ボギー無蓋車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 03:30 UTC 版)
「京浜電気鉄道の電動貨車」の記事における「ボギー無蓋車」の解説
9両が製造され、製造時期、形態から1001・1002、1003-1005・1010、1006、1011・1012の4種に分類される。1001・1002・1011・1012については在籍期間が短く、形態などの詳細が分かっていない。残りの車両は後のデト30形などのように、車体の両端に小さな運転台があり、車体中央に集電用ポールを取り付ける台があった。1006のみ、ポール台の脇にホイストがあった。1011、1012以外の台車はペックハム14-B-3、主電動機はGE-57-A。各車の製造時期、改番履歴などを下表に示す。 デト5004は1945年(昭和20年)5月29日に神奈川新町で戦災焼失し、台枠を利用して1948年(昭和23年)4月に長物車チ5050形チ5051として復旧、1948年(昭和23年)12月22日届出で行われた京急発足に伴う改番によりチ50形チ51となり、経緯、改番時期は不明ながら、廃車前にはデト4に戻っていた。 チ5051以外の車両は1947年(昭和22年)12月の本線昇圧(1500V化)により使用できなくなったが、デト5005のみ付随車としてしばらく使われたのち、老朽化により1949年(昭和24年)と1964年(昭和39年)の二回に分けて全車廃車された。デト1-4の4両はデト30形31-34に書類上車籍を譲った形になっている。 京浜車号1京浜車号2東急車号京急車号製造所製造年月廃車年月備考1001 - - - 自社 1921年 1937年 1002 - - - 自社 1921年 1937年 1003 デト1003 デト5001 デト1 藤田分工場 1922年7月 1949年12月 書類上デト31へ改造 1004 デト1004 デト5002 デト2 藤田分工場 1922年7月 1949年12月 書類上デト32へ改造 1005 デト1005 デト5003 デト3 藤田分工場 1922年7月 1964年12月 書類上デト33へ改造 1006 デト1006 デト5005 デト5 藤田分工場 1922年7月 1964年6月 1010 デト1010 デト5004 デト4 横浜船渠 1924年10月 1964年12月 書類上デト34へ改造 1011 - - - 横浜船渠 1925年 1925年 海岸電軌へ譲渡 1012 - - - 横浜船渠 1925年 1925年 海岸電軌へ譲渡
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