悪役の性別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:34 UTC 版)
「13日の金曜日 (1980年の映画)」の記事における「悪役の性別」の解説
この映画は、悪役が女性であることについて批判的な議論を巻き起こした。この点については、映画学者のキャロル・J・クローバーが、パメラ・ボーヒーズが犯人であることが明らかになったことを、ホラー映画の歴史の中で「ジェンダーの壁を取り払った最も劇的なケース」と指摘している。犯人の一人称視点のショットについて、クローバーは、「『私たち』(観客)は、1時間の映画の間に何人ものティーンエイジャーをストーキングして殺すのだが、『私たち』が誰なのかさえわからない。従来の予想や、重たいブーツを履いた足や乱暴に手袋をはめた手など、『私たち』自身の身体の一部が垣間見えることで、『私たち』は男性だと思うように誘われるが、映画の終わりに『私たち』は女性であることが明らかになる」と書いている。
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