かい‐だい【解題】
解題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 09:11 UTC 版)
解題
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太陽のプロミネンスから着想された、中国の琵琶(pipa)を独奏楽器にした管弦楽曲『紅焔』では中国の伝統楽器を、管弦楽と融合させている。音勢の弱いこの伝統楽器を、巧みな管弦楽の技法、技術で協奏的作品に仕上げている。『法顕伝交響曲』、交響曲第3番『五重塔』といった管弦楽作品は、東洋、ユーラシアや一部オリエントの楽想を自らに取り込み現代の音楽として昇華し具現している。 2004年(平成16年)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーからなるクラングフォルム・ベルリンによって演奏された『山本純ノ介個展2004東京』では、20年以上の歳月に積み重ねられた室内楽作品を発表した。 『ピアノのための絶対音楽』、『独奏チェロのためのKaligraphie II』はそれぞれ、個性豊かで独創性を強く重視した作品(音楽之友社刊)。両曲とも作品の規模は大きく、東洋の精神的持続に立脚した西洋音楽の技法によるユーラシア的イデオムの強い作品である。 アンサンブルの作品『碑文(EPITAPH)』はギリシャ人の詩人ジョージ・セフェリスの詩をテキストにした、無調と調性の狭間を浮遊し、その融合を目指した。ヨーロッパとアジアの境界に位置するギリシャと極東の日本。両国の文化芸術には、ともに西洋と東洋の重層性から生まれた独自性が生きづいている。『西洋文化発祥の地』であるギリシャは4世紀近くにわたりオスマン帝国の支配を受け、19世紀前半に独立し再び西洋の文化を受容した。日本には史上幾たびか外来の音楽が流入し、特に19世紀後半以降は在来の音楽との接触からつねに独特の音楽状況が生み出されてきた。ギリシャと日本、アジアの起点と終点に位置する両国の芸術のコラボレーションである。
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解題
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