鋼製車
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ムグンファ号の客車はKORAILの車両の中で最多(首都圏電鉄の電車を除く)であり、主力列車である。優等からの改称当初は1977年から1982年に導入されたトンイル号客車ベースの120km/h級の台車を使用した客車が使用されており(トンイル号客車との違いは、大窓を適用および、新製当初から電気式冷暖房機の設置)、1985年からは仕様が大きく変更された150km/h級の台車を使用した客車が追加導入。1986年にセマウル号にステンレス製の新型客車が導入された際、セマウル号から大量に格下げされた大窓の11000番台客車がムグンファ号特室に格下げされており、その後、ムグンファ号用にドア周りの改良と座席を改良した客車が新製された。これら初期車の一部はトンイル号に格下げされたが、2004年のKTX開業とともにトンイル号自体が廃止となったため、今後は直接廃車となる公算が大きい。開発途上国に送る計画もある。 現在、ムグンファ号に使われている客車は大きく分けて2種類ある。1990年代半ばから製造された12000番台客車は現行のムグンファ号の大多数を占める標準タイプで、車体を23メートルに伸ばしているため、「長大型」と呼ばれている。2000年ごろからは客車製造会社として整理統合されたデザイン・リミット社が製作した「リミット車」(側面がJR西日本681系電車に類似)と呼ばれる新型客車が導入され、セマウル号から格下げされた初期車を置き換えている。 車体の色は、1)クリーム色の車体に赤い帯 → 2)白地に黄色・橙色の帯 → 3)白地に赤帯、ドア周りのみ紺色 というように変化している。 かつては、子供の遊び場などを併設したスナックカーなども連結されていた。 なお、セマウル号のDHC客車廃車に伴い、リミット車の一部がセマウル号客車への改造用に捻出されている。
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鋼製車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 09:38 UTC 版)
鋼製の1号御料車(2代)及び2号御料車(2代)製造の際に計画されたもので、1931年(昭和6年)から1933年(昭和8年)にかけて11両が鉄道省の工場で製作された。 車体は鋼製の丸屋根で、同時期に製造された一般用客車(スハ32系)と異なり、妻部の形状は御料車と同じ切妻状となっている。組み立てに皿鋲を使用して外板を平滑化した御料車に対し、通常の丸鋲を使用しており、印象は異なる。外板塗色は、本グループより御料車と同様の深紅色となっている。全長は20m、幅は2.900m、高さは3.83m、車体の両端に出入り台を有し、台車は3軸ボギーのTR73またはTR73Aである。 太平洋戦争後は、お召列車への軍人の乗車がなくなったこともあって所要数が減少し、一部が一般用あるいは事業用に転用された。現1号御料車落成後は2号御料車の使用がほとんどなくなったこともあり、2号編成用の供奉車も国鉄分割民営化直前に廃車され、大船工場で解体された。 2018年4月現在、以下の4両がJR東日本に在籍しており、460 - 340 - 1号御料車 - 330 - 461 の順で連結して使用された。 460号 - 電源車。2基のディーゼル発電機のほか、技術員室、荷物室、給仕室を持つ。3軸ボギー台車を装着している。 340号 - 供奉員の乗車用。回転座席16、固定座席30を持つ。 330号 - 主要な供奉員の乗車用。回転座席25と、供進所を持つ。 461号 - 鉄道関係者の乗車用。固定座席28と、荷物室などを持つ。3軸ボギー台車を装着している。
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