選ばれしドライバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 14:27 UTC 版)
「超速変形ジャイロゼッター」の記事における「選ばれしドライバー」の解説
轟 駆流(とどろき カケル) 声 - 井上麻里奈 本作の主人公。アルカディア学園初等部5年生、5月29日生まれ、11歳(関連書籍によっては10歳)。一人称は「俺」。好きなものはエーアイカーとプロレス、苦手なものは注射と歯医者。父親の健三はTVプロデューサー。5年前にアルカディアに転校してきた。 常に明るく情熱的で、正義感が強く仲間想いな性格だが、向こう見ずで調子に乗りやすい面もある。エーアイカーが大好きで運転の腕もかなりのものであり、教習車で凄まじいドライブテクニックを披露するが、その過剰な運転さばきや無鉄砲で目立ちたがりな言動から、りんねや累には叱られることが多い。 「ゼツボー(絶望)的」が口癖であるが、「ゼツボー的にカッケー(絶望的に格好良い)」というように肯定(強調)的な意味で使用しており、りんねに言葉の誤用を何度も指摘されている。母親である奈々子からは「出会った人には笑顔でペコリ、迷惑かけない」というモットーを教え込まれている。 頭から三方向に飛び跳ねたアホ毛は、普段は稲妻の形をしているが、当人の気持ちに合わせ萎れたり「?」の形に変形する。ロゼッタグラフィーの予言に記されていたことでジャイロゼッター「ライバード」のドライバーとなり、学園長とクロードから託される。 軍司 壮太(ぐんじ ソウタ) / イレイザー01 声 - 田村睦心 5月21日生まれ。血液型A型。ロゼッタグラフィーによって記されていた6人目にして幻の“選ばれしドライバー”。一人称は「僕」。久石総司令の実子だが、両親の離婚に伴い現在は母方の姓を名乗っている。カケルとりんねとは幼馴染。礼儀正しいが素直過ぎる面を合わせ持ち、感受性が強く涙脆い。 身体が弱く入院生活をしており、外国で療養中に半ば騙される形でイレイザーシステムの被献体として行方不明になり、ゼノンのドライバー「イレイザー01」として記憶が改竄され、好戦的かつ粗野な人格を植えつけられた(コミカライズ版ではエネルクスの病院の医師に扮した河野サキに唆されたことになっている)。以来、幾度となくカケルたちと戦いを繰り広げるが、死闘の末にシステムから解放され元の人格と記憶を取り戻し、アルカディアに合流する。復帰後は当時の記憶がフラッシュバックを起こす危険性を孕んでいたが克服。イレイザー666からは01当時と比べ弱くなったと酷評されたが、これは本気を出していないものである。 日常ではカケルと比べれば大人しく一歩引いたような印象が強く、洗脳されていた頃の粗暴な面影はほとんどないが、ニャンダ温泉ではそれを思い出させるテンションで「ゴミが! ゴミが! ゴミがーっ!」と叫びながら射的に熱中するなど、勝負事に熱くなりやすく、長期入院から常識に疎い。義兄にあたるシュンスケとの仲は良好なようで、数ヶ月かけて彼を「兄さん」と呼ぶようになっている。ロゼッタグラフィーの映像データから40年後の自分が映し出されるが、姿と声は父親似で未来のアルカディアの総司令官となっている。 稲葉 りんね(いなば りんね) 声 - 井口裕香 中等部1年生。5月1日生まれの12歳(関連書籍によっては11歳)。一人称は「あたし」。カケルの幼なじみで彼より1歳年上。彼より後にアルカディアに転校し、友達がいなかった頃にカケルと出会った。フィギュアスケートを習っており、ツッコミを入れる際のセリフは「いい加減に(または、その状況に合ったセリフを代わりに置いて)イナバウアー」。ロゼッタグラフィーに記された2人目の“選ばれしドライバー”。年の離れた兄の拓海もアルカディアのメンバーであり、両親もまたアルカディアのメンバーではあるが、現在はアメリカに行っている。 面倒見が良くしっかり者で、無茶をするカケルを毎回叱っては暴走を押しとどめる役割を担っており、彼からは「母ちゃんみたい」と言われている。しかし一方で、幼い頃同級生に将来の夢を笑われたトラウマから自分に自信が持ちきれない面があり、アルカディアに迎えられた際も当初は拒絶していた。しかしタクミ(漫画版では累)の励ましによって自分の可能性を見つめ直し、ゼノンの集団戦法により窮地に陥ったカケルを守るため戦うことを決意。ジャイロゼッター化したプリウスα(次にムーブカスタムRS)のドライバーとなり、カケルとの連携プレーで撃退。後にサプライズとしてドルフィーネが与えられ兼任することになる。 速水 俊介(はやみ シュンスケ) 声 - 松岡禎丞 中等部2年生、9月26日生まれ、14歳。ロゼッタグラフィーに記された3人目の“ 選ばれしドライバー”。一人称は「俺」。天才的なドライビングスキルを持ち、アルカディアのオリジナルジャイロゼッターであるライバードを普通のエーアイカーで圧倒できる実力者。普段は冷静沈着で無口だが、クールな二枚目で、非常に負けず嫌いな性格でもある。口癖は「誰であろうと俺の前を走ることは許されない!」。両親は幼い頃に他界しており、久石の下で育った。奈々子の知人でもある。 国内外の様々なレースで優勝経験を持つが、己の技術を持て余すあまり勝負への情熱を失いかけていた。ジャイロゼッタードライバーとなったのを機にアルカディアからの要請で日本に戻り、クロード博士からGT-Rを託されるが、元々の愛車「フェアレディZ(Z34型)」への愛着が強いことや、カーレース以外の戦いに対し興味を持てなかったことから抵抗を示していた。しかしその後カケルとのカーレース対決を通して勝負への情熱を取り戻し始め、またGT-Rと並々ならぬ強い共鳴を感じたことでドライバーとなることを決意。直後襲来したゴブリをジャイロゼッター化して退けた。 カケルとも互いの実力を認め合うが、年上であるにもかかわらず呼び捨てにされることには辟易している。久石の実子であるソウタとは合流後目立った交流はまだ見られないがちゃんと家族と認識しているようで、34話にて両親の墓参りに行った際には「弟ができた」と彼のことを報告している。熱を出して倒れたところをハルカに看病されてから彼女に好意を持つようになり、48話で想いを告げた。後に「Z」がカラーリングを変更、ジャイロゼッター化して帰ってきてからは愛機としている。 羽根 充紀(はね ミチノリ) 声 - 陶山章央 中等部1年生、7月31日生まれ、13歳。カケルやりんねの友人で通称「ミッチー」。関西弁口調で、一人称は「ボク」。家族は髪型が似ている父親、母親、弟二人と妹で、最終話で判明。 明るく陽気で、かなりの食いしん坊でもあり、カレーライスが大好き。コーラを常に常備しスナック菓子を食べている。夢はお笑い芸人になること。 能天気でのんびりした言動が多いが、カケルにアドバイスを送って彼のピンチを救うなど頼りがいのある面もある。いわゆる気は優しくて力持ちタイプ。カケルと一緒になって悪乗りをすることが多い。 当初、ロゼッタグラフィーに記された3人目のドライバーかと思われたが、解読の結果人違いであることが判明し非常に肩を落としていた。しかし、奈々子の「それぞれができることで助けていく」という言葉に自分の役割を見つける。その後、実は新たにロゼッタグラフィーに記された4人目の“選ばれしドライバー”であることが発覚。富士山麓での合宿中を狙ったゼノンの奇襲により、危機に陥ったアルカディアを守るため、りんねと共に学園へ戻る。前線へ出たカケルやりんねたちが苦戦する中、自分だけが何もできないことに焦りと苛立ちを感じていたとき、待機中だったコングローダーが突如共鳴しドライバーとなる。そのままりんねの許へ駆けつけ、奇襲をかけたトーマを退けた。 美輪 沙斗理(みわ サトリ) 声 - 清都ありさ アルカディア学園へ京都から編入してきた高等部一年、1月16日生まれ、16歳。ロゼッタグラフィーによって新たに記された5人目の“選ばれしドライバー”。一人称は「私」。家族は父と祖父のカクセイ(CV:麦人)。弓道の心得があり、大和撫子といった雰囲気の眼鏡少女である。 おっとりした性格で、極端な方向音痴でもあり、初めてアルカディアに来る際は横浜新都心を丸一日彷徨っていた。そのことがハルカにアルカディアに侵入する隙を与えるが、結果的に自力で学園に辿り着き、アヌビアのドライバーとなった。また重度の占いマニアで風水や夢占いなどで行動を決める。さらにショッピングモールの占い横丁で「新都心の母」なる催眠術を使った占い家業まで開業している。 「ドジっ娘メガネっ娘」という認識を周囲から持たれているという自覚があり、直そうと累を目標に頑張るものの、その累から説得され、自分らしさを大切にするように思い直した。FB発現後、キーホルダーのジコランが話しかけてくるという形で未来予知ができるようになる。
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