富永仲基とは? わかりやすく解説

とみなが‐なかもと【富永仲基】

読み方:とみながなかもと

[1715〜1746]江戸中期学者大坂の人。字(あざな)は子仲。号、南関・謙斎。儒学仏教・神道精通。これらに歴史的実証的批判加えた。著「出定後語(しゅつじょうこうご)」「翁の文」など。


富永仲基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 20:16 UTC 版)

富永 仲基(とみなが なかもと、正徳5年〈1715年〉- 延享3年8月28日1746年10月12日〉)は、江戸時代大坂哲学者、町人学者思想史家懐徳堂の学風である合理主義・無鬼神論[1]の立場に立ち、儒教仏教神道を実証的に研究した。彼の学問は、思想の展開と歴史言語民俗との関連に注目した独創的なものといわれている[2]


  1. ^ 鬼=幽霊や妖怪 は存在しない、という考え方
  2. ^ a b Web懐徳堂 懐徳堂の人々 町人学者 富永仲基(とみながなかもと) 1715~1746
  3. ^ a b 水田紀久 「富永仲基 とみながなかもと」世界大百科事典
  4. ^ 富永仲基(とみながなかもと)[リンク切れ] 日本大百科全書(小学館)
  5. ^ 富永仲基【とみなが-なかもと】デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
  6. ^ 島薗進, 「宗教学の成立と宗教批判 : 富永仲基・ヒューム・ニーチェ(<特集>宗教批判の諸相)」『宗教研究』 82巻 2号 2008年 p.223-245, doi:10.20716/rsjars.82.2_223
  7. ^ 「江戸の思想家 響く音楽論」日本経済新聞 2007年1月18日
  8. ^ 日本の名著18「富永仲基」 - ISBN 4124003587
  9. ^ 東華随筆-「 仲兄・謙斎、資質清潔にして言少く夷斉に似たる気象あり。第一至孝の人にてその行思わば未だ涙のたまるる事ども多し。仲兄の事は人未だ知るに及ばざるゆえ、ここに記しおくなり。阿私して称誉するにあらず... 賢者の気象あり... ただ性の急なるは病身短命のゆえなり」 「近代の仏教者―出定後語<富永仲基> 我が信念<清沢満之> (1967年) (日本の仏教〈第14巻〉) 」 - 脇本平也。


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