スポーツ振興くじ
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スポーツ振興くじ(スポーツしんこうくじ)は、サッカー[1]並びにバスケットボールの指定された試合の結果あるいは各チームの得点数を予想して投票し、的中すると当せん金を受けることができる。正式名称はスポーツ振興投票。一般的にはサッカーくじと呼ばれ、toto(トト、トトカルチョから)の愛称がついている。根拠法はスポーツ振興投票の実施等に関する法律(1998年5月10日法律第63号、以下法)。
注釈
- ^ スポーツ振興くじの対象はスポーツ振興投票法第2条では「サッカーの複数の試合」と規定によりサッカーに限定されており、法24条で「サッカーチーム相互間におけるサッカーの試合を計画的かつ安定的に開催する」と規定されているが、男子プロサッカーに限定する文言にはなっていない。そのため、法律上は日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)も対象にすることが可能である。しかし、法23条で「文部科学大臣は、サッカーの試合を通じてスポーツの振興を図ることを目的とする一般社団法人を、その申請により、全国を通じて一に限り、スポーツ振興投票対象試合開催機構として指定することができる」との規定があり、既に「スポーツ振興投票の実施等に関する法律第23条第1項のスポーツ振興投票対象試合開催機構を指定する件」(平成12年3月31日文部省告示第56号)で社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)がスポーツ振興投票対象試合開催機構に指定されているため、スポーツ振興投票対象試合開催機構の数を増やす法改正をするか、社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)がスポーツ振興投票対象試合開催機構の指定を取り消されない限り、社団法人日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)をスポーツ振興投票の対象とすることはできない。なお、後の法改正でJリーグ以外の試合も対象とすることが可能となり、なでしこリーグの試合を対象とすることが法的には可能となっている(スポーツ振興投票の実施等に関する法律施行規則第1条の2により、「指定組織に所属する者が編成するサッカーチーム又は保有するサッカーチーム相互間において行われるサッカーの試合であること」と、海外男子サッカーのみを対象とした物であり、省令を改正しない限りはなでしこリーグは対象外のままである)。
- ^ 2003年コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。ただし、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、5位(1位~5位にコンビニ各社はランクインしていない)のシェアが4.2%であることから、コンビニのシェアは多くとも4.2%以下と推計される。
- ^ 2004年toto特約店販売シェア・コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。ただし、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、ローソンのシェアが6.2%・ファミリーマートのシェアが2.8%であることから、コンビニのシェアは9.0%と推計され、9.0%を減じた91.0%がtoto特約店のシェアと推計される。
- ^ 2005年toto特約店販売シェア・コンビニ販売シェアは、toto特約店・コンビニが合算して発表されている為、公式な個別数値は未発表。ただし、公式発表データ中の販売店本部別売上シェアランキングで、ローソンのシェアが7.2%・ファミリーマートのシェアが4.2%であることから、コンビニのシェアは11.4%と推計(その後2007年発表の資料で、2005年コンビニ販売シェアが11.4%だったと公式発表されている)され、11.4%と2.9%(ネット販売シェア)を減じた85.7%がtoto特約店のシェアと推計される。
- ^ 2005年インターネット販売シェア2.9%は年間シェアであり、インターネット販売開始回(180回)以降のみのシェアは、8.6%
- ^ 第751回の1等当せん金額は336,224,442円であった。
- ^ スポーツ振興投票の実施等に関する法律第8条により、BIGは100円の投票券を3枚1組で発売している。当せん金は投票券1枚(100円)あたり1円単位(BIGは3等以下10円単位)で決定されるため、10億円ちょうどだと3で割り切れないことが判明した。よって、加算金を含めて投票券1枚あたり3億3333万3334円を上限に設定(キャリーオーバーなし時は2億円)。したがって300円あたりの当せん金上限は10億0000万0002円になる(キャリーオーバーなし時は6億円)。
- ^ キャリーオーバーを考慮すると理論値はさらに高くなるが、最終的な理論値の額はキャリーオーバー額と当回売り上げ額により変動することとなる。
- ^ BIGは1口300円なので、当せん金は3円単位。BIG1000及びminiBIGは200円なので2円単位である
- ^ パンダの声
出典
- ^ a b バスケットボール(B.LEAGUE)を対象に加える改正スポーツ振興投票法が2020年12月2日成立し、2022年販売見通し。
- ^ 改正スポーツ振興投票法が成立:時事ドットコム(2020.12.2 時事ドットコム)
- ^ Bリーグもスポーツ振興くじの対象に 改正法 成立(2020.12.2 日本放送協会)
- ^ “スポーツ振興投票の実施等に関する法律第5条の2の組織を指定する告示”. 2014年5月27日閲覧。
- ^ a b totoBIG最高15億円に!1等当選金引き上げ決定 サンケイスポーツ、2013年10月12日
- ^ スポーツ振興くじ(通称「サッカーくじ」)法案の提出の動向に対する会長声明 1997年(平成9年)3月28日 日本弁護士連合会
- ^ 「スポーツ振興くじ」(通称「サッカーくじ」)法案に対する会長声明 1998年(平成10年)3月18日 日本弁護士連合会
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- ^ 諏訪益一 (1995年6月29日). “平成7年第202回定例会(第6号)本文”. 青森県議会議事録. 2013年8月24日閲覧。
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- ^ 『BIG、海外リーグを活用し販売を通年化へ』(PDF)(プレスリリース)日本スポーツ振興センター、2013年10月18日 。2014年5月27日閲覧。
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- ^ 『第1031回スポーツ振興くじ ご購入代金の返還について』(PDF)(プレスリリース)独立行政法人日本スポーツ振興センター、2018年7月30日 。2018年8月4日閲覧。
- ^ 【くじ史上最高額 毎週12億のチャンス】MEGA BIG(メガビッグ)がまもなく登場!
- ^ 試合延期でサッカーくじ5種不成立
- ^ 第1273回スポーツ振興くじご購入代金の返還
- ^ 第1274回スポーツ振興くじの取扱い
- ^ totoが不成立
- ^ “スポーツ新くじ「WINNER」JやBリーグで1試合予想”. デイリースポーツ. 2022年9月7日閲覧。
- ^ 今年からtotoは1年中買えます!
- ^ 「toto」、「BIG」、「WINNER」を取り扱う「ドコモスポーツくじ」の提供を開始 -dポイントがたまる!つかえる!おトクにスポーツくじの購入が可能- NTTドコモ 2022年9月26日
- ^ a b 常陽銀行および十六銀行へのtotoサービス提供を開始 ~さらに、北海道銀行、福岡銀行、北陸銀行にも2020年9月より提供開始予定~ auじぶん銀行 2020年8月3日
- ^ a b c 北海道銀行、北陸銀行、福岡銀行へのtotoサービス提供を開始 ~提供開始を記念して、抽選で最大5万円があたるキャンペーンも実施~ auじぶん銀行 2020年9月28日
- ^ 十八親和銀行へのtotoサービス提供を開始 ~提供開始を記念して、先着777名さまに現金500円プレゼント~ auじぶん銀行 2021年3月26日
- ^ 七十七銀行への toto サービス提供を開始 ~提供開始を記念して、抽選で現金があたるキャンペーンも実施~ auじぶん銀行 2021年7月21日
- ^ 京都銀行へのtotoサービス提供を開始 ~提供開始を記念して、抽選で現金があたるキャンペーンも実施~ auじぶん銀行 2021年11月29日
- ^ 宮崎銀行への toto サービス提供を開始 ~「最大 1 万 100 円が当たる!宮崎銀行 toto スタートキャンペーン」も実施~ auじぶん銀行 2022年9月26日
- ^ イオングループとローソンのエンタテイメント分野における協業について イオン・ローソン 2012年6月8日
- ^ 2013年シーズン スポーツ振興くじtotoの販売について 日本スポーツ振興センター 2013年2月19日
- ^ 第21回は1等賞金が9759円だった。
- ^ toto1等最高当せん金大幅アップ 「2億円」→「5億円」 日本スポーツ振興センター 2015年2月17日
- ^ “MEGABIGに初めて1等が誕生!当せん金は12億円で、日本くじ史上最高額!!1等当せんくじ販売場所は「東京都のくじ売り場」”. 独立行政法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興事業部 (2020年12月8日). 2020年12月11日閲覧。
- ^ 本日6月25日(火)からtotoケータイサイトで利用可能なクレジットカードが大幅に追加! - 独立行政法人日本スポーツ振興センター
- ^ toto クラブタイアップ - toto 公式サイト
- ^ 平成18事業年度財務諸表(平成18年4月1日 0平成19年3月31日)附属明細書
- ^ しんぶん赤旗 (2005). サッカーくじ 100億-300億円投資へ 直営方式導入で借金拡大
- ^ 読売新聞2005年9月29日付朝刊 「トト」154億債務隠し?検査院が訂正要求
- ^ 毎日新聞2006年4月19日付朝刊
- ^ 『朝日新聞』 2007年5月27日 朝刊20面 「サッカーくじビッグ、売り上げ激減」
- ^ 『日刊スポーツ』 2007年5月27日 ビッグ売り上げ急減、前回の10分の1
- ^ 毎日新聞2006年9月29日
- ^ 株式会社みずほ銀行を幹事銀行とする18金融機関等からの長期借入金の償還(完済)について
- ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成20年度売上金額(速報値)のお知らせ
- ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成21年度売上金額のお知らせ
- ^ 販売終了とシーズン売上金額(速報値)のお知らせ
- ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成23年度売上は過去5番目となる約826億円
- ^ 【スポーツ振興くじtoto】平成24年度の売上は、過去2番目となる約861億円
- ^ 独立行政法人日本スポーツ振興センター>スポーツ振興事業部>NEWS RELEASE>「平成25年度スポーツ振興くじtoto売上が1000億円を突破」
- ^ “totoにバスケ追加 2022年にも 改正法が成立”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2020年12月2日). 2022年9月26日閲覧。
- ^ “スポーツくじ売り上げ、過去最高に 21年度1131億円”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2022年3月29日). 2022年9月26日閲覧。
- ^ スポニチ2011年2月17日
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