ハードボード
木材のチップをパルプ化し、それに接着剤を加えるなどして板状に圧着成形したもの。適度の剛性と強度をもち、安価で加工しやすいため日用品・文房具の心材、家庭電気製品の裏ぶた、あるいは包装梱包用資材などに広く使われている。自動車では、ドアトリム(ドアパッド)の基材(心材)、トランクルーム内の内ぶたなどに使われている。ただしドアトリムの場合、これまでは成形をしない平物ドアトリムと呼ばれる類のものであったが、最近は高級車から大衆車まで成形トリムが主流になっており、ハードボードを使用したものは少なくなっている。
ファイバーボード
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 00:51 UTC 版)
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ファイバーボードは、蒸解した木材繊維を接着剤と混合して熱圧成型した木質ボードの一種。比重が小さい方からインシュレーションボード、MDF、ハードボードに区分される。パーティクルボードよりもエレメントが小さいために均質であり、木材の持つ異方性はほとんど無い。原料として未利用廃材や低質木材が主に利用される、リサイクル製品である。FBと略されることもある。
ファイバーボードの区分
JIS A 5905 による。
インシュレーションボード
密度:0.35g/cm3未満(IFB:Insulation Fiber Board)。
MDF(ミディアムデンシティファイバーボード)
密度:0.35g/cm3以上、0.80g/cm3未満。中密度繊維板(Mid Density Fiber Board)。
ハードボード
密度:0.80g/cm3以上。廃材等を細く裁断して、繊維状に解きほぐした材料に水を混ぜ、加圧加熱成形する。接着剤を殆ど使用せず、木材に含まれるポリフェノールであるリグニンの作用で結着させる [1] [2] 。
関連項目
- 配向性ストランドボード(OSB)
- 合板
脚注
外部リンク
- ^ “木製ドア用語集 ハードボード”. コマニー株式会社. 2017年1月15日閲覧。
- ^ “ハードボード”. 佐久間木材株式会社. 2017年1月15日閲覧。
ハードボード
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密度:0.80g/cm3以上。廃材等を細く裁断して、繊維状に解きほぐした材料に水を混ぜ、加圧加熱成形する。接着剤を殆ど使用せず、木材に含まれるポリフェノールであるリグニンの作用で結着させる。
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