選ばれし子供達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:59 UTC 版)
「デジモンアドベンチャー tri.」の記事における「選ばれし子供達」の解説
芽心以外は6年前の夏にデジタルワールドを救うために活躍した8人。今作ではデジモンに対する否定的な社会の風潮に全員が反感を抱くが、太一や光子郎はそれが当然であると受け入れている。そのためにチームワークに亀裂が生じる、未だに選ばれし子供たちであり続けることへの悩みなど彼らの紋章ひいては個性故の挫折や葛藤等のピンチに見舞われる。 八神 太一(やがみ たいち) 声 - 花江夏樹 演 - 松本岳 本作の主人公。月島総合高校に通う2年生でヒカリの兄。空とは幼馴染で同じクラスの同級生。 小学生の頃からサッカー部に所属しているが、進路に悩んでいる一面も。持ち前のリーダーシップは本作でも健在だが、成長に伴って視野が広がったために慎重になり、現実世界での被害を目の当たりにし、戦うことに葛藤を覚え始める。 以前のゴーグルに代わり光子郎が発明した多機能式ゴーグルが渡されているものの、あまり使用していない。 6章のエピローグでは西島の最期の言葉に影響を受け、進路を変え予備校に通っている。 石田 ヤマト(いしだ ヤマト) 声 - 細谷佳正 演 - 橋本祥平 月島総合高校の2年生でタケルの兄。 『02』からバンドを組んでいたが、音楽性の違いで解散し、現在はバンド「KNIFE OF DAY」を結成しベースとボーカルをしている。太一とは信頼しあっているが、戦いに迷いが生じる太一に苛立ちを覚え、99年とは逆の立ち位置で意見が衝突するようになる。 武之内 空(たけのうち そら) 声 - 三森すずこ 演 - 森田涼花 月島総合高校の2年生で太一とは幼なじみで同じクラス。かつて母親と仲違いをしていたが、現在は和解し華道を継ぐよう励んでいる。優しく面倒見がよく、芽心にも「お母さんみたい」と言われた。 4章で記憶を失ったピヨモンに冷たい態度を取られてしまい、かなり落ち込んでしまう。6章のエピローグでは髪を短く切っている。 太一の練習試合とヤマトのライブを両方とも見に行こうとするなど、事実上の三角関係になっており、ミミから茶化されることもあった。 泉 光子郎(いずみ こうしろう) 声 - 田村睦心 演 - 上村海成 月島総合高校の1年生でミミとは同じクラスの同級生。アメリカのベンチャー企業の仕事を手伝っており、オフィスも構えている。 今作でも卓越した頭脳で戦いの活路を見出すべく奮闘する。そのため、徹夜が続きオフィスに籠って寝不足がちになって丈に注意されている。 自分のクラスに編入してきたミミに好意を寄せる描写があり、タケルにファッションのアドバイスを求めたこともある。ただしミミが自分の待機命令を無視したときは厳しく窘めた。 太刀川 ミミ(たちかわ ミミ) 声 - 吉田仁美 演 - 田上真里奈 月島総合高校の1年生。 アメリカで暮らしていたが、1章の途中から父親の仕事の都合で帰国し、光子郎と同じクラスになる。そのためか光子郎のことを気になる描写がある。 99年の夏で見られたような、自己中心的な言動や行動の他、歌の特技や独特の味覚も健在。無印・『02』では先輩には敬語を使っていたが、今作では対等な口調で会話をしている。 デジモンへの批判には8人の中で最も憤りを覚え、それが裏目に出てしまい光子郎に窘められる。 城戸 丈(きど じょう) 声 - 池田純矢 演 - 小松準弥 都内の進学校に通う高校3年生。医学部受験を控え、猛勉強中だが成績は思い通りに上がらずに悩む。 『02』では伊織に「選ばれし子供といっても、自分達が選んでいる」と言っていたが、今作では「選ばれし子供たち」であることを余儀なくされることや戦いに消極的な自分を卑怯者と悩んでいる。そのため、序盤は仲間たちと行動を共にしておらず、ゴマモンのみ集まりに参加していた。 彼女がいるらしいが、仲間達からは全く信じてもらえずにいた。『02』では髪を伸ばしていたが、今作では髪を短く切っている。 高石 タケル(たかいし タケル) 声 - 榎木淳弥 演 - 野見山拳太 ヤマトの弟。お台場中学2年生。緑色のD-3の持ち主。旧姓石田、「タケル」の漢字表記は「岳」。 ヒカリとは6年前の冒険からの知り合いだったので仲がよく、気になっている模様。 第6章では戦闘に参加せずに太一が生死不明になって意気消沈するヒカリに付き添い、リブートで記憶が初期化されたパタモンからもそういった仲と思われる描写があった。 無印時代の泣き虫な性格とは打って変わって、『02』時代同様大人びており、女性を無自覚に口説くなど相変わらず。 八神 ヒカリ(やがみ ヒカリ) 声 - M・A・O 演 - 重石邑菜 太一の妹。お台場中学2年生。桃色のD-3の持ち主。太一が所属するサッカー部員のマドンナ的存在になっている。 タケルとは6年前の冒険からの知り合いだったので仲がよく、タケルのことが気になる描写がある。最近はコンビニアイスにはまっている。 『02』時代から趣味として始めた写真を今でも続けている。 今作でもホメオスタシスのメッセンジャーとされるが、今回はそれを自分の意志ではねのけるも後にそれが太一が命の危険にさらされ、オルディネモン出現の遠因となったことからイグドラシルの使者である謎の男から「破滅を呼ぶ不吉な女神」と嘲笑された。 望月 芽心(もちづき めいこ) 声 - 荒川美穂 月島総合高校の2年生。太一、空とは同じクラスの同級生。鳥取から引っ越してきたため、たまに方言で話す。 恥ずかしがりやで引っ込み思案な性格。好物は天ぷら。 インペリアルドラモンを退けた直後、メイクーモンの暴走で突然デジヴァイスが黒く染まってしまう。 メイクーモンとの出会いは小学5年生の頃ではじめから感染の原因と知っていた。
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選ばれし子供達
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「デジモンアドベンチャー02の登場キャラクター」の記事における「選ばれし子供達」の解説
ダークタワーの効果を受けないアーマー進化が可能な古代種のパートナー及び、紋章の力が込められたデジメンタルの使い手に選ばれた子供達。賢がイメージして生まれた、新たなるデジヴァイス、「D-3(DIGITAL DETECT DISCOVERの3つの単語の頭文字をとって)」を手に入れる。また、彼らは通信機器である「D-ターミナル」を持つ。後半は紋章の力を使わずに2体のデジモン同士を合体させる事で、一段階上へと進化させるジョグレス進化により完全体へと進化させたり、パイルドラモンのみ究極進化でインペリアルドラモンに進化する。 前作の選ばれし子供達は、グレイモンとパロットモンの戦いを目撃した子供達の中から選ばれたが、今作の子供達は、みな違った経緯でデジモンと関わり、選ばれることとなる。また、大輔達D-3を手に入れた人間は、デジタルワールドに向かうと服装が変わる。 これ以下の各デジモン詳細はデジモン一覧・前作に登場した人物達の前作での詳細についてはデジモンアドベンチャーの登場キャラクターを参照。 本宮 大輔(もとみや だいすけ) 声 - 木内レイコ、不明(25年後) 年齢 - 11歳 本作の主人公。お台場小学校5年A組在籍。彼をはじめ、本作では賢を除く選ばれし子供たちは全員が東京都港区台場近辺に住んでいる少年。一人称は「オレ」。癖のついた短髪が特徴。青いD-3(ジョグレス進化時は青&緑)の持ち主。サッカー部に所属している。時々周りの人間が予想しないようなプレイ(誰にも気付かれずに司令塔に突っ込んで行くなど)をする。勇気と友情のデジメンタルを手に入れ、デジモンカイザーとの最終決戦時には一時的に賢の優しさの紋章が形を変えた奇跡のデジメンタルを手にした。デジタルワールドではロッカーのような服装をしている。 1999年のヴァンデモンのお台場襲撃の際、ヴァンデモンに捕らわれた子供の1人だった。 明るい性格の熱血漢であり、3枚目なところもあって、ムードメーカー的存在。勉強は苦手な様子だが、頭が悪いわけではなく、物事の本質を見極める目を持っている。 人間関係においては、前作の主人公で部活の先輩だった太一を尊敬しており、第1話で勇気の紋章を受け継いだことから彼のゴーグルを渡された。京やタケルからは、よくからかわれている。姉のジュンが行く先々で自分の悪口を言うことから、自分も姉の悪口を言うが、そのことでヤマトに「お前が俺の弟だったら許せない」と言われて彼と衝突した上、兄に依存しているヒカリにも叱咤されてしまう。そのヒカリに好意を寄せるが、あまり相手にされないため、ヒカリに認められたいと奮闘するが空振りがちな上、ヒカリと仲がいいタケルを一方的にライバル視している。賢が仲間になってからは積極的に仲良くなろうとし、負い目から溝のある賢と他の仲間たちを馴染ませようともした。 前半は突撃隊長と呼ばれるほど勢いに任せてしまう所があったため、慎重派である前作の8人、特にタケルと対立することもしばしばあったが、段々と成長していき、ベリアルヴァンデモン戦では自らの理想の幻覚に捕らわれることなく、仲間たちを救い出す。 将来の夢はラーメン屋になって世界一美味いラーメンを作ること。後に、その夢を実現させ、アメリカで始めた屋台のラーメンが大成功し、25年後(2027年)には、世界中にチェーン店を持つ実業家となっている。一般女性と結婚し、息子がおり、太一から貰ったゴーグルを渡した。 ドラマCDではモテたいという一心からデジモンカイザーになってしまったこともある。 『デジモンクロスウォーズ〜時をかける少年ハンターたち~』にもゲストで登場。詳細は上記を参照。 『デジモンカードゲーム』ではテイマーとして登場。各国の日本国外名 英語:デービス・モトミヤ(Davis Motomiya) 韓国語:チゥェ・サンヘ(ハングル:최산해) 井ノ上 京(いのうえ みやこ) 声 - 夏樹リオ 年齢 - 12歳 お台場小学校6年A組在籍。メンバーの中では最年長。赤いD-3(ジョグレス進化時は赤&白)の持ち主。紫の長髪を生やした眼鏡の少女。年長なので本作の選ばれし子供の中では一番背が高い。パソコン部部長で光子郎の後輩。愛情と純真のデジメンタルを手に入れる。現実世界では青いバンダナをしているが、デジタルワールドでは飛行帽を被ったパイロットのような服装。 1999年のヴァンデモンお台場襲撃時にはデジモンと関わらなかったが、2000年春にネット上で新種デジモン(ディアボロモン)が猛威を振るった際、それと戦うアグモン達を姉と共に目撃し、応援メールを送ったことがある(27話ではオメガモンについて「とても強くてかっこよかった」とコメントしている)。ドラマCDによると小5の時にお台場小学校に転校してきた模様。なお、作中にて姉に「双児宮のAB型」と明言されており、作中に登場する選ばれし子供達の中で唯一、星座と血液型が判明している。 パソコンルームからデジタルワールドに向かう時、「デジタルゲートオープン、選ばれし子供達出動!」と毎回かけ声を出していた。明るくノリの軽いお調子者で、ミーハーな面がある。口癖は「ビンゴ!」。ドジでおっちょこちょい、すぐにパニックに陥りやすい事を本人は自覚しているのだが一向に改善されていない。自分の感じた心のままに行動し、感情をぶつける。ミミに憧れており、彼女を「ミミお姉様」と呼び慕っている。伊織の姉貴分で、彼のパソコンの修理も引き受ける。闇に捕らわれそうになったヒカリを元気付けたり、罪悪感から仲間になることを拒み続けている賢を一喝したりと、普段はお調子者だが、他の仲間の支えにもなっていた。大輔と同じく、改心後の賢に対しては、当初から好意的だった。 デーモン軍団(レディーデビモン)との戦いで、それまで本物のデジモンを殺したことが無かったために、凶悪なデジモンとはいえ殺すことに大きく拒絶した。パソコンの修理や音楽ソフトでの曲作成、都内の電光掲示板にハッキングをかけたりとパソコンに関する知識が豊富、彼女本人もそのことに自信がある様子で賢に対抗心を感じたりもしていた。だが、彼女のパソコン面での活躍は少なかった。 家族も全員メガネをかけている。自宅はコンビニエンスストア「アイマート」を経営していて、デジモンたちの食料の調達者でもある。タケル・伊織と同じマンションに住んでいる。6人の大家族であるため、たまに一人になりたいとも思っている。 京都での修学旅行中に、前作の選ばれし子供達のメンバーである空の父と丈の兄に出会い、突如出現したデジモン達を、丈の兄が持っていたノートパソコンでデジタルゲートを開くことで転送している。 25年後(2027年)は賢と結婚し、三児の母となる。各国の日本国外名 英語:ヨレイ・イノウエ(Yolei Inoue) 韓国語:ホン・イェジ(ハングル:홍예지) 火田 伊織(ひだ いおり) 声 - 浦和めぐみ 年齢 - 9歳 お台場小学校3年生。メンバー最年少だが、年齢に似合わぬしっかり者。黄色のD-3(ジョグレス進化時は黄&白)の持ち主。一人称は「ぼく」。おかっぱ頭の小柄な少年。祖父・主税を父親代わりに育ち、彼から剣道を習っている。知識と誠実のデジメンタルを手に入れる。デジタルワールドでは薄茶色のスモックを着ている。 1999年のヴァンデモンのお台場襲撃の際、ロンドンでの要人警護中に殉職した父(火田浩樹)の遺骨を引き取った帰りであり、その際ガルダモンの助けた飛行機に乗っていた。 殉職した警察官の父を尊敬していて、それとともに自らの悩みと心残りの存在である。性格は誠実かつ冷静沈着で、自分にも他人にも厳しい。苦労している割にはあまり目立てないこともある。京、タケルと同じマンションに住んでいる。真面目過ぎる面があり、余裕がなく嘘をつくことが出来ない。給食で嫌いなトマトを「食べ物を粗末にしてはいけない!亡くなった父もそう言っていた!」と言って居残りをしてまででも食べきろうとした。 常に冷静沈着で自分を厳しく律する反面、子供らしい感情の発露は不得意である。基本的にアルマジモン以外には誰にでも敬語だが、怒ったり真剣になるとタメ口になる。 また、正義感が強すぎるゆえに潔癖で融通が利かない面もあり、デジモンカイザーとして悪行を行ってしまった賢が罪を償おうとして仲間に加わった際も、一人受け入れられずにいた。大輔と賢・京とヒカリがパートナーデジモンをジョグレス進化させることに成功し、残った自分とタケルにはなぜ出来ないのか葛藤し、タケルの兄のヤマトにまで相談した。またタケルとは対照的に、闇の存在とはいえ、心や感情を持っているブラックウォーグレイモンと直接向き合ったり、大輔たちの影響か無茶な行動もあった。 京同様、デーモン軍団(マリンデビモン)との戦いで、それまで本物のデジモンを殺したことが無かったために、凶悪なデジモンとはいえ殺すことに大きく拒絶した。またベリアルヴァンデモンの生み出した彼の理想の幻覚は、亡き父と共にデジタルワールドに行くことだった。 2003年、小学4年生の時に、彼女が出来たらしい(ドラマCD「夏への扉」より)。 元々は父や祖父と同じく警察官を目指していたようだが、父親の親友であり、孤独に耐えきれず心の闇に付け込まれ悪行を行ってしまった及川との出会いと悲しい別れが、伊織に大きな影響を与え、将来への志望も大きく変えて行くことになり、後に悪行を行ってしまった者の罪の償いを助ける弁護士となる。娘がいる。各国の日本国外名 英語:コディー・ヒダ(Cody Hida) 韓国語:イ・ジェハ/イ・ゼハ(ハングル:이재하) 高石 タケル(たかいし タケル) 声 - 山本泰輔、平田広明(25年後) 年齢 - 11歳 前作に引き続いての登場。お台場小学校5年A組在籍。緑色のD-3(ジョグレス進化時は黄&白)の持ち主で、希望のデジメンタルを手に入れる。前回の冒険にも参加していた。被っている帽子は前作と異なり、劇場版『ぼくらのウォーゲーム』で被っていたものと同じ。 旧姓石田、「タケル」の漢字表記は「岳」。2002年春から三軒茶屋からお台場に引越し、京、伊織と同じマンションの8階に住んでいる。3年前には“最も小さき子”と呼ばれていたほど小柄だったが、今作では1歳年上の京と並んで背が高い。バスケットボール部所属。本来は今回の戦いに参加する予定では無かったが、パートナーのパタモンが古代種の遺伝子データを持ち、アーマー進化が可能だったため、再び選ばれた。なお、前作では年齢もあって兄・ヤマトを始めとする仲間に守られがちだったが、今作では前作のような幼さは見られなくなり落ち着いた雰囲気を醸すようになった。 前の冒険で自らの命と引き換えにしてエンジェモンがデビモンを倒したことにより、誰よりも闇の恐ろしさを深く感じている(『:』と同様)。そのため、闇に関しては憎悪を見せる一面がある(19話で強引にキメラモンの生成にデビモンの力を使ったデジモンカイザーに激怒し、殴り掛かったこともある)。すべてタケルなりの正義感と使命感からくる行動であるが、時にそれはブラックウォーグレイモンのように闇の力で否応無く生み出された相手の事情を斟酌せず、ただ一方的に「悪」としているなど、闇に関連する者への狭量さへと繋がることもあった。しかし闇の存在そのものを否定しているわけではなく、闇の存在を恐れ闇をなくそうと言った賢に、大切なのは闇の中でも自分のなかに光を見失わないことだと述べた。 ヒカリとは前の冒険からの知り合いだったので仲がよく、大輔からライバル視されるようになった。タケル自身は初対面の時は好印象なようである。また、前回の冒険で一時的とはいえパタモンを失った経験から、パートナーデジモンであるパタモンをとても大切にしている。 彼の祖父・ミッシェルはフランス人のため、タケルとヤマトはクォーターということになる。 2003年春頃から自分達の冒険を文章にし始め、小説家となった25年後(2027年)に『デジタルワールドの冒険』というタイトルで本を出版した。息子がいる。また、前作と今作通してのナレーション(声 - 平田広明)は成長したタケルの声(回想)だと明かされる。なお、前作および『02』でタケルとナレーター・物語との関連性についての伏線らしきものが確認できる。タケルとヤマトの父親と母方の祖父の声を、ナレーターと同じ声優が演じている。 前作の第12話(タケルメインの回)のみタイトルに一人称が使用されている。同話でパタモンの進化を想像するシーンでデジモン紹介をしている。 『02』の第1話冒頭はタケル視点だった。また、同話のオープニング前のナレーションが山本泰輔で、前作から3年後の選ばれし子供達の姿が描かれた際、タケルの姿だけが描かれなかった。 『02』の49話Bパートと次週予告、50話のナレーションが「僕」というタケルの一人称を繰り返し強調している。また、50話Bパート最終決戦から25年後へと移る時のナレーションが山本泰輔から平田広明へと移り変わっている。 前作から登場している選ばれし子供の中では唯一声優が変更されているが、劇場版第1作で幼い姿に戻されたときは声は前作で演じた小西寛子ではなく山本泰輔のままだった。各国の日本国外名 英語:タケル・"ティー.ケー."・タカイシ(Takeru "T.K." Takaishi) 韓国語:リキ(ハングル:리키) 八神 ヒカリ(やがみ ヒカリ) 声 - 荒木香恵(現・荒木香衣) 年齢 - 11歳 前作に引き続いての登場。お台場小学校5年A組在籍。桃色のD-3(ジョグレス進化時は赤&白)の持ち主。太一の妹で、前回の冒険にも途中からだが参加していた。前髪をペアピンで止めている。光のデジメンタルを手に入れる。本来はタケル同様今回の戦いに参加させる予定では無かったが、パートナーのテイルモンがパタモン同様古代種の遺伝子データを持ち、アーマー進化が可能だったため、再び選ばれた。闇に引き込まれ易く、闇の世界の住人にいつも見られ続けている彼女は兄やテイルモンに縋りがちであり、兄離れをしない彼女をタケルが叱咤したり、大輔が彼の姉であるジュンの悪口を言った際には彼に「自分のお姉さんを悪く言う人は嫌い」と言い放ったこともあった。また、ヒカリ同様に闇に対する恐怖や兄への依存を知っている賢に励ましの言葉をよく言っていた。 タケルとは前の冒険からの知り合いだったので仲がよく、ミステリアスな雰囲気をもった前作から一新し、今作では明るい少女へと成長し、おちゃめな一面も見せる。病気がちだった3年前の面影はなく、健康で活発な少女へと成長している。前作のホイッスルの代わりに、今作ではSTONEブランドのデジタルカメラを首から提げていて、デジモンたちの写真を撮ったりしている。いつも笑顔でクラスでも人気があり、大輔にも好意を寄せられているが、あまり相手にしていない。元々、自分のことをあまり話さず、誰に対しても少し距離を置いて接していたが、京と暗黒の海に迷い込んだ際に心を通わせ、京とはジョグレスパートナーとなった。 選ばれし子供達の中でも特別な力を持ち、デジタルワールドの言葉で進化や美を示す光の紋章を持つ。ダゴモンの花嫁にされかかったこともある。また、幼い頃からデジモンと心を通わせたりしてきており、パートナーデジモンを持った人が増える事にかなり好意的であり、2003年春辺りからパートナーデジモンを与えられた人に対する心構えなどを記録し始める。 25年後(2027年)は幼稚園の先生になりたいという夢を持っており、後にその夢を実現させる。息子がいる。各国の日本国外名 英語:カリ・カミヤ(Kari Kamiya) 韓国語:シン・ナリ(ハングル:신나리) 一乗寺 賢(いちじょうじ けん) 声 - 朴璐美 年齢 - 11歳 田町小学校5年生。黒いD-3(ジョグレス進化時は青&緑)の持ち主。田町に住んでいる。一人称は「ぼく」。淡紅色の優しさの紋章を持つ。ワームモンからは「賢ちゃん」と慕われる。 選ばれし子供となった経緯は『デジモンアドベンチャー02タッグテイマーズ』ではディアボロモンのネット出現を目撃したからとなっているが、アニメでは本人の記憶が曖昧であるため不明。なお、前作の小説版でグレイモンとパロットモンの戦いを目撃した光が丘に住んでいた子供達の特質の中に優しさが挙がっていた。 兄の死と及川からのメールで辿り着いた暗黒の海と、埋め込まれた暗黒の種の影響で及川(ヴァンデモン)に洗脳されて残虐性格の持ち主デジモンカイザーとなってしまい、デジタルワールドを支配しようとした。デジモンカイザーの時の容姿は実兄である治を鏡に映した姿とも言われている。 デジモンカイザーはプライドの高い自信家であり、周りを見下し人間もデジモンも「虫けら」扱いして、デジモンはデータに過ぎないと考える彼にとって、デジタルワールドの支配などただのゲームと思っていた。当初夜には姿を見せなかったが、正体が明らかになった9話以降は現実世界を捨ててデジタルワールドに籠ってしまう。無数のデジモンをもとに実験を繰り返し、紋章なしでの完全体への進化・制御を可能とするイービルスパイラルを開発。やがてその狂気の才能は、デビモンのデータをもとに、キメラモンを生み出す。 一時はデジタルワールドの多くのエリアを制圧し、権勢を誇ったが大輔達との決戦に於けるキメラモンの暴走とワームモンの犠牲により本来の心を取り戻し、デジモンカイザーは消滅した。 その後闇に染まった過去を振り返り、デジタマから孵ったリーフモンと再会し以降はワームモンと共にデジタルワールドのために尽くすことを決める。当初はワームモンと2人だけで行動するつもりでいたが、大輔からの誘いとジョグレス進化をきっかけに、大輔たちと行動を共にするようになる。しかし伊織やタケルが受け入れられないでいたことと、賢自身が罪の意識が強く馴染めずにいた。どこか自虐的で、進んで汚れ役(アルケニモンを殺すこと)を買って出たりすることがあった上、賢自身も罪の重さに悩み単独行動を取ることも多く49話でベリアルヴァンデモンの幻覚に捕らわれた時は、デジモンカイザーが傷つけたデジモンたちに処刑され、兄・治から許される世界を望んだほどだった。だが大輔や京のお陰もあり次第に友情を育んでゆき、クリスマスには自宅パーティにも誘い、その後、大輔達を助けるべく恐怖を押し殺して暗黒のゲートを開くなど、隔たりは無くなっていった。正気に戻った後、闇の力の恐ろしさを知り、京およびワームモン曰く闇が苦手になり、パニックを起こしたこともあった。両親の愛情に気づき2人に心配を掛けまいと他の子供たち同様デジタルワールドのことを話さないでいたが、デーモンたちとの戦いの後、デジタルワールドのこと自分がかつてデジモンカイザーであったことワームモンのことを打ち明けた。 小学3年生の時、秋山遼と一緒にデジタルワールドを旅していたが、その記憶は曖昧で、そうなった経緯は不明である。これは、ワンダースワン用ソフト『デジモンアドベンチャー02タッグテイマーズ』でも描かれた出来事だが、タッグテイマーズでは賢の兄・治の存在が語られていない、ディアボロモンのネット上の出現も春から夏に変更されている、暗黒の種を受ける前であるにもかかわらず既に「天才少年・一乗寺賢」となっている、ゲーム版では太一とも面識があるがアニメでは賢も太一も互いの事を覚えていない、カイザーになった時にミレニアモンのことをハッキリと覚えていたなど、アニメでの出来事とゲームでの出来事に齟齬があり、あくまでパラレルという位置づけを成されることもある[要出典]。また彼の身体に埋め込まれた暗黒の種はミレニアモンが本来遼(ゲームでは太一も一緒にいた)に放とうとした物。 兄、治の葬式の時、来ていた及川に自分はデジモンと冒険した選ばれし子供であることを見抜かれ、及川にダークタワーをデジタルワールドに設置する役として選ばれてしまった。 カイザー時代、暗黒の種の影響で天才少年としてテレビに取り上げられるほどの力を持っていた。コンピュータープログラム作成とスペイン語、サッカーと柔道、チェスが得意。特にサッカーは太一曰く、「ジュニアのユース級」で大輔のチームとの試合でも後半からの参戦で一気に挽回し圧勝した。改心後は凡人的な能力に戻ったと言われているが、頭の回転が速い。また、跳躍力は超人並み、サッカーにおいても未だに大輔からボールを取られていない。スペイン語に関してはその能力をメキシコで発揮した。趣味は折り紙であるようだが(ワームモン談)、パートナーデジモンたちからは暗いとコメントされてしまう。 なお、彼のD-3はデジモンの通常進化を封じる機能を持ち、さらには自分のパートナーでないデジモンを暗黒進化させることができるが、どちらの機能も正気に戻った後は使用していない。 25年後(2027年)は警察官になった。また、京と結婚し、三児の父でもある。 『デジモンクロスウォーズ〜時をかける少年ハンターたち~』にも大輔同様、ゲスト登場。詳細は上記を参照。 『デジモンカードゲーム』では大輔同様、テイマーとして登場。各国の日本国外名 英語:ケン・イチジョウジ(Ken Ichijouji) 韓国語:ソ・ジョンウ/ソ・ゾンウ(ハングル:서정우)
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