実像とは? わかりやすく解説

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じつ‐ぞう〔‐ザウ〕【実像】

読み方:じつぞう

反射屈折した光が、実際に交わって作る像。凸レンズ凹面鏡では焦点より外側物体置いたときに生じる。⇔虚像

人や物事の、表面的な名声評判・うわさなどから知ることのできない本当の姿。「都会虚像と—」⇔虚像


実像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 02:15 UTC 版)

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実像(じつぞう、: real image[1])とは、凸レンズ凹面鏡焦点の外に物体を置くとできる、屈折反射された光線が実際に集まって作るのことをいう。

凸レンズにおける実像

凸レンズによる実像の作図

凸レンズでは、物体を焦点よりも外側に置くことによって生じる。

作図をするには、凸レンズの項の光の進路3本のうちの2本を描けば像が収束する箇所がわかる(この場合は(1)と(3)を利用した)。光の逆進の原理から、像が収束するのはレンズ後側焦点の外側である。また図からわかるとおり、凸レンズによって生じる実像は倒立である。軸と平行にレンズを通った光は、レンズを通った後レンズの焦点を通る。レンズの中心を通った光は、レンズを通った後も、直進する。

凹面鏡における実像

ボルマトリクス。見えている物(クリップ)は像であり、物体は赤丸の位置に存在する。

凹面鏡による実像は焦点の外側に物体を置くことによって生じる。このことは以下の作図によって示される。

作図からわかるとおり、この場合も実像は倒立である。最も身近な凹面鏡はスプーンである。この作図は1次元的であるため上下が逆になるだけであるが、実際の凹面鏡は2次元的であるために上下左右全てが逆になる。スプーンで自分の顔を映すとこのことが実感できる。

脚注

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  1. ^ 文部省日本物理学会編『学術用語集 物理学編』培風館、1990年。ISBN 4-563-02195-4[リンク切れ]

関連項目



実像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 07:22 UTC 版)

ミュンヒハウゼン男爵」の記事における「実像」の解説

ミュンヒハウゼン男爵カール・フリードリヒ・ヒエロニュムス(Karl Friedrich Hieronymus Freiherr von Münchhausen1720年5月11日 - 1797年2月22日)は、18世紀プロイセン貴族である。現在のニーダーザクセン州の街ボーデンヴェルダーミュンヒハウゼン家の第5子として生まれる。15歳のとき、ブラウンシュヴァイク公家に小姓として出仕したロシア移っていたブラウンシュヴァイク公アントン・ウルリヒは、死亡した小姓補充実家求めた1737年ミュンヒハウゼンアントン・ウルリヒ仕えるためロシアに渡るが、1739年アントン・ウルリヒの元を去りバイロン公爵夫人求めに応じてロシア軍騎兵少尉任官したアントン・ウルリヒ1739年アンナ・レオポルドヴナ結婚し大元帥就任する1740年アンナ息子イヴァン6世擁して摂政就任する。この政変余波で、ミュンヒハウゼン中尉昇進したリガ駐屯していたが、1740年および1741年の対オスマン帝国戦には参加している。 1741年12月政変によりイヴァン6世廃されアントン・ウルリヒアンナとともに幽閉された。ミュンヒハウゼンその2年前アントン・ウルリヒの元を去っていたため、追及から免れた1744年リヴォニア近郊の町ペルニエルで判事の娘ヤコビン・フォン・デュンテンと結婚する1750年には大尉昇進する休暇取り、妻を伴ってボーデンヴェルダー帰省した。しかし母が死に、また2人の兄が戦死してヒエロニュムスミュンヒハウゼン家を継ぐことになったため、ロシアに戻ることはなかった。1754年ロシア軍から除籍される。 ボーデンヴェルダーでのミュンヒハウゼン機知に富んだ話術広く評判集めたが、同時に実務的な面については誠実な人物とも評されていた。妻に先立たれた後、1794年再婚したが、不和から離婚至っている。1797年没した子供はなかったが、カリーニングラード(旧:ケーニヒスベルク)には「ミュンヒハウゼン末裔たち」というクラブがあり、2005年にはミュンヒハウゼンの像が建てられた。

※この「実像」の解説は、「ミュンヒハウゼン男爵」の解説の一部です。
「実像」を含む「ミュンヒハウゼン男爵」の記事については、「ミュンヒハウゼン男爵」の概要を参照ください。

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実像

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 15:08 UTC 版)

名詞

 じつぞう

  1. 焦点距離よりも遠い位置光源があるときに出来る上下左右逆さま見える
  2. 比喩的)外からは見えない姿

関連語


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