単独の単行本
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『花ざかりの森』(七丈書院、1944年10月15日) - みのもの月、世々に残さん、苧菟と瑪耶、祈りの日記、花ざかりの森、跋に代へて 『岬にての物語』(桜井書店、1947年11月20日) - 岬にての物語、中世、軽王子と衣通姫、跋 『盗賊』(真光社、1948年11月20日) - 序(川端康成)、盗賊 『夜の仕度』(鎌倉文庫、1948年12月1日) - 夜の仕度、序章、春子、煙草、ラウドスピーカー、中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃、蝶々、サーカス、彩絵硝子 『宝石売買』(大日本雄弁会講談社、1949年2月28日) - 偽序(渡辺一夫)、獅子、殉教、頭文字、慈善、宝石売買 『仮面の告白』(河出書房、1949年7月5日) - 仮面の告白、「仮面の告白」ノート(月報) 『魔群の通過』(河出書房、1949年8月15日) - 魔群の通過、不実な洋傘、山羊の首、恋重荷、大臣、幸福といふ病気の療法、毒薬の社会的効用について、岬にての物語、火宅、あやめ、愛の不安 『燈台』(作品社、1950年5月30日) - 訃音、薔薇、侍童、星、退屈な旅、親切な機械、孝経、鴛鴦、燈台、ニオベ、聖女 『怪物』(改造社、1950年6月10日) - 怪物、火山の休暇、果実、獅子、修学旅行、魔神礼拝 『愛の渇き』(新潮社、1950年6月30日) 『純白の夜』(中央公論社、1950年12月30日) 『青の時代』(新潮社、1950年12月25日) 『仮面の告白 その他』(改造社、1951年3月31日) - 仮面の告白、日曜日、遠乗会、春子、火山の休暇、怪物、など26篇 『聖女』(目黒書店、1951年4月15日) - 盗賊、春子、聖女、あとがき 『狩と獲物』(要書房、1951年6月15日) - オスカア・ワイルド論、ドルヂェル伯の舞踏会、クレエヴ公爵夫人、ジイドの「背徳者」、雨月物語について、川端康成論の一方法、など26篇。初の評論集 『遠乗会』(新潮社、1951年7月15日) - 日曜日、箱根細工、牝犬、椅子、朝倉、花山院、死の島、偉大な姉妹、綾の鼓、遠乗会 『三島由紀夫短篇集』(創芸社、1951年10月31日) - 1950年5月30日刊行の『燈台』(作品社)と同一内容。 『禁色』〈禁色 第一部〉(新潮社、1951年11月10日) - カバー(表)下辺に三島の無題文章あり。 『夏子の冒険』(朝日新聞社、1951年12月5日) 『愛の渇き・仮面の告白』(筑摩書房、1952年9月25日) - 愛の渇き、仮面の告白。解説:吉田健一 『アポロの杯』(朝日新聞社、1952年10月5日) - 航海日記、北米紀行、南米紀行、欧州紀行、旅の思ひ出。本扉裏に三島の文章「野尻抱影氏による」あり。 『真夏の死』(創元社、1953年2月15日) - 真夏の死、クロスワード・パズル、美神、翼、只ほど高いものはない、卒塔婆小町 『につぽん製』(朝日新聞社、1953年3月20日) - 帯(表)に浦松左美太郎による作品評あり。 『夜の向日葵』(大日本雄弁会講談社、1953年6月15日) - 夜の向日葵、あとがき。帯(表)に川端康成による作品評、帯(裏)に匿名批評(『週刊朝日』掲載)あり。 『秘楽』〈禁色 第二部〉(新潮社、1953年9月30日) - カバー(表)下辺に三島の無題文章あり。 『綾の鼓』(未来社、1953年10月15日) - 作者の言葉、綾の鼓――近代能楽集ノ内。そのまま台本として使用可能な本。 『潮騒』(新潮社、1954年6月10日) - 帯(裏)に吉田健一による作品評「『潮騒』について」あり。 『恋の都』(新潮社、1954年9月20日) 『鍵のかかる部屋』(新潮社、1954年10月15日) - 鍵のかかる部屋、旅の墓碑銘、真夏の死、クロスワード・パズル、椅子、孝経、山羊の首、獅子、殉教。解説:中村光夫 『若人よ甦れ』(新潮社、1954年11月25日) - 若人よ甦れ、あとがき。カバー袖に無著名の文章「本書について」あり。 『文学的人生論』(河出書房、1954年11月30日) - 一青年の道徳的判断、重症者の兇器、新古典派、批評家に小説がわかるか、死の分量、卑俗な文体について、など39篇 『沈める滝』(中央公論社、1955年4月30日) - 帯に臼井吉見、本多顕彰、寺田透による作品評あり。 『女神』(文藝春秋新社、1955年6月30日) 『ラディゲの死』(新潮社、1955年7月20日) - 花火、離宮の松、水音、新聞紙、不満な女たち、卵、海と夕焼、旅の墓碑銘、ラディゲの死、地獄変、鰯売恋曳網、あとがき 『創作ノオト“盗賊”』(ひまわり社、1955年7月25日)▲ - 「盗賊」創作ノート。4頁の別刷リーフレット(三島由紀夫「『盗賊』ノオトについて」掲載)あり。記番入りの限定3,000部 『小説家の休暇』(大日本雄弁会講談社、1955年10月25日) - 小説家の休暇、ワットオの《シテエルへの船出》。帯(裏)に福田恆存による作品評あり。 『白蟻の巣』(新潮社、1956年1月25日) - 白蟻の巣、船の挨拶、三原色。函(表)に川端康成による作品評あり。 『幸福号出帆』(新潮社、1956年1月30日) 『近代能楽集』(新潮社、1956年4月30日) - 綾の鼓、邯鄲、卒塔婆小町、葵上、班女、あとがき 『詩を書く少年』(角川書店、1956年6月30日) - 詩を書く少年、復讐、江口初女覚書、家庭裁判、牡丹、山の魂、商ひ人、志賀寺上人の恋、あやめ、恋重荷、鴛鴦、おくがき。カバー袖に吉田健一による作品評「小説の魅力」あり。 『亀は兎に追ひつくか』(村山書店、1956年10月12日) - 亀は兎に追ひつくか?、芸術にエロスは必要か、空白の役割、堂々めぐりの放浪、学生の分際で小説を書いたの記、自己改造の試み――重い文体と鴎外への傾倒、終末感からの出発――昭和二十年の自画像、など48篇 『金閣寺』(新潮社、1956年10月30日) - 私家限定本4部あり。 豪華版『金閣寺』(新潮社、1956年10月30日)▲ - 記番・署名入りの限定200部 『永すぎた春』(大日本雄弁会講談社、1956年12月25日) 『鹿鳴館』(東京創元社、1957年3月5日) - 鹿鳴館、大障碍、道明寺、あとがき 『美徳のよろめき』(大日本雄弁会講談社、1957年6月20日) 豪華版『美徳のよろめき』(大日本雄弁会講談社、1957年9月)▲ - 署名入りの限定500部 『現代小説は古典たり得るか』(新潮社、1957年9月25日) - 現代小説は古典たり得るか、文壇崩壊論の是非、個性の鍛錬場、「アウトサイダー」をめぐつて、陶酔について、呉茂一の「ぎりしあの詩人たち」評、川端康成の東洋と西洋、舟橋聖一の「木石・鵞毛」について、など35篇 『橋づくし』(文藝春秋新社、1958年1月31日) - 橋づくし、施餓鬼舟、急停車、博覧会、十九歳、女方、貴顕、あとがき 『旅の絵本』(大日本雄弁会講談社、1958年5月1日) - 旅の絵本、ニューヨークの奇男奇女、ニューヨークの金持、ニューヨーク貧乏、ニューヨークで感じたこと、ニューヨークの炎、など16篇、跋 『薔薇と海賊』(新潮社、1958年5月30日) - 薔薇と海賊、あとがき 『不道徳教育講座』(中央公論社、1959年3月16日) - 前半の30篇。帯(裏)に有吉佐和子、池田弥三郎、河盛好蔵、杉靖三郎、永井道雄による作品評あり。 『文章読本』(中央公論社、1959年6月25日) - 文章読本、質疑応答(附録) 『鏡子の家』〈第一部〉(新潮社、1959年9月20日) - 第1章-第5章。帯(裏)に三島の文章「『鏡子の家』そこで私が書いたもの」(第二部も同じ)あり。 『鏡子の家』〈第二部〉(新潮社、1959年9月20日) - 第6章-第10章 『裸体と衣裳』(新潮社、1959年11月30日) - 裸体と衣裳――日記、外遊日記 『続不道徳教育講座』(中央公論社、1960年2月5日) - 後半の40篇。帯(裏)に「著者のことば」(本文から抜粋)あり。 『宴のあと』(新潮社、1960年11月15日) - 帯(裏)に臼井吉見、河上徹太郎、中村光夫、平野謙による作品評あり。 『お嬢さん』(講談社、1960年11月25日) 『スタア』(新潮社、1961年1月30日) - スタア、憂國、百万円煎餅 『獣の戯れ』(新潮社、1961年9月30日) 『美の襲撃』(講談社、1961年11月15日) - 序、六世中村歌右衛門、魔――現代的状況の象徴的構図、十八歳と三十四歳の肖像画、一つの政治的意見、俵屋宗達、存在しないものの美学――「新古今集」珍解、川端康成再説、舟橋聖一の「若いセールスマンの死」、大岡昇平氏――友情と考証、など83篇 『美しい星』(新潮社、1962年10月20日) - 帯(裏)に武田泰淳、福田恆存、高橋義孝による作品評あり。 『愛の疾走』(講談社、1963年1月20日) 『林房雄論』(新潮社、1963年8月30日)▲ - 林房雄論、林房雄年譜(林房雄)、跋。限定1,000部 『午後の曳航』(講談社、1963年9月10日) - 帯(裏)に江藤淳による作品評「三島由紀夫の文学」あり。 『剣』(講談社、1963年12月10日) - 剣、月、葡萄パン、雨のなかの噴水、苺、帽子の花、魔法瓶、真珠、切符 『肉体の学校』(集英社、1964年2月15日) 『喜びの琴 附・美濃子』(新潮社、1964年2月25日) - 喜びの琴、美濃子 『私の遍歴時代』(講談社、1964年4月10日) - 私の遍歴時代、八月二十一日のアリバイ、この十七年の“無戦争”、谷崎潤一郎論、現代史としての小説、など51篇。函(裏)に大江健三郎による作品評「最も魅力的な三島由紀夫神話」あり。 『三島由紀夫自選集』(集英社、1964年7月10日)▲ - 潮騒、美徳のよろめき、金閣寺、憂國、百万円煎餅、沈める滝、大障碍、ワットオの《シテエルへの船出》。解説:橋川文三「夭折者の禁欲」。記番・署名入りの限定1,000部 『絹と明察』(講談社、1964年10月15日) - 帯(裏)に磯田光一による作品評「現代小説の秀作の一つ」(『図書新聞』文芸時評)あり。 『第一の性』(集英社、1964年12月30日) 『音楽』(中央公論社、1965年2月20日) 『レスボスの果実』(プレス・ビブリオマーヌ、1965年6月)▲ - レスボスの果実(「果実」抄)、「memo」(佐々木桔梗)。限定195部。コレクション「サフィール」シリーズのXV 『三熊野詣』(新潮社、1965年7月30日) - 三熊野詣、月澹荘綺譚、孔雀、朝の純愛、あとがき 『目――ある芸術断想』(集英社、1965年8月20日) - 芸術断想(10篇)、PLAY BILLS(15篇)など26篇、あとがき 『サド侯爵夫人』(河出書房新社、1965年11月15日) - 序・サド侯爵の真の顔(澁澤龍彦)、サド侯爵夫人、跋(三島) 『反貞女大学』(新潮社、1966年3月5日) 『憂國 映画版』(新潮社、1966年4月10日) - 憂國、撮影台本、スチール、製作意図及び経過 『サーカス』(プレス・ビブリオマーヌ、1966年春)▲ - サーカス、刊行後記(佐々木桔梗)。記番・署名入りの限定375部 『英霊の聲』(河出書房新社、1966年6月30日) - 英霊の聲、憂國、十日の菊、二・二六事件と私 『複雑な彼』(集英社、1966年8月30日) 『荒野より』(中央公論社、1967年3月6日) - 荒野より、時計、仲間」の小説3篇、谷崎潤一郎について、ナルシシズム論、現代文学の三方向、石原慎太郎の「星と舵」について、団蔵・芸道・再軍備、など評論36篇、アラビアン・ナイト 豪華版『サド侯爵夫人』(中央公論社、1967年8月18日)▲ - 序・サド侯爵の真の顔(澁澤龍彦)、サド侯爵夫人、跋、豪華版のための捕跋(三島)。記番・署名入りの限定380部 『葉隠入門――武士道は生きている』(光文社、1967年9月1日) - プロローグ――「葉隠」とわたし、わたしの「葉隠」、「葉隠」名言抄(訳:笠原伸夫)。カバー袖に三島の「わたしのただ一冊の本『葉隠』」と、石原慎太郎による作品評「三島由紀夫氏のこと」あり。 『夜会服』(集英社、1967年9月30日) 『朱雀家の滅亡』(河出書房新社、1967年10月25日) - 朱雀家の滅亡、後記 『三島由紀夫レター教室』(新潮社、1968年7月20日) 『太陽と鉄』(講談社、1968年10月20日) - 太陽と鉄、エピロオグ――F104 豪華版『岬にての物語』(牧羊社、1968年11月15日)▲ - 岬にての物語、蕗谷虹児氏の少女像。記番・署名入りの限定300部 『わが友ヒットラー』(新潮社、1968年12月10日) 『命売ります』(集英社、1968年12月25日) 『春の雪』〈豊饒の海・第一巻〉(新潮社、1969年1月5日) - 私家限定本4部あり。帯(裏)に川端康成、北杜夫による作品評あり。 『奔馬』〈豊饒の海・第二巻〉(新潮社、1969年2月25日) - 私家限定本4部あり。帯(裏)に川端康成による作品評あり。 『文化防衛論』(新潮社、1969年4月25日) - 反革命宣言、反革命宣言捕注、文化防衛論、橋川文三への公開状、「道義的革命」の論理――磯部一等主計の遺稿について、自由と権力の状況、の評論6篇と、政治行為の象徴性について(いいだももとの対談)、国家革新の原理(学生とのティーチ・イン)、あとがき、本書関連日誌(附録) 合本『不道徳教育講座』(中央公論社、1969年5月10日) - 「暗殺について」を除く全69篇、あとがき 『黒蜥蜴』(牧羊社、1969年5月20日) 『癩王のテラス』(中央公論社、1969年6月28日) - 癩王のテラス、あとがき 『若きサムラヒのために』(日本教文社、1969年7月10日) - 若きサムラヒのための精神講話、お茶漬ナショナリズム、東大を動物園にしろ、安保問題をどう考えたらよいか(猪木正道との対談)、負けるが勝ち(福田赳夫との対談)、文武両道と死の哲学(福田恆存との対談)、あとがき 豪華版『椿説弓張月』(中央公論社、1969年11月25日)▲ - 椿説弓張月、「弓張月」の劇化と演出。記番入りの限定1,000部 豪華版『黒蜥蜴』(牧羊社、1970年1月15日)▲ - 記番・署名入りの限定350部。別に著者本50部あり。 『椿説弓張月』(中央公論社、1970年1月30日) - 豪華限定版と同内容。 『三島由紀夫文学論集』(講談社、1970年3月28日) - 序文、太陽と鉄、小説家の休暇、「われら」からの遁走――私の文学、私の中の“男らしさ”の告白、精神の不純、など48篇。あとがき:虫明亜呂無 豪華版『鍵のかかる部屋』(プレス・ビブリオマーヌ、1970年6月)▲ - 鍵のかかる部屋、あとがき、捕記(別紙1葉)。A版とB版の2種。A版は記番・署名入りの限定395部。B版は記番入りの限定180部 『暁の寺』〈豊饒の海・第三巻〉(新潮社、1970年7月10日) - 私家限定本4部あり。帯(裏)に三島の文章「読者へ」(「小説とは何か」からの抜粋)あり。 『行動学入門』(文藝春秋、1970年10月15日) - 行動学入門、おわりの美学、革命哲学としての陽明学、あとがき 『作家論』(中央公論社、1970年10月31日) - 森鷗外、尾崎紅葉、泉鏡花、谷崎潤一郎、内田百閒、牧野信一、稲垣足穂、川端康成、尾崎一雄、外村繁、上林暁、林房雄、武田麟太郎、島木健作、円地文子論、あとがき 豪華版『橋づくし』(牧羊社、1971年1月7日)▲ - 雪の巻、月の巻、花の巻の3種。記番・署名入りの限定360部(各種120部)。別に非売品の著者自筆署名特装本23部あり。 『三島由紀夫十代作品集』(新潮社、1971年1月25日) - 彩絵硝子、花ざかりの森、苧菟と瑪耶、玉刻春、みのもの月、世々に残さん、祈りの日記、中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃 『天人五衰』〈豊饒の海・第四巻〉(新潮社、1971年2月25日) - 天人五衰、認識と行動と文学――〈豊饒の海〉四部作をめぐって(佐伯彰一と村松剛の対談)。私家限定本4部あり。 自筆原稿完全復元版『蘭陵王』(講談社、1971年3月5日)▲ - 蘭陵王(復元原稿)。別冊子(蘭陵王、中村光夫「『蘭陵王』と『最後の一句』」)あり。記番入りの限定1,500部 『蘭陵王――三島由紀夫1967.1〜1970.11』(新潮社、1971年5月6日) - 「年頭の迷い」から「わが同志観」まで1967年-1970年に執筆した評論・随筆と、蘭陵王 豪華版『仮面の告白』(講談社、1971年11月25日)▲ - 記番入りの限定1,000部。 『小説とは何か』(新潮社、1972年3月20日) 『日本文学小史』(講談社、1972年11月24日) - 解説:磯田光一 『わが思春期』(集英社、1973年1月15日) - 解題:粉川宏 『ぼくの映画をみる尺度』(潮出版社、1980年2月25日) - ぼくの映画をみる尺度・シネマスコープと演劇、私の洋画遍歴、西部劇礼讃、映画的肉体論――その部分及び全体、忘我、映画見るべからず、など39篇 『実感的スポーツ論』(共同通信社、1984年5月1日) - 美しきもの、見事な若武者――矢尾板・ペレス戦観戦記、追う者追われる者――ペレス・米倉戦観戦記、冷血熱血――小坂=オルチス、未知への挑戦――海老原=ポーン、狐の宿命――関・ラモス戦観戦記、など54篇 『生きる意味を問う』(大和出版、1984年10月30日)- 私の遺書、明るい樫、朝、薄化粧をした…、私の文学、わが創作方法、作家を志す人々の為に、芸術にエロスは必要か、など詩・評論45篇。編・解説:小川和佑「三島由紀夫の人と作品」。年譜作成:小川和佑、斉藤孝祐 『芝居日記』(中央公論社、1991年7月5日) - 第一冊(一番-四十四番)、第二冊(四十七番-百番)、未完小説集ほか覚書、随想一束。付録:織田紘二「『芝居日記』について」、六世中村歌右衛門「『三島歌舞伎』の世界」、『芝居日記』観劇目録。解説:戸板康二「若書きの新鮮さ」。ドナルド・キーン「『芝居日記』の底に流れるもの」 『芝居の媚薬』(角川春樹事務所・ランティエ叢書、1997年11月18日) - 戯曲を書きたがる小説書きのノート、私の遍歴時代(一部分)、踊り、玉三郎のこと、六世中村歌右衛門序説、など23篇。年譜作成:高丘卓・稲田智宏。解説:柳美里「王の恵みと宿命」 『三島由紀夫未発表書簡 ドナルド・キーン氏宛の97通』(中央公論社、1998年5月25日) - キーン宛ての97通の書簡。編集部後記 『日本人養成講座』(メタローグ、1999年10月8日/平凡社、2012年5月) - アメリカ人の日本神話、お茶漬ナショナリズム、文章読本(抄)、小説家の休暇(断片)、若きサムライのための精神講話(抄)、心中論、など12篇。付録:村松英子「巻末エッセイ」、高丘卓「三島由紀夫のパサージュ」。編者・年譜作成:高丘卓 『三島由紀夫 十代書簡集』(新潮社、1999年11月20日) - 東文彦宛ての64通、弔詞1篇、東菊枝(文彦の母)宛ての1通の書簡。付録:富岡幸一郎「十代の思想への帰郷」 『三島由紀夫 映画論集成』(ワイズ出版、1999年11月25日) - 多数の映画論・対談・座談など。編者:山内由紀人。監修:三島威一郎・藤井浩明 『三島由紀夫詩集』(山中湖文学の森「三島由紀夫文学館」、2000年7月14日) - 秋、寂秋、巡礼老者、光は普く漲り、幼なき日、斜陽、など多数の詩篇。あとがき:佐伯彰一「『詩を書く少年』の実像」。解題:工藤正 『師・清水文雄への手紙』(新潮社、2003年8月30日) - 清水文雄宛ての99通の書簡。付録:清水文雄「『花ざかりの森』をめぐって、三島由紀夫のこと」。解説:宇野憲治 『告白――三島由紀夫未公開インタビュー』(講談社、2017年8月8日) - 生前未公開インタビュー(1970年2月19日実施のジョン・ベスターとの対談)、太陽と鉄。あとがき:小島英人「発見のこと――燦爛へ」。編集:TBSヴィンテージ クラシックス 『夜告げ鳥 初期作品集』(平凡社、2020年1月) - 解説:井上隆史
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