選ばれし子供たち
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「デジモンアドベンチャー:」の記事における「選ばれし子供たち」の解説
八神 太一 声 - 三瓶由布子 本作品の主人公。小学5年生。熱く強い責任感をもち、自分のことよりも人のために行動ができる11歳。突然のネットワーク空間での戦いの中でも、その時自分がなすべきことは何か正確に判断し、ピンチをチャンスに変えていく。 石田 ヤマト 声 - 浪川大輔 小学5年生。島根県在住。太一よりも一足先にネットワーク空間に飛び込んでいて、未知の世界を探っていた。口数が少なく、常に行動優先のために誤解されやすいが、それは全て仲間たちを守るため。太一とは対立もするが、いざという時にはお互いを信じ、頼りにしあっている。 武之内 空 声 - 白石涼子 小学5年生。太一とは幼なじみ。クラスでも他の女子に頼られる姐御肌。ネットワーク空間に飛び込んでも、状況を理解してすぐに太一と行動をともにする。最初期はサンバイザーという帽子をかぶっていたが、スナイモンに襲われて川に飛び込んだ際になくしてしまったため、それ以降は新しい帽子をかぶっている。 泉 光子郎 声 - 小林由美子 小学4年生。太一とは同じマンションに住んでいる。引っ込み思案だがネットに強く、情報を集めて解析することが得意。首都環状線の事件をきっかけに太一と親しくなり、ともに冒険へと飛び込んでいく。 太刀川 ミミ 声 - 高野麻里佳 小学4年生。渋谷区在住。終始マイペースで自分の興味最優先のお嬢様。太刀川重工の会長の孫娘。 森の中でタネモンを守ろうと「女王」として暮らしていたが、太一たちを果物泥棒と間違えて罠で捕縛する。彼らから自身が「選ばれし子供たち」の一人だと知る。光子郎がエンコードしたニュース動画の中で祖父の言葉を聞いたこともあり、オーガモンや操られた果物泥棒のタスクモンたちとの戦いを機に自分たちで王国を守ると決意したタネモンたちと別れ太一たちと旅立つ。 城戸 丈 声 - 草尾毅 メンバー最年長でサブリーダー。小学6年生。中学受験を控えて、どこにいようと受験勉強に余念がない。最年長なので常に仲間たちのまとめ役になろうと奮闘する。 高石 タケル 声 - 潘めぐみ 小学2年生。ヤマトの弟。ある事情から兄とは別々に暮らしているが、第1話の首都環状線の事件をきっかけに不思議な感覚を抱くようになった。 八神 ヒカリ 声 - 和多田美咲 太一の妹。小学2年生。普段から浮世離れしたような言動で、第1話で母と共に首都環状線の事件に巻き込まれてしまった際、兄・太一のネットワーク空間内での活躍を感じ取っていた。
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選ばれし子供たち
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「デジモンアドベンチャーの登場キャラクター」の記事における「選ばれし子供たち」の解説
サマーキャンプに参加及び参加予定の子供8人。4年前に起きた『光が丘爆弾テロ事件』と世間で呼ばれるデジモン事件の目撃者という共通点がある(『デジモンアドベンチャー:』ではサマーキャンプ前で交流は薄い)。 全員『聖なるデヴァイス』とデジタルワールドで呼ばれるデジヴァイスを手に入れ、後に完全体以降のデジモンへの進化を可能にする紋章とタグも手に入れる。 また太一達を選ばれし子供たちに選んだのは「デジタルワールドの安定を望む者(小説版ではホメオスタシスと呼ばれている)」である。 八神 太一(やがみ たいち) 声 - 藤田淑子 / 三瓶由布子 紋章 - 勇気 年齢 - 7歳(劇場版1作目)→11歳 本作の主人公。彼をはじめ、本作の選ばれし子供たちはタケルを除き東京都港区台場(『:』では神奈川県川崎市中原区)近辺に在住している熱血少年。パートナーデジモンはアグモンで、第15話でオレンジ色の「勇気の紋章」を手に入れる。ボサボサの長髪にゴーグル、左腕には黒いサポーター(『:』ではつけていない)で白い手袋をしている(『:』で手袋をしているのは彼のみ)。一人称は「オレ」。 お台場小学校(『:』ではムサコ小学校)の5年生で、サッカー部のエースストライカー。トレードマークのゴーグルをいつも身につけている。一見無鉄砲かつ大雑把で細かいことは気にしないが、人をまとめる力を持ち、全員からリーダーに任命されるほどのカリスマ性がある。空曰く「一人で突っ走るタイプに見えて周りの状況を冷静に見ている」上、部活では後輩の面倒見もよい。少し無神経なところはあるものの、光子郎やタケルにとっては頼れる兄貴分である。責任感が強く、ヤマトや空、丈とは違う形で重大なことは自分一人で背負い込んでしまうことが多くあった。冷静に見えて感情的なヤマトとは対立が多かったが、お互いの事は認め合っており友情も深まっていった。 人間世界(現実世界)から持ってきていた物はヘアバンドの上にかぶせたゴーグルと単眼鏡で、単眼鏡は方向や遠方の様子を見るためによく使用されていた。『:』で単眼鏡を使用したのは第7話から。 簡単な料理なら作ることができ、劇場版1作目では目玉焼きだったが、テレビ本編ではオムレツ(オムライス)を作れるようになった。その際「料理はヤマトに教えてもらった」と語っている。目玉焼きは醤油をかけて食べる。 ファイル島に来てからは持ち前の行動力を発揮して子供たちの引っ張り役となる。サーバ大陸では紋章をいち早く手に入れた事から勇気と無謀をはき違えて焦りからグレイモンをスカルグレイモンへと暗黒進化させたり、データで成り立っていることを知った事でゲームと同じような感覚で無茶な行動をとることもあった。しかしデータといっても現実世界と同じようにやり直しが効かないことも理解し、ピッコロモンの修行や空がナノモンに捕らわれたことなどを通して恐怖や失敗を乗り越える本当の勇気も身に着けていく。 第21話ではメタルグレイモンがエテモンを倒したときに生じた亀裂に吸い込まれたことで一人だけ現実世界に戻ってしまうが、仲間やアグモンを心配して、1時間でデジモンワールドに戻った。その後ピコデビモンの策略によってバラバラになっていた6人を集めて、第28話で現実世界に帰る際に正式に仲間全員からリーダーとして任命された。 ダークマスターズ編では「ウィザーモン・チューモン・ピッコロモン・ホエーモンと言った出会ったデジモン達が自分たちのために犠牲になったからこそ犠牲を無駄にしない為に戦わねば」と正論を突き進むが、それがミミを初め、度重なる犠牲に疲弊する仲間の心情への配慮不足が目立ち、ヤマトとの衝突が再び激しくなる。ヤマト達が離脱してからは「ヤマトならばどんな意見を出すか、タケルにもしのものことがあれば」と慎重になり、只前に進むだけでは駄目だと悟る。終盤では敵との戦力を分析してピエモンを倒すためにそれぞれの役割を考えるなど、仲間をまとめるリーダーとして成長していった。 3年前、風邪で熱を出していた妹のヒカリを風邪が良くなったと思い遊びに連れだし、危うく死なせかけてしまったことがあり、ヒカリに対して多少過保護な所がある(しかし小説版ではこのエピソードはカットされている)。 また、機械の扱いが粗雑(いわゆる機械音痴)で、光子郎のパソコンを叩いて直そうとしたり、劇場版2作目ではパソコンを誤ってフリーズさせて危機に陥った事も。 図工が苦手で、地図を描いたつもりが落書きのような雑な絵になるほど。着ている服は星のマークが付いている青色で、パートナーの体色と紋章とも補色になっている。 『:』では東京のネットワークに障害が発生した事で首都環状線に閉じ込められたヒカリと母を助ける手立てを光子郎と共に探していた中、ネットワーク空間に導かれ、コロモン(直後、アグモンに進化)と出会うと同時にデジヴァイスを手に入れる。光子郎から本件の原因がネットワーク空間にある事を報され、直接原因を与えているアルゴモン(幼年期II)の群れに立ち向かう。その最中、成熟期に進化したアルゴモンに対してアグモンをグレイモンに進化させ、撃退に成功する。その後、新たに米軍の情報ネットワークが狙われている事を知り、そこで出会ったヤマトと共に赴きアルゴモン(幼年期II)の群れに襲撃するも、アルゴモン(成長期)の進化を許してしまう。進化したアルゴモン(完全体)に対して、ヤマトから提案されたグレイモンとヤマトのガルルモンの捨て身の作戦を実行するも、その後アルゴモンが究極体へと進化してしまうが、オメガモンが誕生したため、アルゴモンを倒すことに成功すると同時に元の場所に戻されるが、サマーキャンプ後に再びデジタルワールドへ旅立つ。 『デジモンクロスウォーズ|~時を駆ける少年ハンターたち~』における詳細はそちらを参照。 データカードダスデジモンクロスウォーズ 超デジカ大戦では、第3弾からジェネラルとして使用可能となった。 『デジモンアドベンチャーVテイマー01』の八神太一とは、最初は何らかの形でリンクさせる予定だったが、結局パラレルワールドでの同一人物となった。英語名:タイチ・"タイ"・カミヤ(Taichi "Tai" Kamiya) 朝鮮語名:シン・テイル(ハングル:신태일) 石田 ヤマト(いしだ ヤマト) 声 - 風間勇刀 / 浪川大輔 紋章 - 友情 年齢 - 11歳 太一と同じお台場小学校の5年生(『:』では島根県の小学校の5年生)。パートナーデジモンはガブモンで、第18話で青色の「友情の紋章」を手に入れる。子供会のキャンプには、弟のタケルと一緒に参加していた。金髪碧眼の美少年。フランス人のクォーター。『:』では紫のシャツに左手首に緑のスカーフを巻いている。一人称は「オレ」。 クールに見えるが実際は仲間想いで情に厚い性格。基本的に周りが疲れたり傷つくのに耐えられず、仲間たちの疲労や精神状態といったコンディションには人一倍気を遣っており、慎重な安全策を取ることが多い反面、神経質で感情的になりやすく本気で怒ったりイライラしたりすると仲間に八つ当たりすることもある。無鉄砲に見えて理性的な太一とは殴り合いになるほど対立したこともあったが、お互いのことは認め合っており友情も深まっていった。 両親が3年前(『02』の時期から数えれば6年前)に離婚し、父・裕明と二人暮らしをしている。小学生男子ながら家事全般を担当しているため料理が得意。なお、弟のタケルは両親の離婚時に別れた母・奈津子に引き取られた。 タケルには非常に過保護な面を見せ、彼曰く「一人では何もできない」タケルを守ることを自分の務めとしてきたが、迷惑をかけたくないと思うタケル本人は徐々にその不満をため込んでいた。タケルの事になると視野が狭まってしまう事が多く、それ故に太一と殴り合ったり、丈を足手纏いと判断してしまうこともあった。 人間世界(現実世界)から持ってきていた物はハーモニカのみであり、たまにハーモニカでブルースハープを吹いている(PSPゲーム版では音色が異なる)。『:』ではハーモニカを吹く場面はない。 目玉焼きはマヨネーズをかけて食べる。 戦いが激化する中、正論を突き進む太一と何度か衝突し、ピノッキモンの手から自分の助けを借りずに逃れたタケルの成長を受け入れられず自分の内面と戦うようになった。その後ジュレイモンに唆され太一に勝負を挑み、一度仲間の元を離れて闇の洞窟で自分の心の闇と向き合う。ガブモンの言葉で自分の必要性を見出し、タケルの成長を受け入れることができるようになり、今度は闇に捕らわれそうになった空を助け出した。 『:』では第2話から台詞がつく。太一より一足先にネットワーク空間に飛び込み、未知の世界を探っていた。太一達のアルゴモン撃退後に現れる。東京在中ではないため太一や光子郎とは初対面で、彼らを苗字で呼んでいる(第18話で太一を初めて名前で呼ぶ)。米軍の情報ネットワークが標的にされている事を知らされ、太一と共に赴きアルゴモン(幼年期II)の群れを襲撃するもアルゴモン(成長期)の進化を許してしまう。進化したアルゴモン(完全体)に対して自身のガルルモンと太一のグレイモンとで捨て身の作戦を実行するも、その後アルゴモンが究極体へと進化してしまうが、オメガモンが誕生したため、アルゴモンを倒すことに成功する。こちらでは落ち着いた性格をしており、『無印』とは異なり、正論を突き進む太一と何度か衝突しているところは殆ど見られなくなっている。 公式サイトのアンケートにおいて「選ばれし子供たちの中で1番好きなキャラは?」で3回連続で1位を取るほど、ファンからの人気が高い。 ドラマCDでは自分のことを「二枚目」と言っていた。なお、野球部という設定があったが、劇中では全く触れなかった。 劇場版1作目ではアニメ版とは声優が異なる。英語名:ヤマト・"マットゥ"・イシダ(Yamato "Matt" Ishida) 朝鮮語名:メティュ(ハングル:매튜) 武之内 空(たけのうち そら) 声 - 水谷優子、永野愛(劇場版1作目)/ 白石涼子 紋章 - 愛情 年齢 - 11歳 お台場小学校の5年生。パートナーデジモンはピヨモンで、第20話で赤色(ピンク色)の「愛情の紋章」を手に入れる。ショートヘアーで頭をすっぽり覆った帽子、黄色いシャツで赤い手袋をした少女。一人称は「私」が多いがまれに「あたし」と言うこともある。太一とは幼馴染で、サッカーでツートップを組んでいた友人でもある。『:』では蝶のアップリケがついたピンクのシャツで右手首に赤いリストバンドをしている。 一見ボーイッシュだが真面目で面倒見が良い性格。まとまりのないメンバーではお姉さん(お母さん)的存在になっている。それ故に責任を感じ、嫌な事も自分の中にしまい込んで我慢してしまう時もあった。バードラモンの足に片手で掴まったり、ワルもんざえモンから逃げる時にタケルやピヨモンを抱えて走ったり、デジモンの攻撃を生身で受けても平然といられるなど、体力はある。話が進むごとに表情が豊かになり、メンバーのムードメーカー的存在となっていた。 目玉焼きはソースをかけて食べる。 人間世界(現実世界)から持ってきていた物は旅行用救急セット(絆創膏と消毒薬と針と糸)、『:』では買い物帰りに買った防災グッズ(懐中電灯や双眼鏡、ナイフなど)。被っている帽子は頭をすっぽり覆っているためヘルメットを被っているようにも見えるが実際は布製でできており(第11話などで脱ぐシーンがあり、丈がバケモンを成仏させるための木魚代わりに使ったこともある)、『:』ではこの帽子は防災グッズとして買ったもの(それまではサンバイザーだったがスナイモンに襲われ川に飛び込んだ際に失くしてしまう)。 サーバ大陸ではナノモンに囚われの身となり、紋章の力を利用されそうになるも、太一の活躍によって救出される。その後、太一を探しに向かった際に、自分の紋章が「愛情の紋章」であると知り、母親との確執から思い悩んでパーティを離脱。それが原因でメンバーの分散が進んでしまうが、ピコデビモンの暗躍を阻止すべく陰ながら奮闘した。その後は悩みを打ち明けてメンバーに復帰。怪我を押してでもヴァンデモンに立ち向かうピヨモンを心配して止めるうちに、自分を止めた母親の愛情を理解・和解した。 ダークマスターズ編では離脱したヤマト・ミミ・丈を探しに向かった際に、責任感に押し潰されて闇に囚われてしまうが、丈とヤマトの協力で闇を振り払った。 劇場版第2作では誕生日が3月近辺だと明かされ、本作の選ばれし子供達の中で唯一、誕生時期が明らかになっている。太一から髪飾りをプレゼントされたが帽子が似合わないと解釈して喧嘩になっていたが、仲直りした。 『:』では第3話から台詞がつく。サマーキャンプでは太一と別の班だった。買い物帰りですれ違った太一の後を追いデジタルワールドへ飛び込むことになるが、状況を把握し行動する。こちらではより姉御肌の性格になっている。 『:』での声を担当した白石は『デジモンクロスウォーズ』で陽ノ本アカリを始めとした数多くのキャラクターを担当した。英語名:ソラ・タケノウチ(Sora Takenouchi) 朝鮮語名:ハン・ソラ(ハングル:한소라) 泉 光子郎(いずみ こうしろう) 声 - 天神有海 / 小林由美子 紋章 - 知識 年齢 - 10歳 お台場小学校の4年生。パートナーデジモンはテントモンで、第18話で紫色の「知識の紋章」を手に入れる。赤毛のボサボサ頭にオレンジのジャケット(『:』ではオレンジのパーカーシャツ)を着ている。一人称は「ぼく」。 学校の正課クラブでサッカーを選択しており、学年混合であったと思われ、そこで太一と面識があり慕っていた(『:』では太一と同じタワーマンションの上の階の住民)。空は太一と同じお台場サッカークラブでサッカーをしているが、正課クラブではものを選択をしているのか、光子郎とは面識がなかったようである。なお、光子郎が正課クラブでサッカーを選択した理由は「どうしても体育系の中からひとつを選ばなければいけなくなった時、個人競技よりチーム競技の方が一人一人の関わりが少なくてすむし、野球よりもサッカーの方がポジションが曖昧で無理に人と関わらなくてすむと考えた」ため。光子郎の部屋のクローゼットには野球道具が置いてある。。 クラスメイトのミミと比べてかなり小柄で、背丈は頭一つ分近く差がある。性格は知的で理論派。一つの興味に集中すると周りが見えなくなり、そのせいで第10話でミミを泣かせたり怒らせたりした事も。ベーダモンに知りたがる心を奪われ無気力になったこともある(第24話での出来事が第21話にて描かれている)。 人間世界(現実世界)から持ってきていた物はパイナップルマークのノートパソコン、携帯電話、デジタルカメラ、パソコン用のマイク付きヘッドフォン。 パソコンには第24話でゲンナイからもらったデジモンアナライザーというデジモンの詳細を表示するソフトが入っている。そのほかでもこのパソコンは要所要所で活躍する。他にもデジモン達が踊ったり、チューモンが風船を膨らませて爆発するという何の役にも立たない機能までついている。 目玉焼きはポン酢を少々をかけて食べる。 デジタルワールドの謎を常に研究しており、適切な行動指針を立てられるため、リーダーである太一の信頼も厚く、ヴァンデモン編で現実世界へ戻るときも太一自ら指名し選ばれし子供達の参謀役として活躍。何かと太一と行動することが多い。 デジモンカードの配列の秘密を解いたり、劇場版2作目では彼の機転でディアボロモンの動きを止めるなどした。ダークマスターズ編でもムゲンドラモンと情報戦を繰り広げるが、それが裏目に出てしまうこともあった。 たまたま両親の本当の子供でないと知ってしまった過去から人付き合いが苦手になり、他人と距離を作りがちで誰に対しても敬語を使い、パソコンなどに逃避するようになっていた。実の両親は交通事故で亡くなっており、彼の養父は実父の遠縁にあたる。実父は数学者で大学で講師をしていた。彼の養父母にはもともと男の子がいたが、幼くして亡くなってしまったため、親戚の勧めもあり光子郎を引き取った。育ててくれた両親に対して自分の素直な気持ちを告白した事で蟠りが溶け、その後は良好な関係となる(『:』では、家族関係は明かされていない)。 敬語はもはや癖になっているようであり、デジモン以外には基本的に年下にも敬語で話す。 『:』では太一と共に彼の家族を救う手立てを思案し、太一がネットワーク空間に飛び込んだ際は彼のデジヴァイス越しに情報提供を行った。 小説版によると冒険が終わった後、小学校にパソコン部を作っている。一部文献では初代部長と書かれているが、ドラマCD『2年半の休暇』では、2001年から部長になったとのこと。英語名:コウシロ・"イッジ"・イズミ(Koushiro "Izzy" Izumi) 朝鮮語名:ジャン・ハンソル/ザン・ハンソル(ハングル:장한솔) 太刀川 ミミ(たちかわ ミミ) 声 - 前田愛 / 高野麻里佳 紋章 - 純真 年齢 - 10歳 お台場小学校の4年生で、光子郎とはクラスメイト。パートナーデジモンはパルモンで、第17話で緑色の「純真の紋章」を手に入れる。マゼンダのカウガールルックスが特徴(『:』ではスカート丈がやや短くなった)。一人称は「あたし」か「ミミ」。 クラス一の美少女で、明るく男女問わず友達が多いが天真爛漫で喜怒哀楽が激しく、誰に対しても自分の気持ちを隠さないので、メンバーで一番子供っぽくワガママに見え、泣き虫でもある。しかし、根は優しく誰からも好かれるタイプ。かわいいものが好き。 ヌメモンやスカモンなど汚物系デジモンに好かれる傾向があり、第44話でガーベモンが砲弾として放ったウンチを直接掴んでいる。第25話ではお姫様になったことがある。 目玉焼きに砂糖をかけて、さらに納豆を乗せるほど味覚は独特であり仲間を驚かせた。 髪は普段は帽子の中に入れており、その時によって下ろしていたり、ポニーテールにしていたりする。 人間世界(現実世界)から持ってきていた物はサバイバル用品(父親のものを勝手に持ってきた)とピンク色(『:』では白)のテンガロンハット(最終回で風に飛ばされてしまう)。 当初は家に帰りたいあまりに駄々をこねて周りを呆れさせることも多かったが(彼女の年で全く知らない土地に飛ばされたのだから正常な反応ともいえる)、デジタルワールドの旅を通じて自分の気持ちに正直な所が良い方向に強くなった。 ダークマスターズとの戦いによる見知ったデジモン達の死を誰よりも悲しみ、戦いを続ける事に疑問を持ち、真っ先に命を狙われる(ピエモンやメタルエテモンなど)こともあった。その後、保護者役兼説得役の丈と一緒に別行動したが、レオモンの死を目の当たりにしたことや朽ちたはじまりの街の話をオーガモンから聞かされ(後に目の当たりにする)、戦わなければいけない時もあると自ら気付いた。 第50話以降は丈とは別行動する事になったが、世界を救う為に仲間を集め、最後の決戦に挑んだ。 ミミ役を担当した声優の前田愛は本作のエンディングテーマを担当している。そのことからミミも歌が上手く、第25話で前期エンディングテーマの「I wish」を歌った。 『:』では第5話から登場。既にパルモンと会っており、太一達とは別行動だった。タネモン達を守るため女王となっていたところを太一達と出会う。戦闘後に自分達の力で王国を守るとタネモン達が立ち上がり、彼らと別れて太一達と共に旅立つ。こちらはワガママな面は少なくマイペースな面が目立つが、まだ泣き虫である。英語名:ミミ・タチカワ(Mimi Tachikawa) 朝鮮語名:イ・ミナ(ハングル:이미나) 城戸 丈(きど じょう) 声 - 菊池正美、杉本ゆう(劇場版1作目) / 草尾毅 紋章 - 誠実 年齢 - 12歳 お台場小学校(『:』ではムサコ小学校)の6年生で、メンバーの中では最年長。パートナーデジモンはゴマモンで、第16話で灰色の「誠実の紋章」を手に入れる。私立中学校の受験を予定しており、キャンプへの参加も元々乗り気ではなかった。眼鏡で腕時計をしたやや猫背で長身の少年。一人称は「僕」。三人兄弟の末っ子。『:』ではズボン丈がやや長めになった。 当初は最年長であるために、自分がなんとかしなければならないという強迫観念に駆られてバカにされることが多かった。よく内輪もめの仲裁に入るが、どっちつかずの意見で余計悪化させることもあった。 序盤では、もし家に帰ることができるなら、たくさん宿題をしたいと言っている。 真面目で責任感が強く、先輩として全員を無事現実世界へ帰そうと頑張るが、ガリ勉タイプで融通が利かない所や優柔不断な(気が弱く、決断力に乏しい)所があり、デジタルワールドに来たばかりのときは自分勝手な面(思いが空回りする一面)も見せる他、常識に捕らわれたり人間がいるという考えに固執したために太一や光子郞と比べて人望は皆無だった。更に後先を考えずに行動してしまう事も多く、それ故に食事代が払えず(日本円ではなくドルでしか払えなかった)店で働かされた事もある。その性格を利用されてヤマトに足手纏いと判断された事もある(実際は全てピコデビモンによって仕込まれたものであり丈に非はなかった)。しかし、旅の中で最年長者としての自覚と、広い視野を持つようになり、立派な保護者役へと成長を遂げる。カナヅチで泳げない。 第11話のバケモン戦では祖母から教わったお経をとっさに唱え勝利に導き、第35話で空がお経のテープで見張りのバケモンの撃退に成功している。 物語中盤以降は自分を犠牲にしてまでタケルを身を挺して守る(第23話や第36話)など勇敢さも見せた。人間世界(現実世界)から持ってきていた物はキャンプの非常食。ダークマスターズ編では治療道具(トイレットペーパーなど)を所持している。 親が医者の家系であるため、期待に応える為に自分も医者にならねばならないと思い、勉強してきたがデジタルワールドでの冒険を通じ、自らの意思で医者になりたいと考え、勉強に励むようになった。その後、芝学園中等部を受験した。 『:』では第3話から台詞がつく。サマーキャンプでは太一と別の班だった。『アドベンチャー』同様優柔不断で空回り(野菜を切ろうとするも間違って指を切ってしまう)の性格。デジタルワールドに飛ばされても現実逃避するように選ばれし子供の使命より受験勉強を優先して太一達との同行も拒むが、ゲソモンに立ち向かう彼らを見て協力してゲソモンを撃退した後、同行を決意する。また、マッハモンとガルルモンのレースの実況を務めていた。レース中にワーガルルモンからメタルガルルモンに究極進化していたことも驚いた。こちらは空やミミのみならず太一からも「丈先輩」と呼ばれている。 『:』での声を担当した草尾は『デジモンクロスウォーズ』でバリスタモンと蒼沼キリハを始めとした数多くのキャラクターを担当した。英語名:ジョー・キド(Joe kido) 朝鮮語名:ジョン・ソッ/ゾン・ソッ(ハングル:정석) 高石 タケル(たかいし タケル) 声 - 小西寛子、菊地祥子(劇場版1作目)、潘めぐみ(PSPゲーム版) / 潘めぐみ 紋章 - 希望 年齢 - 8歳 旧姓は「石田」であり、「タケル」の漢字表記は「岳」、河田小学校(『:』でも同様)の2年生。ヤマトの弟。パートナーデジモンはパタモンで、第19話で黄色の「希望の紋章」を手に入れる。メンバーで一番背が低く、兄同様金髪碧眼。フランス人のクォーター。青い宝石が仕込まれた緑の帽子(『:』ではイニシャルのTとKが書かれている)を被っている。一人称は「ボク」。 ヤマトとの仲は良いが、3年前(続編の『02』の時期から数えれば6年前)に両親が離婚し、母親に引き取られたためヤマトとはその頃から離れて暮らしており、そのため子供たちの中で唯一違う小学校に通っている。お台場の子供会のキャンプにも特例で参加していた。根っからのお兄ちゃんっ子でヤマトに憧れる一方でリーダーシップを発揮する太一にも強い憧れを抱いており、もう一人の兄のように慕っている。 第33話でヤマトがタケルを三軒茶屋まで送っている事から、三軒茶屋付近に住んでいるようである。人間世界(現実世界)から持ってきていた物はお菓子。 帽子のつばを後ろにしてかぶっている。少々泣き虫なところはあるが、一方で夜の見張り番に名乗りを上げるなど、周囲の優しさに甘えてばかりではない頑張り屋な一面を見せる時もあった。両親の離婚が原因で好きな人同士が争うことを嫌っている。他のメンバーと比べるとパートナーの進化が遅い傾向があり、彼の覚醒が逆転の起点になる事が多い。唯一パートナーを失った人物でもある(デビモンとの戦いで消滅しデジタマになった)。 ヒカリが加入するまでは最年少だったが、みんなの足手まといにならないようにひたすら頑張り、時には手のかからない良い子を演じたりしていたが、決してそれを表に出すことはなかった。そして、旅を続けるうちに逞しく成長していく。 ヒカリが来てからは、これまで内心でため込んでいたと思われるヤマトが自分だけを特別扱いする不満をぶつけ、それがヤマトのアイデンティティーを揺るがし、単独行動への遠因にもなる。 第43話ではピノッキモン相手にうまく嘘をついて逃げたり、第52話でのピエモンとの戦いでは、仲間達が人形に変えられていく中でも決して諦めずにヒカリを守り抜き、エンジェモンをホーリーエンジェモンに超進化させ、仲間達を助け出した。 TV版で声を担当した小西寛子が降板したため、PSPゲーム版では潘めぐみが担当している。PSPゲーム版で選ばれし子供たちの中では唯一声優が変更されている。『:』でも潘が続投。 『:』では第3話から台詞がつく(ヤマトと電話越しで会話する程度)。渋谷から目と鼻の先の代官山のマンションに住んでいる。第17話ではヤマトの活躍でTVを見ている表情がある。第19話では「聖なるデジモン」関連の存在として囚われの身になるが、第20話と第22話ではエンジェモンに救われるもデジヴァイスを渡された直後、力尽きて消滅しデジタマに戻りスカルナイトモンに奪われ闇に染められようとしたが、兄たちと共に追撃しデジタマを奪還、誕生したポヨモンを抱きしめる。第28話ではヤマトが離れたところでも、泣き虫の表情が無くなった。第38話ではヤマトの両親が離婚していることを判明した(何年前か不明となっている)。こちらは、いざという時の勇気を絞ると不思議な感覚を抱くようになっている。英語名:タケル・"ティー.ケー"・タカイシ(Takeru "T.K." Takaishi) 朝鮮語名:リキ(ハングル:리키) 八神 ヒカリ(やがみ ヒカリ) 声 - 荒木香恵 / 和多田美咲 紋章 - 光 年齢 - 4歳(劇場版1作目)→8歳 太一の妹で、お台場小学校(『:』ではムサコ小学校)の2年生。パートナーデジモンはテイルモンで、第37話でピンク色の「光の紋章」を手に入れる。身長はタケルと同じくらいで、ショートヘアーで黄色いスカーフを巻いている。黄色いノースリーブを着ている(『:』ではオーバーオール)。 本来は太一達と一緒にデジタルワールドに旅立つはずだったが、病欠により子供会のキャンプを休んでいた為、他の7人より遅く戦いに参加した。 神秘的で落ち着いているが、ヴァンデモンに囚われても臆さず物申す勇敢な面や、エンジェウーモンとレディーデビモンの女の戦いを、太一と光子郎が唖然とする中、必死になって応援する活発な面も見られる。初登場時に風邪を引いており、デジタルワールドでも途中まで治りきっておらず(『:』では治りきっている)、ぶり返した事があったが、病弱と言う訳ではなく普段は元気である。 病気にも関わらず遊びに連れ出した太一のせいで死に掛けたこともあり、太一が「辛くても絶対に辛いと言わない」「自分が苦しくても他人の事を気にかける」と称するほどに心優しくも危なっかしい性格をしている。最愛の兄・太一にはずっと守られて、大切にされており、彼への愛着が強い。 皆が忘れていた光ヶ丘での事件をただ一人覚えており、普通の人には見えない現実世界に『歪み』として現れたデジモン達も以前から見ることが出来ていた。また、デジタルワールドの安定を望む者の声を感じ取り、憑依させることができたり、ヌメモンやアグモン達の体力を回復させるなど他の子供たちには無い能力を持っている。 小さい頃から首にさげていて、人間界から持ってきたホイッスルを旅の終わりにテイルモンに渡す。 『:』では習い事のために母と共に電車に乗っていたが、東京のネットワークに障害が発生した事で首都環状線に閉じ込められてしまい、太一や光子郎によって救われた。なお、太一の活躍は感じ取っていた。第26話にて、自分を呼ぶ何者かの声によってデジタルワールドに導かれ、太一達の前に現れる。その後は太一達と行動を共にするが、その最中にも自分を呼ぶ何者かの声を耳にする。その後、第28話でスカルナイトモンに連れ去られ、第33話でミレニアモン復活のためにダークナイトモンの体内に取り込まれてしまうが、ダークナイトモンの体内で自分をずっと呼んでいた聖なるデジモンであるテイルモンとついに出会い、助けることに成功し、太一とウォーグレイモンに助けられ、テイルモンと共にダークナイトモンの体内から脱出し、続く第34話でデジヴァイスを手に入れる。また、こちらはホイッスルを身に着けていない。英語名:カリ・カミヤ(Kari Kamiya) 朝鮮語名:シン・ナリ(ハングル:신나리)
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