法華経とは? わかりやすく解説

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ほけ‐きょう〔‐キヤウ〕【法華経】

読み方:ほけきょう

《(梵)Saddharmapuṇḍarīka-sūtraの訳「妙法蓮華経」の略》大乗仏教の最も重要な経典の一。漢訳は、竺法護(じくほうご)訳10巻正法華経)、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳8巻闍那崛多(じゃなくった)ら訳8巻添品妙法蓮華経)の3種現存するが、ふつう羅什訳をさす。28からなり譬喩交えた文学的な表現法華一乗立場永遠の生命としての仏陀説く天台宗日蓮宗所依(しょえ)の経典ほっけきょう


ほっけ‐きょう〔‐キヤウ〕【法華経】

読み方:ほっけきょう

ほけきょう(法華経)


法華経

読み方:ホケキョウ(hokekyou)

大乗仏教経典の一。


法華経〈巻第六(色紙)/〉

主名称: 法華経〈巻第六色紙)/〉
指定番号 151
枝番 00
指定年月日 1952.11.02(昭和27.11.02)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経〈常子内親王筆/天和三年九月十四日御奉納奥書〉


法華経〈(開結共)/〉


法華経〈常子内親王筆/〉


法華経〈(開結共)/〉

主名称: 法華経〈(開結共)/〉
指定番号 638
枝番 00
指定年月日 1949.02.18(昭和24.02.18)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 金銀箔散料紙
員数 10巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経〈法師品/〉

主名称: 法華経〈法師品/〉
指定番号 674
枝番 00
指定年月日 1936.05.06(昭和11.05.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良時代作品

法華経


法華経〈化城喩品/〉


法華経〈巻第六残巻/〉


法華経〈巻第二、第四/〉

主名称: 法華経〈巻第二第四/〉
指定番号 948
枝番 00
指定年月日 1937.05.25(昭和12.05.25)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 延長三年四年宗覚点了ノ奥書アリ
員数 2巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経〈(色紙経)/〉

主名称: 法華経〈(色紙経)/〉
指定番号 1115
枝番 00
指定年月日 1944.09.05(昭和19.09.05)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 8巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経〈(開結共)/〉

主名称: 法華経〈(開結共)/〉
指定番号 7
枝番 00
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 10巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経(久能寺経)


法華経〈(開結共)/覚盛筆〉

主名称: 法華経〈(開結共)/覚盛筆〉
指定番号 1266
枝番 00
指定年月日 1930.05.23(昭和5.05.23)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 寛元元年、二年書写
員数 10
時代区分 鎌倉
年代 1243・44
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

法華経〈(開結共)/〉

主名称: 法華経〈(開結共)/〉
指定番号 1390
枝番 01
指定年月日 1911.04.17(明治44.04.17)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 元暦建久奥書アリ
員数 10巻
時代区分 平安鎌倉
年代 1185 1192
検索年代
解説文: 平安鎌倉時代作品

法華経

主名称: 法華経
指定番号 1390
枝番 03
指定年月日 1911.04.17(明治44.04.17)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 平安鎌倉
年代 1185 1192
検索年代
解説文: 平安鎌倉時代作品

法華経〈法師品、安楽行品/無量義経(久能寺経)〉


法華経〈序品/法師功徳品〉(久能寺経)


法華経〈高山寺恵琳筆/〉


法華経〈巻第一(白点本)/〉

主名称: 法華経〈巻第一白点本)/〉
指定番号 1707
枝番 00
指定年月日 1955.02.02(昭和30.02.02)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良時代作品

法華経〈(開結共)/〉


法華経〈巻第八(色紙)/〉

主名称: 法華経〈巻第八色紙)/〉
指定番号 1745
枝番 00
指定年月日 1955.06.22(昭和30.06.22)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 1巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経〈(久能寺経)/〉

主名称: 法華経〈(久能寺経)/〉
指定番号 129
枝番 00
指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 19巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経


法華経〈懐良親王筆/〉


法華経〈巻第六万里小路宣房筆/〉


法華経(装飾経)


法華経(装飾経)


法華経


法華経〈(色紙金銀箔散)/〉

主名称: 法華経〈(色紙金銀箔散)/〉
指定番号 2332
枝番 00
指定年月日 1977.06.11(昭和52.06.11)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書
員数 8帖
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文:  旧巻子装【かんすそう】を折本おりほん】に改装した法華経八巻で、料紙金銀箔を散らした薄紫・濃萠黄朽葉【くちば】・白茶・白の各色変り斐紙(裏濃色)を順に継ぎ合わせ淡墨中に一紙二十七行、一行十七字に書写している。筆者は詳かにしない別巻寄合書書写されたその書風平安時代末期のものと考えられ、この種の装飾経としては全巻存した遺品として稀有のものである

法華経(藍紙)

主名称: 法華経(藍紙
指定番号 2496
枝番 00
指定年月日 1996.06.27(平成8.06.27)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 書跡・典籍
ト書 保安二年移点奥書
員数 7巻
時代区分 平安
年代
検索年代
解説文:  平安時代後期、漉返し藍紙書写された法華経である。藍紙銀泥淡墨界(界巾一・八)を施して料紙用い一紙二八行、一行一七字に、和様端正な文字書写される。巻第四欠き巻第一巻首巻第二第六巻末欠失する点は惜しまれるが、本文は、各巻とも一筆で、全文わたって白点朱点・墨点が稠密に施され紙背にも、墨注記多く加えられている。奥書によれば本経保安二年(一一二二)覚澄の所持本として、僧秀覚らの助力により、同じく藍紙本の法華経(重要文化財 立本寺をもって移点が行われたことが判明する
 本経は、体裁および書風等からみて、保安二年をさかのぼるに程遠くない院政期初期八巻本として書写されたものと考えられる。移点の底本となった立本寺本は、十一世紀中ころの書写本で、その訓点は、寛治元年一〇八七)より承徳三年一〇九九)にかけて興福寺僧経朝が加点したもので、『法華経』の古訓資料として知られているが、開結共十巻のうち、巻第二第六開経三巻および巻第八前半を欠している。これに対し千手寺本は、立本寺本の巻第二、六、八などの欠を補うもので、とくに立本寺本の喜多院点等をそのまま写し取った点は国語学上にも注目される奥書中の覚澄・秀覚についてはつまびらかではないが、永治元年一一四一十月二十九日付の東大寺牒案に名を連ねる人物該当する考えられ本書南都において移点され事実伝えている。
 ところで、本文料紙藍紙には明瞭に墨の痕跡認められ、これが故人書状等に藍染め繊維加えて返した料紙用いた供養経であることを明らかにしている。このように千手寺本は、『法華経』の貴重な訓点資料であり、漉返し藍紙用いた現存希な供養遺品としても珍しい。

法華経〈自巻第二/至巻第七〉

主名称: 法華経〈自巻第二/至巻第七
指定番号 138
枝番 00
指定年月日 1952.11.22(昭和27.11.22)
国宝重文区分 国宝
部門種別 書跡・典籍
ト書 寿永二年運慶願経
員数 6巻
時代区分 平安
年代 1183
検索年代
解説文: 平安時代作品

法華経


法華経〈五百弟子受記品/〉


法華経〈巻第三/〉


法華経


法華経〈巻第八残巻/万里小路宣房筆〉

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書跡・典籍:  法華経  法華経  法華経  法華経  法華経分別功徳品  法華経勧発品  法華経化城喩品

法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 01:05 UTC 版)

法華経(ほけきょう、ほっけきょう、: Saddharma-puṇḍarīka-sūtra[1])は、大乗仏教(密教も含まれる)の代表的な経典。大乗仏教の初期に成立した経典であり、法華経絶対主義、法華経至上主義、登場人物の開発や徹底的なフィクション、表現において独自性を持っている。カルト的という特色を持つ一方で、誰もが平等に成仏できるという仏教思想が説かれている[2]。また法華経は、あらゆる民間信仰、土着信仰を取り込んできたため、矛盾する思想が混在している。般若経典や華厳経などの経典群と呼ばれるものは、追加・増広される事によって成立した膨大なお経であり哲学的である、しかし法華経や阿弥陀経などは仏教的ではなくキリスト教に近い。阿弥陀仏は救世主的であり、法華経は、その性質上バイブルと言ってもいい。特に法華経は布教こそが最大の菩薩行となっている。 聖徳太子の時代に仏教とともに日本に伝来した[注 2]。複数ある漢訳の中では鳩摩羅什によるものが特に普及しており[3]、その訳名は妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)で、この略称が「法華経」である。


注釈

  1. ^ 法華経の 現代の解説書にはしばしば、このような写真とこのような主旨の解説が添えられている。
  2. ^ 聖徳太子によって著されたとされる法華経の注釈書「法華経義疏」は、三経義疏の1つである。
  3. ^ 経の字をはずすと「法華」になるが、これは一般に「ほっけ」と発音する。
  4. ^ サンスクリット語版『法華経』を日本語に訳した仏教学者の植木雅俊も、鳩摩羅什訳の正確さを高く評価している。植木は、岩波文庫版『法華経』(1976)の岩本裕訳には誤訳が多いこと、岩本が誤訳した箇所についても鳩摩羅什は正確に訳していることを、具体例を挙げて詳述している。植木雅俊『法華経―梵漢和対照・現代語訳』(上・下、岩波書店、2008)、および植木雅俊「絶妙だった鳩摩羅什訳―サンスクリット語から『法華経』『維摩経』を翻訳して―」(創価研究第7号、2014)を参照。いっぽう「優れたといっても、サンスクリット語原本に忠実な訳というわけではなく、漢文として読みやすいという方がより正確であろう。方便品末尾の十如是など、鳩摩羅什の創意により原本にない文章が付け加えられた所もある。(岩本・坂本1976)」という見解もある。
  5. ^ この28品が法華経成立当初から全て揃っていたかどうかは後述の成立年代についての議論の通り、疑問だが、少なくとも智顗の説は28品全てがはじめから揃っていたことを前提として展開されている。岩本・坂本1976。これに対して吉蔵の『法華義疏』「論品有無」は提婆達多品が欠けていたのを最終的に真諦の訳で補われたと記しており、これは竺道生法雲の注釈書、更に聖徳太子の『法華義疏』も提婆達多品が欠けているからも、鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』は何らかの事情で提婆達多品が訳されなかったか欠落して27品になっていたと考えられる。井上亘は智顗の説でも南岳禅師こと慧思が諸本を対校してこれを正したとしていることから、慧思が真諦訳の提婆達多品を補って本来あるべき28品に正し、それが隋による天下平定後に中国全土に広まり、遣隋使に随行した僧侶が28品揃った経典を日本に持ち帰ったとしている[9]。また、闍那崛多訳によって提婆達多品が付け加えられ、現在の全28品構成となったとする説もある。闍那崛多訳が『添品妙法蓮華経』と呼ばれるのはこのためであるという。ただし、闍那崛多訳では「提婆達多品」という独立の章を立てずに「見宝塔品」の後半に編入される形をとっている。同様に「観世音菩薩普門品」の偈頌も当初は鳩摩羅什訳にはなかったが、闍那崛多によって訳出されたものが鳩摩羅什訳に移入されているとされる[10][11]

出典

  1. ^ 精選版 日本国語大辞典「法華経」、小学館。
  2. ^ NHK 100分de名著 法華経[新]第1回「全てのいのちは平等である」2018年4月2日放送。新版・NHK「100分de名著」ブックス、2021年6月
  3. ^ 三枝充悳日本大百科全書(ニッポニカ)「法華経」、小学館。
  4. ^ 植木雅俊『仏教、本当の教え』中公新書、2011年、82-97頁。
  5. ^ a b 植木雅俊、「Saddharmapundarika の意味」 『印度學佛教學研究』 2000 年 49 巻 1 号 p. 431-429, doi:10.4259/ibk.49.431, 日本印度学仏教学会
  6. ^ 中文维基文库『妙法蓮華経』
  7. ^ 植木雅俊『法華経とは何か:その思想と背景』中公新書、2020年
  8. ^ 平岡聡「法華経の成立に関する新たな視点:――その筋書・配役・情報源は? ――」『印度學佛教學研究』第59巻第1号、日本印度学仏教学会、2010年、390-382頁、doi:10.4259/ibk.59.1_390ISSN 0019-4344NAID 110008574399 
  9. ^ 井上亘「御物本『法華義疏』の成立」古瀬奈津子 編『古代日本の政治と制度-律令制・史料・儀式-』同成社、2021年 ISBN 978-4-88621-862-9 P212-223.
  10. ^ 坂本 幸男、岩本 裕 『法華経〈上〉』 岩波文庫、1976年 P421-428.
  11. ^ 金岡 秀友 『仏典の読み方』 大法輪閣、2009年 P129-135.
  12. ^ 日蓮は「月水御書」(月経中でも仏典を読誦してもよいのか、という女性信者からの質問に対する回答の手紙)の中で「法華経は何れの品も先に申しつる様に愚かならねども、殊に二十八品の中に勝れてめでたきは方便品と寿量品にて侍り。余品は皆枝葉にて候なり」「寿量品・方便品をよみ候へば、自然に余品はよみ候はねども備はり候なり。薬王品・提婆品は女人の成仏往生を説かれて候品にては候へども、提婆品は方便品の枝葉、薬王品は方便品と寿量品の枝葉にて候。されば常には此の方便品・寿量品の二品をあそばし候て、余の品をば時時御いとまのひまにあそばすべく候」と述べている。日蓮系の仏教が日々の勤行で方便品と寿量品を読誦する根拠となっている。
  13. ^ 妙法蓮華經廣量天地品第二十九 (No. 2872 ) in Vol. 85
  14. ^ 妙法蓮華經馬明菩薩品第三十 (No. 2899 ) in Vol. 85
  15. ^ 『更級日記』原文「夢にいと清げなる僧の、黄なる地の袈裟着たるが来て『法華経五の巻をとく習へ』といふと見れど、人にも語らず。習はむとも思ひかけず。」
  16. ^ 『(改正略解)法華経要品訓読』明治20年9月20日御届/同21年6月再版/同37年9月譲受、元版人・須原屋茂兵衛、譲受発行人・鈴木荘次郎、印刷人・三功舎 鈴木耕太郎
  17. ^ a b c d 『哲学 思想事典』岩波書店、1998年、pp.1485-1486 【法華経】
  18. ^ 苅谷定彦『法華経一仏乗の研究』1983
  19. ^ 『法華経の成立と思想』1993
  20. ^ 松下博宣第6講:語られ得ぬ法華経の来歴 | 日経クロステック(xTECH)
  21. ^ Lopez 2016, p. 7.
  22. ^ 法華経の成立 (広済寺ホームページ)
  23. ^ サンスクリット版縮訳, p. 421-422.
  24. ^ 宮本正尊 編『大乗仏教の成立史的研究』(昭和29年) 附録第一「大乗経典の成立年代」
  25. ^ 渡辺照宏『日本の仏教』岩波新書 青版、2002年6月12日、188頁。ISBN 978-4004121510 
  26. ^ 植木雅俊訳『梵漢和対照・現代語訳 法華経 (上)』岩波書店、pp.593-595
  27. ^ チベット仏教書籍のご紹介
  28. ^ 藤谷厚生, 「金光明経の教学史的展開について (PDF) 」『四天王寺国際仏教大学紀要』 平成16年度 大学院 第4号 人文社会学部 第39号 短期大学部 第47号, p.1-28(p14), NAID 110006337539
  29. ^ 法華経は佛教の生命「仏種」である。第2章 第2話 法華宗真門流
  30. ^ ミステリーな日蓮 #005〈唱題で、法華経の再興を目指す〉 | 論創社
  31. ^ 大南龍昇, 「大乗経典のゴーストライター」『印度學佛教學研究』 1991年 39巻 2号 p.524-529, 日本印度学仏教学会, doi:10.4259/ibk.39.524, NAID 110002661557
  32. ^ 『法華経』成立の背景 | NHKテキストビュー
  33. ^ 柴田章延 2013, p. 32.
  34. ^ 「『法華経』─仏教研究の要」 M・I・ヴォロビヨヴァ = デシャトフスカヤ/江口満 訳 東洋哲学研究所創価学会
  35. ^ 柴田章延 2013, p. 34.
  36. ^ 松原正剛の千夜千冊・梵漢和対照・現代語訳「法華経」岩波書店 2008[訳植木雅俊]」閲覧日2022年4月3日
  37. ^ 岩波新書『日本の仏教』岩波新書、p.178
  38. ^ 植木雅俊『今を生きるための仏教100話』平凡社新書、2019年、pp.237-238
  39. ^ 植木雅俊『今を生きるための仏教100話』平凡社新書、2019年、p.249
  40. ^ 坂本幸男・岩本裕訳注『法華経』岩波文庫(上中下)、1976年
  41. ^ 植木雅俊「絶妙だった鳩摩羅什訳―サンスクリット語から『法華経』『維摩経』を翻訳して―」(『創価教育』pp.27-61、2014年3月16日)
  42. ^ 橋爪大三郎・法華経はどこが、最高の経典なのか、橋爪大三郎・植木雅俊共著『ほんとうの法華経』紹介より(ちくま新書、2015年)



法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:11 UTC 版)

「幸福」の記事における「法華経」の解説

仏教経典一つ『法華経』第二章にあたる「方便品」において、「衆生を饒益(にょうやく)し安楽ならしめたもう所多き」、つまり全ての人々真の幸福と安楽のために『法華経』は説かれたのだ、とされている。別の言い方をすると、一切衆生成仏が、仏がこの世出現した最大究極目的である、としているのである。そして『法華経』第十五章にあたる従地涌出品(じゅうじゆじゅっぽん)には、釈迦如来説法をしていたときに大地割れ、そこから無数の菩薩涌き出てくる情景描かれている(この菩薩を「地涌の菩薩じゆのぼさつ)」と呼ぶ)。これらの菩薩は、釈迦亡き後末法の世において仏法護持して広めてゆく存在であるが、この「地涌の菩薩」とは、他でもない我々普通の人間のことをあらわしており、民衆ひとりひとり立ち上がり、他の人々までも幸せにしてゆく情景オペラさながらの手法で描かれているのである宮沢賢治は『法華経』の学びから「世界ぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」(『農民芸術概論綱要序論)を得た

※この「法華経」の解説は、「幸福」の解説の一部です。
「法華経」を含む「幸福」の記事については、「幸福」の概要を参照ください。


法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/02 22:10 UTC 版)

二乗」の記事における「法華経」の解説

法華経では、二乗の者も本菩薩であるという開会立場をとり、二乗成仏説く

※この「法華経」の解説は、「二乗」の解説の一部です。
「法華経」を含む「二乗」の記事については、「二乗」の概要を参照ください。


法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 05:31 UTC 版)

中道」の記事における「法華経」の解説

法華経の化城喩品では、三界中にある分段生死と、三界超えて外にある変易生死との中間中道という。

※この「法華経」の解説は、「中道」の解説の一部です。
「法華経」を含む「中道」の記事については、「中道」の概要を参照ください。


法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:11 UTC 版)

五障」の記事における「法華経」の解説

提婆達多品』では、女人の身に五障ありて、五の障(さわり)離れねば、女身転じがたきとされ、下文次いで如何ぞ速やかに成仏を得んや」と説いた。 又女人身猶有五障一者不得作梵天王二者帝釋三者魔王。四者轉輪聖王。五者佛身。(また女人身に五障有り一に梵天王となることを得ず、二には帝釋。三には魔王。四には転輪聖王。五には佛身) — 鳩摩羅什訳 『妙法蓮華経提婆達多品 上の一節シャーリプトラ長老菩提成就したという龍女告げた文言である。女性の身で正覚得たことが受け入れられないというシャーリプトラ目の前で、彼女は釈迦如来宝珠献上する。そして宝珠献上する動作よりも速く成仏証すると語る。すると龍女がたちまちのうちに男性へと変じたサンスクリット本では女性器消えかわりに男性器生じる、という描写になっており、五者佛身にあたる部分は「ひるむことのない求法者の地位となっている。この後龍女南方無垢(ヴィマラー)世界向かい、そこで仏となって仏身現れる三十二相八十種好備えた姿を明らかにした。この場面から『法華経』は「女人成仏」を説く仏典みなされた。

※この「法華経」の解説は、「五障」の解説の一部です。
「法華経」を含む「五障」の記事については、「五障」の概要を参照ください。


法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/24 13:58 UTC 版)

薬王菩薩」の記事における「法華経」の解説

法華経・薬王菩薩本事品では、薬王菩薩前世は、一切衆生喜見菩薩といい日月明徳如来(仏)の弟子だった。この仏より法華経を聴き、楽(ねが)って苦行し、現一切色身三昧得て歓喜して仏を供養し、ついに自ら香を飲み身体香油塗り焼身した。諸仏讃嘆し、その身は1200歳まで燃えたという。命終して後、また同じ日月明徳如来の国に生じ、浄徳王の子化生して大王教化した。再びその仏を供養せんとしたところ、仏が今夜般涅槃することを聞き、仏より法及び諸弟子舎利などを附属せられた。仏入滅後、舎利供養せんとして自らの肘を燃やし、7万2千歳渡って供養したという。 妙荘厳王本事品では、昔、宿王華如来出世時に妙荘厳王と浄徳夫人に、浄蔵浄眼二子があり、浄蔵が今の薬王菩薩浄眼が今の薬上菩薩それぞれの前世であることを説いている。

※この「法華経」の解説は、「薬王菩薩」の解説の一部です。
「法華経」を含む「薬王菩薩」の記事については、「薬王菩薩」の概要を参照ください。


法華経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 16:13 UTC 版)

広宣流布」の記事における「法華経」の解説

妙法蓮華経薬王菩薩本事品第二十三には、「是故宿王華 以此薬王菩薩本事品 嘱累於汝 我滅度後 後五百歳中 広流布閻浮提 無令断絶 悪魔魔民 諸天 龍 夜鳩槃荼等 得其便也」とある。

※この「法華経」の解説は、「広宣流布」の解説の一部です。
「法華経」を含む「広宣流布」の記事については、「広宣流布」の概要を参照ください。

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