他のメカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 02:47 UTC 版)
ビッグシューター 全長:28m、重量:250tの双胴の大型機。鋼鉄ジーグ用パーツ射出機である。鋼鉄ジーグよりも巨大な機体にはジーグパーツを数体分格納しており、鋼鉄ジーグの破損に対して瞬時にビルドチェンジ(パーツ交換)を行なえる。撃墜されると鋼鉄ジーグはほぼ無力になるため、相当頑丈に作られているらしい。機体中央部のコアユニット部がビルドベース地下の空洞で加速した後、左右の双胴部と合体して湖底から発進する。水中航行(第7話)や垂直離着陸も可能。幻魔要塞(後述)に捕獲された時は、分離で脱出した後に空中で再合体する「ブレイクアウト」という機能も持つ(第3話など)。 パーンサロイド以外の全てのオプションパーツを積載可能で、ノーマルジーグのスペアパーツも有している。作中では設定に反して、ジーグよりもむしろ小型に作画されている(ジーグと同サイズのハニワ幻人に抱きかかえるように捕獲されたことがある)。パイロットは卯月美和。ただし操縦室は主操縦席に副操縦席が隣接していて、宙が同乗した際にはこちらに着座し、万が一の場合には操縦を代行することもあり(一般航空機と同じシステム)、また宙の部分のキャノピーを開き、宙が空中ジャンプしてサイボーグに変身→ビルドアップすることもあった。 ミサイルを装備しており、自衛やジーグの援護でハニワ幻人や幻魔要塞を攻撃する(後のゲームなどでは磁力光線が追加されている)。 メカドン1号 司馬宙のライバルを自称するレーサー兼自動車整備士、黒鷲のドンとパンチョがジャンクパーツより作り出したロボットで顔はドンに似て下顎が突出している。大きさはジーグと同程度。部品は宙を目の敵にしているドンの高校時代の相撲部の先輩・原田より譲ってもらった。1号は蛇腹関節の長い腕がボスボロット風であったが、下半身はそのままレーシングカーを流用していた。ドンに似せてある。操縦席が下半身の後部にあり、操縦者のドンからは前が見えないという欠陥があるため、肩に手綱をもって馬乗りになったパンチョのサポートなしではまともに動けない。EDにも登場しているが、2号登場後も映像は1号のままであった。 メカドン2号 メカドン1号に続く2号機で、顔立ちはどちらかといえばパンチョに近い丸顔タイプでリスのように頬袋が膨らんでいる。二足歩行を行ない、腕にもハンマーとペンチ状の武器が装備された。また大砲やガムガム弾、ドリルパーツ、人間の手のような5本指のマニピュレーターなど様々な換装パーツを持ち、状況に応じて使い分けられる。上半身と下半身も分離可能で四輪車型の下半身パーツに換装できるほか、上半身だけでも背中のキャタピラで自走できるなどかなりの高性能。1号・2号とも帽子をかぶっているのが特徴(1号はハンチング帽、2号は麦わら帽子のような形状)。設計はダイリ所長で今回も資材はドンの先輩の原田が提供した。メインコクピットは頭部で首からぶら下がったゴンドラ状の部分にパンチョを乗せている。こちらは玩具化(胴体部分にロボットマンを流用)されている。 ビルド・ベース 司馬遷次郎が邪魔大王国の復活を予見して対抗手段として秘かに建造されていた、鋼鉄ジーグとビッグシューターを有する基地。巨大パーツであるパーンサロイドは直接ビルド・ベースから打ち出される。ミサイル、空中機雷といった防衛用兵器を備えている(第26話)。 マシーン・ファーザー ビルド・ベースの中枢を担う、司馬遷次郎の人格をコピーした大型コンピュータ。モニターにはケーシー型白衣を身につけた遷次郎の上半身が映し出され、宙や美和の戦闘をサポートする時もある。基地先端のドーム状の場所に移動することもでき(本来は非常時のバックアップ用として作られたサブコンピュータ)これはビルド・ベースから分離して避難カプセルとなり、ジーグの戦闘を支援することも可能である。最終決戦で避難カプセルがヤマタノオロチに体当たり攻撃を仕掛け、壮絶な最期を遂げた。 ハニワ幻人 ヒミカの忠実な下僕である戦闘ロボット。大きさはジーグと同じく10メートル前後の者が多数を占める。基本的には意志を持っており単独でも活動できるが、主に三幹部の指揮下に入ることが多い。人型に限らず獣型も多数いる。ロボット獣登場後はロボット獣の練習台や旧3大幹部のクーデターなどに用いられ、ジーグと対峙したのは実質的最終話に登場するハニワ幻人エレキのみであった。中には第44話に登場した「ハニワ幻人四天王」のように完成直後にいきなり竜魔帝王に破壊されたハニワ幻人も存在する。 桜多吾作によるコミカライズ版では「化石獣」と呼ばれる。 幻魔要塞ヤマタノオロチ 邪魔大王国の主力母艦で中にハニワ幻人を搭載できるほどの巨大さ。その名の通り8つの大蛇の首を持ち、口から火炎を放射する。石炭を動力源とするが、原子力並みのパワーを出せる。実権が竜魔帝王に移ってからも使用された。 銅鐸 邪魔大王国が探し求める王国に関する古(いにしえ)の重大な秘密を記された祭器。前述の通り、宙の体内に埋め込まれている。 ロボット獣 竜魔帝王の配下である戦闘ロボット。ハニワ幻人よりさらに強化されており、鋼鉄ジーグも強化プランの始動を余儀なくされた。主にフローラの指揮下に入ることが多く、イキマ、アマソは引き続きハニワ幻人を指揮することが多い。 竜魔船 41話から登場する竜魔帝王の巨大戦闘母艦。艦首が竜頭(ロボット獣ドラゴ)になっている。最終話で竜魔帝王が自ら戦ったため、作中で撃墜された描写はない。コミカライズ版ではヤマタノオロチをその口に飲み込む程の巨大さだった。
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