御岳山とは? わかりやすく解説

御嶽山

読み方:おんたけさん
別名:御岳山

長野県岐阜県県境位置する火山標高3067メートル高峰山岳信仰対象であり、山頂には御嶽神社社殿設けられ霊峰でもある。観光訪れ登山客も多い。1979年有史以来初となる噴火水蒸気噴火)が観測された。2014年9月にも水蒸気噴火発生し複数の死者出ている。

御嶽山と名のつく山は全国各地にあるが、岐阜長野にまたがる御嶽山は同名の山々のうち最高峰である。単に御嶽山とのみ呼ばれる場合はこの山を指すことが多い。

みたけ‐さん【御岳山】

読み方:みたけさん

御岳[二]


おんたけ‐さん【御嶽山/御岳山】


御嶽山(岐阜県・長野県)

3067m 北緯355334秒 東経1372849秒 (剣ヶ峰) (世界測地系

御嶽山地図

概 要

 御嶽火山は、乗鞍火山列南端位置する成層火山で、古期新期火山体が侵食期をはさんで重なり新期御嶽初期にはカルデラ生じたが、引き続く活動によってカルデラ放射谷が埋積されて、ほぼ円錐状の現在の地形つくられた。最新期の活動では、山頂部南北方向に並ぶ数個安山岩小成火山生じた火口いくつかは現在火口湖となっている。岩石玄武岩安山岩デイサイト(SiO2 5169%)。1979年噴火以降蒸気噴煙続いている。また王滝山頂西側及び地獄谷内に硫気地域がある。別名、木曽御嶽山以前は「御岳山」とも書かれた。
 新期御嶽火山継母岳(ままははだけ)火山群摩利支天(まりしてん)火山群からなる。約9~11万年前、広域テフラとして有効なPm-I降下軽石層で始まった大量流紋岩質の軽石噴火とそれに伴うカルデラ形成によって活動開始した。約8~9万年前に流紋岩デイサイト質の継母火山群活動があり、カルデラ埋めて溶岩ドーム火砕流山体構成した
 引き続いて約8万年前からは安山岩質の摩利支天火山群活動した8つ火山からなりカルデラ内で火口移動しながら活動しカルデラはほぼ埋め立てられ現在の御嶽火山南北に並ぶ山頂群が形成された。この火山群活動はほぼ2万年前終了した木曽川泥流堆積物はこの火山群活動中の約5万年前発生した大規模な岩屑なだれ土石流堆積物であり、その流下距離は木曽川沿いに約150kmに達している。最近2万年間は、水蒸気爆発中心にした活動期である(首都機能移転火山災害係る検討HP)。
 南東山麓では1978年からしばしば地震多発がみられ、昭和59年1984年9月14日にはマグニチュード6.8の地震昭和59年(1984年)長野県西部地震)が発生した

噴煙を上げる御嶽山
噴煙上げる御嶽山(1979年11月8日

御嶽山写真
1999年9月9日状況



最近1万年間の火山活動

 最近2万年間には、温泉噴気などの恒常的な放出活動間欠的な水蒸気爆発発生している。約6000年前以降1979年爆発含めて少なくとも5回の水蒸気爆発発生している(小林,1993)。



記録に残る火山活動


平成19年6月7日更新



火山観測

気象庁では,地震計空振計GPS遠望カメラ設置し,御嶽山の火山活動監視観測行ってます。



火山活動解説資料

気象庁実施した火山観測データ解析結果や,火山活動診断結果掲載します毎月1回上旬公表します




御岳山

読み方:ミタケサン(mitakesan)

所在 東京都青梅市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

御嶽山

読み方:オンタケサン(ontakesan)

所在 東京都(東京急行電鉄池上線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

御嶽山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 05:15 UTC 版)

御嶽山[6](おんたけさん)は、長野県木曽郡木曽町王滝村岐阜県下呂市高山市にまたがり、東日本火山帯の西端に位置する標高3,067 mの複合成層火山である[5][7]。大きな裾野を広げる独立峰である[8][9]日本の山では14番目に標高が高く、独立峰としては富士山に次いで2番目に高い。




「御嶽山」の続きの解説一覧

御嶽山 (曖昧さ回避)

(御岳山 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 18:57 UTC 版)

御嶽山または御岳山(おんたけさん、みたけさん、みたけやま、みたきやま、みだけやま、おたけやま)




「御嶽山 (曖昧さ回避)」の続きの解説一覧

御嶽山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/08 13:55 UTC 版)

笠岡十名山」の記事における「御嶽山」の解説

御嶽山(みたけさん)は、西大島大島中にある名山標高は320.1メートル瀬戸内海国立公園含まれている。展望台の「幻虹台」という名称は、1936年昭和11年)に国立公園の父とも呼ばれる田村剛らの調査の際、その景色素晴らしさから無名だった丘に名付けたものという。山頂付近には祈雨神社があり、境内平安時代建立された量剛寺跡とされ、礎石布目の瓦などが出土笠岡市指定史跡となっている。なお、車道頂上まで通じているが、御滝権現三十三観音祀った山道残っている。四尋山との峠にあたるノ江峠にはトイレ完備され、地元人々によって清掃管理なされている。この周辺では、かつては御嶽山の使用した酒造が盛んで、備中杜氏呼ばれる杜氏集団発祥地である。

※この「御嶽山」の解説は、「笠岡十名山」の解説の一部です。
「御嶽山」を含む「笠岡十名山」の記事については、「笠岡十名山」の概要を参照ください。

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