玩具などでの立体化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 00:55 UTC 版)
「イデオン (架空の兵器)」の記事における「玩具などでの立体化」の解説
イデオンは3機のメカが変形して合体する設定だったが、そのギミックにはかなり無理があった。一例を挙げると、ソルアンバーはイデオンの腕・肩を構成しているという設定で、イデオンの前腕になる機体上部が後方に展開するが、ピボットらしきものの描写が一切ない。また機首部分が機体後方へ向かって若干隆起しているが、イデオンおよびイデオデルタに変形すると、その隆起は消滅している。その他にも数々の矛盾があるため、玩具やプラモデルでの完全な変形・合体の再現はほとんど不可能だったが、この変形や合体の再現を試みた玩具もいくつか存在する。 本放送当時、トミーが発売した『奇跡合体』という商品は、各メカがボタン押下でスプリングの力により基本形態から戦闘形態へと一発変形するものだった。ギミック優先のため、Bメカの前半部分やCメカ機首の変形が完全にオミットされているなど、かなりの独自解釈が加えられている。 アオシマから発売されたミニ合体シリーズのイデオンは、同シリーズの仕様に合わせて、頭・腕・胴体・脚の4機が合体する形式だった。頭部メカは地球軍の戦闘機・カービアンクロッサスにイデオンの頭が載っている物だった。他のメカは余剰パーツを加えることでA・B・C各メカの基本形態に、それなりに近い形状にしている。 同じくアオシマから発売された1/600スケールのイデオンは、組み換え変形ながら、基本・戦闘・合体直前・合体状態(イデオン)の各形態を、アニメにかなり近い形で再現できる物になっている。 2007年には、各メカ形態に若干のアレンジが加えられたものの、完全に変形・分離・合体するギミックのついた全高30センチのイデオンが『超合金魂』シリーズで発売された。 2016年10月には、食玩『スーパーミニプラ』シリーズとして製品化された。Cメカはその大きさゆえ二分割され、ほかにAメカ、Bメカの計4種が発売された。差し替えと合体でソル・アンバー、ソル・バニアー、ソル・コンバーとイデオンを再現できる。この商品に加え、Aメカ、Bメカ、Cメカの戦闘形態のパーツと波導ガンを同封した発動セットも発売され、通常版の4形態に加え、イデオ・デルタ、イデオ・ノバ、イデオ・バスタを、波導ガンを構えたイデオンを再現できる。この玩具で初めて、Bメカのソル・バニアー→イデオ・ノバ変形時に全長が縮む設定が、組み換え変形ながら再現された。
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