花山院とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 高等数学 > 乗積 > 花山院の意味・解説 

かざん‐いん〔クワザンヰン〕【花山院】

読み方:かざんいん

[一]京都市上京区にあった清和天皇皇子貞保(さだやす)親王の邸跡。藤原忠平が伝領し、のちに花山天皇出家して没するまでの間ここに居住

[二]花山天皇退位出家後の称。

[三]藤原北家(ほっけ)道長流の家の名。藤原師実(ふじわらのもろざね)の次男家忠(いえただ)に始まる。


花山院

作者三島由紀夫

収載図書三島由紀夫短篇全集
出版社新潮社
刊行年月1987.11

収載図書安倍晴明陰陽師 伝奇文学集成
出版社勉誠出版
刊行年月2001.11

収載図書決定版 三島由紀夫全集 15 短編小説
出版社新潮社
刊行年月2002.2

収載図書決定版 三島由紀夫全集 17 短編小説
出版社新潮社
刊行年月2002.4

収載図書ラディゲの死 17改版
出版社新潮社
刊行年月2006.1
シリーズ名新潮文庫


花山院

読み方:カザンインkazan’in)

初演 宝永7.11(江戸中村座)


花山院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 16:02 UTC 版)

花山院(かさんのいん)は、平安京左京一条四坊三町(現在の京都御苑敷地内)にあった邸宅。

概要

花山法皇後院となった後に、花山院家の所有となり、明治維新による東京奠都まで存続した。 当初は清和天皇皇子貞保親王の邸宅であったとされている。後に藤原忠平の邸宅となり、外曾孫の憲平親王(後の冷泉天皇)の立太子礼を執り行った。冷泉天皇の子・花山天皇は出家後にここを後院とした。1008年寛弘5年)、ここで崩御したことにより、追号が「花山院」とされた。

その後、三条天皇皇后藤原娍子とその子敦儀親王らが入ったが、1014年長和3年)に火災で焼失した。その後、再建されて藤原頼通から師実に継承されて後冷泉天皇皇后の藤原寛子が居住したが、後に師実が改築して同母兄の藤原定綱に譲り、定綱はこれを師実の子で自分の娘婿でもあった藤原家忠に譲った。家忠は「花山院」と号し、その子孫は花山院流と呼ばれて、その宗家である花山院家が代々花山院を領した。建武の新政の崩壊後、後醍醐天皇足利尊氏によって花山院に幽閉された後、壊れた築地から秘かに脱出して吉野に向かったことが、『太平記』などに書かれている。

何度も火災に遭いながらも、そのたびに再建されて明治に至ったが、東京奠都によってその歴史的役目を終えて取り壊された。ちなみに、京都御苑内にある宗像神社は、かつての花山院の邸内社であった。

参考文献


「花山院」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「花山院」の関連用語

花山院のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



花山院のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの花山院 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS