悪役キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 17:05 UTC 版)
「ソニックシリーズに登場するキャラクターの一覧」の記事における「悪役キャラクター」の解説
この項目は、ソニックシリーズにおいてソニック達と敵対し、世界に不利益をもたらす行動を起こす(もしくは起こすと言える)キャラクターを記載する。 Dr.エッグマン 声優:大塚周夫(ソニックトゥーン 太古の秘宝まで)→中村浩太郎(マリオ&ソニック AT リオオリンピック以降) 自称悪の天才科学者。世界をエッグマンランドにしようと企むが失敗している。たまにソニックと手を組むことも。 メカソニック 声優:なし 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』および『ソニック&ナックルズ』に登場したソニック型ロボット。メタルソニック(後述)のような鋼鉄製のボディと、赤く光るモノアイが特徴。『2』に登場したものは灰色の金属色がむき出しで、機体形状も丸みを帯びたデザインであったが、『&ナックルズ』では青い体色でよりシャープなデザインのものが登場した。さらに『ソニックアドベンチャー』では、アドベンチャーフィールドのファイナルエッグ内部にてメカソニックに似たソニック型ロボットがメタルソニックと共にカプセルの中に飾られている。 メタルソニック 声優:なし(ゲーム版)、菊池正美(OVA版)、金丸淳一(ソニックヒーローズのみ) 『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』で初登場した、ソニックを倒すことを目的にDr.エッグマンが作り上げたロボット。身長100cm。体重125kg。ソニックをモデルにしているだけあって、ソニックと同等の戦闘力とスピードを誇っている。ブラックシールドによるバリアで身を守り、オーバードライブで瞬間的に脅威の加速力を発揮、エアブーストで空を飛べるので、『CD』や続編である『ソニック・ザ・ヘッジホッグ4』ではソニックを上回るスピードを見せ、ソニックを苦しめていた(現在のシリーズではソニックと同等もしくはソニックより遅い。マリオ&ソニックではヨッシーやシャドウと同レベル)。基本的には無口で機械音を発する程度だが、『ソニックヒーローズ』で自身を改造しネオメタルソニックとなった時は普通に喋っていた(声もソニックと同じ金丸淳一が担当)。兄弟機にナックルズを模した「メタルナックルズ」がいる。 『ソニックヒーローズ』での事件後、エッグマンによって、暴走しないように元の従順なメカに戻された。そのため、他のメカや『ソニックヒーローズ』のように逆らうことはなくなり、「マリオ&ソニック」シリーズでも旧シリーズ同様に彼と行動することが多くなったが、今でも自我は持っており、一貫してソニックに強い敵対心を抱いていることは変わらない。 『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では、ソニック側の新キャラとして国内では久々に参戦。アドベンチャーツアーズでは、エッグマンの部下として登場し、キノピオにソニックと間違えられたためか、怒り出して勝負を仕掛ける。敗北後、どこかに飛んで行き、クッパとエッグマンが引き上げた後、クッパJr.と共謀し、様々な場所に挑戦状を叩きつける。全てのミッションをクリア後は悔しさのあまり、クッパJr.とともにマリオとソニック達の後をこっそりと勝手についていき、ともに冒険する(ただし、マリオやソニック達には既に気づかれているが悪事はもうしないだろうとのことでほっといている)。 更には『ソニック フリーライダーズ』にも登場、エッグマンに内緒でエッグマンロボに成りすまし、様々な選手のデータを収集してパワーアップをし、ソニックにリベンジを果たすため、現れた。 なお、仲間であるオーボットとキューボットと共同したのは『チームソニックレーシング』が初だが『マリオ&ソニック』シリーズや『ソニックランナーズ』のように直接会うシーンはない。 一方、海外では『ソニック ライバルズシリーズ』で、国内よりも早く再登場している。特に『ソニック ライバルズ2』では、『ソニックシリーズ』で「シャドウ&メタルソニック編」として、初めてメタルソニックを主人公としたストーリーが用意された。この時メタルソニックはシャドウと協力し、エッグマンネガの野望を阻止するために戦った。また、現在のメタルソニックの動力としてカオスエメラルドが使われており(初登場の『ソニックCD』ではオルゴン融合エンジンで動いていた)、正式にカオスコントロールも使えることが判明した。シナリオラストでは、シャドウを救うため、自らの体を破壊し、動力であるカオスエメラルドを手渡す一面を見せた(これで各シナリオで6つしかないはずのカオスエメラルドでイフリートの封印を解いた訳が明らかになった)。 エッグマン達が再び、マリオとソニック達に負けたことを知ると悔しがるなど、主人である彼を信頼している節があり、エッグマンも『ソニックヒーローズ』や『ソニック フリーライダーズ』などで勝手な行動を取ったメタルソニックを廃棄処分せず、改造や改良を続けている所を見ると、他のメカとは違う感情を持っている節があり、『自分の最高傑作』と豪語しており、『チームソニックレーシング』でもソニックに敗北しても「言い訳する連中よりはマシか」と許されるなど大事にされ、キューボットから嫉妬されている。 『ソニックアドベンチャー』ではミスティックルーインにあるエッグマンの秘密基地内で、カプセルの中で飾られているのを見られるだけだったが、『DX』では全エムブレムを集める事でタイムアタック専用の隠れキャラ(ソニックのコスチュームチェンジのような物)として操作可能になった。『ソニックアドベンチャー2』では2P対戦専用のボーナスキャラとして登場し、『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではシールとして登場した。 『ソニック ジェネレーションズ』ではクラシック時代のメタルソニックがライバルとして登場し、クラシックソニックに勝負を挑む。 『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』のエピソードモードではワルイージの双眼鏡を壊したため、ワルイージに弁償しろと言われるが勝負に負けても払わず逃げ出す。その後、立体ホログラムで作られた偽者のエッグマンとともにワリオとワルイージに再び勝負を挑むも敗北し、機械を破壊される。その後は登場しなくなったがエッグマンとクッパがソニック達と和解した後、一緒にオリンピックの開会式に参加していた。前日談である外伝では、打倒ソニックのため、エッグマンのもと、改造しながらトレーニングに励むもうまく行かず、クッパJr.と勝負するも敗北する。その後、改造の失敗がないか確認するため、ワルイージやワリオと勝負し、勝利する。このシナリオで今でもソニックを敵視していることをエッグマンに話しており、エッグマンの命令を忠実に聞くなどオーボットやキューボットとは違い、主人であるエッグマンを敬愛していると思える描写があるが騒がしい彼らに呆れかえることもある。 アメコミでは、第25話にて『ソニックCD』をベースにしたエピソードで初登場したが、原作海外版の誤字により「メカソニック」という名前で登場。この当時のメタルソニックは言葉が話せて、スターダストスピードウェイでソニックと競争していたが、ソニックの超音速によって足が溶けてしまい、たったそれだけで倒されてしまった。だが「ナックルズカオティックス」をベースにしたスペシャル版では、デザインが全く異なるものの復活した。そのためナックルズとカオティックスと戦うが、「パワージェム」により赤いボディと悪魔のような顔立ちになり、巨大化して襲い掛かったが、同じくパワージェムの力によって巨大化したナックルズによって軽く破壊された。第86~87話では、パワージェムから残された力を使って更なる違うデザインで復活した(この当時から「メタルソニック」に名前が変更された)。左腕にバスターを装備するようになり、ソニックに復讐するためにテイルスをモビウス山の火山口付近に監禁させ、数多くの罠や攻撃を仕掛けながらソニックに挑戦した。しかし火山の噴火中、お互いを見捨てないことを誓ったソニックとテイルスに対し、力より大切な何かがあることを感じたため、彼らを助けることにした。そしてソニックとテイルスの救出後、自らを犠牲にしてマグマの中に消え去って行った。しかし第146話以降、エッグマンが残していた設計図により、原作同様のデザインとして復活し、ソニックとシャドウに立ち向かうが、159巻ではエッグマンが生み出した人工頭脳A.D.A.M.の計画により、ネオメタルソニックの姿に改造し、大量の量産型を生み出しながらエッグマンに襲い掛かった。この後失敗として全て処理するが、第191話では再び原作同様の姿に復活し、ソニックとスカージに襲い掛かった。更にスカージを基にした「メタルスカージ」の応援により、両者共ソニックとスカージに襲い掛かるが、スカージが呼び出した応援チームにより呆気なく破壊された。第195話では再び復活し、今度は他の世界(ゾーン)に行けるように特殊なエンジンを搭載したが、ソニックを探すためにエッグマンの命令を即無視してしまい、勝手にアンチモビウスに飛んで行った。そこでソニック、シャドウ、エミー、スカージ、シルバーなどと言ったハリネズミ軍団と戦うが、ソニックの条件により、スカージを倒すために共闘するようになる。しかしスーパー化したスカージを倒す確率はないと決めたメタルソニックは、ソニックを倒すために寝返るが、シャドウのカオスコントロールで違う世界へ飛ばされる。その後、アメコミ版ソニックXの最終話である第40話では、シャドウと供にソニックXの世界に飛ばされ、一時ソニックX版のエッグマンに向かうが(ただし、こちらのエッグマンはメタルソニックのことを全く知らず、メタルソニック自身もこちらのエッグマンは別人であることに気付いていない)、再びシャドウのカオスコントロールで別の世界に飛ばされる。最後にソニックXの連載終了後に開始された新連載『ソニックユニバース』の第1話では、ブレイズの世界に飛ばされ、そこでシャドウとブレイズに襲い掛かる。しかし元々シャドウがメタルソニックに接触したのは、同じ「生きた兵器」として生き残らせ、彼を改心させるつもりで供に行動しようとのことだったが、自分の任務を徹底的に遂行せよと拒否し、最後にはマリンの大砲によって破壊されてしまう。ネオメタルソニック 声優:金丸淳一 『ソニックヒーローズ』で登場した、AIチップの高性能化によって、自我が肥大化してしまい暴走し、自身を改造したメタルソニック。主人であるエッグマンを不要と見なし幽閉して彼に成り済まし、自らの更なる強化の為にソニックに挑戦状を送り付けたり、シャドウから究極生命体の情報、チャオやカエル君を介してカオスの能力をコピーしたり、エッグマン艦隊を率いたりと影で暗躍し続けた。終盤では凶悪な機械の竜の様な姿の「メタルマッドネス」、そして更なるパワーアップを遂げた「メタルオーバーロード」と化し、自身が万物の王となってエッグマン軍団と全ての生物の支配を目論んだが、ソニックヒーローズの活躍によりその野望は砕かれた。この時は、カオスの能力である液体化を使用したり、カオスコントロールなどの新たな能力も体得していた。 メタルソニック3.0 声優:なし 『ソニック ライバルズ2』に登場した、エッグマンネガが製作したソニック型ロボット。形状はメタルソニックによく似ているが、カラーリングが異なり、黒地に黄をペイントしたようなデザインである。特殊能力は『コピー』であるが、メタルソニックで戦う場合は、双方とも『ソニックブーム』が発動する。原動力がカオスエメラルドではないため、総合能力はオリジナルのメタルソニックに劣り、最終的にシャドウチームもしくはシルバーチームに敗北する。 クラシックメタルソニック 声優:なし 『ソニック ジェネレーションズ』に登場した、過去世界のメタルソニック。白の時空ではクラシックのみでモダンバージョンは登場せず、モダンは青の冒険でフィギュアとして登場している。言葉は話すがテキストのみで、声の付いた台詞はない。カオスエメラルドをかけてクラシックソニックと対決する。 ギガメタルソニック(メタルソニック改) 声優:なし 『ソニック マニア』に登場。ファントムルビーの力によって変身、巨大化したメタルソニック。『カオティクス』にて登場したメタルソニック改に形状が似ている。 メタルナックルズ 声優:なし 『ソニックR』に登場した、ナックルズをモデルにエッグマンが開発したボールロボット。メタルソニックの動力装置を流用しているため抜群の最高速度と加速力を誇り、ナックルズ同様高所から滑空することも出来る。 メカナックルズ 声優:なし 『ソニックアドバンス』に登場した、エッグマンが開発したナックルズ型ロボット。エンジェルアイランドにてソニックを待ち受ける。 テイルスドール 声優:なし 『ソニックR』に登場した、ソニックを油断させ、攻撃するために作られたエッグマン苦肉の策。頭部に動力装置を埋め込み、それ以外は単なるぬいぐるみという貧弱な姿をしている。『ソニックアドベンチャー』ではテイルスドールの他、ソニック型とナックルズ型のドールがアクションステージのファイナルエッグにE-100シリーズの訓練用ターゲットとして登場している。 ZERO(E-100 "α") 声優:なし 『ソニックアドベンチャー』で登場した、エッグマンに作られたE-100シリーズのプロトタイプ。エッグマン製のロボットとしては珍しく内部に動物を収容しておらず、電子頭脳で駆動している。AIの性能が低く、単純な行動しかできないが、非常に堅い装甲で身を包んでおり、攻撃しても吹き飛ぶだけでダメージを与えられない。エミーが保護している小鳥を捕獲する任務を負っている。 ベータ(E-101 "β") 声優:なし 『ソニックアドベンチャー』で登場したE-100シリーズの1番機であり、ガンマの同型機。エッグキャリア乗船権をかけてガンマと戦う。後にエッグマンによって改造され、「E-101改」としてガンマと対決する。 デルタ(E-103 "δ")、イプシロン(E-104 "ε")、ゼータ(E-105 "ζ") 声優:なし 『ソニックアドベンチャー』で登場したガンマの同型機たち。ガンマと共にカエルくんの捕獲の任務を担当したものの、全く違うカエルを捕獲したため、エッグマンによりお払い箱にされてしまう。その後、各々改造された状態でガンマと対決する。 エッグキーパー 声優:なし 『ソニックアドベンチャー』に登場した量産型Eシリーズロボット。 E-1000 声優:なし 『ソニックアドベンチャー2』に登場した、ガンマをモデルとした量産型Eシリーズロボット。 ファイ(E-121 "Φ") 声優:なし 『ソニックバトル』で登場した、エメルを基にエッグマンが作ったE-100シリーズロボット。見た目はエメルの色違いである。エメラルドのカケラを動力にして動いている。 E-2000 声優:なし 『ソニックヒーローズ』で登場した、赤い人型E-シリーズロボット。金色のE-2000Rもいる。 Dr.エッグマンネガ 声優:大塚周夫 『ソニックラッシュ』で初登場した、Dr.エッグマンと瓜二つの風貌をした謎の人物。年齢不詳。エッグマンに比べ、しゃべり方は紳士的で丁寧だが目的のためなら世界を滅ぼすことも厭わない狡猾で冷徹なところがある。そのため、悪役としての威厳はこちらのほうが高く科学力もエッグマンに勝るとも劣らないが、エッグマンと似ているだけに自分がピンチに陥っても冷静に(呑気に)能書きをたれるなど、抜けている一面もある。また、エッグマンよりも笑い声が甲高く下品。『ソニックラッシュシリーズ』ではエッグマンと協力しているが、『ソニックラッシュアドベンチャー』でソニックとブレイズ達を始末するために惑星破壊光線のスイッチを押し、惑星ごとソニック達を消そうとしたため、あまりの冷酷さにエッグマンすら焦りを見せた。『ソニック ライバルズシリーズ』では下記の経緯から彼を排除しようとしたため、エッグマンと敵対している。 『ソニックラッシュ シリーズ』では、ブレイズのいた世界(異世界)からやってきたため、当初は並行世界のエッグマンと思われたが『ソニックライバルズ シリーズ』ではシルバーのいた時代からソニックの時代に現れ(『ソニック・ザ・ヘッジホッグ (2006)』において、ブレイズはシルバーとともに未来世界で戦っている設定であったため、何らかの関連をにおわせる)、『ソニックライバルズ』のシャドウシナリオにおいてエッグマンネガが変装を解いた際、エッグマンにそっくりな風貌を見てシャドウがうろたえたため、「私がエッグマンの子孫だからですよ」と返したことで、実はエッグマンの血筋を引く者であることが判明した。『ソニック ライバルズシリーズ』では、実は先祖のエッグマンを憎んでおり、世界の人々に自分の才能を認められないのが全てエッグマンの失態が原因で大きな損害を受けていると思い込み、彼を逆恨みし、彼をカードに閉じ込め、ソニックの仲間を世界をカード化するためのエネルギーに変換させようとするなどエッグマンを上回る悪役ぶりを発揮した(エッグマンいわく自分の狡猾さを受け継いでいるとのこと)が、自分の機械の制御ができなくなり、自分自身がカードにされ、シルバーに捕まった。『ソニック ライバルズ2』では、次元の扉を開き、異次元世界から炎の魔物イフリートを呼び出そうとしていたが、ソニックとテイルスの活躍でチャオたちは既に脱出し、エッグマンの指示で行動したシャドウとメタルソニックによって次元の扉は閉まり始め、異次元まで追いかけてきたシルバーとエスピオによりイフリートともども倒され、野望を打ち砕かれる。エッグマンネガは脚が瓦礫の下敷きになり身動きが取れなくなり、シルバーとエスピオに助けを求めるが、彼らがエッグマンネガを許すはずもなく、エスピオに「自業自得だ」と切り捨てられる。そのままシルバーとエスピオたちは異次元から脱出するが、エッグマンネガは異次元世界に取り残され、次元の扉は閉じられる。『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では、ライバルキャラクターとして参戦し、DS『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』のアドベンチャーツアーでも悪役として登場しているが『ソニック ライバルズシリーズ』でエッグマンと対立していたため、手を組んでいたかは不明。ソニックたちに負けると逃げ出す(場合によっては逃げるために雪のようせいのキュビを冷たい湖に投げるなどクッパやエッグマンでもやらない卑劣な行為を見せる)。エッグマンネガのボイスはエッグマンのボイスと同じだが、DS『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では初めて専用ボイスが追加されており、口調も丁寧で声も甲高くなっている。Wii版では、一部除いてはエッグマンと同じであり、動きもエッグマンと同じ(ただし、データには専用ボイスが収録されている)。日本国外の『ソニックライバルズ シリーズ』では甲高い声だったが『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』では、エッグマンの声より低くなっていた。ただし、続編の『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』では、さらに甲高い声になっており、動きやボイス、必殺技もエッグマンとは完全に異なっており、Wii版『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』で使用される予定だったボイスも使われている。Wii版ではフェンシングの競技に参加しており、自分を「ナイト」と自称している。3DS版のエピソードモードでは久々にエッグマンと手を組んでいるらしく(しかし仲は良くないらしい)、エッグマンがワリオからもらった壷の秘密を教えてもらうという条件で機械の番人をしており、オリンピックに関してはエッグマンたちが何をしようとどうでもいいと思っている。マリオとソニックたちに勝負に勝ったら機械の場所を案内するというが、彼が素直に言うはずがなく、敗北後に煙玉を出し逃げ出した。『マリオ&ソニック AT ソチオリンピック』ではヒーロー達に成り代わってレジェンドトロフィーを手に入れるため、ほねクッパとルージュを唆し、マリオとソニック達の前に立ちはだかる。その後のシリーズには登場はしていない。 イフリート 声優:無し 『ソニックライバルズ2』に登場した異次元世界の炎の魔物。ソニックとテイルスの活躍でチャオたちはすでに脱出し、シャドウとメタルソニックによって次元の扉は閉まり始め、異次元まで追いかけてきたシルバーとエスピオによりエッグマンネガともども倒される。 ブラックドゥーム・ザ・ターボダッチ 声優:大友龍三郎 ブラックアームズを統率する指導者、不老不死の生命力を持つ。足がなく常に宙に浮いており、古代の民族の装飾品のようなものを身にまとっている。ブラックアームズの戦闘員は皆ブラックドゥームの血をひいており、ゆえに戦闘員達をマインドコントロールすることが可能である。『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』では、ブラックアームズの血をひくシャドウもマインドコントロールされかけたが、強い信念で克服した。シャドウの得意とする能力"カオスコントロール"もブラックドゥーム譲りの力である。50年前にスペースコロニー・アークに到来し、Pr.ジェラルドとある契約を交わしこの星を占拠する計画を企てていた。最終的にはデビルドゥームに変身し、スーパーシャドウに戦いを挑むが惨敗。残ったブラック彗星もスーパーシャドウのカオスコントロールで大気圏外まで転移され、エクリプスキャノンで粉々に破壊され、破片となった。 ドゥームズアイ 声優:大友龍三郎 ブラックドゥームの第3の目。目の周りに6本の触手のようなものがついており、ヒトデのような姿をしている。肉体とは別の行動ができるため、主に遠隔地の偵察や監視を行う。また、肉体の映像を映し出すこともできる。実はブラックドゥームはドゥームのアイの方が本当の本体であり、肉体はただのエネルギー源にすぎない。 ドゥームのアイがブラックドゥームと一つになることで、真の姿であるデビルドゥームとなる。 デビルドゥーム 声優:大友龍三郎 翼を持った巨大な怪物。 その正体はブラックドゥームとドゥームのアイが一体化した真の姿である。最終的にはスーパーシャドウに戦いを挑むが惨敗。残ったブラック彗星もスーパーシャドウのカオスコントロールで大気圏外まで転移され、エクリプスキャノンで粉々に破壊され、破片となった。 シャドウアンドロイド 声優:なし シャドウをモデルに作られたアンドロイドで、追尾ミサイルやホーミングアタックで攻撃してくる。ストーリールートによっては、シャドウが自分自身をアンドロイドと思い込む。 E-10000シリーズ 声優:なし 『ソニックライダーズ』にて登場した、エッグマンが作業用ロボを改造して開発したエクストリームギア操縦用ロボット。赤いE-10000R、緑色のE-10000G、青いE-10000B、黄色のE-10000Y、桃色のE-10000P、橙色E-10000Oの6体がいる。 メフィレス 声優:坂詰貴之 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)』に登場したシャドウとそっくりな姿をした謎のハリネズミ。ただし、シャドウと違って赤毛ではなく黒ずんだ青色の体色が混じっており、瞳孔も細長い。後に禍々しい容貌の戦闘形態に変貌し、特に針は結晶のようになり、眼球も真っ赤になる。キングダムバレーでルージュとエッグマンの間で取り合いになって壊れたソレアナ公国の秘宝『闇の帳』の中から現れ、「君には借りがある」とシャドウに告げると、シャドウとルージュを200年以上未来の世界に飛ばした。さらに、イブリースを滅ぼす手段を欲しがっていたシルバーとブレイズの前に現れて、「青いハリネズミがイブリースを目覚めさせた」と騙し、現代にシルバーを送りソニックを抹殺するようそそのかす。 その正体は、10年前の事故で分裂したソラリスの片割れ(ソラリスの『意思』)であり、元々は黒い液体のような姿だった。行動の目的はイブリースと融合することである。皮肉にも、『闇の帳』にメフィレスを封印したのは未来世界から帰還した後のシャドウで、メフィレスがシャドウそっくりなのは封印が解けた際にシャドウの影をコピーしたため。そのため、10年前と違いシャドウの力もプラスされている。未来で封印されたシャドウの姿を見せ、シャドウを挑発して自分の意のままにしようとするも逆に怒らせ、シャドウとの最終対決で両手首のリミッターを外したシャドウのカオスブラストに大量の分身ごと吹き飛ばされた。 その後カオスエメラルドを入手し、イブリースの封印を解くためにエリスと一緒にいたソニックを殺害するという悪事を見せつける。エリスに涙を流させ、イブリースの封印を解き融合する。 イブリース 声優:無し シルバーがいる未来世界で猛威を振るう『厄災の炎』。何度倒しても別のところで再び蘇り、未来世界を荒廃させていた。 その正体はソニック達の時代から10年前、ソレアナ公国で行われていたソラリスを使った新エネルギーの実験の失敗で分裂したソラリスの片割れ(ソラリスの『力』)。実験の主導をしていたソレアナ公によりその場に居合わせた娘のエリスの体内に封印されていた。エリスが感情を昂ぶらせて涙を流すと封印が解けてしまうため、エリスは理由も知らず泣きたくても泣けない生活を余儀なくされていた。 ひょんな巡り合わせからシャドウに連れられ10年前の事故を目撃しに行き、自分がメフィレスに騙されていた事と、イブリースを封じる方法を知ったシルバーがソニックのエリス救出に加勢した後、未来世界に戻りブレイズにイブリースを封じようとするが非情になりきれず、結局、ブレイズ自身が自らの中にイブリースを封じて時空の狭間に飛ばされることによって消滅させることとなった。しかし、メフィレスがエリスの封印を解いた事によってソラリスが復活し、時空が消失してしまう。最終的にはソニック達がソラリスの意思を止めたため、イブリースに関連する事象は一切無かった事になったため、ブレイズの自己犠牲も無かったことになった。 ソラリス 声優:無し 『永遠の太陽』を意味するソレアナ公国の秘宝とされる超次元生命体。本来の姿は灯明に燃える小さな白い炎。時空を歪めたり消失させるほどの力を持ち、その力で亡くなった人を蘇らせる事も出来る。10年前、ソレアナ公はこの力を利用しようと研究をしていたが、実験中にソラリスが暴走し、ソレアナ公を含め多くの犠牲者が出た(これが後に『炎の災厄』と呼ばれる事件である)。その際、ソラリスはイブリースとメフィレスに分裂し、イブリースはソレアナ公によってエリスに、メフィレスは10年後から来たシャドウによって『闇の帳』に封印された。故に、メフィレスはイブリースと融合するべくカオスエメラルドとイブリースを欲しがっていた。最後は神々しい天使のような姿の超次元生命体としてスーパー化したソニック、シャドウ、シルバーに立ちはだかるが、時空が消失した世界でソラリスが存在できる核である『意志』を破壊され、本来の種火の姿に戻り、最期はエリスによって吹き消された。結果、これまでソラリスに関連した全ての出来事(メフィレスの行動、未来世界のイブリースの暴走、ソニック達の冒険)は歴史改変により、なかった事にされた。 イレイザー・ジン 声優:江原正士 アラビアンナイトの世界を刈り取り、刈り取った力で世界を支配しようと企む魔人。常に巨大な剃刀を装備している。本の世界を刈り取っているだけあって、その魔力はかなりのもの(ソロモン王曰く「まさに神の如し」)。アラビアンナイトの世界に、新たに書き込まれた『7つの世界リング』の存在。その世界リングを我が者にしようと、ソニックの行く先で様々な暗躍をする。 その正体は『アラジンと魔法のランプ』に出てくるランプの精。かつて悪事を働いたため、大勢の人々の願いを叶えるまでその束縛から永遠に逃れられない宿命を持つ。そんな自分の宿命を呪い恨むようになり、使命を果たして自由を得てから、その憎しみが爆発してしまう。 自身の拠点にてソニックと一体一の決闘に挑むが敗れ、世界リングの扉の奥に逃げ込んで世界リングの力を取り込むため、ソニックを生け贄として殺そうとする。しかしソニックを庇ってシャーラが死亡し、本来の生け贄であるソニックが生き残ったため世界リングが暴走を起こし、異形の怪物「アルフ・ライラ・ワ・ライラ」と化してしまう。最後は同じく世界リングの力を取り込んだ「ダークスパインソニック」に倒され元に戻り、シャーラがソニックに託した自身のランプの力で「シャーラの復活」「アラビアンナイトの修復」という願いを叶えさせられ、三つ目の願いで「お前は今まで通りランプの中で過ごせ」と命令され、ランプの中に封印される。ランプはその後、ソニックによってイビルファウンドリーの溶鉱炉の中に捨てられた。『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではシールとして登場した。アルフ・ライラ・ワ・ライラ 声優:江原正士 イレイザー・ジンが世界リングで変貌した姿。ソニックが生け贄にならなかったため不完全な化け物になり、その姿はおぞましいものになっている。ダークスパインソニックに倒され、元に戻る。名前の意味は「千夜一夜」。 ウィスカー船長 声優:ふくまつ進紗 海賊のボス。エッグマンが作り出したロボット。抜けたところが多くどこか憎めない。短気なのですぐにカッとなるが、機械なのでそのたびに蒸気が噴出し、怒りすぎるとあやうく燃えそうになる。ヒゲが自慢。エッグマンの命令で「宝玉の杖」と呼ばれる宝を探していた。その杖を巡ってソニック、ブレイズ達と対立する事になる。戦闘ではジョニーとタッグを組んで戦う。彼が最後、どうなったかは不明だが、ブレイズによると「海に沈んだ」らしい。 ジョニー 声優:根本幸多 競争が大好きなスピード狂の海賊。ウィスカー同様エッグマン製。ソニックをライバル視し、ことあるごとにレースを挑んでくる。スピードには絶対の自信があり、「プリンスオブスピード」や「電光石火のジョニー様」など、自称の通り名をたくさん持っている。所々の海域でソニックとレース勝負を挑んでくる。戦闘ではウィスカーとタッグを組んで戦う。 SCR-HD 声優:なし エッグマンがメテオテック社で開発したSCRシリーズセキュリティーロボット。 SCR-GP 声優:なし エッグマンがメテオテック社で開発したSCRシリーズセキュリティーロボット。 マスターコア ABIS 声優:なし エッグマンが経営を行っていたメテオテック社が開発したセキュリティーロボットの新型試作機SCR-HDが全ての星の聖櫃を手に入れ、暴走した姿。表向きメテオテック社の商品だが、実際はマスターユニットの力を利用して、エッグマンランド建設に使用される目的で開発された。しかし、マスターユニットに組み込まれた不正プログラムによりロボットが暴走、エッグマンでも制御できなくなったことから劇中の事件が発生することとなる。ロボット達はプログラムに従い、各地に散らばる星の聖櫃を集め始める。エッグマンはソニック達、事件の事を聞かれた際、ある程度のことは話したがクリムゾンタワーから電波を送っていることは言わず、ソニック達が去った後、ストームが運良くロボットから2つの星の聖櫃を回収したことを知り、ジェット達が油断している隙に奪い、星の聖櫃の引き寄せあう力を利用し、暴走するロボットを完全に制御しようと企むがソニックとジェットに阻止され、マスターユニットが外されたため、プログラムが解除された。しかし、バビロンガーデンに発生した強力な電磁波により、プログラムが強制実行されたエービスがウェーブから全ての星の聖櫃を奪い、強大なブラックホールを生み出し、世界を飲み込もうとした(バビロン一族はこの力を制御できなかったため、ギガンテックロックスに封印した)。エンジンルームのコアユニットを外そうとしたソニックとジェット達の前に立ちはだかるがソニック達によって倒された。 ダークガイア 声優:無し 星のコアに眠る巨大な獣で、その体は巨大な化け物。ソニック達が住む星のコアで長い年月をかけて成長し、数万年置きに目覚めて星を破壊する。Dr.エッグマンの策略によって目覚めるが、強引に起こされたため身体が世界中に四散する。そのエネルギー「ダークガイアフォース」は強い光に弱いため夜になると活性化し、人の心の奥底の悪い部分に影響を与えるという。事実、幾人かの人がダークガイアフォースのせいで夜になると気性や性格が昼間と全く違う、という現象が起きた。ソニックの場合は心に裏表が無かったため、ダークガイアフォースの影響は身体的な物となって現れ、夜になると自慢の脚の速さを失う代わりに腕力、鋭い爪、伸びる腕を持った『ウェアホッグ』に変身するようになった。ソニックもダークガイアフォースをエッグマンに注入されていたため、最後にダークガイアが完全体になるためにウェアホッグから最後のダークガイアフォースを吸い取ってソニックを元の姿に強制的に戻してしまった。完全体になったため、エッグマンの手におえず、暴れ始めるがチップとソニックの活躍により、スーパーソニックにトドメを刺され、チップと共に再び眠りにつく。 アーサー王 声優:柴田秀勝 名君と称された王。ニミュエに授かったエクスカリバーの鞘が持つ不老不死の力に心を蝕まれ、自分の王国に黄泉の軍団を呼び寄せたとされたが、実はその多くがマリーナが仕組んだ事だった。彼自身もマリーナの祖父マーリンが永遠不変の王国を作るために作った幻であり、ソニックによって倒された後、黄泉の軍団と同じように黒い霧となって消え失せた(エクスカリバーの鞘を持っているのに、その剣を持っていなかったのはそのため)。マリーナ曰く「祖父の失敗作」。 魔導師マリーナ 声優:能登麻美子 アーサー王物語の世界にソニックを召喚した人物。偉大な魔術師マーリンの孫娘で宮廷魔術師。可憐な姿と誰に対しても丁寧口調なため、一見すれば、人畜無害で穏やかな性格である。ソニックを召喚した表向きの理由はソニックに自分達の世界を救ってもらうため、と言っていたが、実はソニックを利用してアーサー王が持つエクスカリバーの鞘を奪い、その力を使って歴史を変え世界を黄泉の世界に引きずり込み永久不変の王国を作るのが目的であった。王国を襲った災厄もほとんどが彼女のせいであり、また、彼女を危険な存在と認識されたアーサー王から命を狙われていた。他人の気持ちを考えず一方的に自身の悲しみや考えを押し付ける形で民を傷付ける。物語の終盤で物語の真相を話し、『黄泉の女王』となってソニックに立ちはだかりソニックを圧倒するが、聖なる光を取り戻して力を得たエクスカリバーソニックに撃破され、力を失った後、「花は滅びがあるから美しい」とソニックに説得されて、物語そのままの結末を受け入れた。黄泉の女王 声優:能登麻美子 魔導師マリーナが変化した姿。『エクスカリバーソニック』に撃破され力を失う。 ノウェム 4000年前にナックルズ一族と対立していたノクターン一族の長。その戦闘技術はナックルズ一族をも上回り、世界を支配していた。 ノクターン族を含むエキドゥナ一族はナックルズ一族の長、パチャカマがパーフェクトカオスの怒りを買ったため絶滅したと思われていたがノクターン族は異次元空間「トワイライトスペース」に追放されていた。ノクターン族はトワイライトスペースに追放されたが、今度はトワイライトスペースに住む民族を支配してしまった。強大な力を持ったノウェムは「元の世界に戻るため」と偽って、戦闘軍団「マローダー」を作り、カオスエメラルドを奪い世界征服を企んでいた。しかしシェイドがソニック達と手を組み、トワイライトスペースに住む民族に渡したカオスエメラルドは取り返され、ソニック達はノクターンに突入。その後、ノウェムはマスターエメラルドの力を吸収してソニック達を倒そうとするが、スーパーソニックに破れる。 ソニックバトルの「エメル」ことギゾイドを作ったのはノクターン族である。また、4000年前のノクターン族が生きているのはトワイライトスペースと普通の世界では時間進行が違うため。 オーボット 声優:岩田光央 『ソニックカラーズ』に登場した、エッグマンが暇つぶしに作った側近ロボットの一体で、突っ込み役。赤い球体状で変形するとボールのようになる。エッグマンの部下だが本心では人使いが荒いエッグマンのことを嫌っている。そのため度々エッグマンに対して余計なことを言っては怒らせてしまう。呆れたりすると度々寝転がるようなポーズをとるなどさぼり癖があるが、命令には基本的には忠実でしっかり者。そのため呆れながらもエッグマンの側に最後まで付き添っていた。エッグマンのことは「ボス」と呼んでいる。『ソニックワールドアドベンチャー』ではデザインや性格が非常によく似ている白いロボットが登場しているが関係は不明。『ソニックジェネレーションズ』にも回想シーンで登場、タイムイーターに魅せられたエッグマンによって宇宙に置いてきぼりにされた場面が描かれている。『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』におけるロンドンフェスタではミニゲームやハテナシールのお邪魔キャラとして再登場しており、パトロールとして活動しているらしいがジェットいわく「あんなやつらに捕まるのは相当なマヌケぐらいだ」と馬鹿にされており、キノピオも彼らが失敗しないか心配していた。なお、同じエッグマンの手下であるメタルソニックとは既に顔見知りでプレイヤーがメタルソニックに話しかけると代わりに話してくれる。エピソードモードではエッグマンとともにメタルソニックの改造している最中、ワリオにワリオカンパニーの雑用として一生タダ働きにされそうになり、エッグマンもメタルソニックの改造の成果を見るためにその条件をのむが、勝利したことで無しになった。ほとんどの者に対して丁寧語を使っている。相変わらず一言多く余計なことを言うがクビになりそうになると困ったり、エッグマンの口のうまさを見習おうと思うなどキューボットに比べれば、忠誠心はある。3DS版ではキューボットとともに審判として活躍している。 キューボット 声優:高木渉 『ソニックカラーズ』に登場した、エッグマンが暇つぶしに作った側近ロボットの一体で、ボケ役。変形すると黄色いキューブ状になる。エッグマンに強く言われないとなかなか動かない怠け者で、のんびりしたところがあるがエッグマンのことは尊敬している。しかし時折、雑用をやらされていることに愚痴ったり、悪意がないとはいえオーボットとは別の意味で悪口を言ってエッグマンを怒らせたり、ソニックばかり相手にしているエッグマンに焼きもちを焼いて「ソニックに計画を台無しにしてもらう」と発言するなど、エッグマンを敬愛しているだけでそれ以外はオーボットとあまり変わらない。声の設定をチップなどで変更することが可能であるが、これは元々の設定である「オヤジギャグ」(言葉に一々オヤジギャグを挟みながらしゃべる)をエッグマンが嫌がり、変更されたものである。劇中ではニンジャに始まり、相撲取り、オネエ声と変更され、一度は元に戻るが最後はラップを口ずさむようになった。そのため口調や一人称、エッグマンの呼称などが一定していない。『ソニックジェネレーションズ』にも回想シーンで登場、タイムイーターに魅せられたエッグマンによって宇宙に置いてきぼりにされた場面が描かれている。『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』におけるロンドンフェスタでは、ミニゲームやハテナシールのお邪魔キャラとして再登場している。この作品でも彼のボケっぷりは顕在しており、子供っぽい口調の設定になっており、一人称は「ボク」でエッグマンを「ボス」と呼んでいるが丁寧語はまったく使っておらず、エピソードモードでは事あるごとにエッグマンの悪口を言ったり、クビになるかもしれないと聞くと喜んだり、挙句の果てに霧の壷の力でエッグマンの偽者を作り、やっつけようと企むなど「ソニックカラーズ」とは違い、オーボット以上にエッグマンを嫌っていると思える描写が増えている。 タイムイーター 『ソニック ジェネレーションズ』に登場。ソニックの誕生パーティに突如出現し、ソニックの仲間達を各世界へとバラバラに飛ばしてしまった謎のバケモノ。タイムイーターの出現や存在そのものは時の流れを乱し、やがては世界の消滅を招くなど極めて危険である。元々はエッグマンが『ソニックカラーズ』での戦いの後、宇宙を漂流した果てでタイムイーターの誕生に出くわしたことに端を発する。やがてタイムイーターの「時空を消す能力」を突き止めたエッグマンが、自身の敗北の歴史を塗り替えるという目的のため、このタイムイーターを生物兵器として改造し、利用した事が発覚する。完全制御を達成するためエッグマンがクラシックエッグマンを呼び寄せ、彼と手を組んだことで真の完成を見る。当初は変幻自在の攻撃に2人のソニックをも寄せ付けない強さを誇ったが、2人がスーパー化したことで逆転され倒された。 インフィニット 声優:近藤隆 『ソニックフォース』に登場。エッグマンによってソニックへの憎しみを詰め込んで作られた究極兵器。 無料DLC「シャドウストーリー」及び、webコミック「RISE OF INFINITE ~無限の萌芽~」で彼の来歴が明かされた。 DLC「シャドウストーリー」では、本編の数か月前に研究所を襲撃しにきたシャドウと邂逅しており、当時は研究所の守りを任されていたが、シャドウらによって部下達は壊滅、自身もシャドウに一方的にやられてしまい、その上雑魚呼ばわりされ歯牙にもかけられなかった事からプライドをへし折れられ、病的に力に執着するようになる。 その後彼はファントムルビーの力を身に着け、弱い自分を捨てるために仮面を被り「インフィニット」と名乗るようになった。性格は 冷酷で好戦的な戦闘狂。エッグマン以外の他者を「ゴミ」呼ばわりし相手にする価値もないと切り捨て、支配者であるエッグマンに対しても(言葉は丁寧だが)挑発的な態度を取る。
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