反古

実用日本語表現辞典

反故

読み方：ほご
別表記：反古

反故とは、反故の意味

反故とは、約束などを無かったことにしたり、物事を無駄にしたりすることである。元々は、紙などを無駄にすることなどを指す言葉として用いられていた。英語では、無効にする、取り消すといった意味では annul と表現する。また、紙を無駄にするといった意味では waste paper と表現する。

反故の類語

反故の語の類語には、「破棄」「撤回」「無効」などの言葉が挙げられる。

反故の使い方、例文

• 先日の契約を反故にされた
  契約を撤回されたという意味で用いる。
• 約束を反故にされ、挙句に無視された
  約束を破られた上に無視されたという意味。

（2020年11月5日更新）

デジタル大辞泉

ほう‐ぐ【^▽反^▽故／^▽反^▽古】

読み方：ほうぐ

「ほご（反故）」に同じ。

「さすが積もりにける—なれば、多くて」〈右京大夫集・詞書〉

ほう‐ご【^▽反^▽故／^▽反^▽古】

読み方：ほうご

「ほご（反故）」に同じ。

「残し置かじと思ふ—など」〈徒然・二九〉

ほ‐ぐ【^▽反^▽故／^▽反^▽古】

読み方：ほぐ

「ほご（反故）」に同じ。

ほ‐ご【^▽反^▽故／^▽反^▽古】

読み方：ほご

１ 書きそこなったりして不要になった紙。ほご紙。ほうご。ほぐ。

２ 役に立たなくなった物事。

ほん‐ぐ【反^▽故／反^▽古】

読み方：ほんぐ

「ほご（反故）」に同じ。

「人に紙、—など乞ひ集め」〈発心集〉

ほん‐ご【反^▽故／反^▽古】

読み方：ほんご

「ほご（反故）」に同じ。

「証文などは—にまぎれて」〈都鄙問答・一〉

難読語辞典

反古

読み方：ホゴ（ｈｏｇｏ），　ホング（ｈｏｎｇｕ），　ホンゴ（ｈｏｎｇｏ）

書画などをかきそこなったりして、いらなくなった紙

歴史民俗用語辞典

反古

読み方：ホゴ（ｈｏｇｏ），　ホグ（ｈｏｇｕ），　ホウグ（ｈｏｕｇｕ）

書画など書きよごした不要の紙のこと、約束を捨てること。

Weblio日本語例文用例辞書

「反古」の例文・使い方・用例・文例

• こんな株券は反古に見ている
• 昨日まで反古同然であった株が額面以上に上がった
• いよいよ開戦となった暁には条約は反古だ
• 反古にする（無効にする）
• 本人が死ねば証文は反古になる
• 法律を実行しないから反古になっている
• 約束を反古にする
• あの人はいったん約束したことを決して反古にしない
• ご親切を反古にしてすまない
• この株券は反古も同然だ
• 約束を破る、約束を違える、約束に背く、約束を反古にする
• 彼は約束が堅い、いったん約束したことは決して反古にしない