御嶽山の国有林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:51 UTC 版)
鎌倉時代から昭和初期まで山腹から山麓にかけての森林で木曽五木などが伐採され、その伐材は木曽川を利用して川流しが行われていた。山域の森林は江戸時代には尾張藩により管理され、明治になると御料林となり、現在山域の多くは国有林となっている。その大部分が水源かん養保安林に指定されている。御岳特定地理等保護林(旧御岳垂直森林帯植物群落保護林、面積1,540 ha)などで、自然環境の維持や動植物の保護ための国有林の保護管理が行われている。千間樽国有林と胡桃島国有林の一部が、「御岳自然休養林」に指定されている。 下呂地区(岐阜森林管理署管内)落合国有林 - ウラジロカンバ、ミネカエデなどの落葉広葉樹とコメツガ、サワラ、シラベ、トウヒなどの針葉樹林が分布し、ヒノキが植林されている。 高山地区(岐阜森林管理署管内)幕岩下国有林 千間樽国有林 胡桃島国有林 - 胡桃島ハイマツ等植物群落保護林がある。 幕岩下国有林 木曽谷地区(木曽森林管理署管内)三浦国有林 - 古くからヒノキの山地として知られ、江戸時代初期に伐採されていて、痕地にチマキザサ(学名:Sasa palmata)などが分布する。阿寺山地上部の隆起準平原で濃飛流紋岩などで構成されている。 王滝御岳国有林 樽沢国有林 浦沢国有林 障子沢国有林 御嶽国有林 黒沢御岳国有林 - 黒沢口の油木尾根沿いの百間滝道には江戸時代に尾張藩が植林した樹齢200年以上のヒノキの美林が広がり「油木美林」と呼ばれている。 新高国有林 ヤケノ国有林 ヌカネ国有林 ナガウ原国有林
※この「御嶽山の国有林」の解説は、「御嶽山」の解説の一部です。
「御嶽山の国有林」を含む「御嶽山」の記事については、「御嶽山」の概要を参照ください。
- 御嶽山の国有林のページへのリンク