ビルド・ベース
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司馬 宙(しば ひろし) 声 - 古谷徹 主人公。サイボーグであり、父の遷次郎が発掘した邪魔大王国の重要な秘密を握る「銅鐸」を内蔵している。「鋼鉄ジーグ!」または「チェンジ・サイボーグ!」の掛け声と共に手にはめた専用グローブの拳を合わせると、等身大のサイボーグ体になる。サイボーグからさらに体を丸めた体勢をとると、巨大ロボット「鋼鉄ジーグ」の頭部に変形する。初期のサイボーグには武装はなかったが、第27話以降に強化体(新サイボーグ)となってからは鞭(ジーグビュート)を標準装備した。また配色が大きく変化し、当初は緑系主体の配色が、強化体は赤系主体の配色となった。 ジーグに変身することは邪魔大王国には物語冒頭から知られており、本人や家族を付け狙われるが、一般人から問いただされても否定している(第5話)。 本職は自動車整備工場「司馬モータース」の経営だがカーレースに情熱を向け、フォーミュラカーからスポーツカータイプまでカテゴリーを問わず、暇を見つけてはレースに出場している。 自分でも知らない内に父にサイボーグに改造されており、当初はサイボーグ体への変形もペンダントやグローブの力によるものだと思っていたが、本編途中で初めて真実を知ることになる。熱く突っ走りがちな性格から、当初は自分の運命を受け入れられず遷次郎に反抗的な態度をとることが多かったが、その一方で父の気持ちを理解したいという気持ちも持ち合わせていたようである。家族思いゆえに家庭を顧みず研究に没頭する父に当初は強く反発し、ビルド・ベースの所員となることも潔良しとしなかった。父の真意を知り徐々に鋼鉄ジーグとしての使命に目覚めていくが、第13話で自身がサイボーグであることを打ち明けられ、さらなる苦悩に見舞われる。世帯主として家族を養うことに強くこだわり、ビルド・ベースからの援助を拒否していた。永井豪原作のロボットアニメでは珍しく社会人(他は高校生がほとんど)の主人公であり、実生活との葛藤が本作の一つのテーマであった。 次回予告のナレーションも担当しており、予告の最後には「○○(次回のサブタイトル)にチャンネル・セット!!」と叫ぶのが恒例となっていた。 『テレビマガジン』版漫画ではサイボーグになった経緯が変更されており、銅鐸のありかを喋らない遷次郎への見せしめとして、イキマに襲われ瀕死の重傷を負ったところを遷次郎に改造され命を救ってもらっているため、父との対立は深くない。また、サイボーグとなって蘇生した直後に、遷次郎から「食事で食べた物がエネルギーに変換される」と説明されるシーンもある。 卯月 美和(うづき みわ) 声 - 吉田理保子 / 吉田美保(スーパーロボット大戦シリーズ) ビッグシューターのパイロット。幼い頃に両親が行方不明となり、司馬家に引き取られて宙とは兄妹同然に育った。司馬博士の助手を務める。邪魔大王国の復活を予期して寝食を忘れて備えを急ぐ司馬博士を見て、戦いに青春を捧げることを志願した(第7話での回想)。宙は「ミッチー」と呼ぶ(『冒険王』版漫画では「美和っぺ」)。格闘能力も高く、ハニワ兵士程度なら倒すことが出来る。 黄色いワンピースに白いストレッチタイプのロングブーツ着用といういでたち。ヘアバンドは単なるアクセサリーではなく、両端のスイッチを押すと電動でシールドが下降し、ビッグシューター搭乗時のゴーグルとなる。司馬博士の妻・菊江からは娘のように可愛がれ、菊江から授かった着物姿も披露している。宙への恋愛感情の描写はなく、当の主人公・宙も妹として見ている面が強調されている。 司馬 遷次郎(しば せんじろう) / マシーン・ファーザー 声 - 村瀬正彦(ナレーションも兼任) 宙の父。本人は第1話で死亡するが、生前に意識と記憶をコンピュータ「マシーン・ファーザー」に移し替えていた。本来は考古学者であるが、息子の宙をサイボーグにしたり、巨大ロボットを作ったりと才能の幅は広い。マシーン・ファーザーはビルド・ベース全機能を制御できる。宙が持っているペンダントとも通信可能で、ジーグの戦闘時に助言を送る。ネーミングの由来は、司馬遷および司馬遼太郎。 ダイリ所長 声 - 田の中勇 鋼鉄ジーグの基地「ビルド・ベース」の所長。遷次郎の死後に所長に就任した。戦闘指揮も執るが、危機に陥るとマシーン・ファーザーの指示を仰ぐことも多い。
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ビルド・ベース
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司馬遷次郎が邪魔大王国の復活を予見して対抗手段として秘かに建造されていた、鋼鉄ジーグとビッグシューターを有する基地。巨大パーツであるパーンサロイドは直接ビルド・ベースから打ち出される。ミサイル、空中機雷といった防衛用兵器を備えている(第26話)。
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ビルドベース
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「トランスフォーマーZ」の記事における「ビルドベース」の解説
基地に変形する建設地とマイクロTF、オフロードパトロールチームのフリード色替えであるアイアンワークスのセット。
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ビルドベース
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草薙剣児(くさなぎ けんじ) 声 - 小野大輔 主人公。学生ながらハイパーモーターバイク (HMB) に所属し、チャンピオンライダーとして活躍する。鋼鉄ジーグおよび鋼鉄神ジーグのパイロット。実家のバイク屋「草薙モーターズ」(閉店中)で一人暮らし。 バイクを乗りこなすだけでなく柔道・剣道・空手・合気道など武道百般に長ける。その反面、バカでスケベで食いしん坊と欲望を行動原理としており、物事を深く考えない。 つばきとは幼馴染み。雷鋼馬開発のために犠牲となった両親と幼くして生き別れ、暫くは麻布都珠勾神社に預けられ美和に育てられる。幼少期の性格は軟弱で、なにかにつけ泣いてばかりいた。しかし、つばきの前から離れていた間に自立心を身につけ、良くも悪くも男らしく生まれ変わる。 後述の理由からジーグの操縦者に最も相応しい者として選ばれて雷鋼馬を駆りジーグヘッドに変形、更に鋼鉄ジーグへとビルドアップを果たし、邪魔大王国との戦いの先頭に立つ。大の訓練嫌いで戦闘レクチャーもロクに受けないが、実戦で学ぶ性質でありジーグのシステムを直感的に理解し、武器の運用も想定とは異なる扱い方をするなど型破りだが理に適った戦いを展開する。 かつて宇宙人として地球に漂着し、人類の守護者として邪魔大王国を封印した母・美夜の血を受け継ぎ、銅鐸の巫女であるつばきを守る宿命を持つ。そのため、幼い頃からつばきを守るよう躾られていた。 最終決戦後は司馬レーシングに復帰し、鏡の遺品となったバイクでレースに出場する。 名前の由来は日本書紀に登場する三種の神器のひとつである「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)から。 珠城つばき(たましろ つばき) 声 - 植田佳奈 ヒロイン。剣児の幼馴染みで、麻布都珠勾(まふつすく)神社の巫女で美和の孫娘。性格は明るくお転婆。剣児のバカとスケベには振り回されるが、怒ると過激な制裁を加える。幼い頃は軟弱な剣児を泣かせてばかりいた。 ビッグシューターのサブパイロットで、ジーグパーツ射出は彼女が担当。第8話においてレーダーが攪乱された状態でジーグの位置を正確に割り出し、非武装のビッグシューターでハニワ幻神を退けるなど銅鐸の巫女として覚醒する。だが、その力を妃魅禍に狙われ、捕らわれの身となる。儀式により妃魅禍の傀儡と化し、助けに来た剣児の雷鋼馬とジーグヘッドのまま眠りについていた宙からそれぞれ銅鐸を取り出して妃魅禍に与えてしまう。 月面での決戦時にはビッグシューターで大銅鐸に突入して妃魅禍の懐深くに入り込み精神世界で果敢に戦いを挑むが、つばきが死んだと勘違いした剣児が暴走。宙の機転で鋼鉄神ジーグとなった剣児と共に妃魅禍を打倒した。 最終回のエピローグは彼女のモノローグで締めくくられる。 美角鏡(みすみ きょう) 声 - 千葉進歩 剣児やつばきの通う高校の同級生で、同じ司馬レーシングのチームメイト。アルバイトでビルドベースの研修生をしており、つばきとは公私ともに親しいことから、剣児とは様々な面でライバルであり親友。剣児とは異なってクールで落ち着いた性格から、女子の人気は高く剣児とつるんでいることを不思議がられる。バイクの技量は剣児と互角。 邪魔大王国の復活後はビッグシューターのパイロットを務め、司馬遷次郎の片腕としてジーグによる戦闘の陣頭指揮をとる。 実は太古の昔に地球に漂着した宇宙人であり、本名は多卦流(タケル)。剣児の母・美夜(美夜受)の弟であり、実は剣児の叔父にあたる。すでに寿命が尽きかけており、銅鐸を奪われ無力化した剣児と宙、つばきを逃がすために犠牲となる。 最終決戦後、彼の死は秘密にされ、クラスメイトやファンの女子達には突然転校したと説明がなされている。 タケルのモデルは『電送人バルバー』の主人公。 珠城美和(たましろ みわ) 声 - 兵藤まこ 50年前に初代鋼鉄ジーグこと司馬宙と共に戦ったビッグシューターの初代パイロット。旧姓は「卯月」。愛称はミッチー。つばきの祖母で、剣児の養母でもある。新ビルドベースの司令。 阿蘇付近で妃魅禍と交戦中にビッグシューターが墜落し、その際に宙を見失う。 第12話で初代ビッグシューターで出撃し、宙と往年のコンビネーションを見せる。 司馬遷次郎(しば せんじろう) 声 - 上田陽司 司馬宙の父。『鋼鉄ジーグ』ではテレビアニメ版・漫画版ともに死亡しており、その意識をコンピュータに移した「マシンファーザー」として登場したが、本作では生身である。第7話でゾーン内部に取り残されていた妻・菊枝(声 - 村井かずさ)と娘・まゆみ(声 - 木村亜希子)と再会する。最終決戦後は本業の考古学者に戻った。なお前作から50年が経過しているだけに既に老人であるが、性格は変わっていない。 柳生充子(やぎゅう みつこ) 声 - 野田順子 鋼鉄ジーグの支援を目的とした戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」の隊長を勤める女性パイロット。左目に眼帯をしており柳生十兵衛の血脈を受け継いでいると言われている。 ゾーンから弾き出され、50年の時を経てきた「はぐれ者」である門子と竜子を拾ってチームを結成した恩義により二人からは敬愛されている。また、ビルドエンジェル隊では最も女性的な性格かつ容姿端麗で言葉遣いも丁寧。剣児もメロメロで、第6話では彼女の「おっぱい」を賭け、換装訓練が行われた。尤もらしいことを言うものの性格は他の二人と同様に過激なサディスト。 最終決戦後は剣児の所属するバイクチームのレースクィーンになる。 モデルは『ハレンチ学園』の十兵衛(柳生みつ子)。 早乙女 門子(さおとめ もんこ) 声 - 森夏姫 ビルドエンジェル隊一の大柄な女性。眉間から鼻筋にかけて大きな傷痕があり、早乙女主水之介の血脈を受け継いでいると言われている。力だけなら剣児でも敵わないパワフルな性格の持ち主で、その大柄な容姿故に剣児からは常にゴリラと称されていた。なお、面と向かってこう呼ばれると激怒する。初回から「誘導」と称して雷鋼馬に乗る剣児に上空から機銃掃射を浴びせるなど容赦がない。 最終決戦後は柳生隊長と同様に剣児のバイクチームのレースクィーンとなる。 モデルは『ガクエン退屈男』の早乙女門土。 身堂竜子(みどう たつこ) 声 - 岡村明美 ビルドエンジェル隊の一員。第5話で渦潮の講釈をするなど博識な描写がされているが、同時に物騒な発言をすることも。早乙女隊員ともども50年前に時間軸が停止したゾーンからの帰還者である。 最終決戦後は柳生隊長と同様に剣児のバイクチームのレースクィーンとなる。 モデルは『ガクエン退屈男』の身堂竜馬。 司馬宙(しば ひろし) 声 - 諏訪部順一 初代鋼鉄ジーグ。50年前に父・遷次郎にサイボーグに改造されて戦いに送り出され、美和とコンビを組んで邪魔大王国と戦っていた。九州・阿蘇での最終決戦において自らの体内に隠されていた銅鐸の力を発動させ、発生したゾーンの中に邪魔大王国と共に消え消息不明となる。その身は無意識の内に高千穂へと運ばれ、そこで擱座していた。しかし、剣児たちより一足早く訪れた壱鬼馬にジーグヘッドと化したまま拉致される。銅鐸を欲する妃魅禍に拷問されるも堪えていたが、妃魅禍に操られたつばきにより銅鐸を抜き出される。剣児たちに救出された後、ビルドベースで修復作業を経て復活を果たし家族や美和との再会を果たす。 第11話で復活した後は戦線に参加。第12話ではサイボーグ形態への変身や鋼鉄ジーグへのビルドアップを果たすが、前作後半の新サイボーグ形態ではなく旧作序盤のサイボーグ形態だった(現代風への改良はされていた)。 月面決戦では新旧ジーグによる共闘で邪魔大王国を圧倒。決戦終盤において剣児が悪鬼と化し暴走したのを止めるため、自らの銅鐸を与えた。 最終決戦後は、50年ぶりに司馬レーシングのオーナーに復帰する。 大利博士(だいりはかせ) 声 - 千田光男 ビルドステーション所長。遷次郎と同様にかなりの高齢だが、無重力空間が長寿の秘訣らしい。 破瑠覇(バルバ) 物語の後半から登場した巨大な白い虎。剣児の力を見定めるために何度も現れ、彼に襲い掛かる。後に剣児のつばきを命に掛けても救って見せるという意志を受け取り、良きパートナーとなり、ジーグと共に戦う。作中では語られなかったが、元は鏡が可愛がっていた宇宙生物である。 モデルは『電送人バルバー』のバルー。 第10話でジーグと合体して共闘。最終話でジーグと融合合体し、鋼鉄神ジーグとなる。 草薙美夜(くさなぎ みや) 声 - 沢海陽子 剣児の母。本名は美夜受(ミヤヅ)。美角鏡ことタケルとは姉弟であり妃魅禍たちとは同族にあたる。太古の昔に外宇宙から航行中にトラブルにより地球に不時着した。その際、黎明期の人類を力で支配しようとしていた妃魅禍たちと対立。戦いの最中に封印の力を用いて邪魔大王国もろとも数千年の眠りにつく。 目覚めた後は司馬遷次郎に協力して銅鐸を託し、初代鋼鉄ジーグ(司馬宙)を生み出す手伝いをする。邪魔大王国との戦いの最中に発生したゾーン現象で宙を失ってからは、来たるべき次なる戦いに備え、夫と共に銅鐸を宿したバイク・雷鋼馬の開発に携わる。だが実験中の事故で死亡したとされる。幼い頃から剣児に銅鐸の巫女であるつばきを守るよう躾けていた。
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