スポーツ スポーツの分類

スポーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 10:37 UTC 版)

スポーツの分類

スポーツには様々な分類方法がある。

たとえば、金銭を目的としない「アマチュア・スポーツ」と、金銭を目的とする「プロフェッショナル・スポーツ」に大別する方法がある。

スポーツ技術、記録などの向上を目指し、人間の極限への挑戦を追求する選手のスポーツを「競技スポーツ」と言う[18]。例えばオリンピックなどが挙げられる[18]

それに対して、老若男女、だれもがスポーツに「楽しみ」を求め、健康づくり社交の場として行うスポーツ、身近な生活の場に取り入れられているスポーツを日本では「生涯スポーツ」と呼ぶ[18]。楽しむことを主たる目的として行うスポーツを「レクリエーショナル・スポーツ」と分類する方法もある。

何らかの障害者を持つ人々が行うスポーツを「障害者スポーツ」と分類する方法がある。非常に多種類あり、競技会も多種で、大規模な国際大会であるパラリンピックも行われている。

フィールドとして水を利用して行うスポーツを「ウォータースポーツ」と分類する。水泳、水球、サーフィンウィンドサーフィンなどが含まれる。ウォータースポーツの中でも、特に海で行うものを「マリンスポーツ」と分類する。

風や空気の力を主に利用するスポーツを「ウィンド・スポーツ」と分類することもある。パラグライディング(=パラグライダーで飛ぶこと)などが挙げられる(なお、セーリングは、「ウォータースポーツ」と「ウィンドスポーツ」の両方の性質を備えている)。

道具としてボール(球)を用いるスポーツを「ball sports球技)」、器械を用いるスポーツを「キネマティックスポーツ(器械競技)」と分類する。

ボード(=板状の道具)に乗るようにして行うスポーツを「ボードスポーツ」と分類する。スケートボードスノーボードサーフィンウィンドサーフィン等々が含まれる(なお、ウィンドサーフィンカイトサーフィンは、「マリンスポーツ」と「ウィンドスポーツ」と「ボードスポーツ」の3つの性質を持っている)。

原動機(エンジンや電気モーター類)のついた乗り物類を用いるスポーツを「モータースポーツ」と分類する。オートバイ競技や自動車レース、ツーリング、PWCなどが挙げられる。動物を使うスポーツは動物スポーツと総称されるが、スポーツと動物の関係は多様であり、馬術競馬のように人が乗るものや、闘牛のように動物同士を戦わせるものなどさまざまな種類が存在する[19]

武道」にはさまざまな面があるが、その一部の面だけを抽出しておいて、「スポーツ」に分類することはある。たとえば柔道にはさまざまな面があるが、柔道を試合形式で行うために行っている場合、それを「スポーツ」に分類することがある。ただし、「スポーツ」に分類してしまうことが適切なのか不適切なのか、議論を生むことはあり、実際に、過去にも柔道連盟などでも何度も議論になってきた歴史がある。また、たとえば合気道は基本的に試合形式では行わない。合気道の師範は一般に、合気道をスポーツと呼ぶことには違和感を表明している。

伝統的なスポーツと比較しつつ、新しく考案されたスポーツを「ニュースポーツ」と分類することもある。


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  2. ^ 大辞泉小学館
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  43. ^ Tomlinson 2012, pp. 12–13.
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  45. ^ 桜井三枝子・中原篤史編著『ホンジュラスを知るための60章』明石書店、2014年、155-157頁。ISBN 978-4750339825
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  47. ^ 井上俊・菊幸一編著 2020, p. 88-89.
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  49. ^ 「よくわかるスポーツ人類学」p2-3 寒川恒夫編著 ミネルヴァ書房 2017年3月31日初版第1刷発行
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  54. ^ 井上俊・菊幸一編著 2020, p. 106-107.
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  56. ^ a b c d Aesthetics”. Internet Encyclopedia of Philosophy. 2021年9月30日閲覧。
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