仕様・構造とは? わかりやすく解説

仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 03:29 UTC 版)

JR貨物タキ1200形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

前述のとおり、基本仕様タキ15600形準じている。 積載荷重 40.3 t の粉粒体輸送用タンク貨車タンク種別:第7種)である。タキ15600形積載荷重 40t から 0.3t 増加され編成全体通常の12使用)では約 3.6t の増量となる。 車両全長11,300 mm自重は 16.0 t(先行車両の-1では 15.4 t)で、記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。専用種別標記は「亜鉛焼鉱専用」で、外部塗色同社保有トキ25000形似た赤3号近似色で、台車連結器一部機器灰色1号となっている。 積荷タンク上部にある3箇所ハッチのうち両端の2箇所から投入しタンク体中下部設けた取出口から搬出する荷下ろし時の荷役装置としてエアスライド式という方法を採っている。このエアスライド式に関してタキ15600形仕様参照のこと。上部中央のハッチ積み込み時に発生する粉塵を逃がすための開口部である。 台車タキ1000形の FT21 形と同様の FT21A 形を採用しており、最高速度 95km/h を実現している。 FT21 形との違い制輪子ブレーキとの取り付け構造が違うくらいである。ブレーキ装置タキ15600形採用された「積空切替機構」を併設した三圧式の CSD 方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。補助ブレーキは後位側車両端常磐線内で下り方)の台枠上部回転ハンドルの手ブレーキ設けるが -1 のみは逆側に取り付けられている。 タキ15600形タンク端部張り出して付けられていた隣の車両への渡り板はこのタキ1200形では廃止され端部作業スペースのみに縞鋼板付けられている。

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国鉄タキ40000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 40 t の 引火性揮発性液体輸送用二軸ボギータンク貨車タンク種別第2種)で、事故時の安全性重視して車体各部冗長性付与図り拠点大量輸送への充当をも企図した設計である。基本構造は中省略した台枠タキ43000形類似の異径胴タンク体を搭載し、径の太いタンク体中央部を台枠中央部落とし込んだもので、タンク体と台枠とは両端タンク受台と、タンク側面中央の受板とで固定されるタンク形状斜円錐形状両端部と直円筒形状の中央部構成される3体結合タイプJIS 類型 C 形)で、側面から見たタンク上縁部は直線となる。タンク容積は 54.7 m3 で、タンク容積を 6 % に拡大して内部圧力影響抑制している。タンク体には高耐候性鋼 (SPA-H) を用い板厚8 mm増して強度向上した昇降用のハシゴタキ43000形異なり点対称配置で、タンク体側面向かって右側斜円錐部に設置される専用種別標記は「ガソリン専用であったが、航空燃料輸送使用され1978年昭和53年)から1983年昭和58年)の期間は専用種別変更され灯油 (A-1) 専用」と標記された。1979年昭和54年)度中から化成品分類番号「燃 30」(引火性液体危険性小)が併記され航空燃料輸送終了後1983年以降専用種別標記を「ガソリン専用化成品分類番号を「燃 32」 (引火性液体危険性大)に変更している。外部塗色黒色である。 事故時の安全性重視し改訂後の保安基準準拠した種々の対応がなされた横転転覆時にタンク体の倒立防止するため、タンク上部踏板取付部と一体化した鋼板折曲加工とし、手すり部分には大面積の保護板を追設する。タンク下部吐出管は開閉操作機構タンク上部移設し、弁装置吐出管自体の破損による積荷漏洩防止する台枠タンク側面支持する300 mm 高の溝形鋼チャンネル)を用いて応力負担横転時の衝撃吸収機能とを付与した台枠端部延長して台枠緩衝長を 500 mm 確保するとともに、隣車と相対するには開口部を車端側に向けた溝形鋼用い万一衝突時に隣車の「乗り上がり」を防止する連結器には大容量ゴム緩衝器 RD25 形を用いて車端衝撃対応する。 これら安全対策付加により、タキ43000形比較し全長530 mm 増の 13900 mm自重は約 3 t 増の 19.5 t に達し積載荷重3 t 減少している。積車で最大重量タキ43000形同一60 t (軸重 15 t )で、運用区間幹線限定される台車タキ43000形後期形)と同一の TR214 系を用いる。これは国鉄貨車標準仕様であったスリーピース構造鋳鋼台車 TR41 形を大荷重貨車向けに設計変更した TR210 形の改良形で、大荷重に対応する14 t 短軸」を用いた輪軸オイルダンパ併設した2重コイルばね枕ばねは TR210 形と共通の仕様である。TR214 系台車では軸受密封円錐コロ軸受用い台車軸受との接触部を別体部品化した「鞍案内式」の軸受支持機構採用して転がり抵抗保守性の向上を図っている。本形式用いる TR214B 形では、枕ばね直上位置し車体重量支持する台車との摺動部となる台車梁中央部に耐摩レジン製の「摺り板」を設けている。ブレーキ装置制御弁に K 三動弁を、ブレーキシリンダに UC差動シリンダ用い積荷有無2段階にブレーキ力を自動切替する「積空切替機構」を併設した KSD 方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。補助ブレーキ車両端の台枠上部回転ハンドルの手ブレーキ設ける。最高速度75 km/h である。 1976年昭和51年)製作の2両(タキ40000, タキ40001)は先行試作車で、タンク上部手すり設けた保護板の形状異なるほか、連結器試作大容量ゴム緩衝器 RD90 形を併設するなど、細部仕様差異がある。

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国鉄タキ38000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 36 t の 揮発性可燃性液体輸送用2軸ボギータンク貨車タンク種別第2種)で、中省略した台枠に異径胴のタンク体を搭載するタキ40000形同一基本構造である。本形式ではタキ40000形基本設計各種保安対策踏襲しつつ、運用制限を課さない汎用としての再設計なされた自重は 17.8 t 、積車時の最大重量は約 54 t (軸重 13.5 t)で、国鉄線の大部分運用可能である。 タンク形状斜円錐形状両端部と直円筒形状の中央部構成される3体結合タイプJIS 類型 C 形)で、使用する鋼材8 mm 厚の高耐候性鋼 (SPA-H) である。これらはタキ40000形同一仕様であるが、本形式では汎用的運用を可能とするため旧基準車両限界適用しタンク各部寸法相応縮小している。タンク体の全長タキ40000形より 880 mm 短い 11,186 mm最大幅50 mm 狭い 2,700 mm である。タンク容積タキ40000形同一の 6 % で、実容積は 49.3 m3 に縮小している。 専用種別標記は製作時より「ガソリン専用」で、1979年昭和54年10月までに化成品分類番号「燃32」(燃焼性物質引火性液体危険性度合1(大))の標記追記された。外部塗色黒色である。 事故時の安全を確保する各種対策タキ40000形準じたもので、強度向上し保護板を併設したタンク上部踏板手すり内蔵化した吐出開閉機構、500 mm台枠緩衝長を確保するため両端延長し300 mm 高の溝形鋼を側用いた強化型の台枠などは同一仕様である。車体両端の端開口部を車端部向けた溝形鋼用いて編成隣車の「乗り上がり」を防止し連結器併設する緩衝器は本形式重量相応衝撃吸収能力をもつゴム式の RD19 形を用いる。 詳細は「国鉄タキ40000形貨車#仕様・構造」を参照 台車は TR225 形を用いる。これは国鉄貨車標準台車として長く用いられスリーピース構造の TR41 形を基に、走行特性改善のため種々の設計変更なされた台車である。スリーピース構造鋳鋼台車踏襲しつつ、密封円錐コロ軸受台車軸受との接触部を別体部品とした「鞍案内式」の軸受支持方式採用し転がり性能保守性改善した枕バネは TR41 形で用いられ重ねバネ廃しオイルダンパ併設した2重コイルバネ用いる。輪軸一般貨車用の「12 t 短軸」である。 ブレーキ装置制御弁に K 三動弁を、ブレーキシリンダに UC差動シリンダ用い積荷有無2段階にブレーキ力を自動切替する「積空切替機構」を併設した KSD 方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。補助ブレーキ車両端の台枠上部回転ハンドルの手ブレーキ設け、不意の手ブレーキ緩解防止するアキュムレータ併設する最高速度75 km/h である。

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国鉄タキ5750形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では各形態間に共通の箇所について記述し特有の仕様について後節にて記述する積載荷重 40 t の腐食性液体輸送用2軸ボギータンク貨車タンク種別第3種)で、荷重増大対応しつつ運用制限を課さない汎用としての用途とも両立させるため、諸制限限界まで車体各部軽量化図った設計製作された。 タンク体は全車とも直円筒形状(JIS 類型 A 形)で、一部除き容積は 21.3 m3 - 22.0 m3 、設計比重は 1.81 - 1.86 である。軽量化の必要から鋼材に高耐候性鋼 (SPA-H) を用い強度確保しつつ板厚薄くしている。発煙硫酸兼用車で設計比重高くし、タンク容積相応縮小している。 台枠車体側面の側省略している。これは自重軽減のための措置で、同様の理由から、車体方向台枠部材である・端長さ短縮し車体幅を狭小化している。車体長方向中央貫通する牽引力や車端衝撃全て負担する構造であることから、中部材断面形状応力耐えうる形状として強度確保している。これら軽量化対策結果自重は 13.7 t まで軽減され、積車時の最大重量54 t(軸重 13.5 t)以下に収めて運用制限回避し広汎運用を可能としている。 車両全長10,800 mm で、記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。専用種別標記は「濃硫酸専用発煙硫酸兼用車は「濃硫酸及び発煙硫酸専用」で、1979年昭和54年10月までに、化成品分類番号「侵(禁84」(侵食性の物質反応する物質腐食性物質、禁水指定のもの)が標記された。車体外部塗色黒色である。 荷役装置タンク体中上部弁装置等の配管類を集中して設け積荷搬入上部注入口から、搬出空気弁から空気注入加圧して上部液出弁から行う「上入れ上出し」方式である。タンク側面外部の液出管・空気管は当初より装備しない。 台車国鉄貨車標準形式であったスリーピース構造台車 TR41C 形で、鋳鋼製の台車と一体成型された軸箱部・平軸受軸箱支持方式重ね板ばね枕ばねは他の TR41 系台車と共通の仕様である。後年製作の車両では枕ばねを2重コイルばね変更しオイルダンパ併設した TR41E-13 形を装備するブレーキ装置制御弁に K 三動弁を、ブレーキシリンダに UC差動シリンダ用い積荷有無2段階にブレーキ力を切り替える「積空切替機構」を併設した KSD 方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。最高速度75 km/h である。

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国鉄ワム70000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 15 t の2軸有蓋車で、荷役方式組立工法を考慮した種々の改良なされた車両である。1957年昭和32年)に製作されパレット荷役対応試作車ワム80000形初代、後の初代ワム89000形)の試用成績一部採用している。 車体外部構造をすべて鋼板構成する全鋼製で、妻面ならびに側扉はプレス加工鋼板用いて強度確保しつつ軽量化図っている。屋根中央部山型形状高くした角屋根で、屋根上には7本のプレス加工鋼材製「垂木」が車幅方向設置される。側扉は中央2分割された両開き扉で、開口幅はワム90000形の 1,700 mm から 2,300 mm拡大された。これはフォークリフトなどを用い機械荷役対応した仕様である。床面内張り従来車同様の張りで、床面積は 15.9 m2、内容積は 38.1 m3、 自重は約 10 t である。 組立工法は妻・屋根・側構などを個別溶接加工の後、加工済の各部材を接合して車体完成させるブロック組立方式採用された。これは工数最適化企図量産容易にするための施策で、各部材はリベット接合される車体外部塗色黒色である。 台枠初代ワム80000形試みられた新仕様採用せず、中・側梁上設けた「長土台受」「長土台」で車体支持する従来構造採用された。開口部の床構造荷役機械室内乗り入れ想定し補強部材入口部に追加して強化された。車軸支持する軸箱守・ばね吊受は共に側取り付けられる軸距は 3,900 mm で、軸受平軸受軸ばね重ね板ばね)の支持機構二段リンク式である。 ブレーキ装置は、補助空気ならびに ブレーキシリンダと制御弁(K 三動弁)とを一体化した KC自動空気ブレーキ搭載する。これはワム90000形概ね同一仕様のもので、部品の互換性配慮している。留置ブレーキ片側の側面足踏み式のブレーキテコを設ける。最高速度75 km/h である。 製作年次による仕様差異は、1959年度本予算以降の製作車両ワム71410 - )において屋根垂木形状や側扉のストッパー変更した点が顕著なのである

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国鉄タム9600形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では共通の仕様について記述し、製作時期による差異後節にて記述する積載荷重 16 t の高圧液化ガス輸送用2軸ボギータンク貨車で、積載品目比重小さいため、タンク体の実容積 38.1 m3 、全長 18,950 mm達す大形車両である。記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「オタム」と標記する。1978年からは化成品分類番号「燃 (G) 22」(引火性高圧ガス危険性大)の標記追記された。専用種別標記は製作時より「LNG 専用」で、外部塗色高圧ガス取締法区別規定により、ねずみ色ねずみ色1号)とされた(「LNG」と「燃」の標記赤色でありその他標記白色)。 積込時の液温 −162 許容液温 −138 超低温下で輸送する必要から、断熱のため種々の装備なされるタンク上部にはタンク体の 1/3 を覆う遮熱板設けタンク自体内外2重の複層構造とされ、内外タンク間隙断熱材としてパーライト充填した上で空気抜き圧力 10−3 mmHg 水準真空としている。タンク体は低温下で安定鋼材用いられ内部タンクが 6 mm 厚のオーステナイト系ステンレス (SUS27) 外部タンク9 mm 厚の溶接構造圧延鋼 (SM41) である。最高使用圧力は 4 kg/m2 に設定された。内外タンク体は西ドイツ当時)からの技術導入による構造体用いて接続支持され垂直荷重と車端衝撃負担する荷役のための弁装置類はタンク上部ではなく片側のタンク端面鏡板部)に設けられた。弁装置側のタンク端面には装置保護のため、扉付の「覆い」を設ける。これらタンク体と荷役装置付加装備のため、自重は 35.2 t に達する。台枠中央部貫通する牽引力伝達する一般的な平形構造であるが、連結器大容量ゴム緩衝器 RD90 形を併設して車端衝撃への対応性能高めている。 台車高圧ガスタンク車の走行性能向上を企図して開発され弓形梁台車 TR211 系で、枕ばねオイルダンパ特性を本形式向けに最適化させた TR211C 形を当初装備し後年オイルダンパ変更した TR211E 形に改造された。密封円錐コロ軸受・鞍案内式の軸箱支持機構は他の TR211 系台車と共通の仕様である。ブレーキ装置制御弁(K 三動弁)とブレーキシリンダ ならびに 補助空気溜とを一体化した KC自動空気ブレーキである。自重大きいため、積荷有無ブレーキ力を切り替える「積空切替機構」は装備しない。最高速度75 km/h である。

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JR北海道キハ160形気動車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では製作時の仕様について記述し動力系改造後変更点については後節にて記述する

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国鉄ワラ1形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

車体基本構造ワム60000形踏襲したもので、外部構造全溶接の鋼製車体である。車体各部寸法二軸車限界まで拡大されワム60000形比し最大190 mm 増 (8,040 mm) 最大幅 101 mm 増 (2,840 mm) 最大70 mm 増 (3,770 mm) として設計された。床面積は 1.3 m2 増の 17.2 m2、内容積5.1 m3 増の 43.2 m3 である。 増積を可能とするため各部軽量化図り床板従来50 mm 厚木板を 4.5 mm 厚の鋼板に、室内内張り20 mm 厚の木板から 8 mm 厚の合板変更している。自重ワム60000形の 9.7 t から 9.0 t に軽減された。 台枠ワム60000形基本構造踏襲したもので、軸距230 mm 拡大した 4,130 mm として走行安定性確保している。軸受平軸受軸ばね重ね板ばね)の支持機構2段リンク式である。連結器緩衝装置従来輪ばねからゴム緩衝器変更された。 ブレーキ装置は、補助空気ならびに ブレーキシリンダと制御弁(K 三動弁)とを一体化した KC自動空気ブレーキで、国鉄貨車汎用的搭載するのである留置ブレーキ片側の側面足踏み式のブレーキテコを設ける。最高速度75 km/h である。

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JR四国1000形気動車」の記事における「仕様・構造」の解説

車体 全長 21 m 級ステンレス製構体で、車体両端運転台設け、1両での運用が可能である。 客用扉は片側3か所に設ける。両端部は850mm幅の片開き扉、中央部は1300mm幅の両開き扉である。ラッシュ時運用閑散時のワンマン運用とを両立させるための扉配置で、ワンマン運転時には中央扉を締切扱とする。 客室窓は上下2段式で、両開き扉の戸袋部と片開き扉の戸袋隣接部に固定窓を設ける。 乗降口床面高さを1180mmまで下げステップ廃止した平床構造とされた。乗降円滑化・利便性配慮した仕様であるが、使用線区では駅ホーム乗降口の高さ法令規定値に適合しないため、駅ホーム高さを920mmまで嵩上げして法令適状としている。ホーム嵩上未施工区間予讃線伊予市駅以西など)では営業運転できない。嵩上後ホーム高さは従来ステップ装備車に合わせられ、本形式乗降口との段差残存する冷房装置屋根上に集中式のAU26形を2基設置する冷房駆動専用機関 (42PS) を1基搭載し、かつ、走行機関併用する方式である。 駆動系 1000形1053走行音 2007年12月27日高徳線 讃岐牟礼-志度 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧ください駆動機関コマツ製の直列6気筒ディーゼル機関 (SA6D125-H) を用いる。これは2000系気動車使用した機関同系のもので、過給機燃料噴射系の仕様変更し、400PS/2100rpmの定格出力有する液体変速機逆転機内蔵したDW14改で、本形式での仕様変速1段・直結2段自動切換方式である。 これら駆動系一新車体軽量化により、最高速度は110km/h、勾配均衡速度は52km/h (25 ‰) に向上した台車・ブレーキ装置 台車枕バネ空気バネ用いたボルスタレス台車 S-DT57 形(動力台車)S-TR57 形(付随台車)で、コイルバネの軸バネと軸箱前後設けた緩衝ゴムとで軸箱を支持する動力台車は2軸とも駆動軸としている。 ブレーキ装置応答速度信頼性向上を企図し、電気指令式空気ブレーキ搭載する従来型自動空気ブレーキ装備するキハ58系キハ40系などとの混結は考慮されず、非常時救援には主要駅備付のD救援ブレーキ装置用い仕様である。D救援ブレーキ車両には搭載せず、主要駅設置する方式とした。 下り勾配抑速用として、機関ブレーキ排気ブレーキ併設する室内設備 座席都市近郊でのラッシュ時輸送郊外路線での運用考慮しクロスシートロングシート点対称配置する車内中央向かって左側がクロスシート右側ロングシート配置である。灰皿当初から設置しない。 その他設備 ワンマン運転対応するため、運賃箱運賃表示器整理券発行器が搭載されている。ワンマン運転時は後乗り前降り運用される土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線用の9640形が本形式併結可能な仕様製造され、同線との直通運用にも用いられる

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国鉄ワム60000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 15 t の二軸有蓋車で、先に量産されワム70000形の設計方針踏襲しつつ、組立工法や台枠構造など各部合理化企図した対応がなされる車体ワム70000形と同様に外部構造全鋼製とし、妻面と側扉にはプレス加工鋼板用いる。ブロック組立採用したこともワム70000形と同様であるが、本形式最終工程部材接合をも溶接施工しワム70000形で残存していたリベット接合廃した。側扉の開口部幅は 400 mm 増の 2,700 mm拡大してフォークリフトなど荷役機械使用配慮し、側扉上部の「鴨居部分には雨樋新設された。床板在来有蓋車同様の50 mm 厚の木板室内内張り20 mm 厚の木板である。 軽量化と製作価格低減留意し各部材には自動車用鋼板など汎用規格鋼材多用する妻板共用化観点からワム80000形2代)のものを流用したが、1961年昭和36年後半からの車両ワム61300 - )では専用品の妻板部材変更されている。本形式ワム80000形2代)より車体幅が狭いため、初期の車両(ワム60000 - ワム61299)では幅の広い妻板側面との接合部段差生じ側面凹んだ形態となった床面積は 15.9 m2、内容積は 38.1 m3 で、ワム70000形と同一積載空間確保しつつ自重僅かに軽減 (9.7 t) した。 屋根ワム70000形の角屋根から丸屋根変更された。これは断熱性能確保のため、屋根板室内天井板の間に空気層となる間隙設けるための措置で、屋根支え垂木屋根板内側移された。 台枠ワム70000形までの「長土台」「長土台受」で車体支持した構造廃しパレット荷役対応試作車ワム80000形初代、後のワム89000形)で試みられ台枠構造改良のうえで採用した従来荷重引張力のみを負担していた側車幅いっぱい外側移し車体支持をも受け持つ構造変更したもので、在来の二軸有蓋車異なり側面から側見えない車軸保持する軸箱守は台枠に「軸箱守受」と称する部材新設して接合され、ばね吊受は横梁移設された。軸距従前形式同一の 3,900 mm である。軸受平軸受軸ばね重ね板ばね)の支持機構二段リンク式である。 ブレーキ装置は、補助空気ならびに ブレーキシリンダと制御弁(K 三動弁)とを一体化した KC自動空気ブレーキで、国鉄貨車汎用的搭載するのである留置ブレーキ片側の側面足踏み式のブレーキテコを設ける。最高速度75 km/h である。

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国鉄タキ15600形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では両形態間に共通の箇所について記述し特有の仕様について後節にて記述する積載荷重 40 t の粉粒体輸送用タンク貨車タンク種別:第7種)で、同時期に開発されセメント専用タンク車準拠した仕様であるが、積載品目比重セメントより大きいことから、タンク体を荷重相応容積縮小している。タンク体には普通鋼耐候性高張力鋼併用し強度確保しつつ軽量化図っている。 車両全長10,800 mm自重は 13.7 - 13.9 t で、記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。専用種別標記は、「亜鉛焼鉱専用」で積荷特性により化成品分類番号は、標記しない。外部塗色黒色である。 積荷タンク上部の積込口から投入しタンク体中下部設けた取出口から搬出する荷役装置としてエアスライド式空気浮動式)の流動促進機構タンク底部装備する。これは通気孔多数設けた薄鋼板タンク底面取付け薄鋼板表面帆布張った二重底構造機構で、荷卸時には二重底」の間隙内に外部から低圧空気供給し通気孔からタンク内に空気噴出して積荷との間に空気層を形成させ、積荷落下促進させる台車国鉄貨車標準形式であったスリーピース構造台車 TR41C 形で、鋳鋼製の台車と一体成型された軸箱部・平軸受軸箱支持方式重ねバネ枕バネは他の TR41 系台車と共通の仕様である。ブレーキ装置制御弁に K 三動弁を、ブレーキシリンダに UC差動シリンダ用い積荷有無2段階にブレーキ力を切り替える「積空切替機構」を併設した KSD 方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。補助ブレーキ車両端の台枠上部回転ハンドルの手ブレーキ設ける。最高速度75 km/h である。

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 22:12 UTC 版)

国鉄チ1000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 10 t汎用二軸長物車で、種車である無蓋車一部部材のみを流用し台枠床材など大部分構造部材新規に製作して組み立てられ車両である。 台枠車体長方向に中・側を、車体方向横梁・端組み合わせた当時国鉄二軸貨車では一般的な仕様のもので、台枠長は 7,300 mm連結器中心間の全長は 8,100 mm である。軸箱を支える「軸箱守」および 軸ばね支持する「ばね吊受」を側直接接合する構造設計当時一般的な仕様である。軸距は 4,300 mm軸受平軸受(第15種)、軸ばね重ね板ばね(第14種)である。軸ばね支持機構には二段リンク式当初から採用し最高速度75 km/h での走行が可能である。 床板60 mm 厚 × 200 mm× 2,550 mm 長の木板 36 車体方向敷いたもので、床面積は 18.6 m2、最大積載容積は 39.1 m3 (床面からの最大積載高さ 2.1 m )である。車体側面には荷役用のロープ掛け片側6箇所設けられる。本形式想定され用途一般長物車異なることから、車体側面の柵受 および 床面上の車体方向設ける荷摺木省略された。積荷との干渉避けるため、車体側面の手すりは床面上に突出しない位置設けられ連結器開放テコ本体下部配置した下作用式とされた。自重は 7.2 t で、換算両数は積車1.4空車0.8である。 ブレーキ装置制御弁に K 三動弁用い補助空気溜を制御弁と一体化した KC自動空気ブレーキで、国鉄貨車汎用的用いたのである補助ブレーキ片側側面のみ向かって右側に足踏み式のブレーキテコを設け、これを操作するための手すり・ステップ側面端部装備される

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 23:41 UTC 版)

JR貨物トキ25000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節以降国鉄製作→JR貨物所属トキ25000形を「従来車」と記述して区別する積載荷重40 tの2軸ボギー無蓋車で、車両全長 (14,186 mm) ・ボギー中心間距離 (9,386 mm) など車両基本寸法従来車同一である。運用荷役従来車と共通とするための仕様で、赤3号レンガ色)の外部塗色従来車同一である。台車連結器灰色1号(明灰色)とされた。記号標記は特殊標記符号「オ」(荷重36 t以上の無蓋車)を前置し「オトキ」と標記する。これは従来車同一標記方式であるが、本形式では車両番号を「形式番号 - 車両番号様式JR貨物方式付番し、「オトキ 25000-n(n は製作順)」のように標記される。車体側面向かって右側の「あおり戸」には「亜鉛精鉱専用」の専用種別標記付される従来車から増大した荷重 (36 t → 40 t) に対応するため、台枠魚腹形状の中をはじめ各部材が強化された。あおり戸は従来車同様の4分割式で、外部補強部材を追設する。開扉した「あおり戸」を下方で係止する「あおり戸受け」を設けることも従来車同一仕様であるが、本形式では荷役カーダンパー用い車両ごと転傾させて積荷の取卸を行うため、通常荷役目的で「あおり戸」を開扉することはない。 床板妻板・あおり戸内張にはステンレス (SUS304) を用いて荷卸時の積荷滑落促進図っている。鉱石輸送専用するため、従来車設けられていた積荷転動防止用の「埋木」は装備しない。積荷濡損防止のため、緑色のテントカバーが付属品として装備された。 台車弓形の側をもつFT1C形で、積荷有無定数異なる「2段バネ」の枕バネ装備する防振ゴム併用した案内式の軸箱支持機構密封コロ軸受重荷重対応の輪軸14 t中軸」は他のFT1系台車と共通の仕様である。ブレーキ装置制御弁に三圧式のEA1制御弁を用い積荷有無ブレーキ力を自動切替するCSD方式(積空切替自動空気ブレーキ)である。台車・ブレーキ制御弁・連結器クム1000系私有車運車廃車発生部品を再用したもので、制御弁の使用圧力を3.7 kg/cm2に変更して一般貨車との混結を可能とした。補助ブレーキ従来車足踏み式ブレーキテコを廃し両側側面台枠下部回転ハンドルの手ブレーキ設ける。このため入換時は「突放禁止」の扱いである。 台車・ブレーキ装置仕様自体最高速度110 km/h対応するが、本形式では、従来車タキ15600形と共通で専用貨物列車用い運用実態鑑みブレーキ装置比例弁を一般貨車対応の設定として最高速度75 km/hとしている。比例弁の改造で、最高速度95 km/hでの運用可能な仕様である。

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 14:55 UTC 版)

JR北海道ナハ29000形客車」の記事における「仕様・構造」の解説

ナハ29001 ナハ29002 ナハ29003 ナハ29003・車内 車体貨車時代側面構造をすべて撤去し、「ノロッコ号」用の車両準じた形状ポリカーボネート簡易窓を取り付けている。妻面プレス加工鋼板部材撤去し旅客車用の貫通路と窓を設けている。ナハ29002では50系客車同様の 1 m 幅の片開き客用扉を設けた台車種車のものが流用されている。 車内電気式ホットプレート付のテーブルはさんだ4人掛けボックスシート設ける。座席テーブル難燃性木材用いられている。当初炭火使用検討されたが、防火上の見地から電気式ホットプレートとされた。このほか、冷蔵ショーケース手洗い設備の他、電源装置非常口設けられた。各種設備配置ナハ29001とナハ29002で異なり外観には大きな差異がある。 車体には"BARBECUE CAR"のロゴと、食材調理器具あしらったパターン描かれている。調理器具意匠そのまま車体貼り付けられている。 ナハ29003では調理設備設けず車両中央部機器室荷物室が設けられた以外は全て客室とされ、客用扉も設けられていないテーブル付の4人掛けボックスシートを1600mm間隔片側7組合計14設置し定員56名で、側窓は「引き違い式」とされた。屋根には室温上昇を防ぐ耐熱塗料塗布する

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 06:44 UTC 版)

国鉄タキ6250形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では各形式間に共通の箇所について記述し形式特有の仕様について後節にて記述する積載荷重 30 t 乃至 35 t の腐食性液体輸送用2軸ボギータンク貨車タンク種別第3種)で、積荷特有の物性考慮し積荷漏洩防止加え、特に温度管理防水機能留意した種々の対策タンク体に施して製作され車両である。 タンク体は全車とも直円筒形状(JIS 類型 A 形)で、設計比重は 1.85 である。使用鋼材普通鋼 (SS41) で、板厚鏡板部が 12 mm 、胴板部が 8 mm である。低温容易に固化する積荷物性対応しタンク体の外周断熱材としてグラスウール充填し断熱材層の外周薄鋼板外板ジャケット)で被覆する保温対策が採られる。内部タンク外板との間隙には荷役時に積荷流動性確保するための加熱用温水配管タンク全周わたって設けられ台枠直下温水注入管を、タンク側面外部には上部から下部向かって温水排出管が設けられる2形式とも全長 10 m 級小型車両で、記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。専用種別標記積荷慣用名異なる「無水硫酸専用」で、1979年昭和54年10月より化成品分類番号「侵(禁84」(侵食性の物質反応する物質腐食性物質・禁水指定のもの)が標記された。車体外部塗色黒色である。 積荷毒性腐食性高く、かつ、水の存在禁忌とするため、荷役装置には漏洩防止および防水対策施されるタンク上部中央のドーム上には液入管オーバーフロー管各々接続部となる Y 形弁2個、空気弁安全弁集中して設け、これら弁装置保護する防水覆いドーム上部設ける。液出管を接続する液出用 Y 形弁は中央ドーム隣接して設けられドーム部とは別個に設けられ箱型防水覆い保護される積荷搬入上部の液入用 Y 形弁から、搬出空気弁から乾燥空気注入加圧して液出用 Y 形弁から行う「上入れ上出し」方式である。必要に応じて内部加熱配管温水注入し内部温度監視しながら液化促し積荷搬出促進させる台車国鉄貨車標準形式であったスリーピース構造台車 TR41C 形で、鋳鋼製の台車と一体成型された軸箱部・平軸受軸箱支持方式重ね板ばね枕ばねは他の TR41 系台車と共通の仕様である。最高速度75 km/h である。

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:03 UTC 版)

国鉄ワキ5000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では前期形量産車仕様について記述し、製作時期により異な箇所については後節にて記述する積載荷重 30 t (パレット荷役25 t )のパレット荷役対応2軸ボギー有蓋車で、先に製作され高速貨車ワキ10000形試作車)の車体構造基本として量産化したものである。本形式では台車重量軽減され (9,000 kg → 7,800 kg) 車体重量制約する要素減少したことから、側扉にはプレス加工された普通鋼用いている。自重ワキ10000形量産車)とほぼ同一22 t である。 車体外部構造普通鋼製とし、側面構体すべてを4分割引戸とした「総開き構造」である。側面室内側には妻構との吹寄部に隅柱を、側扉の合い位置には屋根支える側設け側面すべてが開口部となる車体構造であることから、台枠は中梁中央部の高さを増した魚腹構造として強度確保している。屋根室内側に垂木ハードボード天井板設けた丸屋根である。側面の「鴨居」部には雨樋設け後年製作の車両では妻面向かって左側に1本の竪樋」を追設した。外部塗色は側扉を含めた車体全体とび色2号 としている。 室内は6本1組脱着可能なパイプ左右の側渡した中仕切り」により4つ区画仕切ることができる。仕切りパイプ外して最上段に収納することで、パレット用いない一般貨物積載にも対応している床板4.5 mm 厚の鋼板である。床面積は 35.6 - 35.9 m2 で、1,100 mm 角の T11 形平パレット24積載できる台車85 km/h 系の TR63B 形で、チキ5000形初代)量産車の TR63 形を本形式使用条件適合させたものである枕ばねは2重コイルばねで、左右1対のオイルダンパとともにを介して車体弾性支持する。「繋ぎ」で左右結合した鋼板溶接構造台車円筒コロ軸受用い防振ゴム弾性支持された軸箱装置鋳鉄制輪子用いた抱き式の基礎ブレーキ装置など基本構造チキ5000形初代)のものと共通であるが、本形式では台枠魚腹形状部が台車基礎ブレーキ装置干渉するため、基礎ブレーキ装置ブレーキ横梁台車心皿寄り移設している。 ブレーキ装置制御弁に A 動作弁採用し、積車時と空車時とでブレーキ力を2段階に切替する「積空切替機能搭載する。これはチキ5000形初代)- コキ5500形と同一のもので、初期の車両では積空切替手動式としたが、後年車両では種々の空自切替機能付加された。留置ブレーキ両側の側面足踏み式のブレーキテコを設けるが、ワキ10000形量産車異なり車両端部設置される最高速度85 km/h である。連結器国鉄客車貨車汎用的用いられる並形自動連結器で、緩衝器ゴム式である。

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 07:02 UTC 版)

国鉄ワキ10000形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

本節では量産車仕様について記述し、製作時期により異な箇所については後節にて記述する積載荷重 30 t (パレット荷役25 t )のパレット荷役対応2軸ボギー有蓋車で、車体外部構造普通鋼製とし、側面全部を扉として開閉可能とした「総開き構造」である。側扉は4分割引戸で、扉 および 扉板にはアルミ合金用いて軽量化図っている。側面には妻構との吹寄部に隅柱を、側扉の合い位置には屋根支える側設けたほか、側面がすべて開口部となる車体構造であることから、台枠は中梁中央部の高さを増した魚腹構造として強度確保している。屋根室内側に垂木ハードボード製の天井板設けた丸屋根とされた。側面の「鴨居」部には雨樋設けるが、同時期に製作され汎用有蓋車ワキ5000形異なり妻面の「竪樋」は装備しない。 室内は6本1組パイプ左右の側渡した中仕切り」により4つ区画仕切ることが可能である。仕切りパイプ取り外しが可能で、パレット用いない一般貨物積載にも対応している床板4.5 mm 厚の鋼板である。床面積は 35.9 m2 で、1,100 mm 角の T11 形平パレット24積載できる外部塗色は側扉部が金属地肌の無塗装屋根妻面側面下部黄緑6号山手線ウグイス色)である。側扉は後年銀色塗装なされた台車高速貨車用として開発された TR203 形を用いる。貨車用では初の空気ばね台車で、試作車の TR93 形を基に量産化したものである。枕ばね600 mm 径の ベローズ空気ばね用い電車台車 DT32 形と同一インダイレクトマウント方式で装される。台車鋼板溶接構造で、空気ばね径を TR93 形 (550 mm) より拡大したため軸距は 2,100 mm拡大された。軸箱支持は筒型ゴム軸受全周支え方式で、ペデスタルなどの摺動部廃止適度な弾性支持とを両立させた構造である。 台車基礎ブレーキ装置は「パックシリンダ方式」を採用する。これは台車内中央に搭載したブレーキシリンダの前後ブレーキ接続した機構で、空気圧押し出されシリンダ内のピストン前後ブレーキ互いに遠ざかる方向へと連動させ、車輪制輪子圧着させるものである従来貨車床下装備していたブレーキロッドを廃し構造簡略化軽量化なされた。ブレーキシリンダはゴム製のダイヤフラム制輪子摩擦係数の高い合成制輪子用いる。 ブレーキ装置電磁弁用いて応答速度速めた CLE 方式応荷重装置電磁自動空気ブレーキ)を採用し通常のブレーキ管 (BP) のほかに元空気溜管 (MR) や制御信号用のジャンパ栓を追設する。連結器密着自動連結器(密自連)とされ、周囲空気接続部配し車両連結同時に空気管 (BP, MR) を自動接続できる留置ブレーキ両側の側面足踏み式のブレーキテコを設ける。 台車ブレーキ装置連結器基本仕様は、他の10000系貨車と共通である。最高速度100 km/h で、専用編成としての運用原則とするが、一般貨車併結することも制限つきで可能である。

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仕様・構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 05:38 UTC 版)

国鉄タキ6900形貨車」の記事における「仕様・構造」の解説

積載荷重 30 t の有毒性爆発性液体輸送用2軸ボギータンク貨車タンク種別第4種)で、鋼材組立台枠上に直円筒形タンク体を搭載し両端部を帯金固定する基本構造タキ3000形タキ1500形類似するタンク上部中央荷役および空容積確保用の円柱ドーム設けることも同一仕様であるが、本形式では積荷物性鑑み荷役時の漏洩を防ぐ種々の安全装備付加されるタンク体は普通鋼一般構造用圧延鋼材、SS41) を用いた 2,050 mm 径の直円筒形状(JIS 類型 A 形)で、タンク全長11,600 mm 、実容積は 37.5 m3 である。板厚タンク両端鏡板部が 12 mm 、他のタンク部位9 mm である。 専用種別標記積荷慣用名アクリロニトリル)と異なる「アクリルニトリル専用」で、1979年昭和54年10月までに化成品分類番号「燃毒 36」(引火性有毒性液体)の標記追記された。外部塗色黒色である。 荷役方法積荷毒性鑑みタンク上部ドーム前後設けた液出弁と空気弁とを用いる「上出し」方式とされた。荷下ろし時には空気弁から窒素ガス注入加圧し気体圧力によって液出弁から排出させる弁装置衝撃による破損防止するため、各々独立設けた大形プロテクタ防護される。プロテクタ形状は製作各社異なり箱型日本車輌製造円柱形状(三菱重工業)である。 台車当時国鉄貨車汎用的用いたスリーピース構造鋳鋼製側台車 TR41C 形で、台車と一体成型され平軸受の軸箱部・重ねバネ枕バネは他の TR41 系台車と共通の仕様である。ブレーキ装置一般的な自動空気ブレーキで、制御弁と補助空気溜との実装形態異な2種仕様があり、これらを一体化した KC 形・独立別体化した KD 形のいずれか装備する制御自体は共通のもので、国鉄貨車汎用的用いK 三動弁装備する積荷有無ブレーキ力を切り替える「積空切替機構」は装備しない。補助ブレーキ車両端の台枠上部回転ハンドルの手ブレーキ設ける。最高速度75 km/h である。

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