数体とは? わかりやすく解説

代数体

(数体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 03:56 UTC 版)

数学体論代数的整数論における代数体(だいすうたい、: algebraic number field[注 1])とは、有理数体の有限次代数拡大体のことである。代数体 K の有理数体上の拡大次数

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。2015年10月
  • 河田, 敬義『数論 -古典数論から類体論へ-』岩波書店、東京、1992年。 
  • 森田, 康夫『整数論』東京大学出版会、東京、1999年。 
  • ノイキルヒ, J. 著、足立恒雄(監修)・梅垣敦紀 訳『代数的整数論』シュプリンガー・フェアラーク東京、東京、2003年。 
  • Milne, James S. (2020) (PDF). Algebraic Number Theory (v3.08). https://www.jmilne.org/math/CourseNotes/ANTc.pdf 

外部リンク


数体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 20:58 UTC 版)

一般数体篩法」の記事における「数体」の解説

f が Q (有理数体上の k 次多項式であり、r がf の複素数根であるとする。すると f(r) = 0 であるが、これは、 rk を r の k 乗未満累乗線形結合として表すように書き換えることができる。この方程式用いて指数 e ≥ k のr のべき指数を減らすことができる。たとえば、 f(x) = x2 + 1 で r が虚数単位iである場合、 i2 + 1 = 0 、すなわち i2 = −1 となる。これにより、複素積を定義できる。 ( a + b i ) ( c + d i ) = a c + ( a d + b c ) i + ( b d ) i 2 = ( a cb d ) + ( a d + b c ) i . {\displaystyle (a+bi)(c+di)=ac+(ad+bc)i+(bd)i^{2}=(ac-bd)+(ad+bc)i.} 一般に、これは代数体 Q[r] に直接つながる。Q[r] は、次の式で与えられる複素数集合として定義できるa k − 1 r k − 1 + . . . + a 1 r 1 + a 0 r 0 ,  where  a 0 , . . . , a k − 1  in  Q . {\displaystyle a_{k-1}r^{k-1}+...+a_{1}r^{1}+a_{0}r^{0},{\text{ where }}a_{0},...,a_{k-1}{\text{ in }}\mathbf {Q} .} このような2つの値の積は、積を多項式として取り上記のように指数e ≥ k の r のべき指数減らして、同じ形式の値を求めることで計算できる。この数体が実際に k 次元であり、さらに小さな数体に縮退(collapse)しないことを保証するには、 f が有理数既約多項式であれば十分である。同様に整数環 OQ[r] は、整数係数モニック多項式の根である Q[r] の部分集合として定義できる場合によっては、この整数環は環 Z[r] と同等である。ただし、 d ≡ 1 mod 4場合の Q[√d] など、多く例外がある。

※この「数体」の解説は、「一般数体篩法」の解説の一部です。
「数体」を含む「一般数体篩法」の記事については、「一般数体篩法」の概要を参照ください。

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