携帯電話投げとは? わかりやすく解説

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携帯電話投げ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 04:02 UTC 版)

携帯電話投げ(けいたいでんわなげ、フィンランド語: Kännykänheitto、カンニュカンヘイット[1])とは、2000年フィンランドで始まった国際的なスポーツである。競技者は携帯電話を投げ、その飛距離やテクニックを競う。

カテゴリー

通常以下の4つのカテゴリーがある[2]

  1. オリジナル(トラディショナル)部門:上手投げで飛距離を競う。上位3名。
  2. オリジナル・チーム部門:最高3人までの競技者が同時に1度だけ投げ、その合計飛距離で競う。
  3. フリースタイル部門:投げる際の振り付けの美しさと独創性を競う。
  4. ジュニア部門:12歳以下の子どもが対象。飛距離を競う。

競技で使用される携帯電話は各大会のみならず、一つの大会内の各競技者によっても異なる。これは220グラム以上ならどんな携帯電話でも良いとされているためである[3]

各大会によって自分で好みの電話を選べるものから、大会主催者側が用意するもの、一種類しか使用しないものまである。

2020年現在のルールは、以下の通り[2]

  • 主催者またはスポンサーが電話を提供する[4]
  • さまざまな種類の電話があり、重量は220gから400g。
  • すべての競技者は、提供されている電話のいずれかを選択できる。

各大会

携帯電話投げ世界選手権大会 (Mobile Phone Throwing World Championships) は2000年以来、毎年フィンランドのサヴォンリンナで開催されている。2020年度は8月20日開催予定。大賞は新しい携帯電話。

初の全国大会(フィンランド国外における全国大会)は2004年6月にノルウェートロンハイムで行われ、その後ベルギードイツオランダなど他のヨーロッパ諸国も大会を始めるようになった。初の冬季選手権大会は2005年2月にスイスシュトースで開かれた。英国選手権大会 ( British Championship) は毎年8月にロンドンのトゥーティング・ベック競技場にてエイス・デイ・UKとアクション・エイド・リサイクルの共同主催で行われている[5]

一般的に全国大会優勝者への賞は世界選手権大会へのエントリー(フィンランド・サヴォンリンナ旅行)である。多くの大会は携帯電話リサイクル団体によって支援されており、リサイクルの宣伝に一役買っている[3]

記録

2019年6月現在。

世界記録

  • オリジナル部門・男子 世界記録 - 2014年 Dries Feremans ベルギー 110.42 メートル[6]
  • オリジナル部門・女子 世界記録 - 2017年 Ivonne Wiener  オーストリア 67.58メートル

世界選手権大会記録

2006年(第6回)世界選手権大会の記録[7]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 駐日フィンランド大使館 [@FinEmbTokyo] (2012年4月27日). "2012年4月27日のツイート" (ツイート). Twitterより2020年5月6日閲覧
  2. ^ a b Rules and Regulations for the Mobile Phone Throwing World Championships Archived 2009年9月18日, at the Wayback Machine.
  3. ^ a b "Mobile Phone Throwing World Championships Archived 2008年10月31日, at the Wayback Machine." (PDF)
  4. ^ 電話を投げるためにスポンサーが提供する電話の詳細
  5. ^ UK Mobile Phone Throwing Championships
  6. ^ Farthest mobile phone throw by an individual (male)” (英語). Guinness World Records. 2020年4月16日閲覧。
  7. ^ Mobile Phone Throwing Championships Archived 2007年9月3日, at the Wayback Machine.


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