新たに登場し、台詞やエフェクトなどの装飾パーツを組み合わせることでプレイヤーキャラクターの立ち絵をデコレーションできるようになった。これに伴いキャラクターが全面に押し出され、楽曲開始前やリザルト画面ではプレイヤー側と相手側のキャラクターが双方大きく表示され、お互いの台詞も出るようになっている(台詞は基本的にNET対戦のものを流用)。また、キャラクターを使用したり担当曲をプレーすることで「親密度」を示すハートゲージが上昇し、キャラデコパーツを獲得できるなどの要素も新たに登場している。 新要素として本作のみ「ポップンオーラ」が搭載され、オーラを溜めて消費することで新曲のEX譜面やポップンオーラ隠し曲を選択できるようになる。これまでと異なり新曲EX譜面の常駐はできないが、オーラの消費量は稼働が進むごとに徐々に緩和されていく形式となっており、最終的にはオーラが不要になる楽曲もある。 2014年9月24日よりeAMUSEMENTアプリのプレーシェア機能に対応し、アプリにリザルト画面の情報を画像データとして保存・登録できるようになった。個人やりこみイベント「ストーリー」 本作では本格的な会話デモ付きの「ストーリー」が導入され、プレイ開始時に特定のストーリーを選択することで話を進め、楽曲やキャラデコパーツなどの隠し要素などを解禁していくことができる。これに伴い、前作の「つぎドカ!」で登場した4人組(烈・氷海・風雅・鈴花)が従来のミミ・ニャミと並んでストーリー上のメインキャラクターに昇格している。 定期的な配信によりストーリーが増加していくほか、ポップンミュージックカードやサウンドトラックの特典として新たなストーリーも出現する。 pop'n music éclale - ポップンミュージック エクラル(2015年(平成27年)11月26日稼働) テーマは「輝き」。メインタイトルでは23作目にあたる。キャラクターや楽曲の選択画面が再びカテゴリ方式に変更され、お気に入り登録機能が追加された。公募企画サイト「ポップンクリエイターズパーティー」と連動し、楽曲やキャラクターデザイン、ユーザーからのお願いなどの公募イベントが開催され、公募採用による楽曲が多数登場。キャラクターの属性に合わせてプレイ画面の汎用背景が5種類用意されており、それに重ねる形でSunny Park以前の楽曲専用背景(1枚絵)も復活した(ラピストリア以降の楽曲は汎用背景のみのまま)。新オプションカテゴリ「JUDGE+」が追加され、叩いたときの判定が早いか遅いかを表示する「TIMING」などが設定。「キャラデコ」は前作から引き続き搭載され、ジャケットが表示される楽曲はオプション選択画面などでは本来の担当キャラクターが表示されるようになり、親密度も上昇するようになった。また、後のアップデートでPASELIプレー時もコインプレーと同等の内容を選べる廉価モードが追加された他、PASELI使用時に限りポップンミュージックカードの連続払い出し機能が追加された。個人やりこみイベント「ポップンスターメーカー」「スターファクトリー」 キャラクターの描かれた「キャラメダル」を使って各エリアのキャラクター達と戦い、メダルを収集・成長させていくイベント。メダルバトルではメダルを成長させる「経験値」と、楽曲やアイテムの解禁に使用できる「ルミナ」が獲得でき、「スターファクトリー」でルミナを消費して楽曲などの隠し要素を解禁できる。特定条件により出現する隠しエリアも設定され、ボスキャラクターを倒してメダルを獲得すると新たな楽曲が解禁可能になるなどの要素がある。 前作のポップンオーラは廃止され、新曲のEX譜面は一部を除いてスターファクトリーで個別に購入する形式となった。 pop'n music うさぎと猫と少年の夢 - ポップンミュージック うさぎとねことしょうねんのゆめ(2016年(平成28年)12月14日稼働) テーマは「スチームパンク」。メインタイトルでは24作目にあたる。公式略称は『うさ猫』。今作ではナビゲート役として新キャラクターの少年「ナビくん」(声優:村瀬歩)が登場し、ゲームの案内役を務めるほか、プレー状況によって様々な姿に進化する。新要素としてボタンを長く押し続ける「ロングポップ君」と、ボタンを押した時に打楽器音が鳴るオプション「GUIDE SE」が登場。新曲のEX譜面は最初から選択できるようになった。選曲画面ではAC5以来久々に担当キャラクターのアイコンが表示されるようになった他、後のアップデートで各キャラクターの担当曲を絞って選べる「キャラから選ぶ」カテゴリも追加された。個人やりこみイベント1「ナビくんとオーパーツ巡りの旅(ナビ旅)」 進めたいオーパーツ(マップ)を選択することでナビくんがプレーに応じて距離を進んでいき、各終点にある宝箱を獲得するとデコパーツや楽曲を獲得できるイベント。進行状況に応じてナビくんの絵日記を見ることができる。イベントの終盤にはAC15の「わくわくミミニャミ探検隊」を彷彿とさせる特殊な演出が挟まれた。 個人やりこみイベント2「ナビフェス」 開催したいフェスを選択するとプレー結果に応じて観客が増えていき、目標の人数に達すると楽曲を解禁できるイベント。最後のフェスでは会話パートが挟まれた。 pop'n music peace - ポップンミュージック ピース(2018年(平成30年)10月17日稼働) 本作の稼働期間中の2019年5月1日に元号が平成から令和に変わったため、本作が「平成最後に稼働開始したpop'n musicのバージョン」および「平成と令和を跨いだpop'n musicのバージョン」となった。 テーマは「原点回帰」。メインタイトルでは25作目にあたると同時に、『pop'n music』シリーズ20周年記念作品。メインイラストの画風が再び変更され、前作までの塗り方は継承しつつも『Sunny Park』以前のようなデフォルメ風を意識したものに回帰した。20周年記念作という事もあり、今まで移植されていなかったCS版の楽曲の移植や過去楽曲の追加譜面を多数実施。さらに、すわひでおや新谷さなえなど、過去にポップンに携わっていたアーティストも久々に参加した。AC11で登場した「ウラ譜面」が一部復活し、同様のコンセプトで過去曲に新たな高難易度譜面を用意した「UPPER譜面」も登場。汎用背景はキャラクターの属性に関係なく1種類のみに戻り、ゲージ量に応じた色の変化もなくなった。 2019年(令和元年)12月23日より稼働開始したカードプリントターミナル『カードコネクト』に対応しており、ポップンミュージックカードはリニューアルされた上でそちらから入手する形式となった。個人やりこみイベント1「ポップンタイムトリップ」 プレーに応じて過去作品を意識したスタンプカードを埋めていくとデコパーツや楽曲を獲得できるイベント。ミミとニャミがMZDの依頼で過去作品の時代を巡るという設定で、進行状況に応じて短いストーリーが挿入される。また、ストーリーの無いスタンプカードとして他機種編や合同イベントのものも用意されている。 当初は「ポップンタイムトリップ プロローグ(ポプローグ)」という名称でスタンプカードの順番が固定だったが、2019年(平成31年)3月7日よりイベント名を改題の上、ルールをスタンプカード選択式に変更してリニューアルされた。 個人やりこみイベント2「ポップンイベントアーカイブ」 プレーに応じて過去作品を意識したイベントを攻略し、楽曲を獲得できるイベント。「かつてクリアしたはずのイベントで新発見があった」という設定で、過去作のイベントのインターフェースをほぼそのまま再現したイベントが展開される。ただし、あくまでも見た目上の再現に留まっており、当時存在したランダム要素などは排除されている。 pop'n music 解明リドルズ - ポップンミュージック かいめいリドルズ(2020年(令和2年)12月9日稼働、最新作として稼働中) テーマは「和風+推理物」。本作が「令和で最初に稼働開始したpop'n musicのバージョン」となった。
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アーケードゲーム版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 09:36 UTC 版)
「サンダーフォースIII」の記事における「アーケードゲーム版」の解説
本作は、1990年に『サンダーフォース AC』という題名でアーケードゲームとしてもリリースされている。 家庭用ゲーム機用ソフトからアーケードゲームに「逆移植」される事例は20世紀のテレビゲームにおいては珍しい。しかし細かい部分は『III』とは多々異なっており、単純な移植作とは言えないので、特に節を別にして解説する。 ハード的な差異 『AC』の基板にはシステムC2が用いられている。システムC2はメガドライブ(MD)と共通する点が多いハード仕様になっており一部はMDを上回る性能を持つが、全く同一と言うわけでもないため、プログラムには独自のアセンブラが用いられていた。ゲーム音源も微妙に異なるため、『III』と『AC』の音楽(VGM)はほぼ同じ楽曲だが実際に聞いてみると雰囲気は異なる。また、音声出力がモノラルになっている(大半のVGMデータ自体はステレオに対応しているので、後述するSwitch版ではステレオ出力を可能にした)。 システム的な変更 アーケード施設で稼働させるためには、家庭用ゲーム機用ソフトと全く同一の仕様には出来ないので、『AC』ではゲームスタート・コンティニューをクレジット制に変更したほか、ゲームシステムおよびゲームバランスに直結する下記要素が各所で調整されている。 『III』では大量に出現していた1UPアイテムが減少している。 1UPアイテムの減少に伴い、ALLクリア時の残機ボーナスが1機当たり10万点になった。さらに、獲得済みアイテムを取得した時のボーナス点が10,000点になっている。 ステージセレクトが省略され、上記「ステージ構成」に記載した通り一部ステージが独自のものに差し替えられている。 ソフト連射は非搭載となった。連射はマニュアル(人力手動)で行うか、外付けの連射装置(回路)を使用しなければならない。 このほか、『AC』ではアイテムをゲットした際、『III』のようにVGMが一瞬消音しない・スコア・アイテムなどを表示するエリアが画面下に移動しているなど、細かい差異は色々ある。また、リリース初期の版(Switch版では「オールド」と呼称)と、主に海外展開用に造られた後期出荷版(Switch版では「ニュー」と呼称)では、自機の攻撃力が異なるなど、難易度が異なる(後述する3DS版『III』に実装された「日本版」と「海外版」の間柄に近い)。
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