単独としての番組終了に至る経緯
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「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」の記事における「単独としての番組終了に至る経緯」の解説
2020年4月24日(23日深夜)、番組内のコーナー「WET STREAM」で、リスナーから「コロナの影響で、今後しばらくは風俗に行けない」という相談に、「コロナ明けたら短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります。なぜかというと、やっぱり稼がないと苦しいですから。だから今我慢しましょう」とコメント。この発言に「コロナショックによる貧困で性産業につかざるを得ない人が出ることを肯定している」といった多くの批判が岡村やニッポン放送に殺到した。ニッポン放送は翌週の4月27日に「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言があった」として謝罪を行った。 5月1日(4月30日深夜)放送分で、岡村は番組冒頭から36分に渡り不適切発言を謝罪した。その直後、矢部が「やってもうたな!」と言いながらスタジオに乱入する形で登場し、2014年9月の番組卒業以来5年ぶりにコンビでのラジオ出演となった。矢部は岡村の当該発言のほか「本番でしか謝らない」「ありがとうを言わない」「逃げグセがある」など、相方の素性に踏み込んだ「公開説教」を行った。 この一連の反響は大きく、『爆笑問題カーボーイ』や『おぎやはぎのメガネびいき』(いずれもオールナイトニッポンの裏番組に当たるTBSラジオ『JUNK』枠)といった各ラジオ番組に加え、『ワイドナショー』(フジテレビ系)や『サンデージャポン』(TBS系)などにコメントが多く寄せられた。 さらには、岡村がレギュラー出演しているNHK総合の『チコちゃんに叱られる!』でも、今回の問題についてのお断りのアナウンスとテロップが、番組のエンディングで放送される事態となった。 この騒動に関しては、社会活動家の藤田孝典が一次的な情報を用いず、第三者からの伝聞によって執筆した記事がきっかけであった。文筆家の古谷経衛は「岡村発言全てを改めて聴いても、やはりある種の気持ち悪さを感じる。」と岡村の発言に不快感を示しながら、「本人が「言っていない」ことをさも述べたかのように見出しで「二次加工」するのは、いささか記事の作り方としては下品である。」とし、岡村に対する謝罪の強要、そして大規模な署名活動にまで至った藤田の常習的な歪曲表現についても痛烈に批判している。 矢部は翌週の8日(7日深夜)、翌々週の15日(14日深夜)と続けて出演。15日放送分で矢部のパーソナリティの復帰及び『ナインティナインのオールナイトニッポン』への改題を発表したため、岡村単独での放送は4月23日分が最後となった。
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