安土問答とは? わかりやすく解説

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安土宗論

(安土問答 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 08:09 UTC 版)

安土宗論(あづちしゅうろん)は、1579年(天正7年)、安土城下の浄厳院で行われた浄土宗法華宗宗論安土問答とも称される。織田信長の斡旋により、浄土宗の僧(玉念・貞安・洞庫)等と、法華僧(日珖・日諦・日淵)等の間で行われた。


注釈

  1. ^ 下総弘教寺住職(デジタル版 日本人名大辞典+Plus『貞安』)、後に大雲院(銅閣寺)開山。
  2. ^ 現・近江八幡市。開山は玉念。
  3. ^ 浄土宗の開祖法然が選択集で、聖道門・雑行を捨てよ、閉じよ、閣(さしお)き、抛(なげう)ち、称名念仏に帰依する様に主張したと日蓮が浄土宗を難詰したこと。
  4. ^ ここに「法華云ふ」が入らないと意味が通じない。大田牛一が入れ忘れたとするのが通説。
  5. ^ 法華三部経法華経の開経とする無量義経で、釈迦仏が「四十余年、説法をしたが未だ真実は顕していない」と説いたとされること。
  6. ^ この発言の真意は、五時のうちの方等時で説いた「妙」を捨てるかどうかと問うている(この法論の最大のポイントなので、後述)。
  7. ^ なお、この証文は後に豊臣秀吉が法華宗側に返却した。以て法華宗は再び折伏活動をする様になったと伝えられる。

出典

  1. ^ 信長公記 巻之下 (我自刊我本)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ 河内 2013, p. 245.
  3. ^ a b 河内 2013, p. 242.
  4. ^ 田中 1920, p. 67.
  5. ^ 田中 1920, p. 68.
  6. ^ 林 1933.





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