ピーケー‐せん【PK戦】
PK戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 05:14 UTC 版)
PK戦(ピーケーせん / ペナルティー・キックせん、英語: penalty shoot-out)とは、サッカーにおけるタイブレーク方式の一つで、サッカー競技規則第10条第2項に定められた、試合またはホーム・アンド・アウェーの対戦が終了し、大会規定で勝者を決めなければいけない場合に認められている3つの方式のうちの一つ(残りの2つは「アウェーゴールルール」と「(15分以内で同じ時間の前半と後半からなる)延長戦」)[1]。サッカーのペナルティーエリア内での反則に対する直接フリーキックであるペナルティーキック (PK) に準じた方式で行われるため、「PK戦」と称される。
注記
- ^ 例えばJリーグYBCルヴァンカップでは実施要項第7条第2項⑥で「順位決定に関わるチームが2チームのみで、その両チームがフィールド上にいる場合」とPK戦の適用条件が明記されている[4]。
- ^ ワールドカップの決勝トーナメントなど、ノックアウトトーナメント方式の説明の際、マスメディアが「決勝トーナメントに引き分けはありません、延長、PK戦で必ず決着を付けます。」と説明することがあるが、PK戦になった試合は試合結果としては引き分けになるため、この説明は厳密には誤りである。
- ^ 2016年の競技規則改正以前は選択は主審に一任されていた。
- ^ このルールは2020年の競技規則改正で追加された。
- ^ 世界最古のサッカー大会と言われるFAカップで2019-20シーズンまで再試合の規定が存在したのはこの時の名残である。
出典
- ^ a b c 競技規則 2023, p. 87.
- ^ “今大会は47試合中14試合がPK方式での決着 静岡学園、日章学園などがPK戦で早期敗退”. 高校サッカードットコム (2024年1月11日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “荒天収まり雪上に歓声 中頓別「しばれまつり」盛況 PK合戦や滑り台楽しむ”. 北海道新聞 (2024年1月27日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “2023Jリーグ YBC ルヴァンカップ試合実施要項”. 日本プロサッカーリーグ. 2023年2月15日閲覧。
- ^ “U-24日本代表、PK戦を制して準決勝進出”. 日本サッカー協会 (2021年8月1日). 2023年2月15日閲覧。
- ^ “「PK戦」表記が競技規則で採用決定…実は現在まで使われていなかった”. ゲキサカ (2023年5月19日). 2023年5月19日閲覧。
- ^ 競技規則 2023, p. 87-90.
- ^ 競技規則 2023, p. 117-120.
- ^ 競技規則 2023, p. 88.
- ^ “European Championship 1968”. RSSSF (2007年2月7日). 2008年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月19日閲覧。
- ^ Abbink, Dinant (2008年6月6日). “Cup of Yugoslavia 1952”. RSSSF. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月15日閲覧。
- ^ Garin, Erik (2007年3月28日). “Coppa Italia 1958/59”. RSSSF. 2008年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月15日閲覧。
- ^ “Israeli Behind the Goal” (Adobe Flash) (he, en). infolive.tv. 2009年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月19日閲覧。
- ^ a b Miller, Clark (1996). He Always Puts It To The Right: A History Of The Penalty Kick. Orion. ISBN 978-0-7528-2728-5
- ^ Road, Alan (1976年6月20日). “Side Lines: Thomas the send-off”. The Observer: p. 20. "Clive Thomas ... has been asked by the European Football Federation to stay in the country to referee a possible replay of tonight's European championship between the West Germany and the Czechs in Belgrade."
- ^ a b “勝負の鍵を握るのは11メートルの戦い? W杯におけるPK戦のデータをおさらい”. サッカーキング (2018年6月30日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ “イングランド、W杯史上初のPK戦勝利。4度目の挑戦で負の歴史に終止符【ロシアW杯】”. フットボールチャンネル (2018年7月4日). 2020年2月18日閲覧。
- ^ PKは先攻が圧倒的有利、ルール改正を研究機関が提唱(欧州通信) - livedoor スポーツ 欧州通信 2010年12月17日
- ^ ゲキサカ FUJIゼロックススーパーカップ特集ページ
- ^ JFA評議員会・理事会|2019度 第2回理事会 (19.02.07)報告事項
- ^ PK 運命を決めたペナルティーキックの伝説(クラーク・ミラー著/伊達尚美訳)2002年 イースト・プレス社
PK戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 23:01 UTC 版)
「UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 決勝」の記事における「PK戦」の解説
PK戦はバイエルンのサポーターが集まるゴール裏にて、バイエルン先攻で開始された。バイエルン1番手のラームがPKを決めると、チェルシー1番手のマタが右に蹴ったボールをノイアーがセーブしバイエルンが一歩リードする。以後、二人ずつPKを決めて迎えたバイエルン4番手のオリッチが右に蹴ったボールをチェフがセーブ、チェルシー4番手のA・コールが決めてチェルシーが追いつく。バイエルン5番手のシュヴァインシュタイガーが右隅に蹴ったボールはチェフの手に当たりゴールポストに跳ね返され、PKを失敗する。そして、チェルシー5番手のドログバは左隅にPKを決める。チェルシーが4-3でバイエルンをPK戦の末に破り、初優勝を達成した。
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PK戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 08:08 UTC 版)
「2021 UEFAスーパーカップ」の記事における「PK戦」の解説
1人目で先攻のチェルシーのハフェルツのシュートをGKアセンホがセーブしたものの、2人目で後攻のビジャレアルのアイサ・マンディのシュートをGKケパがセーブして追いついた。その後は両者一歩も譲らぬままサドンデスに突入した。7人目、先攻のチェルシーはアントニオ・リュディガーが左に決めるが、後攻のビジャレアルの主将ラウール・アルビオルのシュートをGKケパがセーブして、チェルシーが勝利した。
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PK戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 07:10 UTC 版)
「2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会」の記事における「PK戦」の解説
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