他のメガデウス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 10:03 UTC 版)
「THE ビッグオー」の記事における「他のメガデウス」の解説
ドロシー1(Dorothy-1) Act:01に登場。ウェインライト博士が設計したドロシーの姉である女性型メガデウス。月をモチーフにしている。鋏のような腕からは触手状のエクステンションアームを出し、ビッグオーを持ち上げるほどの怪力を持つ。エクステンションアームの先端から放つビームは金庫の扉を焼き切り、さらにその先端のアームで紙幣の原版を盗難しようとした。腕が展開して突出する爪状のウォームハングを使い、連続突きで攻撃する。何かに反応すると顔面内から流れるようにライトが点滅する。ビッグオーと格闘戦を繰り広げた末に、サドンインパクトで胸部を打ち抜かれて機能停止した。機能を停止した際に顔面が消灯、真っ黒になる。 再生ドロシー1(Dorothy-1 rebirth) Act:02に登場。破壊されたドロシー1を、ドロシーを制御回路にして顔面に内蔵することで再起動させたもの。操縦はドームの外からベックがスレーブシステムを介して行う。胸部にはサドンインパクトで打ち抜かれた跡がそのまま残されている。エクステンションアームを変形させたドリルランサーが主な武装。ビッグオーに取り押さえられ、ロジャーがドロシーに接続された配線を切り離したことで機能を停止した。 アーキタイプ(Archetype) Act:04に登場。シュバルツバルトに発掘されたメガデウス。ビッグオーの原型と推測されており、頭部の形状は装甲を外したビッグオーと同じ。ドロシーを求めて突如動き出し、素早い動きと頭部からの電撃でビッグオーを翻弄するが、ミサイルパーティーで撃破された。ドロシー曰く「あれはいてはいけないもの」。アーキタイプとは心理学における概念「元型」であり、パラダイムシティの地下における集団的無意識と関係している。Act:14では異世界にて新聞の記事に掲載。「地下鉄工事現場で発見された巨人」との見出しで新聞の記事に掲載される。ロジャーが見るメモリーでは大量に存在し、リヴァイアサンと共にザ・ビッグと闘っている。 オスレイル(Osrail) Act:05に登場。謀殺されそうになった軍警察士官を救出し、彼の復讐に手を貸したメガデウス。自ら作り出した霧に「ゴースト」と呼ばれるホログラムを投影して自身の位置を隠し、曲射可能なプラズマ火球で様々な方向から攻撃を仕掛けることができる。ビッグオーのセンサーでプラズマ火球の射線を把握され、アークラインで破壊された。名はフランツ・バートン著のバードンの魔術世界における死を司る天使オスレイルに由来。 コンスタンツェ(Constanze) Act:06に登場。R・インストルと直結することにより動くメガデウス。フォノソニックマシーンを利用した破壊音波でパラダイム社の破壊を計った。限定破壊ビームを放つ。名はモーツァルトの妻に由来。 ダゴン(Dagon) Act:07に登場。海の底に眠っていたがメモリーを求める男たちによって目覚めたメガデウス。出現した当初は全身を海草に覆われており、軍警察の砲撃で全貌を露わにした。両肩に3連装の大型ミサイルを内蔵している。本機の頭部には重要なメモリーが記録されていたが、ロジャーはメモリーの悪用を防ぐ為、あえてサドンインパクトを頭部に打ち込んで撃破した。名前の由来は聖書にも登場するペリシテ人の神ダゴンから。メインライターである小中千昭お気に入りのクトゥルー神話にも海神として登場する。 ベックビクトリーデラックス(Beck Victory Deluxe) Act:09に登場。ベック一味がダンディ・ワイズを恐喝し得た金とパーツで作ったヘビーメタルユニット。上半身が回転して不意打ち可能なのが特徴。胸部からミサイルを放ち、手を回転させながらビームを放つ「フィンガー攻撃」を行う。 エウメニデス(Eumenides) Act:10に登場。小さな玩具サイズと、そのまま巨大化させたものの二種類がある。レトロな玩具風の外観をしたロボット。異国の女テロリスト、ファントムのリモコン操作で稼動する。爆破テロに使われた。目から破壊ビームを放つほか、体内に多数の自爆用爆弾を搭載しており、自爆テロに利用されそうになったが、ビッグオーのアークラインで爆破された。名はギリシャ神話における復讐の女神エリーニュスの別名に由来。 ロベスピエール(Robespierre) Act:13とAct:14に登場。海の向こうからやって来た「異国のメガデウス」の一体。ドリルの腕が特徴。電撃を放つ。フーシェと共に、両腕のサドンインパクトを撃ち込まれたが、あまり効果はなかった。モビーディックアンカー全方向射出により、体を貫かれ動きを停止する。ビッグファウの胴体を運ぶ。軍警察により回収されAct:16で海底の秘密基地にあるハンガーに吊られており、Act:17ではビッグファウの部品を摘出された。破棄された残骸からボナパルトへと合体。首部分と、胴体にくっついたドリル部分。名はフランス革命に関わった人物に由来。 カルノー(Carnot) Act:13とAct:14に登場。海の向こうからやって来た「異国のメガデウス」の一体。サドンインパクトはあまり効果がなかった。大きな頭部が特徴。電撃を放つ。口は開閉が可能で、口内から破壊音波を発し、ビッグオーの右腕を引きちぎった。モビーディックアンカーにより機能停止。ビッグファウの頭部を運ぶ。軍警察により回収されAct:16で海底の秘密基地にあるハンガーに吊られており、Act:17ではビッグファウの部品を摘出された。破棄された残骸からボナパルトへと合体。胴体部分になる。名はフランス革命に関わった人物に由来。 フーシェ(Fouche) Act:13とAct:14に登場。海の向こうからやって来た「異国のメガデウス」の一体。左右非対称の2本角が特徴。電撃を放つ。ロベスピエールと共に両腕でのサドンインパクトを撃ち込まれるが、効果は無し。モビーディックアンカーにより機能停止。ビッグファウの腕を運ぶ。軍警察により回収されAct:16で海底の秘密基地にあるハンガーに吊られており、Act:17ではビッグファウの部品を摘出された。破棄された残骸からボナパルトへと合体。首部分になる。名はフランス革命に関わった人物。 グリンダ(Grinda) Act:15でロジャー達が元元老院議員のメモリーについての事実を知ったと同時に出現。ウェインライト博士が作ったとされるメガデウス。やはり女性型である。ドロシー1が月であるのに対して、グリンダのデザインは太陽をモチーフにしている。膝に隠し持った剣と高い跳躍力から生まれるキック、頭部の飾りから出るビームが武器。内蔵されている剣はビッグオーのシールドを切り裂くほどの威力を有する。ビッグオーに剣共々殴り倒されたところに、Oサンダーを撃ち込まれて粉砕された。名は『オズの魔法使い』に登場する「北の良い魔女」に由来。 リヴァイアサン(Leviathan) Act:17に登場。メガワームと呼称されるアーキタイプの一種。シュバルツの預言により、荒野の砂漠からパラダイムシティへと出現。爪から液状化衝撃波を放ち、街を砂塵に帰す。ビッグオーに取り押さえられた際に爪を自身の身体に押し当てられ、滅ぼされた。アーキタイプと同じくドロシーを求めてパラダイムシティを襲撃した模様。体に17という数字が書かれている。名は旧約聖書に出てくる巨大な海獣に由来。 ベック・ザ・グレートRX3(Beck The Great RX3) Act:18に登場。日系企業ヨシフラ・ヤカモト工業が製造した。3体のマシンの変形・合体(ベック曰く、ファイナルトゥギャザー)により完成。構成マシンは、頭部がベックの操縦するスポーツカー(通称ベック・モービル)、下半身がTボーンのトレーラー、上半身がダヴの建設用車両から成る。武器は、両肩上のパーツを分離・結合させた三日月形の剣(形状からブーメランとも)。力の入った作画で合体シーンが描かれ、専用のBGMが付けられ、必殺技の演出までされたが、必殺技の長い動作が仇となりビッグオーのOサンダーで破壊された。ゲーム『スーパーロボット大戦Z』では味方ユニットとしてスポット参戦し、本編で見る事のできなかったこの必殺技の全容が明らかになる。 ボナパルト(Bonaparte) Act:20とAct:21に登場。セントラルドームにカルノー、フーシェ、ロベスピエールの残骸が飛来し、合体したメガデウス。怪力とプラズマ放電を武器とする。腕はフーシェのように常時上げっぱなし。フーシェとロベスピエールの首に、ロベスピエールのドリルが胸に付いており、カルノーの胴体。サドンインパクトの直撃に耐え得るだけの強靭な装甲も兼ね備える。二つの首はろくろ首のように伸縮し、巻き付く。セントラルドームに侵攻するが、ビッグファウの腕部コークスクリューで粉砕、コークスクリューパンチで胴体を貫かれ、背中の触手型ビームであっけなく撃破された。名はナポレオンに由来。また、合体シークエンスは『ウルトラセブン』のキングジョーのパロディでもある。 ベヒモス(Behemoth) Act:25に登場。「メモリーを求める亡者」。アーキタイプに似た顔に、肩にはドリル、ビッグオーの十数倍のサイズを誇る四足の超巨大メガデウス。ヴェラがメモリーの真実に絶望し、自殺したことにより出現。しかしビッグオーに抱え上げられながら登場し、天井から落下してきた破片に潰された。名は聖書に登場する水陸両生の巨大な動物に由来。
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