2-Aの生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 00:35 UTC 版)
【2-Aの男子生徒】 出水 正(いづみ ただし) 意思の強そうな目と太い眉が特徴的。優等生で、川野先生いわく「あれだけきちんとした男子は珍しい」。学者である親に厳しくしつけられて育っており、食事マナーなども洗練されている。しかし、そのマナー意識が仇となり、席替えで中村と席が一緒になってから間もない頃に、給食中に「げりみそ」などと汚い言葉を連発して席の近い生徒たちを不快にさせる騒ぎを起こしてしまう。 両親は「経済的に自立するまで結婚してはならない」という考えの持ち主で、共に社会に出てからもきっかけを掴めずなかなか入籍できなかったが、母親が出水を身ごもった事をきっかけにして結婚したという経緯を持つ。 小川蘇美に恋しているクラス内男子5人衆のうちの一人。 駒井(こまい) 下の名前は不明。短髪で、中央部が盛り上がった髪形をしている(リーゼントに近い)。森や浜口と親しい。素朴で目立つ事はあまりないが、理知的な発言を見せる。 紺野(こんの) 下の名前は不明。小川蘇美に恋しているクラス内男子5人衆のうちの一人だったが、のちに中村に恋し、その場で告白するがフラれる。家が近い竹地とは小学校以来の親友にあたる。小川の気を引きたくてトイレに籠っていたことを中村に話してしまい、それに怒った竹地から長靴を履いていることを笑いのネタにされた。学校を休んだ竹地を見舞いに行った際、竹地のアパートから出てきた河辺の姿(乱れた髪にヘアピンを留める)を見て、妖しい雰囲気を感じ取った。わりと惚れっぽく、「@鈴木裁判」では太田にも興味を持った。 竹地 公彦(たけち きみひこ) 眼鏡を着用している。小川蘇美に恋しているクラス内男子5人衆のうちの一人。クラス委員長で賢いが、自尊心が高く、あまり他人の気持ちを思いやることができない。前回の席替えの際に小川の隣の席になった。 母とは顔がそっくりで、普段は理知的だが激昂しやすい、という性格も母譲り。 『@恋の嵐』では、中村加奈と口論の末に怪我をさせた一件が遠因でクラス中に醜態を見せてしまい、以降は鈴木先生の勧めもあり学校を休んでいたが、後に復帰。不登校中に励ましをかけてくれた河辺と交際するようになった。 藤山(とうやま) 下の名前は不明。小川蘇美に恋しているクラス内男子5人衆のうちの一人。スネ夫と花形満を足して割ったような髪型をしている。小川蘇美を守るため、同志4人と協定を結ぶが、逆上した竹地によって反古にされてしまった。 体格の良い優等生タイプで、出身校である東小学校では5年生の時に児童会副会長を務めていた。6年生の時に不当な経緯で落選したため、中学進学後も長く鬱屈とした思いを抱えていたが、今では回復してきている。 ドラマ版では、2-Cの大谷隆司のバタフライナイフ事件についてのエピソードが移植されており、キャラクターが異なる。 戸塚(とつか) 下の名前は不明。地味な生徒。『@鈴木裁判』の日に欠席していた。『鈴木先生外典』内の大人になった2-Aの同窓会のエピソードで主役を務めている。 野呂(のろ) 細面で眉毛がつながっている。おとなしく気が弱いが、友人らに対しては明るくおどけた面も見せており、『@恋の嵐』で逆上した竹地に不満をぶつけるなど、芯は強い。 長谷部(はせべ) 下の名前は不明。教員の長谷部先生とは血縁関係なし。全体的にやや長めの髪型。山口と親しい。 東小学校出身で、藤山や2-Bの西らが抱えている、東小学校時代の児童会選挙問題についての詳細を知っている。 浜口(はまぐち) 下の名前は不明。スネ夫のような髪形をしているお調子者で、しばしば友人の森や本木と共に、議論やクラス会議の途中で茶々を入れている。小学校時代から森と共に阿波踊りの集いに所属しており、『@夏祭り』で阿波踊りを披露している。 岬 勇気(みさき ゆうき) 大人びた言動をとる。2-A男子の中で唯一、髪が黒色ではなく白く表現されているが、染髪ではなく地毛。天然の茶髪で色白、目の色も薄く、顔立ちは独特だが、どことなく二枚目な雰囲気が漂う。両親が放任主義で、祖母に育てられた。おばあちゃん子だが、一方で性に関して口うるさい祖母への反発心をも抱えていた。 親友である遠野涼介の小学4年生の妹・真名(まな)と1年近く付き合った末に肉体関係を結ぶが、当人の母親に知られたことで大騒ぎになってしまう。小学6年生の時に初めて年上の女性から誘惑されてから、何人もの経験済みの女性と交際してきた経験上、相手が処女であることに強いこだわりを持っており、中学入学後すぐに同年齢で処女であった河辺と付き合うも、長続きしなかった。これらの恋愛経験もあって、自分の性癖に強い羞恥と罪悪感を抱いているが、年齢のわりに大人びて礼儀正しい真名に運命を感じ、彼女とこそ添い遂げたいと願っている。 本木(もとき) 下の名前は不明。坊主頭が特徴。野球部所属で、野球部の先輩である山際を尊敬している。山際の彼女であった河辺彩香に密かな思いを寄せていたが、山際に中村の良さを指摘されたことなどがあり、中村に恋するようになる。 森(もり) 下の名前は不明。長身で運動神経がよく明るくまっすぐな性格。作者曰く「わりとモテ筋」だが、女性関係は特にない。話が進むごとに、徐々に中村加奈に思いを寄せて行くようになった。 小学校時代から、友人の浜口と共に阿波踊りの集いに所属しており、『@夏祭り』で阿波踊りを披露している。 山口(やまぐち) 下の名前は不明。真面目な性格。文化祭演劇に対して情熱を燃やし、クラス演劇の題材に「ひかりごけ」を推薦し、決定された。 東小学校出身で、藤山や2-Bの西らが抱えている、東小学校時代の児童会選挙問題についての詳細を知っている。 横関(よこぜき) 下の名前は不明。太めな体格で、あだ名は「ブタ横関」。給食のたびにお替わりをしている大食いだが酢豚だけは苦手である。給食時間に樺山とお替わりを競い合っている。 小川蘇美に恋しているクラス内男子5人衆のうちの一人で、小川本人に告白したが玉砕した。その際に小川に好きな人がいると告げられており、鈴木にだけは打ち明けていたが、後に神田など策略で噂が広まってしまう。 吉井(よしい) 下の名前は不明。おとなしく気が弱いが、言うべきことを率直に述べる芯の強さを持ち合わせる。『@恋の嵐』では逆上した竹地に不満をあらわにし、「@鈴木裁判」にて、婚前の性交渉に対して道徳的倫理の側面から批難を見せた。 【2-Aの女子生徒】 入江 沙季(いりえ さき) 中村加奈の腹心の友。彼女とは前年度の1-C時代からの付き合い。文化祭実行委員。昨年、教育実習に来た続木先生に本気で惚れている。しかし、竹地との一件がきっかけで小川との友情が進展していることに嫉妬したことが原因で、一時期中村と仲違いし、委員会を通して2-Bの神田マリと同性愛的な関係を築くが、神田の苛烈な性格についていけなくなってしまい、最終的には中村と和解する。 太田 ルミ(おおた るみ) 短めの髪を後ろで一つに結んでいる。明朗快活で、外見はもっさりとした感じだが、一部の少し暗い感じの男子生徒たちからの密かな人気がある。 桂 チカ(かつら ちか) 母子家庭に育つ。小菅小夜子とは幼馴染で仲が良い。 樺山 あきら(かばやま あきら) あだ名は「カバ」で、女子バレー部に所属している。ぽっちゃりした体型。2-A屈指の食いしん坊であり、横関と給食のオカワリを競い合っている。また、給食室前の見本をもらいに来る常連らしい(特に、キナコ揚げパンの時は絶対)。酢豚が大好物で、同じく酢豚好きの小川蘇美と仲が良い。酢豚がなくなると聞いたときには、ひどくショックを受けた。給食アンケートを機に、横関を意識するようになり、告白するがフラれる。だが、後に横関といい感じになっていく。明るく素直だが、『@人気投票』内で、河辺や堀の内、徳永ら他の女子バレー部員と共に教師の人気投票計画に加担してしまうなど、若干軽率な言動も目立つ。 河辺 彩香(かわべ あやか) あだ名は「カーベェ」。女子バレー部所属。声が小川蘇美にそっくりで、少しタレ目。普段はおっとりとしていて優しい気質だが、激昂すると恐ろしい面も見せる。作者曰く、2-Bの神田マリと並んで「本作のダークヒロインの一人」。 入学した当初はちんちくりんだったが、やがて性関係が激しくなるうちに、メキメキと女性らしさが増していった。1年生の時に岬勇気と付き合い、処女を捧げるものの長続きせずに破局。その後、3-Bの山際と付き合うも、岬との初体験で処女を失っていたことが原因で行為に及んでいる最中に山際から暴力的な扱いを受けたことに失望し、中村や小川との一件で自宅療養中だった竹地に乗り換え、山際に一方的に別れを切り出してしまう。竹地は今までの相手の中で一番優しいとの事で、その後も二人の関係は良好のようである。男女交際に関しては「かぶっていなければいい」というポリシーを持ち、複数の男性と同時進行で付き合う事さえなければいいと考えている。かつては小学校以来、2-Bの神田マリとは友人だったが、河辺の性関係を機に徐々にすれ違うようになり、最終的には神田が人気投票で山崎を精神的に追い詰めた一件が原因で完全に絶交してしまう。 兄弟がたくさんおり、一番上の姉とは、顔は似ていないが声がそっくり。風俗店に務めている姉を肯定したいという思いからか、性的なモラルがやや乱れており、岬・山際・竹地以外の複数人の男性との経験もある。幼い弟妹が4人おり、貧乏子沢山な一家で、母親からは避妊さえすればなにをやってもいいと放任されている。母も性的には奔放なようで、兄弟のうち彩香までは前夫の子で、そこから下は現夫の子供。一番上の姉は既に家を出ているが、最近は彩香の様子を気にかけて時々帰宅している。 岸 美香(きし みか) 目立たない生徒で、長い髪で顔の半分を隠している事が多い。本編中でも後姿ばかりが映り、最終巻の11巻で初めて顔と内面が描かれた。ロングヘアで、比較的整った容貌をしている。 前年度は1-Bに所属し、二年続けて鈴木先生の受け持ちのクラスにいる。多方面において優れた実力を持っており、二年続けて文化祭演劇の重要な役を演じないかと鈴木先生にもちかけられたりと、鈴木先生に一目置かれている。だが、プレッシャーに耐えられない性格のために注目される事を避け続けている。 ドラマ版では下の名前が「茜」に変更されている。 小菅 小夜子(こすげ さよこ) 桂チカとは幼馴染で仲が良く、母親同士も仲が良い。 過去のいじめにより、引きこもりとなった弟がいる。弟をいじめた子が母子家庭であったため、母親は「母子家庭の子供」を憎むようになっており、母子家庭の子供であるが礼儀正しい桂の姿と自身の偏見とのギャップに長く苦しんだが、後に差別心を和らげた。小菅は母の憎しみを解いてくれた存在としても桂の事をあり難く思っている。 丹沢(たんざわ) あだ名は「タンタン」。下の名前は不明。太田や梨本と仲が良い。髪型は二つ結びで、前髪を眉の辺りで切り揃えている。『@夏祭り』で、鈴木先生と吐き気をもよおす麻美を目撃してショックを受け、後に鈴木のできちゃった結婚や性交を巡る考えをクラス全体で議論すべく、『鈴木裁判』を提案する。 ドラマ版では、鈴木に密かな好意を抱いていたという設定が追加されている。 土田(つちだ) あだ名は「ツッチー」。下の名前は不明。「@恋の嵐」で中村加奈の背中に突き刺さったコンパスの持ち主。数学教師の宇治先生のファン。 椿(つばき) 耳の後ろで二つ結びをしている。下の名前は不明。樺山から「天然キャラ」と評される素直な性格の持ち主だが、『@鈴木裁判』では議論の流れに沿わない発言を連発してクラスメイトから諭されるなど、少々感情的で頭が固い一面もある。 徳永(とくなが) あだ名は「トク」または「ピーポ」。下の名前は不明。ピーポくんに似た鼻が特徴的。女子バレー部所属。 『@人気投票』にて、樺山や堀の内、河辺などの他の女子バレー部員と共に教師の人気投票計画に加担してしまう。藤山とは幼稚園から小学六年生まで7年間同じクラスで、仲がいい。東小学校出身で、藤山や2-Bの西らが抱えている、東小学校時代の児童会選挙問題についての詳細を知っている。 中村 加奈(なかむら かな) あだ名は「ナカ」。ブラスバンド部所属で、担当楽器はユーフォニウム。髪型は二つ結び(ドラマ版ではポニーテール)。前年度の1-C時代から入江沙季と仲が良い。お転婆で、口は悪いが、正義感の強い一面を持つ女子のリーダー的存在。明るく、少女らしいエキセントリックな面もまた魅力だとして、クラス内の女子の中では特にモテるタイプだという。男女交際の経験はない。鈴木先生には尊敬以上の感情を抱いていたようであり、白井が彼を批判した際には強い憤りを見せ、麻美との関係を知ったときには激しく動揺していた。『@恋の嵐』にて蘇美を庇ったことがきっかけで彼女と親交を結ぶが、反対に入江からは嫉妬を買って一時期距離を置かれてしまうものの、最終的には仲直りしている。 梨本(なしもと) あだ名は「ナシ」または「ナッシー」。下の名前は不明。目のふちの線が描かれない、独特の黒目がちな顔をしている。丹沢・太田らと仲が良い。 新見(にいみ) あだ名は「ニモ」。下の名前は不明。中村や福田と仲が良い。 福田(ふくだ) あだ名は「フク」。下の名前は不明。ぽっちゃりした体型で、髪型は二つ結び。白井や野球部の3年生らから恐れられている兄がいる。『@鈴木裁判』の日に欠席していた。 堀の内(ほりのうち) あだ名は「ホリ」。下の名前は不明。保健委員で、女子バレー部所属。『@人気投票』にて、樺山や徳永、河辺らとともに他の女子バレー部員と共に教師の人気投票計画に加担してしまう。物語より1年前より小川と同じクラスに在籍しており、ナイフ事件の際の小川の態度に、同級生ながらも尊敬の念を抱いていた。一時、小川と気まずくなるが、無事仲直りする。 松野 ユキ(まつの ゆき) 両親は共に高齢で、父親は弁護士。両親は「経済的に自立できるまで子供を持ってはいけない」という考えの持ち主で、事業が軌道に乗るまで子供をつくろうとはせず、無理をした高齢出産のために第一子を無事に産むまでに二度流産をしていた。ユキは第二子であり、姉がいる。姉のヨウ子も、かつて鈴木先生の担当するクラスに所属していた。姉妹は顔がそっくりである。 席替えの際に小川蘇美と席が近くなり、それをきっかけに仲が良くなった。「@生徒会選挙」では出馬した小川の応援責任者となった。
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2-A の生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:54 UTC 版)
北川理央(きたがわ りお) 声 - 山崎和佳奈 通称「北川」。みずがめ座。AB型。趣味はひみつ。成績はトップクラス。ルックスが良く、長身で抜群のスタイルを持つ。 男には興味が無く、かわいい女の子が大好きで、特にみかは一番のお気に入り。みかの色々な表情を見るのが好きで、そのために様々な作戦を仕掛ける。本人曰く「自分には無いモノを持っているから」という理由でみかのことが好きであるらしく、みかに対してのペット的な愛着も見え隠れする。 進学先は東大理Iで、みかがよく行く駅ビル内の本屋でアルバイトをしている。 渡部と利害が一致することが多く、仲が良い。ラジオ版では策を仕掛けて、毎度みかの貞操を狙っているらしい。そして、みかを他人に取られそうになると性格が豹変する。 みかの顔が丸いせいか、丸いものが大好きになっている。 工藤雄一(くどう ゆういち) 声 - うえだゆうじ 通称「工藤」。てんびん座。AB型。趣味はセクシャルバイオレット。容姿は美青年であるが、ホモ・ゲイであるがため男にしか興味を示さない。 成績は優秀なものの、高校の入学試験の時に末武に一目惚れしてしまい、試験に集中できずにギリギリで合格した。 日本文学が大好きで、特に三島由紀夫の『仮面の告白』を愛読している。他にも稲垣足穂や福永武彦などの作家も好きである。 想像力が豊かなためか自分の発言や末武の発言を曲解して興奮した挙句、鼻血を出したり、股間を膨らませるなどの変態的奇行も目立つ。 とにかく末武のことが大好きだが、後一歩のところでその想いを伝えることができない。バレンタインデーには末武にチョコを匿名であげたり自分で食べているのを見せ付けたりした他、陰茎を暗示するようなエクレアを送るといったセクハラ染みた事をしている。 そのため、とにかく工藤が出てくる話では下ネタが多い。逆に話題が下ネタになるとどこからともなく工藤が絡んできたりもする。 怖がっているフリをして末武にくっつくために、末武には高所恐怖症とウソをついている。 将来の夢は「男性専門整形外科医」である。 進学先は末武と同じ大学で、全手続を一人でやることで同寮生活から同棲生活へとスムーズに移管していった。 小林あかね(こばやし あかね) 声 - 川上とも子 通称「小林」。胸囲79.5cm。体重50kg台でやろうと思えば1日で40kg台になれるらしい。おひつじ座。O型。趣味はコギャル。自称「キングオブ女子高生」のため、流行物には目が無い。10巻で園芸部に入部(育てた野菜でのバーベキューやカレーに釣られた 自分で色々なアルバイトをやっているが、すぐにブランド物を買って散財してしまうほか、アルバイト中の失敗で給料を天引きされてしまうことが多い。ラジオ版ではバイトと称して、スパイ並の仕事もしている。現在はコンビニエンスストアで働いている。 何かイベントがあるとダイエットを始めるが、あまりにも短絡的なダイエットのためにほぼ失敗し、ブラジャーのカップサイズが下がったり体重が微増したりしている。 授業中には眠っていることが多く、成績の方はあまり良くなく赤点補講も何度か出席している。通知表は末武よりも悪く10段階評定で「2」を取ることが多いが、「一穴主義」のため勉強をすれば点はとれる。その代わり勉強しなかった他の教科はボロボロになる。 性格はマメでバレンタインデーには義理チョコを配ったり、修学旅行の自由行動計画を綿密に立てたりする。また渡部の同人誌活動の手伝いをやらされることが多く、腕前もそこそこまで成長している。 最近[いつ?]ではコギャルらしい面はほとんど見受けられなくなったが、とっつきやすい性格なためか登場頻度が群を抜いて多い。 また、無知が高じておかしなツッコミを入れ、富永に更に突っ込まれることが多くなってきた。 担任の鈴木みかが「ダークみか」という別人格を持つのと同様、「ダーク小林」という別人格を持つ。 将来の夢は長らく決まっていなかったが、関の婦人警官の衣装を着たいという発言で、婦人警官になりたかった昔の夢を実現するために猛勉強を決意した。 進学先は専門学校であり、将来は警察学校を受験する予定。 末武健太(すえたけ けんた) 声 - 山口勝平 通称「末武」。体重は60kgまではいかない。しし座。B型。趣味はスポーツ。サッカー部所属。男3人兄弟の末っ子。 勉強の成績はかなり悪く赤点を取ることもしばしばあるが、体育だけは10段階評価の10でありあらゆるスポーツをこなす運動神経の持ち主である。 性格は非常に純粋で工藤に狙われていることさえ気づいてはいない。小学生のような言動も多く、故に男性器や汚物などをキャラクター化させたり、うんこやちんこなどの単語が出てくると大爆笑したりする。また見たこと感じたことをストレートに発言するために人を傷つけてしまうこともあるが、本人の無邪気な性格のせいか、遺恨が残ることはないようである。 進学先は工藤と同じ大学だが、寮生活が結構不便なため、近いうちに工藤と同棲生活を始める計画を明かしているが本人に自覚は無い。 アニメ版ではマヨネーズが大好きなマヨラーだとされ単行本第5巻にもエピソードある。ラジオ版では、眼鏡を外した静(委員長)に一目惚れしているが、それが静本人だとは気が付いていない。 関譲治(せき じょうじ) 声 - 子安武人(ラジオ版)、谷山紀章(アニメ版、特典CDのMOMO版、ごーるでん版) 通称「関」。名前は、親が海外でも通用するようにと「ジョージ」 (George)と名づけたものである。身長175cm。体重60kg。いて座。O型。趣味は自分。 連載当初はロッカーを目指す男子生徒として登場し、髪型もロングでカチューシャをつけたりしていたが、登場時にみかに注意され、髪を切ることを拒否したところガムテープを髪の毛にべったり貼られてしまい、仕方なく切ることになる。その後、伸ばすことは無くなった。女装が好きになったのは原作などでは体育祭の応援団でチアガール姿で応援をしたものの、誰にも注目されずに終わってしまった経験をして、ラジオ版では文化祭のオカマ漫画喫茶がきっかけ。 女装は好きだがホモではないので女の子が好きだが、それ以上に自分自身が大好きである。女装好きが高じて裁縫や生け花などの才能が目覚しく進歩を遂げ、自分で浴衣を作ったり学園祭の劇のための衣装を担当したりするようになり、連載当初のロッカーの面影は無くなっていった。みかや小林よりよほど女性らしくなり、男の格好をすると逆に珍しがられてしまっている。校外でも女装しており、女装仲間が他校にも存在する。卒業式には男の恰好をして出席したが、本人曰く「もうズボンを穿く事は無いから」。 超がつくほどのドMであり、女性陣相手だと自ら率先して罰を受けたがったり罵られようとしたりするなどして冷ややかな目で見られることが多くなった。一方でホラーが苦手。 卒業後は服飾系の大学に進学し、女子大生ならぬ女装大生になった。化粧をすると完全に女である。 小林と同様、渡部の同人誌活動の手伝いをやらされることが多い。 富永美奈子(とみなが みなこ) 声 - 榎本温子(ラジオ版)、植田佳奈(アニメ版、特典CDのMOMO版、ごーるでん版) 通称「富永」。単行本第6巻以降では小林や関が「トミー」と呼んでいるが、巻頭紹介の公式通称は第5巻でみかたちが呼んだ「お嬢」とされている。おとめ座。A型。趣味は料理。料理クラブ所属。 裕福な家庭で育ったお嬢様で、海外旅行経験が多く英語が堪能。成績は優秀で、料理の腕前もプロ並。幼い頃にはモダンバレエやピアノを習っていた。 容姿端麗であるが、喜怒哀楽を表情に出すことはめったに無い。また、何事にも厳しい性格で、かつかなりの毒舌家でもある。また、グロテスクなモノを好み、ヒトデやアメフラシなどの海洋生物やスプラッター映画が好きである。さらには絶叫マシンや高いところやホラーなど怖いもの全般が好きであり、そういった場面では一変して満面の笑みに満ち溢れる。料理の一番好きな工程は鮮魚さばきで、その際には恍惚の表情になる。関とは逆にドSな印象を受けるが、本人にそのつもりはないようである。 進学先は医学部で、婦人警官を目指す小林に勉強を教えながら医者を目指すなど多忙な日々を過ごしているが、本人は満足している。 中村元(なかむら げん) 声 - 岩田光央 通称「おやじ」。おうし座。O型。趣味はギャンブル、特にオートレースと読書、特にサイエンス・フィクション。現在はカメラが趣味。性格は温厚だが、あだ名の通りとても高校生には見えないほどのオヤジの貫禄があり、ヒゲが濃かったり下腹部がギャランドゥであったりなどオヤジキャラ化しているが、その愛称の由来は末武によれば「小学生の頃からムケムケで尊敬の意を込めた」ことからとされている。 みかと並ぶとさながら父と子のようである。 手先が器用で、オリジナルのアクセサリーや肩たたき器のようなモノも手作りする。また面倒見が非常によく、姪っ子もなついたり、短期留学生であるアンソニーの受け入れ先とされている。そのためか密かに女子生徒の間でも人気者で、修学旅行では多くの女子生徒から記念写真をせがまれていた。 最近ではカメラが趣味になり、写真を撮る場面では活躍するが、「色っぽいみか」など無理なものを撮ろうとするとなぜかカメラが故障する。 舞妓さんに扮した関を本当の舞妓さんと勘違いして以来、女装に磨きがかかってきた関にときめいてしまい、自分を落ち着かせることが増えてきた。 10歳年上の姉がいるが、現在は他家に嫁いでおり同居はしていない。たまに担任であるみか以上に年老いているかのような重みのある言葉を投げかけたりもする。 進学先は写真学科で、将来はプロのカメラマンを目指す予定。 ラジオ版で皆と遊びに行ったヒーローショーでみかの父親と勘違いされた。名前については単行本第6巻のキャラ紹介において「Gen Nakamura」と記載されている。彼の実家は何をしているかは不明だが、かなりのお金持ちであり、ラジオ版ではかなりヤバイ仕事をしている模様。 委員長(いいんちょう) 声 - 大谷育江 本名「流静」。さそり座。O型。真面目な性格であり、成績は優秀、メガネに三つ編みという優等生風に描かれているが、実はとてもミーハーな一面もあり、特にアイドル「スニャンプ」のコロちゃん(後述)の大ファンである。逆に大ファンであるため、主に関の発する「コロちゃんに似ている」とか「コロちゃんに似ている人いるよ」といった発言はファンの目からすれば本人と違うとして嫌っている。その筋金の入り様は、渡部が描いたコロちゃんの周囲から絶賛されるほどの出来の似顔絵にも満足しないほど。また怒った時は静かに怒りを表し、笑顔で足を踏みつけたり1週間無視し続けたりなどもする。…という性格であったが、初期以降はそのようなエピソードは全くと言っていいほど無くなってしまい、数年ぶりにコロちゃんがらみの話題になったときには「忘れかけてた設定」とまで言われている。 罰ゲームを与えるのが好きであり、勝負事も罰があると燃える性格。 目が悪いようでメガネもちゃんとした度が入ったものであるが、ずっとかけているためにメガネ跡も残っている。なお、連載当初は名前が無く、ラジオドラマ内での公募で決まった「流静」という本名も委員長というニックネームが定着しすぎているためにほとんど出てこず、さらに自分自身で委員長と言うことが多いく卒業式の答辞の際も間違って委員長と言ってしまった。 原作ではよくおやじと一緒にいるため、色々と噂を囁かれているが、本人達は自覚がない模様。 進学先は法学部で、現在は三つ編みをほどいている。 最近[いつ?]ではその清楚なキャラからは想像もつかない度肝を抜くような下ネタを無意識のうちに言ってしまい、周りが騒然とすることがたまにある。 渡部匠(わたべ たくみ) 声 - 岡野浩介 通称「渡部」。やぎ座。A型。漫画部所属、当初は部員が自分しかいなかったために一応部長である。趣味は漫画、特技も漫画だが風景画や人物画(似顔絵)も得意で、自称「写生の天才」。 テストの時間中はテスト用紙の裏側を使ってイラストを描くなど、技術向上にも余念がない。同人誌活動が大好きで、そのためになら3日3晩徹夜することもある。最初の頃は作品が全く売れていなかったが、巨匠になる予定。漫画のアイディアは追い詰められないと浮かばないようだが、突然思い浮かぶと学校をサボってまで描きに帰ってしまう。 徹夜でマンガを描くためかイベントなどの際には後から遅れてくることが多い。 基本的に男は描かないが、一度体育祭の看板に描いている。だが、どこかしら魅力がないらしい。理由は本人曰く「男(を描くこと)は苦手だ」。 部活の後輩でもある中山から少しズレた猛烈なアタックを受けていて、本人もまんざらではない様子。 また、イラストのポージングなどは自分がポーズをとって中山に写真で撮ってもらっている。その際、かなり色白かつ華奢な体型であることが判明し、小林曰く萌え体系。 進学先は不明だが、どうにか補欠合格はした模様。 なお、執筆活動はアナログからデジタルに移行した。 自身のサークル名は自分の匠に掛けた「渡部工房」から自分とアンソニーに掛けた「渡部庵」に変わった。 アンソニー・M・チェンバレン(Anthony M.Chamberlain) 声 - 森久保祥太郎 アニメではDVD版のご〜るどで登場。TV放送での登場は無し。 興津高校2年A組にアメリカから留学してきた男子学生。日本文化、特にサブカルチャー(アニメやコスプレ)に興味を持っており、憧れの同人作家である渡部を尊敬している。 日本語は流暢だが変に言葉を間違えたり、時折寒いジョークを飛ばし、何ともいえない空気にさせてしまうことがある。 同人や漫画文化への知識は多いが、自身は未熟であると考たえており、"OTAKU" となるべく精進を続けている。そのため"OTAKU"については普段は甘い態度を取りがちのでのスーザンに対しても厳しくなる。対象はウサギの耳が頭に生えた「うさみみ」。関と同じく女の子好きであるが、専ら萌え的な意味である。特に年上の女性や百合を好む傾向にあり、松本先生に憧れている。 中村の家にホームステイしている。単行本5巻の巻頭ではアンソニー妹とされていた実妹であるスーザンも後に登場する。 現在はアメリカに戻り、ネットで渡部達のデジタルアシスタントとして活動を共にしている。 遠藤くりこ(えんどうくりこ) 第1巻からフルネームでマンガに登場し、みかに名前まで呼ばれたことのあるキャラだが、1回名前を呼ばれたきり第8巻に至るまで登場していなかった。予備校の夏季講習に参加していたため、夏休み明けのテストは飛躍的に点数が伸びたらしい。 進学先は声優の専門校。
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