怪獣・宇宙人勢力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 14:13 UTC 版)
「ウルトラマン超闘士激伝」の記事における「怪獣・宇宙人勢力」の解説
メフィラス大魔王(メフィラスだいまおう) 声:檜山修之 自らを大魔王と名乗るメフィラス星人。争いを好まない知的な種族とされるメフィラス星人の中では数百年に一人という特異な存在であり、「暴力や破壊の為に力は存在する」「暴力と破壊を好む戦神の血はあるが、涙とかいうものは見たことも聞いたこともない」と語る(その一方で、彼我の戦力差や現状を冷静かつ的確に分析し、最善の一手を即座に判断するなど知力に優れた面もある)好戦的な野心家。かつてメフィラス星の犯罪者矯正施設である神殿(ハイパーエネルギーが充満することで超高温と超重力が生じた空間が中にあり、常人ならば一時間も経たずに音を上げる過酷な牢獄として使用される)に二か月も籠ってハイパーエネルギーを自在に扱える程に己を鍛え上げた後に「お上品で、退屈な」故郷を自らの手で滅ぼしてさえおり、メフィラス星の長老から「悪魔に魂を売った男」と呼ばれている。 メフィラス大魔王編では、覆面格闘家に扮して、第1回銀河最強武道会に出場。ゼットンたちと共に大会を影で操り、ウルトラ戦士と地球人を消耗させていった。準決勝でウルトラマンと対戦した際は、スペシウムアタックを使わせたことで降参する。ゼットンがウルトラマンに敗れた後、ウルトラ戦士への宣戦布告として、ガッツブラザーズにウルトラ戦士の1人(セブン)を封印させた。それにより、ウルトラマンがセブン復活のためにウルトラの星を離れた好機を見逃さず、宇宙に再び戦乱の時代を引き起こすために、ウルトラの星の壊滅を決行。配下の鋼魔四天王と共にウルトラの星を襲撃するが、ウルトラマン以外のウルトラ戦士たちの抵抗やウルトラマンの帰還により四天王を全て倒される。ウルトラマンとの直接対決では、2つのハイパーエネルギーを用いて、ハイパーメフィラスに変身。ウルトラマンを圧倒するが、チャージスラッガーを手にしたウルトラマンの前に敗れた。命は助かりながらも、負けた悔しさに初めて涙を流し、目的も凶悪な野望から打倒ウルトラマンに変わっていった。なお、武道会時とウルトラの星に宣戦布告した際、ウルトラ念力以上の念力を用いて、超電子制御付きの大会コンピュータを操作して対戦表を自在に決めたり、ウルトラの星の司令システムに割り込んできた。 ヤプール編では、新たな装鉄鋼を纏い、第2回銀河最強武道会に出場。凶悪さはなりを潜め、武人に変貌。予選でテンペラー、ベスト16ではタロウ、ベスト8ではウルトラの父を破り、準決勝で待ち望んだウルトラマンとの一騎討ちを行えるはずだったが、マザロンの豹変により事態は一転。ハイパー化したマザロンの猛攻に苦しむウルトラマンと共闘し、個人個人では全く歯が立たなかったマザロンをあわやというところまで追い詰めた。超テレポーテーションで動けなくなってしまったウルトラマンをマザロンのハイパーマグマレーザーから庇い、重傷を負うが、超闘士となったウルトラマンにエネルギーを分け与えられたことで一命を取り留めた。マザロンを倒したウルトラマンを労うが、ウルトラマンが超闘士の力の反動で亡くなったことに気付き、号泣した。ベスト4の中では唯一五体満足だったことから第2回大会の優勝者となり、ウルトラマンの時と同じようにウルトラの星が作った表彰楯を手にウルトラマンの墓参りを行うが、優勝者の喜びなどなく、ウルトラマンの墓に怒りと悲しみをぶつけた。ヤプール大戦ではウルトラマンの死にうちひしがれるウルトラ戦士たちをウルトラマンが言ったであろう言葉で一喝して立ち直らせ、ウルトラホーンを持つタロウを鍛え上げて超闘士へと導き、ゼットンに請わって助っ人になってもらった。メビウス星での最終決戦では、ウルトラマンを死に追いやったマザロンがジャンボキングに転生したことを知ると、マザロンに怒りを募らせるも、セブンのおかげで復讐心を抑えることができ、タロウを連れて一足先にヤプールの許に向かった。ヤプールとの戦いでは、一蹴りで気を失うが、ジャンボキング戦を終えて駆け付けたセブンたちに介抱されて意識を取り戻す。ヤプールの行いがタロウを逆上させて超闘士の力を消耗させることに気付き、セブンたちにタロウを止めるように頼んだ。ハイパーヤプールに対しては、全力のキックを放つも通用せず、最後の賭けとして、ヤプールの異次元パワーを暴走させる策を思いつき、そのための装鉄鋼破壊を行った際は中央を破壊した。なお、ブラックピジョンのおとぼけぶりに困惑するコミカルな描写も描かれた。 ゴーデス編では、第3回銀河最強武闘会に出場。ベスト16でレッドキングを破るが、ベスト8でキングに敗れる。しかし、その試合でキングがウルトラマンの変装であることに気付き、試合終了後、タロウと共にウルトラマンと再会を果たす。ゴーデス細胞の療養中、かつての配下である鋼魔四天王にウルトラマンたちのサポートを頼んだ。療養を終えた後、重装鉄鋼を纏って、シーダとの戦いに臨み、セブンと共にウルトラキーを使用した際には発射を担当した。なお、理由が分からないまま正体不明の敵(ゴーデス)を倒しにきたウルトラマンにツッコミを入れたり、ヤメタランスの放射能で怠けてしまった四天王を見てずっこけるなど、前シリーズのヤプール編同様にコミカルな面も描かれた。 OVA版では、ウルトラマンと記念式典での試合を行っている最中に現れたツイフォンとの戦いに身を投じる。ウルトラマンが倒れた後、超エネルギー増幅装置を用いてツイフォンと交戦するが、装置の副作用により力尽き、ウルトラマンに看取られながら息を引き取る。メフィラスの戦死はウルトラマンの心に傷を残すことになった。 エンペラ星人編では、洗脳された21が放ったウルトラキーのエネルギーを抑えたことで気を失ったウルトラマンの夢の中に現れ、彼を叱咤激励した。 新章では、皇帝空間における決戦で超闘士タロウへの刺客としてジェロニモンによって生前の記憶と心を消された状態で復活し、エンペラ星人に忠誠を誓う四天騎星の一人“闘士メフィラス大魔王”としてウルトラ戦士達の前に現れた。武人としての性格は変わらず、強敵であるタロウとの一騎討ちに歓喜し激闘を繰り広げた末に敗れるが、あえて止めを刺さなかったタロウへの悔しさから灯った情熱を切っ掛けに記憶を取り戻し、究極超獣戦艦によって窮地に陥ったタロウ達のもとへ駆けつける。 メフィラスの装鉄鋼はマント付きで、第2回武道会からはより攻撃的なデザインにして重量も増したものを使用するようになる。重装鉄鋼のエネルギー増幅メタルは2枚のウイング型。 完全版第2巻の描き下ろしイラストではアーマードメフィラスに変化した姿も描かれている。 ガシャポンフィギュアは、主に第2部の型で、ヤプール編までの間に様々なポーズのものが発売された。重装鉄鋼版も2種存在。主なオリジナル技 ピラミッド弾(正式名称不明) - ピラミッド型の光弾。第1回銀河最強武道会でウルトラマンに新必殺技を使わせる為、闘技場も破壊することを承知で使用。結果、新必殺技のスペシウムアタックに破られる。 超魔光閃(ちょうまこうせん) - 右腕から発する光線。当時まだ名称が不明だったグリップビームの構えから発射。ヤプール戦では超魔光閃の型から螺旋状の光線を放ったが、強化版なのか、別の技なのかは不明。 鋼魔四天王(こうましてんのう) メフィラス大魔王配下の四人の宇宙人。ダダ以外は正体を隠して、第1回銀河最強武道会に出場、メフィラスの思惑通りにトーナメントを進めた。それぞれがウルトラ戦士を圧倒するほどの戦闘力を有する。そのためか、4人が揃って自身の実力に絶対的な自信を持ち、相手を見下す傾向が強い。また、ウルトラの星を侵攻する前から各惑星を滅ぼしており、少なくとも、3つの惑星が滅ぼされていることがバルタンの口から明らかになっている。 ウルトラ戦士達との戦いで戦死したと思われていたが、ヤプール編で生存が確認されており(第2回大会にて観戦しているシーンがある)全員が改心していた。ゴーデス編ではメフィラスからの(『命令』ではなく)『依頼』を受けて、再び装鉄鋼を装着して戦場に戻り、ウルトラ戦士に協力。2大魔神戦でウルトラマンたちを助け、シーダ戦ではノタニー博士たちの救助活動に専念するが、ヤメタランスの影響で怠け者になってしまった。シーダ戦からは装鉄鋼にクリスタルコートを施した簡易型の重装鉄鋼を使用。 鋼魔四天王の人選は、『ウルトラマン』第33話の「禁じられた言葉」でメフィラス星人が操ったメンバーが元ネタである。 ガシャポンフィギュアは、1部と3部、それぞれの装鉄鋼仕様が発売された。 バルタン星人 / 闘士バルタン星人 鋼魔四天王の一人。装鉄鋼はミサイルランチャーや分身用のカプセルなどが装備されたメカニックなもので火力に優れている。武道会ではガッツ星人と戦い、引き分けという八百長を演じた。前の3つの惑星は自分以外の四天王が滅ぼしたことから、挑発してきたグレートと一騎討ちをする権利を得て戦闘を行う。互角以上の戦いを展開するが、バルタン・ミクスド・ファイヤーをマグナムシュートに逆利用されたことで敗れる。バルタンが敗北後、残りの四天王はメフィラスから「10分以内にウルトラ戦士を始末しなければ全員処刑する」と宣告されて本気を出すことになった。魔神戦ではシラリーの絶命光線を浴びかけるもジョーニアスに助けられ、シラリーが破壊光線に切り替えた際には自身の火力でダメージを抑えた。 四天王では唯一、鎧無しのフィギュアも発売されたため、3種類ある。主なオリジナル技 バルタン・ミクスド・ファイヤー - 両手のハサミから発するバルタンファイヤーとハサミ上部に取り付けられたミサイルランチャーから発する誘爆エネルギー弾を合わせた必殺技。グレートのマグナムシュートによって、はじき返されてしまう。 バルタン・ミクスド・ノヴァ - バルタン・ミクスド・ファイヤーの強化版。ゴーデス編で他の四天王たちと共に2大魔神に放つが、敵の強さを際立たせただけで終わった。 PSY=バルタン - バルタンの精神エネルギーで作られた分身。本体の1/10の強さだが、ウルトラ戦士を苦戦させた。その気になれば何百体でも作れるらしい。本体であるバルタンが倒されると消滅する。ゴーデス編では人命救助に用いられるも、ヤメタランスのせいで分身たちも怠け者になってしまった。 バルチョップ - 何の変哲もないチョップ攻撃。ヤメタランスによって怠け者にされた際、救助活動を再開するように頼んできたヤメタランスに対して放った。 ザラブ星人 / 闘士ザラブ星人 鋼魔四天王の一人。装鉄鋼は棒を備えており、それによる棒術を展開。紳士的な性格でダダ曰く「頭は切れる」ほう。タロウを排除しようとするが、ジャックの捨て身のカウンターによるウルトラランスに敗れる。倒れる際に、その覚悟を認め、彼を見下していたことを謝罪した。魔神戦からはザラブロッドと同金属の盾も用いるようになり、棒と盾が同時に壊れたことをヒントに魔神の同士討ちを思いついた。主なオリジナル技・武装 ザラブロッド - ザラブ愛用の棒。魔神戦ではシラリーにやられそうになったダダを救おうと投げつけるも、シラリーに逆に投げ返されてしまうが、盾で防御したことで命拾いし、そこから同士討ちを思いつく。 旋風光輪波(せんぷうこうりんは) - ゴーデス編で披露された必殺技。棒から光輪を放つ。 ケムール人 / 闘士ケムール人 鋼魔四天王の一人。装鉄鋼は光線を弾く重装型で自身は怪力を駆使する。四天王ではもっとも大柄でガラも悪い。武道会ではザラブ星人と引き分けという八百長を演じた。タロウを仕留めようとした矢先、帰還したウルトラマンの2発のパンチに敗北する。魔神戦ではメフィラスの性格が変わったことに感心し、それがウルトラマンのお陰であると感謝したり、命の恩人であるパワードを褒め称えたりと、四天王の中でも特に性格が丸くなっていた。主なオリジナル技 超高圧パワーグライド(ちょうこうあつパワーグライド) - 砲口状になっている手の部分から黒いエネルギー体を発射する技だが、発射直前にタロウに阻止されたため詳細不明。 ファイナル・パワーグライド - パワーアップした超高圧パワーグライド。ゴーデス編で使用。 バリアー・パワーグライド - ゴーデス編にて使用された長方形のバリアー。コダラーとシラリーの光線を防ぐが、コダラーのパンチで四散した。 闘士ダダ 鋼魔四天王の一人。装爪鋼は三本爪を備えており、スピード攻撃を用いる。本人曰く「あまりに速く強いため、抑えることができない、四天王最強の男」であり、その為、武道会には参加しなかった。1時間で惑星を滅ぼしたことがあることから、四天王最強は過大評価ではない模様。かなりのナルシストで口に薔薇を加えることも多い。四天王の汚名をそそぐために、ウルトラマンと戦うが惨敗。直後、メフィラスに顔を踏み潰されて動かなくなる(メフィラスは最初からダダがウルトラマンを倒せるとは思っておらず、ウルトラマンの力量を測るために戦わせた)が、一命は取りとめており、第2回大会の観戦シーンではその傷に絆創膏が貼られていた。魔神戦ではウルトラマンを最初に救出した。主なオリジナル技 仮面の舞(かめんのまい) - 仮面を付けて超高速で分身しながら攻撃する技。2種類の仮面を使用。ゾフィー、エース、ジョーニアス、80の4人を苦しめたが、ウルトラマンには効かず一撃で敗れる。 クローシューター - ゴーデス編で披露された必殺技。腕に装備した爪の逆についた銃口から光線を放つ。 エースキラー / エースキラーR(リベンジャー) / エースキラーS(スペシャル) 声:千葉繁 先代ヤプールによって造られた人造超人。ウルトラ戦士の技をコピーしており、実力はエースと互角以上。エースを倒すために作られ、頭の中身も互角のようである。ロボットなので頭部だけでも活動可能。本作ではエース以外のウルトラ戦士との面識はなかった。 ヤプール編では、第2回銀河最強武道会に出場。ベスト16でジャックを破り、ベスト8でエースと対戦。メタリウム光線をM87光線で相殺して、エースを追い詰めていく。新技のメタリウムバーストを受けて電磁光にまで吹き飛ばされるが、エースが庇ったことで試合には勝った。形はどうであれ、念願を成就したことから、生きる目的を見失ったが、自身が倒したエースやジャックの励ましを受けて立ち直り、彼らの分まで、残りの試合に専念することにし、エースとの間にも友情が芽生えた。準決勝でマザロンに全身を切り裂かれ、残った頭部は電磁光に向かって投げつけられるもウルトラマンに助けられたことで、辛うじて生き延びた。ヤプール大戦ではエースキラーRとなって復活。「エース打倒」という呪縛から解放されたこともあって、ウルトラ戦士たちと共にヤプール軍と交戦。ヒール星での戦いを経て、創造主ヤプールとの最終決戦にも参加。ジャンボキング戦では、弱体化したジャンボキングに対し、ゼットンと共に反撃を行い、キラーブレストを放った。ジャンボキングの身体を失ったマザロンには自身の手でとどめを刺す。ヤプール戦では、ハイパーヤプールに怯え、ヤプールが光線を放った際にはタロウの超闘士の力で助けられるが、下半身を失う。ヤプールが暴走態と化した際には、意を決して自爆用の超重力爆弾を使用。セブンのアイスラッガーで頭部を切断されたことで本体は助かり、切り離された首から下の身体は爆発。倒すことは出来なかったが、時間を稼ぐことは出来た。 ゴーデス編では、第3回銀河最強武道会に出場。ベスト16でゴモラと対戦するが、どちらが勝ったかは描かれなかった。ロボットではあるが、ゴーデス細胞にエネルギーを吸収されてしまい、療養することになる。 OVA版では、新たなボディのエースキラーSとなり、斧と盾も装備。ウルトラ戦士たちと共に怪彗星ツイフォン破壊に赴く。シールド砲を用いるも彗星を破壊できず、ツイフォンとの戦闘でもシールド砲が通用せずに敗北。 ガシャポンは、ノーマル版とRが、それぞれ1体ずつ武器付きで発売されたが、Sは発売されなかった。主なオリジナル技・武装 キラーブレスト - Rの時に使用。胸部から発射する光線。 超重力爆弾 - Rの時に使用。胸部に内蔵した自爆用の爆弾。爆発は小ぶりだが、相手を内側へ押し潰す。 シールド砲(正式名称不明) - シールドの中央の刺の部分から発射する高火力エネルギー波。怪彗星ツイフォン破壊に用意したものだが、逆にエネルギーを吸収されてしまう。 ゼットン / 闘士ゼットン 声:堀川りょう ウルトラマンを破ったことのある怪獣。笑い声は「ゼーットットットッ」 メフィラス大魔王編では、第1回銀河最強武道会に出場。メフィラスとつるんでいたが、実際は利用されていただけだった。ベスト16でテンペラー星人、ベスト8でセブン、ベスト4でエースを破っていった。決勝戦では闘士となったウルトラマンにじわじわと追い詰められたことで焦り、メフィラスの甘言に乗って最強の座に執着する余り、メフィラスから渡されたハイパーエネルギーのカプセルを用いてハイパー化を決意。最初はエネルギー不足で暴走してしまうも、科学特捜隊が放ったペンシル爆弾のエネルギーを吸収したことで完全なるハイパー化を達成し、ハイパーゼットンとなった。光線技の効かない最悪の怪物として猛威を振るうが、観戦客のピグモンが付けていた風船からヒントを得たウルトラマンにスペシウムアタックを零距離で放たれたことでハイパー化が解けて沈黙した。 ヤプール編では、第2回銀河最強武道会には出場せず、宇宙の辺境で療養しながら修行の日々を送っていたが、ヤプール大戦の助っ人としてメフィラスに請われ、メフィラスが用意した装鉄鋼を装備して闘士となった。最初はメフィラスへの復讐を行うとしたが、メフィラスが土下座をしてまで自分の力を求めたことや、メフィラスの心境を変化させたウルトラマンの偉大さに惹かれたことで、個人の復讐を捨てて、助っ人になる決意をした。メフィラスから贈られた装鉄鋼を使いこなす特訓を終えて、サンド星での戦闘で初陣を飾る。闘士怪獣五獣士をあっさり追いつめていたバラバを軽く倒し、バラバから武器を与えられたドラゴリー、ガマス、カメレキングに至っては3体纏めて倒した。そのままヤプールとの最終決戦にも参加。ジャンボキング戦では踏み潰しにかかったジャンボキングの足を受け止めて耐え抜いた末、弱体化したジャンボキングにメテオ火球を放った。ハイパーヤプール戦では同時攻撃を仕掛けるもメテオセイバーを逆に破損。ヤプールが広範囲に放った光線からメフィラス、セブン、エースを助けるためにテレポートを用いるも近い範囲内しか使えず、3人同時に助ける無理をしたため、自身のダメージは酷く、戦闘不能となった。ハイパーゼットン時の経験からタロウがヤプールに放った最後の一撃を察して、メフィラスたちに避難するように指示した。 ゴーデス編では、第3回銀河最強武道会に出場。ベスト16でジャックを破るが、ベスト8でパワードに敗れる。パワード流派を噂で聞いていた。 OVA版では、月面でのツイフォンとの戦いに参戦したが、通用しなかった。 エンペラ星人編では、北銀河の防衛を手伝っており、セブンと一緒にいる姿が描かれている 当初は己の強さに慢心しきっていたような性格で、エースを甚振るなど悪役としての一面が強調され、ウルトラマンからは「武道家精神の欠片もない奴」メフィラスからは「功名心の強い単細胞」と呼ばれていた。しかし、ウルトラマンに敗れた直後はウルトラマンを褒め称えるという一面を見せ、闘士となってからは性格が丸くなった。また、闘士としての姿を初披露した時には、バルタンJr.に「『宇宙恐竜』だから闘士『怪獣』とは呼べない」と指摘され、他の怪獣達が「闘士宇宙恐竜?」などと言っているのを見て辟易する一面も見せている。 完全版第2巻の描き下ろしイラストではEXゼットンに変化した姿も描かれている。 ガシャポンは、ノーマル版、ハイパーゼットン、闘士2種の計4種が発売。主なオリジナル技・武装 ハイパーメテオ火球 - ハイパーゼットンになって用いたメテオ火球。どこからともなく頭上に巨大な火球を出す。 メテオセイバー - 背中に背負った双剣。柄で連結させて用いる。ブーメランとしても使用可能。 闘士怪獣五獣士 5人の闘士怪獣で構成されたチーム。 第1回銀河最強武道会ではゴモラが闘士のつもりで武装していたがウルトラマンに「闘士じゃなくてただの武装怪獣」と言われ、第1回大会終了後、猛修行の末に全員が闘士となり、第2回銀河最強武道会に臨み、第3回銀河最強武道会にも出場した。 ヤプール大戦では銀河連合軍の一員として活動し、サンド星での激闘も展開。エンペラ大戦ではセブンに協力して、北銀河でエンペラ軍と交戦している。 ガシャポンはほぼ全員2種発売。ゴモラのみ武装怪獣時代のものがパート1にて発売された。また、ゴモラとベムスター以外はポケットヒーローにラインナップされ、種類が増えている。 レッドキング / 闘士レッドキング 声:江原正士 闘士怪獣五獣士のリーダー。装鉄鋼は目の周りにメイキャップレスラーのような火炎の隈取りを入れた状態で纏う。粗野だが一本気な性格で、常に先頭に立って行動していることから、他の怪獣達からの人望は厚い。 第1回大会では、初戦でウルトラマンと対決するも岩石投げを破られ、一度に六発のパンチを受けて敗北。決勝戦では、ハイパーゼットンと戦うウルトラマンを応援した。 第2回大会では、予選でガルタン大王を破り、ベスト16でウルトラマンと激しい肉弾戦を展開。敗れはしたが、ウルトラマンからは、その上達振りを評価された。 ヤプール大戦でのバラバ戦ではボロボロの状態ながらも立ち向かっていき、ゼットンに助けられる。ゼットンのことは第1回大会では呼び捨てにしていたが、闘士となった彼に命を救われてからは「ゼットンのダンナ」と呼び方を改めるようになった。 第3回大会では、ベスト16まで勝ち残るが、メフィラスに敗れる。また、同族のPレッドキングとも顔を合わせた。 完全版第3巻収録の栗原仁の好きな怪獣ベスト5では1位にランクイン。 新章での第4回銀河最強武道会では闘士ゴモラに初戦敗退。 ゴモラ / 武装ゴモラ / 闘士ゴモラ 声:西村智博 闘士怪獣五獣士の一員。武装怪獣時代は金棒付きの鎧を纏い、闘士になってからの装鉄鋼には両刃斧を装備。 第1回大会では武装して参加。本編中で防具と手持ち武器を付けた最初のキャラクターだが、その時点では実力的な成長は認められず“武装怪獣”(ウルトラマンの評による)止まりであり、ウルトラマンに一撃で鎧を割られて降参。決勝戦では、ハイパーゼットンと戦うウルトラマンを応援。 第2回大会では、ベスト16でエースに敗れる。 第3回大会では、ベスト16でエースキラーと対戦するが、どちらが勝利したかは描かれなかった。また、昔の仲間であるタイラント一味と再会した際に「怪獣帝王」を名乗っていたことを今の仲間たちに明かした。 完全版単行本第2巻の書き下ろしイラストでは、レイモンと一緒にいる光景が描かれた。 新章での第4回銀河最強武道会では超振動波でレッドキングを破りベスト8に進出。 エレキング/闘士エレキング 闘士怪獣五獣士の一員。装鉄鋼は両手がコンセント状になっており、両手を合わせることで強力な電気を放射可能。 第1回大会では、入場シーンのみ描かれた。 第2回大会では、ベスト16でセブンと対戦し、敗れはしたが、精一杯戦えたことに満足していた。 第3回大会では、予選バトルロイヤルで乱戦に巻き込まれて敗退。 完全版第3巻収録の栗原仁の好きな怪獣ベスト5では2位にランクイン。 新章での第4回銀河最強武道会ではグインジェを破りベスト8に進出。 ベムスター/闘士ベムスター 闘士怪獣五獣士の一員。装鉄鋼は兜に、爪状の手にハンマーとペンチアームが、足には金属の爪やドリル、尻尾の先に棘付きの鉄球が付いており、腹部の口にはエネルギーを吸収するクリスタルが備えられている。五獣士の中で唯一空を飛べる。 第1回大会では、入場シーンのみ描かれた。 第2回大会では、ベスト16でミスターサンタと対決するが、一瞬の間に腕のジョイントを外されて自滅した。その後、超闘士ウルトラマンの許に向かおうとするが、レッドキングたち3人(バキシムは治療中だったためにおらず)を乗せた状態で飛ぶことはできず、待つことになった。 第3回大会では、予選バトルロイヤルにおいて乱戦に巻き込まれ、敢えなく予選落ち。 新章での第4回銀河最強武道会では登場シーンはないものの、ネオスに敗退している。 バキシム/闘士バキシム 闘士怪獣五獣士の一員。装鉄鋼は頭部と両腕が刃になっている。エースの活躍で先代ヤプールの支配下から解放されていた超獣。 第1回大会では、ベスト16でエースと対決し、空を割っての攻撃を駆使して善戦するが、メタリウム光線で敗北。 第2回大会では、ベスト16でのレオとの試合ではトルネードアタックで勝利を手にし、五獣士では唯一ベスト8まで勝ち残る。準々決勝でのマザロン戦では、彼の背後にヤプールの面影を感じて恐怖し、起死回生のトルネードアタックを放つも、マザロンの催眠術にかかり、電磁光に突っ込んでしまい自滅。電磁光デスマッチ最初の犠牲者となった。 ヤプール大戦では、創造主ヤプールに反旗を翻して戦い、サンド星で戦いでは身を挺した行動によって壊滅寸前にまで追い詰めたが、バラバの参戦で形勢が逆転してしまい、意識を失う。 第3回大会では、予選バトルロイヤルにおいて乱戦に巻き込まれ。敢えなく予選落ち。 新章での第4回銀河最強武道会では登場シーンはないがデスレムに敗退。主なオリジナル技 トルネードアタック - 装鉄鋼の頭部と両腕の刃を組み合わせて放つ回転体当たり攻撃。自他共に認める百発百中。 テンペラー星人 かつてはウルトラ戦士と敵対していた強豪宇宙人の代表格。大会の優勝候補の一人に挙げられるなど、実力者ではあるが、第1回大会ではゼットンに光線技を跳ね返されて敗北。第2回大会でもメフィラスにパンチ一発で退場。第3回大会に至っては指1本でふっ飛ばされてしまう(しかも1コマのみの出演)など損な役回りばかりだった。ヤンドことヤプールから「大戦を行っている間はおとなしくしているように」と忠告され、それに従うが、ウルトラ戦士たちにヤンドがヤプールであることを伝えた。敵対していたウルトラ戦士に情報を提供した理由は「万に一つでもどうにかしてくれると思ったからかもしれない」と述べた。 テンペラー星人以外にも強豪宇宙人と呼ばれる面々(後述)が登場しているが、いずれも闘士となったウルトラ戦士や怪獣達にあっさりやられたりと、損な役回りが多い。 新章での第4回銀河最強武道会ではヒッポリト星人を破り、ベスト8に進出。 ガシャポンがパート1にて発売。同一ラインナップの食玩版では削除された。 ナックル星人 銀河最強武道会には出場せず、ブラックキングと共に観戦、大会の白熱ぶりに感激して涙を流していた。第2回大会終了後は、テンペラー星人の道場にいた。 ヒッポリト星人 エース人形を手に“宇宙で一番強い生物(いきもの)”を自称するが、彼との因縁は(あるかどうかも)不明。実際にリングで相対したが、闘士との差はあまりに大きく勝負にならなかった。 完全版第3巻収録の栗原仁の好きな怪獣ベスト5では4位にランクイン。 新章での第4回銀河最強武道会では登場シーンはないがテンペラー星人に敗退。 マグマ星人 気が強く、第2回大会では、ヒッポリト星人とどちらが最強かで試合前に諍いを見せる。同大会の最初の予選試合では闘士となったレオと対戦するが、レオスープレックスで瞬殺となった。その後、ヤプール相手にネオマグマサーベルをかざして啖呵を切るも、デコピンの風圧だけでふっ飛ばされる。なお、本作のマグマ星人はレオ兄弟と因縁があるかは不明。 完全版第3巻収録の栗原仁の好きな怪獣ベスト5では5位にランクイン。主なオリジナル武装 ネオマグマサーベル - マグマサーベルの強化型。第2回大会終了後に装備。 ガルタン大王/闘士ガルタン大王 闘士たちに一歩も引かぬ態度を見せたが、闘士となったレッドキングに敗れる。 新章ではウルトラマンが大好きであるという設定が初登場。過去、80にやっつけられたことで彼に弟子入りし、闘士となって第4回銀河最強武道会に参加。初戦でグレゴール人を破る。ウルトラ兄弟になるという夢を語るメビウスに対抗心を見せるも、そのいい人っぷりに好きになりかけてる。 バルタン星人Jr. ビルガモを始めとするロボット怪獣軍団を指揮。闘士バルタン星人やPバルタンの同族だが、まだ幼く、語尾に「でしゅ」を付ける。蝶ネクタイを着用し、大きなレバーの付いたリモコンでビルガモを操縦する。第2回大会では予選で敗北して大泣きしている際に救護班の防衛チームの女性隊員からキャンディーを与えられるシーンが描かれた。ヤプール大戦ではヤプール軍と戦う戦士たちに感化されて、自身もロボット怪獣軍団と共に加勢し、サンド星での戦いにも参加した。ヤプール大戦を経て、ウルトラ戦士たちとの間にも友情が芽生えた。第3回大会の予選では、同族のPバルタンと顔を合わせるが、自身は予選落ちとなる。 ガシャポンは、ビルガモとセットで発売。 ビルガモ、キングジョー、クレージーゴン、ガメロット バルタンJr.が指揮するロボット怪獣軍団で、ビルガモはバルタンJr.直属のロボット怪獣。 ヤプール大戦ではバルタンJr.と共に連合軍に参加。サンド星の戦いではキングジョーがバキシムと共に倒れているシーンが描かれた。 ガシャポンは、ビルガモのみが発売。 カネゴン / 武装カネゴン 声:千葉繁 武道会の常連観戦客。第2回大会からは装鉄鋼まで用意して決勝戦を観戦するようになり、第2回大会時は避難しようとした観客仲間の心を動かした。第3回大会ではより重装備となった。 ガシャポンが通常と武装版の2種類が発売された。第3部の重装備カネゴンは発売されず。 ピグモン カネゴンと共によく観戦に来る。第1回大会では、彼の着けていた風船が、ウルトラマンにハイパーゼットンを倒すヒントを与えるきっかけとなった。 第2回大会ではレッドキング後援会として、チャンドラー、マグラー、スフランといった怪獣たちと共に2人のピグモンが登場している。 ガシャポンパート1にて発売。テンペラー星人同様、食玩版では削除。 マヤ 太い眉毛と口元のほくろが特徴の少女。非常に冷めた性格をしており、第2回大会では危険を顧みずに応援するカネゴンたちを尻目に「やっぱり帰る」と会場を後にし、第3回大会では、シェルターに避難した際に「アクシデント慣れしてきたね。この大会もさ」ときついツッコミを入れている。 完全版単行本第4巻の書き下ろしイラストでは、闘士マゼラン星人マヤが描かれている。 バド星人 武道会の常連観戦客で、本作オリジナルの妻子も一緒に登場している。第3回大会では自らも出場するが、予選でメフィラスにやられる。 ウインダム、ミクラス、アギラ セブンの相棒のカプセル怪獣たちでセブンの試合を観戦する。口調はウインダムはカタカナ交じりの丁寧語、ミクラスは語尾に「 - でゴワス」とつけるが、アギラのみ文字が書かれた看板や紙を使って表現を執る。 アギラは登場回数が最も多く、セブンのことを「親分」と慕い、一緒にいることも多い。年齢もかなり幼く描かれており、エースからも「子供」と称されている。完全版単行本第1巻の書き下ろしでは、カプセル怪獣残り2つのカプセルからメスのアギラ2匹が出現した。 単行本では『セブン家の人々』というセブンとカプセル怪獣たちの話が書き下ろしで描かれ、完全版第3巻では赤ん坊のウルトラマンゼロやセブンガーも加えての書き下ろしが描かれた。また、完全版のほうでは、ミクラスもセブンのことを「親分」と呼んでいた。 完全版第3巻収録の栗原仁の好きな怪獣ベスト5でミクラスは3位にランクイン。 ラビドッグ ウルトラの星に住んでいる宇宙犬。原典ではタロウのペットだったが、本作ではウルトラ一族の子供が飼っている別個体も見られた。ヤプール大戦でウルトラマンが思い描いた第3回銀河最強武道会では観客席からアギラと同じ表現でタロウを応援しているシーンが描かれ、タロウのことは「タロウぼっちゃん」と呼んでいる。 ビーコン 万丈アナと常に行動を共にしているカメラマン。「ビー」や「 - だビー」が口癖。魔神の亡骸の調査にも同行するが、なまけ放射能に感染し、愛用のカメラはササヒラーに奪われてしまった。 ミステラー星人 ジャックの友人。第1回大会ではウルトラ戦士たち(ウルトラマンとジャック)に「この大会にはよからぬ宇宙人も参加しているらしい」と忠告した。OVA版にも登場し、闘士五獣士と共にメフィラスとツイフォンの戦いをテレビで観ていた。 殺し屋ガッツブラザーズ 報酬を請け負っての殺し屋を職業とするガッツ星人の兄弟。西部劇のガンマンのような風貌をしており、兄は左目、弟は右目にレンズを付けている。兄の個体がメフィラス大魔王に雇われて第1回大会に参加し、大会終了後にセブンを十字架に封印。惑星S-40でウルトラ戦士とメフィラス軍の戦いを静観し、ウルトラマンも仕留めることにするが、自分たちを追ってきたレオ兄弟にクルスガンを破壊されて捕らえられる。その後、セブンの仲立ちにより、宇宙刑務所で罪を償うことを条件に助けられる。エンペラ星人編でブラック指令が宣戦布告している映像を酒場で観ていたガッツ星人も1人いるが、ガッツブラザーズであるかは不明。主なオリジナル武装 クルスガン - 撃った相手をエネルギーを封印する棺に封印する拳銃。 エネルギーを封印する棺 - 透明な十字架状の棺で、この棺内に閉じ込められるとエネルギーが0になり、仮死状態になってしまう。 チャータム キング星に住む女性。神(キング)から真の闘士に反応する青い石を授かり、それを守りながら生活していた。人の心を感じ取る力を持つ。ウルトラマンと共にキング星を訪れた科学特捜隊にキング星が試練の星と呼ばれている由来を教え、アントラーと戦うウルトラマンが闘志を取り戻したことを知ると、青き石でウルトラマンを援護した。 モデルは『ウルトラマン』第7話に登場したチャータム。名前はカードダスに書かれているが、漫画版では名前は明かされず、単行本第2巻のあらすじ内では、謎の美女と表記された。 アントラー、ケムラー、ザラガス キング星でウルトラマンが交戦した怪獣たち。アントラーは磁力と光線耐性によりウルトラマンを苦しめるが、ウルトラマンの闘志に反応した青い石の直撃を受けて身体の一部を破損し、そこに零距離スペシウムアタックを叩き込まれて撤退した。ケムラーとザラガスはいずれもウルトラマンと科学特捜隊の連携により倒された。ケムラーとザラガスもアントラー同様にウルトラマン一人では勝てなかった強敵たちだったが、アントラー戦でウルトラマンが格闘技も向上させたことにより、2体には光線技を使わずに勝利した。 メフィラス長老 メフィラス星の長老。大魔王を名乗ったメフィラス星人によってメフィラス星は滅ぼされてしまうが、ウルトラマンの協力により復興していった。ウルトラマンの正義を信じ、ハイパーエネルギーの牢獄での修行を許可した。 メフィラス星人にヒゲを生やしたデザインで描かれ、長老以外にも女性や子供のメフィラス星人も描かれた。 太陽神 プラズマスパークで生み出された太陽エネルギーに宿った意志でウルトラ一族の神とも呼べる女性人格。その存在を知る者は少なく、ウルトラマンもキングから聞かされるまでは知らずにいた。キングの頼みもあって、ウルトラマンの亡骸を修復し、ウルトラマンを蘇生させる。以降もウルトラクラウンを完成させたり、ゴーデス事件で意識不明となったタロウ、グレート、パワードの3人をウルトラマンの頼みで治療したりと、ウルトラ戦士たちの力になっていった。太陽神のいる世界は死んだウルトラ戦士の魂が行きつく場所であるが、キングは長年の修行により生きたまま行くことが出来る。 キングパラダイ 宇宙貨物船の船長。目的地が第3回銀河最強武道会開催地だったことから、銀河の果てでギリギリまで修行していたタロウを特別に乗船させてあげた。なお、船長という設定は『ウルトラマンタロウ』の白鳥船長と『ウルトラマンレオ』第28話の船長が元ネタ。 タイラント、アストロモンス、ドロボン、ダストパン ゴモラが怪獣帝王と名乗っていた頃につるんでいたゴロツキ軍団。ゴモラとは喧嘩別れし、正義の闘士となった彼と第3回大会にて再会した際にも「怪獣のいい恥さらし」と馬鹿にしていた。現在はタイラントがリーダー格を務めている。予選バトルロイヤル開始前、タロウを襲おうとするが、パワードの頼みに白けて中断。予選バトルロイヤルにおいては、開始前の件からパワードを狙うが、神の手により、全員が返り討ちに遭う。 彼らの組み合わせは1979年公開の映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』に由来する。 ガシャポンでは、ダストパン以外が発売された。 P(パワード)バルタン星人、P(パワード)レッドキング バルタン星人やレッドキングの同族でパワード流派門下生。第3回銀河最強武道会に潜入していたゴーデスを倒す為、総帥であるパワードと共に大会に出場し、同族のバルタン星人Jr.や闘士レッドキングとも顔を合わせた。Pレッドキングは闘士レッドキングと比べて落ち着いた性格ではあるが、闘士レッドキングを挑発する一面も見せた。パワードと共にベスト16に残るが、Pバルタンは仮面騎士(ゴーデス)に、Pレッドキングはタロウに、それぞれ敗退。ゴーデスとの戦いでは、オーラを持たない状態でゴーデスに直接触れたためにエネルギーを全て吸収されてしまった。武道会終了後、宇宙警備隊の許で療養していたが、パワードの手で仲間のパワード流派門下生たちに預けられた。 パート8にて、それぞれ発売。 彼ら以外にもパワード流派門下生として、『パワード』登場怪獣が姿を見せており、Pテレスドン、Pガボラ、Pザンボラー、Pダダの4人はゴーデス細胞を療養中のPバルタンとPレッドキングを引き取り、PダダとPテレスドンはシラリー復活直後にも登場し、PテレスドンはPケムラー、Pピグモン、Pジャミラと共に、キングの治療にあたり、Pダダはパワードをキングの許に連れてきた。 新章ではウルトラの星の防衛にPバルタン、Pレッドキング、Pテレスドン、Pピグモンと共にPゼットンも登場した。 ピッコロ ピッコロ星の王子でタロウの友人。父親譲りの邪悪な気を探る能力を持つ。飄々とした性格(バランガ曰く「何も考えていない」)だが言動がやたらと尊大で、自らを「タロウの兄貴分」と豪語したり、何かとタロウを弟子入りさせようとしていた。友人のはずのタロウもその傍若無人ぶりを若干持て余すほどだったが、海魔星を探り当てたり、ブラックピジョンと共にバランガを圧倒したりと、タロウの力になった。 ガシャポンも発売。 ピッコロ大王 ピッコロ星の大王で宇宙生命体の専門家。凶悪な怪獣たちも改心させ、ピッコロ星に受け入れており、ヤプール大戦後の超獣たちも現在はピッコロ星で暮らしている。年老いた現在は能力は衰えており、助っ人依頼をしてきたタロウに息子のピッコロ王子を同行させることにした。 ピッコロ王子にヒゲを生やしたデザインで描かれた。 闘士ヤメタランス ササランズの子分の方。親分のササヒラーのような野心はなく寧ろ温厚且つ常識的な性格で、ササヒラーの手前味噌な希望的観測めいた発言にも的確なツッコミを入れている。ササヒラーのことはあきれていながらも「親分(おやびん)」と呼び、彼の面倒を見ている。身体から発散するなまけ放射能で、近付く者を皆怠け者にさせてしまうという変わった能力の持ち主だが、腕力のほうもキレれば、親分のササヒラーを圧倒する程度は持っており、実力自体はあるが意欲が伴わないタイプ。 シーダの猛攻の最中、ササヒラーが人命よりも野心を優先したことから、ついにキレて、ササヒラーを叩きのめして人命救助を手伝わせた。またその際、ジャックのブレスレットのおかげで、なまけ放射能も防がれている。事件後、救助活動の功績を認められて表彰された。その後、北銀河担当のセブンの下でササヒラーと共に働いている。 ムック本『ガシャポン大百科』では実力・装鉄鋼共に二流とされる。主なオリジナル技 ヤメタイナックル - 何の変哲もないパンチ攻撃。卵状態のシーダに何度も使用し、卵にはヒビが入ったが、浮かれるササヒラーとは対照的にヤメタランス自身は自分のパンチの威力でヒビが入ったわけではないことを逸早く察した。ササヒラーを見限った際は、この技でササヒラーをボコボコにした。 ササヒラー ササランズの親分の方。全宇宙を震撼させる2体の魔神を倒して英雄になり、宇宙を支配するという分不相応な野心を持ち、魔神が死んだ状態で卵に戻った際、邪魔が入らないうちにと火事場泥棒的に参戦。「実力はないけれどやる気と根性だけは宇宙一」という、ある意味最も厄介な特徴のお蔭でヤメタランスのなまけ放射能を浴びても怠け者にならないため、彼だけは素の状態でヤメタランスに近付くことが出来る(ウルトラブレスレットを装備したジャックは例外) 魔神が合体し、ヤメタランスのなまけ放射能で怠け者になった地球人たちが窮地に陥るなど刻々と悪化する状況の中で、それでも自己中心的な野心を振り翳すその態度にキレたヤメタランスにボコられて野望は呆気なく潰え、地球人救出の作業に強制的に引っ張り込まれるも、シーダにササヒラー円盤を破壊されてしまう。事件後はヤメタランスが人命救助の功績でヒーローとして讃えられたのに対し、自身は公務執行妨害で逮捕・宇宙刑務所に収監されるという自業自得の末路を迎えた。その後、釈放され、北銀河担当のセブンの下でヤメタランスと共に働いているが、立場が逆転しているのは変わらず、五獣士からもこき使われている。 サザランズは共にガシャポンが発売されたが、劇中にて、子供たちが彼らのガシャポンを手に入れて残念がる所を目撃して、ショックを受けるシーンが存在する。ヤメタランスに至っては「ヤメタランピヨ」と名前を間違われていた。 ノースサタン星人 宇宙の殺し屋。誰を殺そうかを考えていたところをゴーデス五人衆に襲われ、ブローガの電流攻撃で黒焦げにされた。 モングラー 宇宙のど真ん中にあるという田舎星、セントール星にある村の村長。エンペラ陸軍本隊がセントール星を襲撃した際、ウルトラキーを発見する。村民全員がスターフェニックスに避難したことで難を逃れるが、発進時の超Gで酷い目に遭った。 ガシャポンは、ウルトラキーが埋まった土の台座が付属して発売された。 キングトータス、 クイントータス、 ミニトータス イーストン星に住む親子怪獣。彼らの卵にウルトラベルが隠されていた。漫画版には未登場。 ガシャポンも発売された。 ミラクロン 幻のパート3に登場する予定だった怪獣。ゼアスのキャリングリュックで背負われる。 デジタルカネゴン 幻のパート3に登場する予定だった怪獣。ティガを闘士にするためのスパークルランスを有する。 闘士リフレクト星人 第4回銀河最強武道会にてベスト16入りし、1回戦でメビウスと戦った闘士宇宙人。原典と同様に慇懃無礼な敬語口調でしゃべる自信家。パフォーマンスとして、子供用☆保護ブースの観客席を破壊したところをメビウスに注意され、試合では追い詰められて無差別爆撃を仕掛けたことでメビウスの怒りを買い倒された。 グレゴール人/(ニセ)闘士ウルトラマンダイナ 変身能力を持ちウルトラマンダイナとして第4回銀河最強武道会に参加したが早々に闘士ガルタン大王に見破られる。対戦中にウルトラマンダイナミラクルとなった上で更に装鉄鋼を纏い闘士ウルトラマンダイナになるも、怒りに燃えたガルタンに倒される。 彼が纏う装鉄鋼は原典でウルトラマンダイナと戦う際に用意したリングがモチーフとなっている。
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