ボルダリング【bouldering】
ボルダリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 01:28 UTC 版)
ボルダーとは、クライミングの一種で、最低限の道具(クライミングシューズとチョーク)で岩や人工の壁面などを登るスポーツである。「岩の塊」「大きい丸い岩」を意味する英語が語源である[1]。元々はロープを使用したフリークライミングの練習的な位置づけだったが、クライミングから確保という要素が取り除かれ、より純粋に岩を登る事に集中できる。また必要な装備が少なく[2]、手軽に始められる事から、ボルダリングを中心に行うクライマーが増えており、現在では独立したフリークライミングの一形態となっている。
- ^ 尾川とも子『誰でもはじめられるボルダリング』成美堂出版、2018年9月、15頁。ISBN 978-4-415-32560-6。OCLC 1056178654。
- ^ “自分に挑戦!ボルダリング初心者の一人での始め方”. 【SPAIA】スパイア (2016年12月21日). 2020年11月17日閲覧。
- ^ 「ボルダリング」から「ボルダー」へ JMSCAが名称変更
- ^ ボルダリングの名称「ボルダー」に スポーツクライミング
- ^ 「ボルダリング」を「ボルダー」に呼称変更へ クライミング協会、4月から
- ^ 「自宅でボルダリング 補強した壁にホールド」朝刊、くらし面、『読売新聞』、2018年10月1日。
- ^ a b 小山田大『小山田大 DVDでボルダリング』山と渓谷社、2009年12月9日、14頁。ISBN 978-4635912631。
- 1 ボルダリングとは
- 2 ボルダリングの概要
- 3 課題とグレード
- 4 脚注
ボルダリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/30 15:36 UTC 版)
ロープを使わずに低い岩や岩壁を登るアクティビティ。全国約48件のスタジオが提供。
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ボルダリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 05:33 UTC 版)
8C (V15): Quoi de Neuf - Fontainebleau(フランス) - 2017年11月21日 From Dirt Grows the Flowers - Chironico(スイス) - 2015年3月8日 The Story of Two Worlds - Cresciano (スイス) - 2014年4月11日 Le Marathon de Boissy - Fontainebleau(フランス) - 2014年3月 - 初登攀 Trip Hop - Fontainebleau (フランス) - 2013年10月 The Big Island - Fontainebleau(フランス) - 2013年1月 8B+ (V14): Jour de Chasse - Fontainebleau(フランス) - 2013年12月 - 初登攀。ヤン・ホイヤーは8Cの優しい方だとランク付けしているが、これはリピーターの間では登りやすくなるといわれているヒールフックをヤン・ホイヤーが登攀の際に使わなかったからだと言われている。 Dreamtime - Cresciano(スイス) - 2013年2月18日。ヤン・ホイヤーは「これまでにトライしたどの8B+よりも遥かに難しい」と評し、8Cのランク付けを行った。
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ボルダリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 01:55 UTC 版)
ボルダリングは最もシンプルな登り方とされているスタイルで、後述するクライミングシューズのみで岩を登り、クラッシュパッド、チョークバック、それにチョークを落とすための歯ブラシを補助的に使用する。ボルダリングの持つシンプルさや岩との親和性を損なうなどの理由から、クラッシュパッドを用いないポリシーを持つ者もいる。実際の所、巨大なクラッシュパッドを持つことにより「さまざまなクライミングのスタイル中、最もシンプルな登り方であるはずのボルダリングを行う者が、最も大きな荷物を担いでいる」という皮肉な事態になっている。 ボルダリングの準備は簡単で、登りたい岩の前に行きクライミング用シューズに履き替え、登る前に靴の汚れを落とし、手にチョークをつけ、落ちた場合に備えてクラッシュパッドを敷いておくくらいである。あとは、登りたい岩の登りたいラインを、手足を使って登る。登るラインを課題という。場合によっては、岩上部に回り込んで落ち葉を落としたり、ホールドをブラシで掃除する場合もある。それらが終わったら、岩に取り付く。あとは登るだけである。場合によっては岩をへつって横断する課題もある。黒本に代表されるルート図集には、面白い課題がたくさん載っているので、それを参考に自分の登りたい課題を決めるのが一般的である。 ボルダリングは一人でも行うことができ、必要な道具の少ない事などからもボルダリングを専門に行うクライマー(ボルダラー)も増えている。そのため、UIAAのワールドカップではリードクライミングの競技のほかにボルダリング競技が行われることがもはや普通になった。日本では、各地方のローカルコンペのほかにB-sessionという年間チャンピオンシリーズが行われている。また、日本山岳協会主催大会でも2005年からボルダリングジャパンカップが行われ始めているほか、2008年の国民体育大会(チャレンジ!おおいた国体)からは山岳競技の中にボルダリング種目が採用される。 ボルダリングが盛んに行われている場所としては、関東周辺では御岳山_(東京都)や小川山などがある。複数人でボルダリングを行う場合、クライマー以外の者は、マットを墜落予想地点に移動させたり、落ちてきたクライマーをパッドの方に押す、着地後にバランスを崩して転倒するのを防ぐよう支えるなど、安全性の向上を図る。こういった一連の行為をスポットといい、スポットを行う者をスポッターという。どのようなスポットがベストかは足場の状況やクライマーの位置・体勢・次のムーブなどにより変わるので、簡単なように見えて実は複雑な技術であり、中途半端なスポットは怪我の元であるとする者もいる。 ボルダリングは日本でもフリークライミング黎明期から行われてきたが、岩と雪72号に紹介された、ヨセミテのミッドナイト・ライトニングを登るジョン・バーカー(John Bachar)の連続写真は、ボルダリングを広く認知させるに至った。また、1984年に邦訳が出された「ジョン・ギルのスーパーボルダリング」(森林書房、パット・アメント著、平田紀之訳、ISBN 4915194280)は、アメリカの初期ボルダリングの天才ジョン・ギル(John Gill)やアメリカのボルダリング文化を広く日本に知らしめる役割を果たし、現在でもこの本をバイブル視するボルダラーもいる。そして、岩と雪の事実上の最終号となった169号では、草野俊達の長文記事と写真が紹介され、ボルダリングはルートクライミングと並ぶフリークライミングの二大潮流のひとつとなった。その後、岩と雪の事実上の廃刊にともない、クライミング自体がメディアから取りあげられることが少なくなるが、岩と雪がロックアンドスノーとしてリニューアル復刊後にクライミングが再び脚光を浴び始めたなかでもボルダリングの隆盛は止まず、近年ではボルダラーはリードクライミングを行うクライマーよりも増えつつある。この背景として、アメリカのボルダリングビデオ「ランページ」および「ドセージ」シリーズ(いずれもBig Up Productions制作)によるボルダリングイメージの革新や、著名なクライマー(ボルダラー)の一人である室井登喜男が自費出版した関東周辺の主なボルダリングエリアの詳細なルート図集(通称黒本)の流通や各種ボルダリングウェブサイトの充実による、クライマー間のコミュニケーションの円滑化などが挙げられる。 ボルダリングのムーブにはダイナミックなものが多く、こうした動き自体が非常に興奮的で楽しい。また、ボルダリングは準備が非常に簡単である。地面にマットを敷いてシューズを履けばすぐにでも始められるため、手軽に始められる。さらにボルダリングのムーブはルートクライミングにも応用が利くものもあるため、低い岩でのボルダリングはルートクライミングのトレーニングとしても非常に有用である。
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「ボルダリング」の例文・使い方・用例・文例
- 私は4日連続でボルダリングジムに行きました。
- 私は昨日に続いてボルダリングジムに行きました。
- 2008年日本人女性として初めてボルダリングW杯の大会で優勝。
- 2009年,2010年,2014年,そして2015年にボルダリングW杯で年間優勝を果たす。
- 3つのクライミング種目が2020年の東京五輪の追加種目として提案されています、それはリードクライミング,ボルダリング,スピードクライミングです。
- ボルダリングはロープを使用せずに行われます。
- ボルダリングW杯には通常1年に5つから8つの大会があり,私はそのすべてに出場しています。
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